ｱｽｶ｢馬鹿ｼﾝｼﾞー、いいかげんでてきてあたしにご飯作りなさいよ｣
ｶﾞﾗﾗｯ
ｼﾝｼﾞ｢なんでだよ！｣
ｱｽｶ「！？」
ｼﾝｼﾞ｢なんで惣流から式波に変わったんだよ！｣
ｱｽｶ｢アンタばかぁ？そんなのあたしが知るわけないでしょ｣
ｼﾝｼﾞ｢気になりすぎて三日間寝てないよ！｣
ｱｽｶ｢そんなことで悩んでるなんてあんたつくづく馬鹿ね｣
ｼﾝｼﾞ｢ｱｽｶはいいよ！何も気にしないで適当に生きてるんだから！｣
ｱｽｶ｢どういう意味よっ！？｣
ｼﾝｼﾞ｢僕は決めたよ、わかるまでもうエヴァに乗りたくない｣
ｱｽｶ｢はぁ？じゃあ使徒が攻めてきて召集かかったらどうするのよ？｣
ｼﾝｼﾞ｢僕はもう気になりすぎてそれどころじゃないよ！｣
～本部～
ｱｽｶ｢ってことがあったのよ｣
ﾐｻﾄ｢まさかそんなことになっていたとはね・・・｣
ｱｽｶ｢どうするのよﾐｻﾄ、馬鹿ｼﾝｼﾞがあそこまでなるとめんどくさいわよ｣
ﾐｻﾄ｢チョッチやってみるか｣
～司令室～
ﾐｻﾄ｢碇司令、お話が。｣
ｹﾞﾝﾄﾞｳ｢なんだ｣
ﾐｻﾄ｢碇司令のエヴァンゲリオン初号機パイロット碇ｼﾝｼﾞがエヴァに乗ることを拒否しています。｣
ｹﾞﾝﾄﾞｳ｢なぜだ｣
ﾐｻﾄ｢実は・・・｣
ﾐｻﾄ｢ってことがあったらしいのです｣
ｹﾞﾝﾄﾞｳ｢冬月、すぐに初号機パイロットを呼べ｣
冬月｢来るかね？｣
ｹﾞﾝﾄﾞｳ｢多少強引な手を使ってもかまわん｣
～司令室～
ｹﾞﾝﾄﾞｳ｢何かいいたいことはあるか｣
ｼﾝｼﾞ｢はい、なぜ惣流から式波に変わったのですか？｣
ｹﾞﾝﾄﾞｳ｢わからん｣
ｼﾝｼﾞ｢なんでだよ！？ＮＥＲＶの司令だろ！？｣ﾊﾞﾝｯ
ｹﾞﾝﾄﾞｳ｢実は私も気になっていたのだよ｣
ｹﾞﾝﾄﾞｳ｢だがなｼﾝｼﾞ、世の中には諜報部を使っても知ることの出来ない秘密があったみたいだ｣
ｼﾝｼﾞ｢そうだ！こうなったらｱｽｶに式波から惣流に名前を戻してもらおう！｣
ｹﾞﾝﾄﾞｳ｢・・・｣
～ミサトの家～
ｱｽｶ｢で、ここにそれをいいにきたわけね｣
ｼﾝｼﾞ｢そうだよ、だから惣流に名前を変えてよ！｣
ｱｽｶ｢いやよ｣
ｼﾝｼﾞ｢なんでだよっ！｣ﾊﾞﾝ
ｱｽｶ｢だって折角ＴＶ版の精神異常者見たいのから天才美少女に戻れるのよ？新劇場版からキャラを一新したいじゃない！｣
ｼﾝｼﾞ｢そうやってまた僕をいじめるんだね｣
ｱｽｶ｢なによ人の名前ぐらい人の自由でしょ｣
ｼﾝｼﾞ｢もういいよ、僕は本部まで行ってくる｣
ｱｽｶ｢何考えてんのかしら馬鹿ｼﾝｼﾞは・・・｣
～本部～
ｼﾝｼﾞ｢シンクロテストがやりたいです！｣
ﾏﾔ｢珍しいわね、ｼﾝｼﾞ君が自分からやりたいなんて｣
ｼﾝｼﾞ｢ただしテストは初号機に直接乗ってやりたいです｣
ﾏﾔ｢だめよちゃんとテスト用エントリープラグに乗らなきゃ｣
ﾘﾂｺ｢いいわ、乗りなさい｣
ﾏﾔ｢しかし、先輩！｣
ﾘﾂｺ｢あの子が自発的に何かをしようとするのよ貴重なデータが手に入るかもしれないわ｣
ｼﾝｼﾞ｢ありがとうございます｣
ﾏﾔ｢じゃあｼﾝｼﾞ君テストを始めるわよ、シンクロ開始します｣
ｼﾝｼﾞ｢・・・｣ﾆﾔ
ドォーン
ﾏﾔ｢ｼﾝｼﾞ君なにをしてるの！？｣
ﾘﾂｺ｢緊急事態、エントリープラグ射出急いで！｣
ﾏﾔ｢だめですパイロット側からブロックされています｣
ｼﾝｼﾞ｢よしっ｣
ﾏﾔ｢ｼﾝｼﾞ君何をする気なの！？｣
ｼﾝｼﾞ｢誰も教えてくれなかったんだ・・・だから僕はこの手で本部を壊すよ｣
ｼﾝｼﾞ｢そしてｱｽｶにわからしてやるんだ｣
ｼﾝｼﾞ｢ｱｽｶが名前を変えたせいでこうなったって｣
ﾏﾔ｢何を考えているの！？今からでも遅くないわやめなさいｼﾝｼﾞ君｣
ﾘﾂｺ｢馬鹿なことはよしなさい｣
ｼﾝｼﾞ｢フハハハハ｣
ドン
ｼﾝｼﾞ｢！？｣
ｱｽｶ｢アンタはホンとつくづくウルトラ馬鹿ね！｣
ｼﾝｼﾞ｢なんでここに弐号機が？｣
ｱｽｶ｢アンタが妙な顔で本部に行ったもんだから来てみたら初号機で暴れてるんだもん、だからこのあたしが止めにきてあげたのよ！｣
ｱｽｶ｢馬鹿をとめるのもエリートの義務だしね｣
ｼﾝｼﾞ｢・・・名前を・・・変えろ！｣
ﾏﾔ｢だめです！シンクロ率400％を超えました！｣
ﾘﾂｺ｢だめよｼﾝｼﾞ君！それ以上いくと戻れなくなる｣
ｼﾝｼﾞ｢本部がどうなったっていい、僕がどうなったっていいだけど・・・せめてｱｽｶの名前だけは！絶対惣流にもどす！｣
ﾚｲ｢碇君、だめ｣
ｼﾝｼﾞ｢綾波！｣
ｼﾝｼﾞ｢そうだ、綾波は名前変わっていないんだね！｣
ﾚｲ｢ええ｣
ｼﾝｼﾞ｢そっかー、じゃあｱｽｶの名前なんてどうでもいいね｣ﾆｺ
ｱｽｶ｢え？｣
ﾏﾔ｢え？｣
ﾘﾂｺ｢え？｣
ﾐｻﾄ｢は？｣
ｹﾞﾝﾄﾞｳ｢！？｣
冬月｢どういうことだ！？｣
ｼﾝｼﾞ｢じゃあ帰ろうか綾波｣
ﾚｲ｢ええ｣
ｱｽｶ｢ちょっとまちなさいよ馬鹿ｼﾝｼﾞ！どうでもいいってどういうことよ！？｣
ﾐｻﾄ・ﾘﾂｺ｢こんなことをしておいてただで帰れると思ってるの？｣
ｼﾝｼﾞ｢そうだ綾波、今日はちょっと寄り道して帰ろうか｣
ﾚｲ｢構わないわ｣
一同｢・・・｣
ｱｽｶ｢ホンと信じらんない・・・｣