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No.38976の一覧
[0] 昨晩見た夢が怖かった[はなも](2013/12/01 19:04)
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[38976] 昨晩見た夢が怖かった
Name: はなも◆5731e3d3 ID:98c2c70e
Date: 2013/12/01 19:04
悪夢…
昨日の出来事。夢ではなかった…

昨日、俺は警察に出頭させられた。
車で30分程度はなれた郊外の空き地へこの女刑事に同行させられた。
そこには警察官らしき人物が数人おそらく監査官もいただろう。
俺を見るや手招きをする、鑑査官達。
空き地に着き俺は指示に従う。
「これ貴方ですよね?」

白いシーツにかぶされた物体を見せられる。
それは首のない死体であった。

俺は腰を抜かしその場に尻餅をついた。
「お、俺?」
ジーパンにTシャツを着た首なし…
「なんで?俺?」
俺は混乱していた。
俺は生きている……
「これに見覚えはないか?北野祐二」
一人の刑事がなにやら手帳らしきものを俺に見せる。
俺の運転免許証。
それに俺の財布、車の鍵。
そんな馬鹿な…
「俺持ってますよ」
あわてて財布を取り出す、ついでに免許も鍵も刑事に見せてやった。
「やっぱり…」
刑事はそう言い放ち、口を開き始めた。
「まさか本当に生きていたなんて信じられん。念のため君の家に連絡した時は驚いたよ。」
母親が電話対応したらしいのだが、その日俺は家で朝飯を食っている最中だった。
確認のためか…やっと理解できた。
「しかし、何で又、君の物を偽造せにゃならんのかね?」
刑事はタバコを咥えつつ頭を掻き毟る。
「ちょっときてください」
刑事は監査に呼ばれ、俺と女刑事を残し、死体現場に戻っていった。
「あの俺帰れないの?」
「ごめんなさいもう少し待ってください。こんな事今までに無かったケースだから…」
女刑事に不安全開の俺は恐る恐る尋ねてみるが…やっぱり素直に帰えしてはくれないか…
その場にしゃがみ込みタバコに火をつけ50メートルほど離れた現場に目を向けるが…ん
なんだ?
さっきの刑事があわててこちらにめがけて突っ込んできた。
「あ、あんた今日ここ来る前に何か買わなかったか?」
あ、そういえばコンビニよったんだっけ。
「ああ、朝飯途中で連れ出されたからコンビニでおにぎり買ったんですが?それが?」
それを聞き青ざめながら二枚のレシートを俺に差し出した。
買った品物、買った時間、値段、店。全てが一致していた…
それも死体の持っていた偽財布と、俺の財布にあったレシート…
「一体何なんだあんたちょっともう一回見てくれ」
俺の袖を引っ張り俺は又現場に連れて行かれる。
が…
刑事と俺は死体が起き上がって動き出しているのを目の当たりにして呆然とする。
「け、刑事さん?あれ死んでますよね?」
「あ、ああ、死体だよな?」
じゃああれはいったいなんなの?
首なしがすっくと立ち上がり俺と刑事の所にゆっくり歩み寄る。
そして俺の目の前で立ち止まり…俺を指差す。
…俺、北野祐二は、明後日深夜1:25分喫茶アランの交差点で殺される…
「しゃべった!?」
刑事が咥えていたタバコをぽとりと落とす。
…変えてくれ…頼む…

「うわぁぁぁ」
俺は自室で絶叫していた。
はぁ夢か…嫌な夢を又見たものだ。

……あくる日……


「祐ちゃんお客さんだよ」
母親に呼ばれ、二階の自室にいた俺は、玄関までの階段を下りる。
…嫌な夢を見てしまったものだ…
そう思いながら、私服の客人に目を向け、俺は仰天した。
「あ、あんた昨日の?」
俺は、恐る恐る尋ねる。
目の前にいたのは昨日俺が、睡眠時に見た夢の中に出てきた女刑事であったからだ。
「覚えていますか?昨日の事」
俺は愕然とした。
まさか、本当だったとは……
「明日になりましたね?」
「昨日の事って本当なのか?」

彼女から詳しいことを聞くことにする。
どうやら昨日の一件彼女以外誰も覚えていなかったらしい。
俺と同じくベットで目覚め、夢だと確信していたらしいのだが。
その後、興味本位で調べていたところ、俺の存在が全て一致。
不審になり家へ来たらしいのだが。

「やっぱり本当だったんだ。昨日の出来事」
彼女はそういいながら、靴を脱ぎ。
「お部屋に案内してもらって良い?」
何しに来たんだ…
呆然としてる俺を見て察したのか彼女はこう言い放つ。
「もしあれが、夢じゃなかったら貴方は今日、日が変わり明日1:25分喫茶アランの交差点で殺される」
あ、いまやっと現実に戻る。
今正午過ぎ。
もう時間があまり無かった。
「今日明日と非番を取りました、念のためですが私が保護いたします」
彼女は、俺に敬礼をした。



ダイイングメッセージ…死の間際に残すメッセージ
…俺、北野祐二は、明後日深夜1:25分喫茶アランの交差点で殺される…

「じゃあ、行かなければ良いじゃんそんなの」
俺は自室のベッドに腰掛けている女刑事に問いかけた。
「まぁ、たぶん行かなければ良いんでしょうね…行かなければね」
彼女もやはり同じことを考えているようだ。
行かなければいい、しかし、こういう場合…
「行く羽目になるんだろうなぁ」
俺はボソッと呟く。
「まあね…」
はぁ…
「ちょっと着替えてくる」
俺は、一階にある風呂場で着替えをすることにしたのだが…
「か、母さん…これしかないの?」
「ああ、全部洗濯しちゃったから今日はそれで勘弁してね」
マジですか…
ジーパンにTシャツ…
「パジャマも洗濯しちゃうから早く着替えなさい」
あーもうどうにでもなれ!
とりあえず又死に一歩足を踏み入れたか…


ブハッ
彼女は俺の格好を見て飲んでいたコーヒーを鯨のごとく天高く吹き上げた。
「あ、あ、その格好…」
「いやこれしかなかったんだと」
はぁ、とため息一つつく彼女。
「こりゃ、逃げられないのかなぁ」
うーむ。
「やっぱここでじーっとしてたほうがいいのでは?」
俺はここで時間を待つ。という案を彼女に提示する。
「それがいいかもね」
彼女も俺の案に賛成した。
まぁ、このまま時間オーバーすれば矛盾も出るしこれでいいんではないのかと。

時間が過ぎる…何もするでもなくただ二人して漫画などを読んでいる…

深夜0時を過ぎた辺りで妙な胸騒ぎがしだした。
「なんかおかしくない?」
何かに締め付けられそうになる圧迫感。
「うん」
俺と彼女は、ちょっとだけ外の状況を確認しようと一階に降りたのだが
こんな時間に母の寝室が明々としていた。
「あれまだ寝てないのか?」
一応外に出るので連絡だけしておこうとドアをあけた。
「な!」
部屋には母が二人。
しかも片方の母がもう一方の母の首を絞めているではないか。
「あ、」
首を絞めてる母が俺に気がついたのか俺に目を向けたその瞬間。
パンと乾いた音とともに首が無くなった。
え…
そして真っ白く輝くやその光はビュンと天高く舞い上がり姿を消してしまった。
残るは首を絞められていた方の母だが。
「あら?こんな遅くにどうしたの?」
「え、母さん今二人いなかった?」
「あら、私が二人もいるわけ無いでしょ?馬鹿いってないで早く寝なさい」
どうやら気がついてないのか忘れたのか?
覚えていないようだ……

「ちょっと、ちょっと」
影で見つからないように彼女に手招きする。
「今の見たでしょ」
彼女は先ほどの現象を目の当たりにしていたようだ。
「あれって?何?」
俺は問うのだが彼女がそれが一体何なのか分かるはずも無く…

「やっぱりいかない?喫茶アランの交差点へ」
彼女はそういうと財布と鍵と免許証を俺に渡す。
「え…俺に死ねというのですか貴方は」
「多分そうならないと思う」
(゜Д゜) ハア??
なんだその自信は……
「早く、間に合わなくなる」
え…なにに間に合わなくなるんだ?
っておいおい手引っ張るなよ……
結局交差点に向かう羽目になったか……
バイクにまたがり後ろに彼女を乗せ…ジーパンとTシャツ、財布に鍵に免許証。
コンビニのレシートのおまけと来たもんだ。
俺このまま首なくしちゃうのか?
交差点に付き、時間を確認する。
『1:20』
「そろそろ出るわよ」
彼女はそう言い放つ。
「え?何が出るの?」
彼女が指を指した方角に目をやるとそこには一人誰かが存在していた。
俺はゆっくりと近づき驚愕した。
「やあ、やっぱり来たね。俺」
そんな馬鹿な…
目の前にいたのは俺自身だった…
「さあ約束だ変わろうじゃないか」
何が起こってるのかさっぱりわからない。
もう一方の俺が俺の首を絞め始める。
「う、苦しいやめろ」
高らかに笑いながら俺の首を締め付ける俺。
「時間切れ」
気が遠のいていく傍ら彼女の声が聞こえてくる。
「あ、あ、あ、そんな馬鹿な…」
締め付ける強さが弱まった。
一気にその場から俺を俺は突き飛ばす。
「1時26分」
彼女は持っていた時計を突き飛ばした俺に見せつけた。
「この時計誰のかな?」
あ、その時計…
昨日の首なしも付けていた、俺も付けていた俺の時計。
いつ俺の腕から外したんだよ……
「そんな。そんなぁー」
パン
もう一方の俺は昨日のしたい同様首なしになる。
あ、さっきの母と同じ現象…
そして光り輝き天高く飛び去ってゆく…

「ほら、なんとも無かったでしょ?」

彼女はにこやかに答えるのだが…
俺にはまったく理解が出来なかった。

一体何なんだったんだ?

「これあげる」

彼女は自分の指に『はめていた』指輪をを俺に渡した。
「時間ないし、口封じられてるからあまり詳しく説明できない」
…何を言ってるんだ…
「私の名前は加藤洋子。それと弟がいるから聡って言うんだけどね」
「あの?話が見えないんだけど?」
その時気がついた。
彼女の姿が透けている。
「私変えられちゃったから」
え?
「お願い気がついてね」
そういい残し、彼女は跡形も無く消滅してしまった。

自宅に帰ってきた俺は玄関のドアを開ける。
そこには仁王立ちした母がいた。
「こんな遅くにどこに行ってたのそれもそんな格好で!」
俺は今日あった出来事を話したのだが…
そんなお客なんて来てないらしい。
そんな馬鹿な?
いなかったのか?最初から
そんなはずは無い、第一さっき受け取った指輪はしっかり手元に残ってる。
「早く寝なさい!」
母に怒鳴られ自室のベッドに腰掛け、指輪を眺めていた。
冷静になって今まであった出来事を考えてみる。

…変えてくれ…頼む…
俺の首なしが放った言葉
「私変えられちゃったから」
「お願い気がついてね」
彼女が残した言葉。
そして母に起こった現象と深夜に起こった同じ現象。
「この時計誰のかな?」
…俺の時計だよ…
「これあげる」
もらった指輪

!?
まさか……いや……そんなことがある訳が……
しかし、試してみる価値はありそうだ。
よし、明日実行するか。


次の日朝早く。

俺は警察署に向かう。
試してみたいことがあったからだ。

警察署に出向き、ある女性刑事を呼び出すことにする。
とりあえず身元がばれぬようサングラスと帽子をかぶり
「すいません、加藤洋子って言う刑事さんがいると思うんですけど」
受付で尋ねる。
「はい、いま署に居りますがどちら様でしょうか?」
「弟の聡と言います。ちょっとだけお話したいことがありまして」
受付はすんなりパスした。
待合室で待たされ、待つこと約20分
待合室の扉が開いた。
「聡ってあれ?いないじゃない」
間違いない。昨日俺に指輪を渡した本人だ。
「あーすいません」
俺は彼女に声をかけた。
「はい?どちら様でしょうか?」
彼女は俺の呼びかけに反応した。
よし!今だ!
「この指輪だーれのかな?」
俺は小指にはめていた指輪を彼女に見せた。
「あ、」
彼女は自分の指に付けている指輪に目を留める。
「お遊びはお仕舞いだよドッペルケンガーさんよ」
そう。
ドッペルケンガー
ちょくちょくファンタジーなんぞに出てくる化け物だ
自分と瓜二つの容姿をしつつ本人と存在を入れ替える。もしくは殺して摩り替わる。
ただ弱点がある。
それは、自分がドッペルケンガーだと言うことを第三者に知られてしまうこと。

…昨日母親に起こり俺に起こった現象…
母は俺にそして俺は女刑事加藤洋子に存在を知られ消滅した。

ならば今俺の目の前にいる彼女がドッペルケンガーならばどうなるか?

「なんで持っている?」
彼女の声が低い化け物のような声に変わってゆく。
「さあ?持ってたからしょうがないじゃない?」
「うあぁぁああぁぁあ」
彼女は苦しみだしそして分裂してゆく。
とうとう二人の女刑事加藤洋子が姿を現した。



この悲鳴に似たうめき声を聞いてか数人が待合室にやってきた。
「どうした、何事だ」


そこには女刑事加藤洋子が二人。
そして指輪をはめていない女刑事加藤洋子の手を取りこちらに引き寄せた。
「ふぅ、なんとか気がついたよ」
俺は彼女にそうそっと呟いた。


そして例の現象と共に光り輝き偽物は天高く舞い上がってゆく。


「お帰り」
俺は彼女に指輪を渡した。
「只今」
彼女は指輪を受け取った。


……さてwwwwwwwwwwwwww
俺はここで目が覚めた。
久しく夢は見ていなかったのですがw
こんなしっかりとした奇妙奇天烈な夢の大半を覚えていたことは珍しかったので
小説風にしてみました。
とりあえず話はめちゃくちゃです。
夢だからwwwwwww
見たまんまをそのまんま小説風にしましたw

o┤*´Д`*├o アァー
疲れた
トモダオレ(o_ _)人(_ _o)バタッ


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