タクト達、銀河最強の夫婦(仮)が帰還してしばらく、EDEN銀河は、徐々にその落ち着きの色を取り戻していった。廃太子エオニアの帰還を火種とした、エオニア戦役から始まったここ1年以上の戦争は終結したのだ。
エオニアという敵が無人機という概念のブレイクスルーを登場させ、軍は壊滅的な打撃を受けた。多くの軍人が英霊となったが、その結果、古く固まった貴族たちによる利権構造を完全に瓦解させることになった。その皮肉はのちの歴史家が口をそろえて指摘するものだが、運命は伏線っていたのだから仕方ない。
そして、無数の艦隊を従えたエオニアを倒したのは、辺境の司令官であった当時若干22歳の大佐であった。名をタクト・マイヤーズ。先に触れた夫婦の片割れだ。彼が指揮するエンジェル隊と、とある『剣』により、破竹の勢いで敵を退けた。最終的に黒き月という古代文明の残した機械が糸を引いていたことがわかり、それをかろうじて撃破した。これがエオニア戦役である。
その半年後、今度は異種族との1年近くに渡る戦いが始まる。ヴァル・ファスク戦役である。黒き月のコアを回収し、資源物資を強奪。その資源により艦隊を構築し、本星に強襲をかけてきた先兵ネフューリア。彼女のその熾烈な侵略によって、多くの犠牲が出たものの、黒き月の管理者達が構築した対策により辛くも勝利を得た後は、敵種族の存在を本隊が攻め込む前に察知することができたという結果だけが残ったのだ。
そして、600年以上の因縁に終止符を打つための戦い。第二次ヴァル・ファスク戦役が本格的に始まった。第一次は先文明であるEDENとヴァル・ファスクの戦いであるが、第二次はその流れを汲むトランスバール皇国の戦いである。敵の熾烈な策により何度も窮地に陥るが、敵に捕らわれていた捕虜を、工作員が奪還に成功。それによって敵最終兵器への解答を得ることができ。ぎりぎりのところで勝利を得たのであった。
この物語はタクト・マイヤーズ。ミルフィーユ・桜葉が無事帰還し、しばらく経過した頃から始まる。
原稿用紙2枚にまとめるとすればこのような感じ。主人公は1文にのみ登場。
この物語は、拙作 僕と兄貴と銀河天使と の続編にあたります。
私の技量では
『前作を読まなくても大丈夫なように意識しますが、読んだほうが楽しめます』
といったレベルのものは無理であり、興味を持って頂いた方は、そちらから読み始めていただけると嬉しいです。
ギャラクシーエンジェル(ゲーム版)が、どうにもマイナーなようで、前作の感想掲示板を見る限り、原作を知らない人が多いようでした。(それでも楽しんでいただけたなら幸いです)
アニメ版は知っているという方は、キャラクター自体はエンジェル隊の容姿と声が同じで、性格は大人しくなり常識があり、死んでも生き返らない、空を飛ばない。とイメージしてください。大体あっているはずです。
Galaxy Angel Ⅱになると、さらに減ると思われます。ですので、なるべくフォローは入れていこうと思いますが、限界はあると思います。興味を持った方は、3本セットで中古で5千円あれば余裕で買えるはずですので、そちらを。小説版や漫画版も最近リバイバルで発売されましたのでお勧めです。
本作のジャンル的にはオリ主転生原作知識無し(なところまで来ちゃった)ですかね。
長くなってきたのであと3行で、この物語の説明を
主人公は、人外でチートレベルに強い。だがフラグが立たず、ホモ疑惑をもたれている
そんな彼が特殊な計画の一員として抜擢され、美少年に囲まれる。
数年後、美少女だらけの艦のクルーに。そこで運命の人と。
それではどうぞ、お付き合いください。
(ここから下は更新したら消します)
ようやっと時間が取れてきたので
少しずつ執筆再開します。
ペースは落ちますがのんびり行きます。
2013/5/09 テスト投稿
2013/5/11 投稿
2014/10/18 絶対領域の扉編 完結。ハーメルンでの投稿開始。
2015/5/4 追記