どうも才加(さやか)です。
チラ裏で短編を書いているのですが思い切ってここまで来ました。
上条さん×食蜂さんで、原作再構成モノです。
ある程度はストーリーに沿っていて、登場人物は基本原作基準ですが違う所もあります。
また食蜂さんの口調がおかしい事もあるかもしれません……
-------------------
Episode0、少女達は一喜一憂する。
「女王?」
秋更けて寒くなってきたこの季節、とある喫茶店での出来事。
縦ロールの少女は机の上で垂れてる食蜂の事を見て言った。
ここは第七学区にある学舎の園。
数揃うスイーツ系喫茶店でも一日中人の出入りが行われているこの「テラス・オペラ」という喫茶店で彼女たちは溜まっていた。
コンビニなどで地べたに座って溜まる不良とはレベルも品も違うが。
食蜂は好物のエクレアも手を付けず、紅茶があっても目も向けなかった。
甘いもの好きの食蜂が好物のエクレアにも絶賛してた紅茶にも反応しないとは、と派閥のメンバーも少し心配になった。
「上条当麻……」
「!?」
派閥のメンバーは顔を見合わせた。
食蜂操祈が、女王が男の名前を呟いた。
(そ、そんな女王が……)
縦ロールの少女は乾いた笑みを浮かべて溜息をついた。
カフェテラスで、常盤台の少女は一憂する。
そしてまた1人。通称、カミやん病の被害者となってしまったのかもしれない。