『 主 』 また、彼女の声だ。 『 主 』 あの日以来、俺の頭から離れない彼女の声。 『 主 』 いい加減お前が誰か教えてくんね? 『・・・・・・』 も~しも~し お留守ですか? 『・・・私は貴方だ』 いや、だからお前は誰なのよ? 『・・・貴方は私だ』 そんな事は何回もお前から聞いてるよ。 いい加減、教えろよ。お前の名前をよ。 『故に、貴方が変わらなければ私は変わらない』 『故に、私が変わらなければ貴方は変わらない』 だ~か~ら~、 お前h 『私の事は、貴方が良くわかっている』 『貴方も、私を良くわかっている』 はぁ? 『・・・だから、貴方は変わらないでいてほしい』 『貴方の世界を守る為に・・・』