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No.36036の一覧
[0] ヘロヘロさんがINしたようです(オーバーロード二次創作)[えいぼん](2012/12/03 23:34)
[1] 第01話[えいぼん](2012/12/23 01:17)
[2] 第02話[えいぼん](2013/01/03 13:09)
[3] 第03話[えいぼん](2012/12/20 20:56)
[4] 閑話1[えいぼん](2012/12/07 23:40)
[5] 第04話[えいぼん](2012/12/23 01:15)
[6] 第05話[えいぼん](2012/12/09 07:35)
[7] 第06話[えいぼん](2012/12/10 23:36)
[8] 第07話[えいぼん](2012/12/23 01:41)
[9] 閑話2[えいぼん](2012/12/14 22:20)
[10] 第08話[えいぼん](2012/12/23 02:00)
[11] 第09話[えいぼん](2012/12/23 02:08)
[12] 第10話[えいぼん](2012/12/24 17:38)
[13] 閑話3[えいぼん](2012/12/24 19:00)
[14] 第11話[えいぼん](2012/12/26 21:35)
[15] 第12話[えいぼん](2012/12/28 21:34)
[16] 閑話4[えいぼん](2012/12/28 21:42)
[17] 第13話[えいぼん](2012/12/31 19:58)
[18] 第14話[えいぼん](2013/01/03 21:01)
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[36036] 第03話
Name: えいぼん◆d3fec379 ID:b1fb4ca7 前を表示する / 次を表示する
Date: 2012/12/20 20:56
松明の炎が揺らめく通路を抜けると、そこはローマ帝政時代を思わせるコロッセウム――アンフィテアトルムである。
俺とモモンガさんが姿を現すのと同時に、幼いダークエルフの姉弟と、彼女達より少し上にみえる銀髪の少女が駆け寄ってきた。
いかん、ダークエルフ姉弟の名前は先ほどモモンガさんに教えてもらったが、銀髪さんは名前どころか設定まで忘れている。
俺の戸惑いを察してくれたのか、一歩前に出たモモンガさんが口を開いた。

「アウラ、マーレ、それにシャルティア。出迎えご苦労」
「「いらっしゃいませ、モモンガ様! お帰りなさいませ、ヘロヘロ様!」」

ダークエルフ姉弟――アウラとマーレの元気な挨拶に、思わず頬が緩む。
ペコリと頭を下げた拍子に跳ねた姉弟のサラサラな髪の毛。
撫でたい衝動を堪えて、久しぶりだと挨拶を返す。

「ああ、我が君。わたしが唯一支配できぬ愛しの君。それにヘロヘロ様も、以前と変わらぬ大胆さでありんすね」

色々と濃ゆい銀髪さん――シャルティアの妙な挨拶に、思わず頬が引き攣る。
駆け寄ってきた拍子にずれたシャルティアの不自然な胸PAD。
直したい衝動を堪えて、見なかったことにする。

俺が動揺している間に、会話を引き継いでくれるモモンガさん。

「しかしシャルティアは、随分と早く来たのだな」
「わらわの創造主たるペロロンチーノ様と特に仲のよろしかったヘロヘロ様のご帰還と聞きんして、いてもたってもいられんせんと時間前に来てしまいんす、我が愛しの君」

エロっぽい仕草といいインチキ郭言葉といい、確かにペロロンチーノさんらしいキャラ設定ではあるのだが、いちいち痛々しかった頃の自分を投影してしまい悶えたくなる。

「我が君の輝かしい白き玉体もさるものではありんすが、ヘロヘロ様の素晴らしいご趣味もまた昔のままで、ほんに健康的と思いんす」
「シャルティア、ヘロヘロさんの趣味とは何のことだ?」
「ああ、愛しの君。そんな破廉恥なこと、とてもわたしの口からは言いんせん。許してくんなまし」

両手で顔を押さえながら、いやんいやんと首を振るシャルティア。
それに合わせて背中の方まで回りこんでいた胸PADが、一周して戻って来た。
言葉遣いどころか一人称すらブレまくっているところもまた、中学生の時に「ぼく」から「われ」へ変更しようとしたというMy黒歴史にぐりぐりと刃を付き立てられる思いだ。

しかし破廉恥とか聞き捨てのならない単語が出てきてしまった以上、もう仕方がない。
モモンガさんからバトンを受け取り、俺も言葉を重ねてシャルティアに問いかける。

「……シャルティア、そこは重要なところだから、詳しく教えて欲しいんだが」
「そ、それでは、その、ヘロヘロ様は、ろ、露出愛好家でありんすよね? とても素敵だと思いんす!」
「どうしてそうなった!」
「で、でも、その服はヘロヘロ様ご自身の擬態でありんしょう? つまりヘロヘロ様は、常に、全裸ッ!」

きゃっ、と再び両手で顔を覆うシャルティアだったが、指の間から覗く瞳は瞳孔が開きっぱなしでランランと輝き、ねぶるようにこちらを凝視している。
つまりアレか、単純なAIしか組み込んでいなかったNPC時代から、シャルティアはずっと俺のことを露出狂と認識していたということか。
俺はモモンガさんに近づくと、耳元でこっそりと囁いた。

「モモンガさん、申し訳ないですが俺、今すぐ落ちますね。奴をリアルで探し出して殴らなきゃ……」
「落ち着いてください、ヘロヘロさん。ログアウト出来ないから困ってるんじゃないですか」

宥めるように、俺の肩に手を置くモモンガさん。

「我が君とヘロヘロ様、密着して随分と仲のよろしい……はッ、まさか我が君がヘロヘロ様に露出調教を? ああ、でも悔しいことに801は専門外ッ!」
「――ペロロンチーノ!!」

思わず握り締めてしまったのだろう、モモンガさんの白骨化した指が、劇酸の塊である俺の肩にずぶりと沈み込んだ。
オーバーロードは酸属性攻撃無効化しか持っていないはずだから、ダメージが通ってしまう。
そして、それ以上にまずいのが――

「大丈夫ですか、モモンガさん!」
「ええ、前より触覚がリアルですが、問題ない程度のダメージです」
「そうじゃなくて、指輪!」
「ああ、しまった! げ、腐食効果がかなり入ってしまいました。耐久が8割近くになっちゃってますね」

迷宮の嫌われ者として名高いエルダー・ブラック・ウーズの武器防具劣化能力は、特に金属類に対して洒落にならない威力を発揮する。
劣化した指輪はどれもゴッズ・アーティファクトなので、本当に申し訳ないことをした。

ふと気が付けば、こちらをポカンとした顔で眺めている守護者達。
威厳を保つ方針が崩壊した瞬間だった。






今更感はあったが、どうにか取り繕っての仕切り直しである。

「このナザリック地下大墳墓に、ヘロヘロさんが戻ってきてくれた。よって旧交を温める意味で、今から私と模擬戦を行う。
軽い慣らしだからお前達には物足りないかもしれないが、ヘロヘロさんの戦いぶりをよく見ておくことだ」
「「「はい!」」」

模擬戦……だと……?
この骸骨、さりげなくハードルを上げてきやがった!
やっぱり指輪の恨みなのだろうか。
さっき謝った時は「私のミスですから、気にしないで下さい」とか言ってた癖に。

「いやいや、モモンガさん。まだ俺、試し撃ちすらしてないのですが……」
「私は大丈夫だと確信していますよ。アインズ・ウール・ゴウンのギルメンで、一番最初に二つ名を付けられたヘロヘロさんなのですから」
「≪指鉄砲のヘロヘロ≫じゃないですか! 悪口ですから、それ!」

ようやくグリーン・スライムを卒業してグレイ・ジェリーになり、擬態能力を得た頃の話になるが、当時はまだ大型アップデート『ヴァルキュリアの失墜』が実装されていなかった。
当然ガンナーという職業もなく、殺し屋と名乗っていたこともあって、アサシンを目指して前提条件となるシーフのレベルを上げていた。
しかし俺は短剣で後ろに回り込み攻撃をするというスタイルに、ロールプレイヤーとして忸怩たる思いもまた抱いていたのだ。

「いつの間にかシューターを取得して、指鉄砲で自分の体を飛ばしてきたヘロヘロさんの雄姿、今でも忘れられませんよ。なにしろあの時のギルド戦は、最短勝利のレコードでしたから」
「雄姿(笑)じゃないですか! 相手が笑い転げて隙だらけだっただけですから、それ!」

もちろん『ヴァルキュリアの失墜』以降は、レベルをデスペナで調整してアサシンを残しながらスナイパーやガンナーを取得したため、今では銃を使っている。
一時期アインズ・ウール・ゴウンで独占していた鉱山から掘り出した超稀少鉱石を加工して作って貰った白銀の銃と、たっち・みーさんのワールドエネミー狩りを
お手伝いした時に頂いたドロップ素材から作って貰った漆黒の銃、どちらも劇酸無効を付与したゴッズ・アーティファクトなのだ。

それにしてもこの骸骨、実にノリノリである。
守護者の裏切る可能性がどうこう言っていた割には、かなり余裕な態度だ。
しかしそれでこそアインズ・ウール・ゴウンのギルド長だと言えよう。
1500人からなる討伐隊を敵に回しての絶望的な防衛戦ですら、軽口を叩き合いながらプレイヤー達を罠へ誘導してハメ殺していった俺達が
この程度の苦境でおたおたする方がおかしいのである。

だがモモンガさんには申し訳ないが、俺は正直かなり疲れている。
なにせユグドラシル最終日のログイン時間を確保するため、一昨日から寝ていないのだ。
さすがに模擬戦は勘弁して欲しい、そう伝えようとしたその時――

「時間も押してますし、そろそろいきますよ!」
「ちょ、まっ!」

俺から距離をとったモモンガさんが、いきなり無詠唱のドラゴン・ライトニングを放つ。
ゲームならロールとして回避せず無防備に喰らう場面だが、反射的に避けてしまう。
リアルでは少佐な体型の俺だがこのアバターは伯爵様であり、素早さに特化したシーフ系の頂点の一角であるアサシンを極めている。
雷を目視してから避けるなど造作もないようで、アバターの性能はピカ一だ。

「ほらほら、どんどんいきますよ!」

同じく無詠唱のファイヤーボールによる隙間のない飽和攻撃。
俺はとっさに右手で白銀の銃を抜き撃つ、撃つ、撃つ。
3発の特殊ミスリル弾が、直撃コースだったファイヤーボールを相殺する。
白銀の銃は、魔法のカウンターを主目的に特化させた専用銃なのだ。
もちろん弾数は原作準拠の6発+1発とみせかけたコスモガン仕様であり、具体的には俺の自室に大量ストックしてある弾丸が随時補充される仕組みである。

「もう怒った! 今度はこちらの番ですよ、モモンガさん!」

左手で漆黒の銃を抜き、モモンガさんに向けてぶっ放す。
こちらの弾は俺自身、つまり劇酸&猛毒属性の凶悪な弾丸である。
異形種である上にシューター、スナイパー、ガンナーの職業を重ねている俺の攻撃は、大抵の対遠距離防御を突破出来る。
そして喰らってしまうとダメージはともかく防具への影響が深刻なので、ギルド戦では恐れられたものだ。(えんがちょ的な意味で)

こうなったら防具を台無しにしてやる、と暗い決意を固めた俺の眼前から、モモンガさんの姿が忽然と消えた。
瞬間、左手だけを後ろに回し、真後ろへ漆黒の弾幕を張る。

「うおおっ!」

と後ろから聞こえてくる、モモンガさんの叫び声。
手ごたえはなかったので、多分驚いただけだろう。
あの場面でモモンガさんがタイムストップを使ってくるのは分かりきっていた。
真後ろかどうかは賭けだったが、どうやら8分勝ちのようである。
そのまま勝負を決めるべく、振り返りざまにモモンガさんへと詰め寄った俺に、7色の魔法が襲い掛かった。

「杖の自動迎撃か!」

ありえない速度で白銀の銃からミスリル弾を連続射出するも、さすがシリーズアイテムの宝石を揃えて製作されたワールドアイテムに匹敵すると謳われた杖だけに
それぞれの魔法はミスリル弾1発では止まらない。
なんとか5つほど相殺したものの、防ぎきれなかった強烈な魔法が着弾して大爆発を起こし、俺は思いっきり吹き飛ばされた。

「しまった! 大丈夫ですか、ヘロヘロさん!」

倒れ伏した俺に向かって、モモンガさんが駆け寄ってきた。
コロッセウム全体が更地になるような大威力の魔法を2発も喰らったのだ。
モモンガさんが心配するのも分かるが――

「問題ないですよ、モモンガさん。ヨルムンガンド飲んでますから」
「そうですか、良かった。痛みとかは、どうでしたか?」

俺に手を貸し、立ち上がらせながら尋ねるモモンガさん。
体の具合を確かめたが、ほとんどダメージを感じない。

「まったく問題ないです。ヨルムンガンドがなければ厳しかったかもしれませんが、今のHPに対するダメージとして考えると割合は極小ですから」
「うわー、あれは1つ1つが超位魔法よりちょっと下くらいの威力なはずなのに。ヘロヘロさん、人間やめちゃってますね」

白骨化した頭を引いて、ドン引き、とリアクションを取るモモンガさん。
色々とツッコミたかったが、それらの言葉を飲み込んだ俺は、モモンガさんに注意を促す。

「それよりも俺達が戦っている間に、時間になったみたいです。守護者が集まったようですよ」
「あ、本当だ。ではここからが本番ですね」
「上手いこと彼等の忠誠心を確認して下さい。期待してますよ、モモンガさん」

うむ、とか言いながら振り返るモモンガさん。
既に上位者としての役作りに入っているようで、安心して見ていられそうだ。






眼前ではモモンガさんを前に跪いて忠誠の儀とやらを行っている守護者の姿がある。

召集までの1時間で相談した時には、「俺のことをどう思う?」的なことを聞いてみようということになったのだが、この様子では必要ないかもしれない。
こうなってみると、模擬戦も結果的には最良だったと思う。
なぜなら俺を簡単に一蹴したモモンガさんの圧倒的な力を、守護者全員が目にしたからだ。

「ご命令を、至高なる御身よ。我等の忠義全てを御身に捧げます」

とアルベドが締めて、跪いた守護者達の6つの頭が一斉に下げられた。
こうして見ると、全員が人外ということもあり、異様に迫力がある。
漂うピリピリとした空気に萎縮する俺と異なり、モモンガさんはまったく動じない。
そしてモモンガさんは、なんの脈絡もなく後光を背負った。

「ぷっ」

思わず噴き出す俺に、ぎょっとした顔を向ける守護者達。
だが守護者達にはわからないだろうが、これは仕方のないことなのだ。
なにしろあれは、万事控えめなモモンガさんの唯一と言ってよい持ちネタなのだから。
念願のオーバーロードになったモモンガさんが、嬉々として絶望のオーラや漆黒の後光を撒き散らし
自身のツルツル頭と相俟って乱反射を起こしながらモンスターを狩っていくその姿は、かつてのギルメン達を爆笑の渦に巻き込んだものだ。

「モモンガさん、後光! 後光!」

志村3世後ろ、のノリで笑いながら俺はツッコミを入れる。
モモンガさんも照れたように頭を掻いて後光を消した。
そんな俺達を、なぜかきらきらした表情で見つめる守護者達。

意味のわからない反応が若干不安だが、強制されるまでもなく自ら忠誠を誓ってきたのだから、守護者達の反逆はもはや考えなくても良いだろう。
となれば重要なのは、外に出たセバスが持ち帰る情報を吟味する頭脳だ。
緊張しすぎの守護者達と釣られてしまった俺をリラックスさせようとしたモモンガさんの意図は、おそらくそこにある。
さすがはモモンガさん、持ちネタの使いどころを弁えている。

緊迫した雰囲気がだいぶ薄れた頃、ちょうど見計らったようにセバスが戻ってきた。
パーフェクトだ、ウォル……セバスなどと内心でニヤニヤ考えていた罰が当たったのだろうか。
セバスの予想外すぎる報告に、俺は動揺して思わず叫んでしまった。

「な! 草原だと?」
「はい、ヘロヘロ様。また地表には人工物の一切がなく、夜空が広がっておりました」
「馬鹿な!」

正直に言えば、俺はまだこの事態をゲームの延長上で考えていた。
もっと正確には、セバスの報告によって俺がそう考えていた、ということを悟ったと言える。
魔法といい身体能力といい装備といい、あちらこちらでゲームを思わせる仕様そのままだったことが、その原因だろう。

だがセバスの報告どおり、外が沼地ではなく草原であり、天空城の姿すらないのであれば、話はまったく違う。
超位魔法ウィッシュ・アポン・ア・スターを使える人を探し、運営に助けを求めるという最終手段の有用性がゼロに等しくなったからだ。
当然GMコール等、試せるものは既に実行済みであり、この事態を打破する可能性が最も高い魔法と目していたのだが――

「落ち着いて下さい、ヘロヘロさん」
「しかしモモンガさん、これが本当にゲームじゃないのなら、俺達は……」
「大丈夫です、ヘロヘロさん。私はこういう可能性も含め、対処を考えていましたから。なんでしたら、ここは私に任せて下さって結構ですよ。
もともとお疲れだったみたいですし、少し自室で休まれてはどうですか?」

モモンガさんの自信に満ち溢れた穏やかな声に、気持ちが静まっていく。
冷静に考えると確かに俺は疲れきっていたし、なんだか色々とあり過ぎて頭も働かない。
ここで意地を張ってもモモンガさんの足を引っ張るだけだろう。
そう思って肯定の返事をした時、ふと疑問がわいた。

「それじゃ申し訳ありませんが、お言葉に甘えさせてもらいます。後でまた経過を教えて下さい」
「ええ、わかりました。今日はお疲れ様でした」
「ところでモモンガさんは、俺と違ってきちんと現実を見据えていたのですよね。それにしては必要もないのに急に模擬戦をしたり、やけに余裕じゃありませんでしたか?」
「それはきっと……1人ではないことに、少しはしゃいでいたのでしょうね。もしヘロヘロさんがいなければ、もっと石橋を叩いて渡るように行動してたと思いますし」

とにかく今日はゆっくりと休んで下さい、と照れまじりなのか早口になるモモンガさん。
2年もの間たった1人でナザリックを支えてきたギルド長の、深い孤独を垣間見た気がした。






――これから彼等がこの異世界でどのような物語を繰り広げるのか、それはまだ誰も知らない。


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