<このWebサイトはアフィリエイト広告を使用しています。> SS投稿掲示板

SS投稿掲示板


[広告]


No.37797の一覧
[0] PSP版三極姫2 真・曹操END?[李翼丘](2013/06/08 15:04)
感想掲示板 全件表示 作者メニュー サイトTOP 掲示板TOP 捜索掲示板 メイン掲示板

[37797] PSP版三極姫2 真・曹操END?
Name: 李翼丘◆289bbd90 ID:b7038a6f
Date: 2013/06/08 15:04
第一話? 
なお、曹操の世話をするため銀河と曹操は一緒に暮らしているという設定です

曹操が天下統一後に隠居して早3年、銀河たちは苦心の末に神医・華佗を迎え

華佗の治療と「五禽戯」と呼ばれる健康法により

曹操の肉体は平癒へと向かい、その祝いとして宴が催されていた・・・


夏候惇「・・・あの馬超の戦から早三年か、またこうして孟徳と共に
       
       宴を催す機会があるとはな・・・、なんと感慨深いモノか。」

夏侯淵「兄貴、そんなしっみたれた顔してると酒が不味くなる、

    もっと楽しめよ。」

曹操「そうだぞ惇、それとも私の料理では不服か?箸が進んでないではないか。」

夏候惇「そういう訳ではない、ただ少々・・・な。」

銀河「まぁ、確かにな・・・孟徳が元気になってからできたわけだしな。」

曹仁「孟姉が元気になってよかったよ、まさに「病は気から?」だな!」

曹洪「子孝、それを言うなら・・・・あってる。」

珍しく、曹仁が正しい事を言い、一同が困惑していると

郭嘉達、軍師が少し遅れてやってきた


荀彧「曹操様~来たよ~!」

郭嘉「きたよ~」

荀攸「曹操様、本日は御招き頂きまして、ありがとうございます。」

程昱「曹操様、御邪魔いたしますぞ。」

曹操「皆、畏まる必要はないぞ、極々親しい者しか呼んでおらんからな。」

曹操その言葉をきっかけに場の雰囲気が一気に砕け

皆、宴の料理なり酒を楽しみ、宴は大いに盛り上がった

郭嘉「曹操様、このごはんおいしい」

曹操「そうか、それは良かった、それはな老羊の肉をよく焼き

   臭みを抜ききったモノだ意外と手間がかかるのだぞ。」

荀彧「曹操様~、こっちは~?」

曹操「それは鳩の肉をブドウ酒で野菜と煮込んだものだ。」
 
料理の説明をし料理に箸をつけない曹操に銀河が聞く

銀河「孟徳、さっきから説明ばかりで食べてないが、大丈夫か?」

曹操「いや、この宴の準備に疲れたのか、少々食欲が無くてな・・・。

   だが、そうだな、頂くとしよう。」

そういって、曹操は肉饅頭に酢をかけ始めた・・・が、ちょっとおかしい

ダバーと、いやドバーと効果音がするほどにかけている・・・酢を。

夏候惇「孟徳、酢をかけ過ぎではないか?」

曹操「そうか?ここ数日食欲が無くてな、こうするとよく食べられるのだ。」

銀河「初めは俺も驚いたが、よく食べられてる様だし問題ないだろ。」

夏候惇「そうか、ならば別にかまわんが・・・」

そういっている間に、曹操はほぼ酢漬けになった肉饅頭を食べている

が、しかし、顔色がみるみる蒼くなっていく、ひどく気持ち悪そうだ。

銀河「孟徳、大丈夫か?やはり無理をしているんじゃ?」

曹操「心配は嬉しいがな銀河、少々吐き気を催しただ・・・うっぷ。」

銀河「孟徳!みんな孟徳を頼む!俺は華佗を呼んでくる!」

夏候惇「待て!銀河!俺が呼びに行く、お前は孟徳の傍に居てやれ。」

銀河を止め夏候惇が華佗を呼びに行く、その間俺たちは孟徳を着替えさせ

寝台に横にさせて休ませ、傍に寄り添った

そうこうする間に華佗がやってきた。

皆が心配そうにする中で診察を始める

華佗「ふむふむ。」

華佗は初めて曹操を看た時のように診察を行う、俺の脳裏には不安がよぎった

華佗「吐いたのは本日が初めてですか?」

曹操「ここ数日、気分は悪かったのだが吐いたのは今日が初めてだ。」

銀河「華佗殿、それで曹操の容体は!?」

華佗「はい、母子ともに健康そのものです。御心配なく」

華佗「それと、つわりは今回が初めてならひと月程ですな、しばらくは安静いですぞ、

   では失礼いたします。」

世界が停止・・・いや凍りついた・・・。

銀河(ぼし?ぼしってなんだ?し、は子供って意味だよな・・・

   だとしたら、ぼしって母子?)

その考えに行き着いた時、ふいに郭嘉が曹操に聞いた

郭嘉「曹操様、こどもができたの?」

曹操「ああっ・・・、どうやらそうらしい、おどろきだな。」

郭嘉「じゃぁね、こどもってどうやってできるの?」

郭嘉の純粋な問いにさすがの曹操も困惑を隠せないというか隠せてない・・・

曹操「んっ?そっそれはだなぁ・・・荀攸、郭嘉に説明してやってくれ。」

荀攸「ええっ!?はい、えっとですね、まず雄しべと雌しべが・・・」

郭嘉は「ふんふん」と聞いているが何かが間違っている気がする。

そんな感じで俺も落ち着いてきたがそれと同時に凄まじい殺気を感じる・・・

振り返ると夏候惇が凄まじい眼力で殺気を放っている。

殺気だけで人一人殺せそうだ・・・。

夏候惇「銀河?これはどういうことだ・・・?」

務めて冷静に聞いているようだが、殺気とあいまってとてつもなく怖い、

あえてもう一度言おう、とてつもなく怖い。

華佗はすでに帰ってしまい説明を聞く相手はいない、

だがこの状態を打ち破ったのは曹操だった

曹操「惇、そういう事だ、私の胎には銀河と私の子がいる。」

そう言い放った曹操に夏候惇は驚きつつも怒る

夏候惇「そういう事ではない!孟徳!!何を考えているのだ!!

    まだ二人は正式な婚礼も挙げてはいない!

    なのに子を作るなど!いったい何を考えているのだ!!」

夏侯淵「ちょっ、兄貴、落ち着けってば。」

夏侯淵が夏候惇を止めに入るが、

夏侯淵の静止などもはや夏候惇には届きはしなかった。

夏候惇「大体銀河!お前も何を考えている!

    確かに孟徳の身体のため、お前と一緒に暮らすことは許した!

    だが!子供を作ることを許したわけではないぞ!!
 
    そこに直れ叩っ切ってくれる!!!」

刀も無いのに人を殺せそうな殺気を放ちながら夏候惇が怒鳴る。

あわてて夏侯淵が夏候惇を羽交い絞めにして止める

夏侯淵「だから落ち着けって兄貴!兄貴!」

そんな様子を面白そうに見ながら曹操がいる

曹操「惇、胎の子を父なし子にするつもりか?
 
   むしろ、世継ぎが出来たのだ、祝福すべきではないのか?」

夏候惇「それとこれとは話が別だ!待て!どこに連れて行くつもりだ!」

皆が夏侯淵に協力し夏候惇を部屋から引きずり出す。

荀彧「それじゃあ、曹操様、お兄ちゃん、私達は帰るから、じゃあね~」

夏候惇「待て!まだ、話は終わっていないぞ!放せ!放せ!」

皆が帰った後、俺と曹操は再び二人っきりとなったが・・・、

何を話せばいいのか解らず沈黙が訪れる。

曹操・銀河「あっ、あのっ」

銀河「なっ、なんだ孟徳。」

曹操「ぎっ、銀河こそなんだ、先に話せ。」

曹操がこんなに声を裏ずらせるのも珍しい・・・が、意を決し俺は話す

銀河「もっ、孟徳!」

曹操「うぁいっ!」

銀河「そっ、その、子供が出来たな!」

曹操「あっ、ああっ!」

銀河「それでだな、孟徳!
   
   いっ、いい機会だしそのそろそろ、けっ、結婚!しないか!?」

曹操「銀河・・・。」

銀河「その、いままでお前の傍に居るだけで幸せだった、

   だが、新しい幸せが手に入るともっと幸せが欲しくなった。

   それに、ケジメはちゃんとつけなければならないからな!

   いっ、嫌なら別に良いが・・・・。」

銀河「その、孟徳、俺の名を貰ってくれるか?」

曹操「いいか、銀河、私は狼狽えてなどいない、少々突然で驚いただけだ。」

そういう曹操は明らかに狼狽えていた・・・。が、目を閉じゆっくりと目を開け

微笑んだ。

曹操「銀河、これから、また苦労をかけるが・・・いいか?」

銀河「あっ、ああっ!!」

目の前にいる自らが愛し自らを愛してくれた少女を銀河は生涯掛け愛そうと、

そう銀河は心に決めた。


ただ、銀河は知らないこの時の子が三つ子であることを、

曹操は歴史に残るほどの子だくさんであることを・・・・・・。

劇終

   






感想掲示板 全件表示 作者メニュー サイトTOP 掲示板TOP 捜索掲示板 メイン掲示板

SS-BBS SCRIPT for CONTRIBUTION --- Scratched by MAI
0.031102895736694