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No.39319の一覧
[0] [自作ポケモンSS]スティールハート[ロロ](2014/01/24 21:08)
[1] [自作ポケモンSS]スティールハート その2[ロロ](2014/01/25 00:01)
[2] [自作ポケモンSS]スティールハート その3[ロロ](2014/01/25 19:32)
[3] [自作ポケモンSS]スティールハート その4[ロロ](2014/01/28 20:31)
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[39319] [自作ポケモンSS]スティールハート
Name: ロロ◆cd220f1c ID:abfc4d53 次を表示する
Date: 2014/01/24 21:08
「道が判らない?なら、自分を信じて進め。」
父親の言葉だ、今も鮮明に覚えている。
父親がいなくなって3年が経った。
いなくなった当時は、家庭に大きな穴が空いてしまったようであったが、時間が全てを埋めてしまった。
母親ももう気にしていないのか、それとも忘れてしまったのか、父親のことを何も言わなくなった。

「父さん、俺、今日ポケモントレーナーになるんだ。」
父親はいないが、父親が残してくれたもの、彼が愛用していた作業帽に声をかける。
傍から見ると間抜けに見えるかもしれないが、これが日常である。
「母さん!行ってくるよ!」
何かをしていて忙しいのだろうか、母親からの返事はない。
しかし、俺は大きく息を吸い込み、玄関を出た。





「シンジョウ博士!ポケモンをもらいに来ました!」
「やぁシン君、よく来たね!」
シンジョウ博士、俺の住んでいる町に研究所を開いていて、ポケモンの進化の研究をしている。
かなりの変わり者で、ジュンエツタウンの名物となっている。
「シン君も12歳か...時間が流れるのは早いものだね。」
「そうですね、それよりもポケモンをください。」
俺は今日4時に起きて、待ちくたびれているのだ。
「はは、そうだね、待たせてもしょうがない、さぁ、これが君のパートナーだよ。」
そう言って博士はモンスターボールをくれた。
「これが...相棒...!!」
心底嬉しい。
「博士!どんなポケモンが入っているんですか!?」
「ふふ、呼んで見ればわかるよ、さぁ、思い切り、呼んでごらん!」
「よーし...!!でておいで!!」

リリーッ!!!

ギュッ!!

抱きついてきた。
「この子名前なんて言うんですか!?」
「えっ...知らないの...?」
「マイナーなポケモンの名前は知らないんです!」
「マイナーって...その子はリオル、人間が大好きなポケモンよ。」
「思い出した!ルカリオの進化前の!」
グシグシと頭を撫でる。
リオルは気持ちよさそうだ。
可愛いなこいつ。
「さて、と、ポケモン図鑑なんて立派なもの持ってないから渡せないけど、君には必要ないよね?」
「ええ、大体のポケモンの生息地は解明されている世の中ですからね。」
伝説のポケモンだとかはまだ解明されていないが、そもそも伝説レベルなのだから解明する必要もない、したくもない。
一昔前、といっても俺が生まれた頃の話だが、各地方の博士達が派遣したポケモントレーナー達が世界中を駆けずり回ってポケモン図鑑を完成させたらしい。
まぁ今となってはポケモン図鑑などは誰も持っていない。
その代わりに、ポケモンバトルなどのポケモンに関するレジャーが盛んになっている。
ポケスロンなどを筆頭に、ポケモンの文化は加速する一方だ。
「君は、ニホンのチャンピオンになるのだろう?」
「はい、俺はここのチャンピオンになります。」
ルカリオを撫でながらそう答える。
ニホン地方には10を超えるジムがある、そのうちの8つのジムを制覇したものがポケモンリーグに参加することができる。
「さて、それじゃあまず君が向かうべきは、ヒガシニホンのトネジムかな。」
ジムリーダーはウィングス、氷、ゴーストタイプを主に使うジムリーダーだ。
中性的な見た目をしているが、男性らしい。
「そうですね、近いですし。」
「それじゃあ君の門出だな、さぁ、これから君が行く道は長く苦しいかも知れない、だが諦めてはダメだよ、そばにいつもポケモンがいることを忘れないで。」
「はい!判りました!」
半ば聞いていなかったが、きっといいことを言っていたのだろう。
「それでは、汝に幸あれ。」






「そういえばお前いつの間にルカリオに...」
「ガルルッ!!」
こいつ懐いたら進化するんだっけ、撫でただけなのにたまげたなぁ。
誰もいない林道を行く。
行先は、ヒガシニホン地方、トネシテイ
ワクワクする、ポケモンバトルは仮想空間のバトルで基礎は身につけてはいるものの、実戦はしたことがない。

ガサササッ!!
やせいの プラスルが とびだしてきた!

「お、初めての野生ポケモンか!」
こういう場合はまずはこちらのポケモンを繰り出す。
「頼んだ!ルカリオッ!!」
「ガルルル!!」
コイツ何覚えてるんだ、分からねぇ。
「取り敢えずインファイト!!」
「ガルルッ!!」

バシィッ!!

やせいの プラスルは たおれた!

「はっけいじゃねーか。」
「ガウッ!!」
「レベルが足りないのか...先は長いな...」


「取り敢えず確認した技は、はっけい、ラスターカノン、ボーンラッシュ、わるだくみか。」
性格はたぶん無邪気、まぁ両刀で確定だろう。
「ガウッ!ガウッ!」

ルカリオは インファイトを おぼえたい!

「おっ、はっけい消してインファイト覚えろ。」

ルカリオは インファイトを おぼえた!

「やったぜ。」
ポケモンは自分と同じタイプの技を使うことで、技の威力が上昇する。
インファイトの基本威力は120、タイプ一致で180だ。
そしてルカリオというポケモンは攻撃と特攻が高く、物理特殊共に得意なポケモンだ。
なのでタイプ一致技でゴリゴリ押していくのが基本戦術だろう。
「さて、ルカリオ一匹じゃ心細いしな、仲間を増やそう。」
この辺に確か釣り堀があったはず。
そこでコイキングを釣ろう。


「一回500円だよ。」
「判りました。」
一回の基準がよくわからなかったが、取り敢えずコイキングを一匹捕まえた。
「さてルカリオ、新しい仲間だぞ。」
ルカリオにコイキングを見せると、なんだか頼りないものを見るかのような目でコイキングを見つめた。
「まぁまぁ、こいつは進化すると化けるから、進化したら、お前の弱点を補ってくれる凄い奴になるんだぜ。」




「ギャラドスってこんなにでかいのか...」
「ガァァァッ!!」
笑顔だが痰が絡んでるみたいな声なので怖い。
しかし6.5mとは大きいな、ルカリオも口を開けて唖然としている。


しかし、なんやかんやしていたらお日様が2週ほどしていた、どうやら2日徹夜でレベル上げをしていたらしい。
「トネシティ、ここか...」
整備が行き届いた、とても綺麗な街だ。
「ポケモンセンター...ポケモンセンター...」
ギャラドスに水をぶっかけられたり、野生のジグザグマに砂をかけられたりしてたので、全身泥まみれである。


「こんばんは!ポケモンセン...ターにようこそ。」
ジョーイさんが泥まみれの俺を見て口の端を引きつらせる
「この子達の回復をお願いします、俺は疲れたので仮眠を取らせてください。」
「は、はい...」
若干引きつった声で仮眠室まで案内してくれた






続きます、次回も仲間を探しに奔走します



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