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No.38436の一覧
[0] No title[Sku11](2013/09/06 23:49)
[1] no title[Sku11](2013/09/07 23:26)
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[38436] No title
Name: Sku11◆9a448ea6 ID:0448879d 次を表示する
Date: 2013/09/06 23:49
朝日が昇る、この瞬間に吸う煙草は格別だ。そんな風に紫煙を燻らす短髪長身の男はどこかのビルで、煙草をふかしていた。その雰囲気、眼光は何かを、誰かを逃さず見逃さないようだ。
すると、ふいに吸っていた煙草を途中で捨て、走り出し、追いついた
「久しぶりだなー。何度も何度もお前を殺すことだけを考えて、ようやく見つけたぜ。死ぬ準備は出来てるかよ?桐嶋ー」

「そんなに想っててくれて光栄だよ。僕も君に会いたかったよ、時鷹」


神足時鷹、それが彼の、この物語の重要な位置にいる人物の一人だ。それでは、彼についての背景について説明しよう。
彼は自他ともに認める天才であった。一度見た、習った事はすぐ出来てしまい、それ以上のことまでできる程で、ありとあらゆる分野でトップレベルと言えるほどだ
神足は、退屈していた。そう、それは全てが容易に想像できるほど彼の人生は彼にとって退屈以外の何物でもなかった。早くに人間と言う物を理解した彼は、対人関係にも困ってなかったし、そのキャラクター、ルックスからも常に周りは人で溢れていた。
誰もが憧れて欲しい物なのに、彼はそれに疲れていた。例えるなら、そう刺激を求めていたのだ。
しかし、それが彼のこれからを狂わせるとも知らずに。
始まりは、春の終わり、もう桜も散る頃に、小さな彼の前で何人もの人を殺し飛び散る鮮血の中で、まるで子供が楽しむかのように声高らかに笑っていた。
「オイ、アンタ。そんな笑いながら、よくこれだけ正確に人を壊せれるんだな。頭おかしいんじゃないのか?」

犯人 「そうだね。僕は頭がおかしいのかもね。しかし、そんなに幼いのによく僕が正確に人を殺してるってわかるんだね」

「んな事は家庭の医学辞典みれば簡単だろ。それとよーアンタさっき俺も殺そうとしたよな。」

犯人「そうだったかい。悪いね、いちいち殺される人間のことなんて見てないんだよ。残りは君だけのようだけど、君一人なら殺され方を聞いてあげるよ」

「そんな簡単でつまんねーこと聞くだけ無駄だぜ。なんかアンタと話してるとイラつくぜ」
そう言って、神足は飛び出した。
同じタイミングで犯人も動き出したことに驚いた。犯人も同じような顔をしてるようだ。
神足は少しだけ期待していた。こいつなら少しは楽しめるのではないかと。しかし、それは呆気ないほどすぐに幕を閉じたのだ
これが、神足と犯人との最初の邂逅であった。
この事件での犯人逮捕に貢献した神足は一躍有名になり、世間の盛り上がる熱とは対象的に冷めていた。それは一つの疑念からだ。犯人はワザと逮捕されたのではないか。そんな疑念が確信に変わるのも時間の問題であった。周りが受験シーズン一色の中、趣味のハッキングで自分が捕まえた犯人を調べていた。初めは退屈しのぎという気持ちであったが、調べれば調べるほどのめりこんでいった。なぜなら、犯人について何もわからいのだ。生い立ち、経歴、過去の犯罪歴。唯一、わかったのは名前だけであったが、まるで、存在しない人間のようだった。しかし、根拠はなかったが、犯人は過去にも、何かしらの犯罪に加担していると自信があった。そして、神足独自のデータベースからネットサーフィンで調べるうちに犯人がいくつかの大小を問わずに、それらの事件に関与してるのでは、と。冬に入り、受験も本格的になり警察のデータベースにハッキングして驚愕の事を知った。犯人が脱獄していたのだ。世間にも公表されずに、警察の人間でも一部しか知らないトップシークレットだ。この時に犯人の、桐嶋栄司を捕まえることを決めたのだ。

神足は高校進学せずに、誰にも何も言わずイギリスに渡った。何故かというと、ありとあらゆるデータベースにハッキングしイギリスの監視カメラに映る、桐嶋を見つけたのだ。
また、この際に持ち前のハッキング能力で経歴も偽造し、オックスフォードに入学した。なぜなら、首席で入ると、奨学金を返さなくていいからだ。
大学にも慣れてきた頃、毎晩の様に街に出ては、色んな犯罪をひっそりと防いでいった。そして、一年がすぎる頃にようやく、桐嶋に繋がる情報を得た。桐嶋はヨーロッパで1番凶悪なギャングチームの幹部である、ということを。
それからは、神足はこのギャングチームを凄まじいスピードで壊滅に追い込んでいった。
そして、二度目の桐嶋と出逢うときがやってきた


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