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No.36040の一覧
[0] とある海賊[風参](2012/12/04 17:52)
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[36040] とある海賊
Name: 風参◆596af942 ID:1f297bfa
Date: 2012/12/04 17:52

「………一体ここはどこだァ?」
今まで気を失っていた一方通行がそう呟きながら起きる
「チッ……こンなところで寝てた記憶はねーぞ?どうなってやがんだ?」
そう悪態を吐きながらあたりを見渡すと自分と同じように気を失って倒れている男を見つけた。
倒れている男がよく知る男だと気付くと突然男に蹴りを入れた
「とっと起きヤがれクソメルヘンが!!」
「ぐぁ!!」
蹴られたクソメルヘンは30mは離れているであろう木にぶつかり止まった。普通の人間ではありえない脚力である。
少しの間、痛みで悶絶していたクソメルヘンだがすっと立ち上がりゆっくりと一方通行に近づいてくる。
「何処のどいつか知らねーが、この学園都市第2位の垣根 帝督様にケンカを売ったんだ。覚悟は出来てんだろうなカスがぁ!!!」
怒声とともに森が揺れるのが分かる。常人ならば間違いなく逃げ出すような威圧感を出しながら垣根が迫ってくる。
しかし一方通行は常人ではなく逃げ出すようなことはしない。それどころか恐怖の顔色すら見せず寧ろ楽しんでいるように見える。
と、その時一方通行に向かって何かが飛んでくるのが見えた。
「そいつはただの石じゃねぇ。俺の能力で炎を纏わせた。焼け死にな」
垣根が言った通り炎を纏った石が一方通行に迫る、が、一方通行は避けようとしない。もう石は目の前に来ていた。


………………………………………………………………


垣根は直撃だと確信した。
その瞬間顔の横に弾丸を超えたスピードで何かが横ぎった。
「っ!?」
垣根は驚いていた。学園都市第二位の自分の攻撃を喰らって立って居られる人物などそうはいない。
垣根はいつでも攻撃ができるよようにし、相手が出てくるのを待った。
「オイオイオイィ、クソメルヘンくんよォ。いきなり攻撃してくるなんてどォいうことだァ?愉快なオブジェにでもされたいンですかァ?」
挑発的なその声を聞いた瞬間垣根は誰を相手にしているか悟った。
「なんだ、てめぇだったのかよモヤシくん、細すぎて見えなかったぜ」
にんまりとした笑顔で垣根が笑う。
「イィ度胸じゃねェか垣根くぅん、ホントに死にたいらしいな?」
「ウソウソごめんってww」
一方通行を怒らせても何の得ににもならないと気付いた垣根は素早く怒りの消火活動を行う。
「まァいィ、それよりここが何処だかわかるか?」
怒りを収めた一方通行が垣根に問う。
「ん?何処って、学園都市じゃ……て、ここ何処だ!?」
どうやら聞くだけ無駄だったようである。
「お前今まで気付かなかったのかァ?バカにも程があンだろ」
「いや、仕方ねぇだろ!?いきなりたたき起こされたんだぜ!?」
「叩いてない、蹴った」
「どうでもいいわそんな事!!」
今度は垣根がヒートアップしてきた。
「ンなことはどうでもいい、お前、ここに来る見覚えは?」
心底どうでもいい感じで垣根をスルーした一方通行は垣根に質問した。
「俺にとってはどうでもよくないんだが……いや、そんなの全然ねぇし、ここがどこかも分からねぇ」
少し不満そうな垣根だが話が進まないため黙っておく。
「そォか、俺もそんな感じだ。またアレイスターか何かの仕業だろ。」
アレイスターとは学園理事長で一番偉い人である。
「多分な、こんなことできるのはアイツぐらいだろ」
垣根も一方通行の考えに同意する。
「ここにいても何にもわかんねぇ、とりあえず情報収集しに行くか」
垣根が提案する。
「ダリィがそれが得策だな」
一方通行も賛成し、二人は歩きまわることにした。


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