この物語は、ごく普通の男子高校生が吸血鬼の少女と“契約”を交わすことから始まる。 その少女は“真祖”と呼ばれる原初の吸血鬼をその身に宿しており、その真祖を復活させ一族の王とすべく暗躍する組織と戦い、人間と吸血鬼との“真の共存”を目指す。 テーマは人外(吸血鬼)とヒトとの共存を軸に、7つの大罪(SIN)や五行説の相生と相克を交えて紡がれる。 また、作中にて詳しく説明するシーンもあるが設定はかなりヘヴィーな物になっている。 当作品は基本的にはハッピーエンドで終わらせるが、誰かの幸せの陰には必ず他人の不幸が存在する事を匂わすダークファンタジーを目指して進行してゆく。 そのため、“誰もが笑ってみんながハッピー”な物語を望む諸兄にはお勧めできかねるSSとなっております。