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No.35663の一覧
[0] 【チラ裏より:ゼロの使い魔ちょいリリカル】烈風:平賀カリーヌ(一話:全ての始まり)[ぽぎゃん](2013/05/15 15:57)
[1] 二話:出逢い[ぽぎゃん](2013/01/10 11:16)
[2] 三話:カリーヌの16年その一[ぽぎゃん](2013/01/10 11:17)
[3] 四話:カリーヌの16年その二[ぽぎゃん](2013/08/11 23:09)
[4] 五話:カリーヌの16年その三[ぽぎゃん](2013/01/11 02:15)
[5] 六話:カリーヌの16年その四[ぽぎゃん](2013/04/09 13:25)
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[35663] 【チラ裏より:ゼロの使い魔ちょいリリカル】烈風:平賀カリーヌ(一話:全ての始まり)
Name: ぽぎゃん◆12657f17 ID:8454da9e 次を表示する
Date: 2013/05/15 15:57
 この度無謀にもチラ裏からこのゼロ魔板に移行してきました。ぽぎゃんという者です。突っ込みが満載の内容だと思いますがどうかひとつ、よろしくお願い致しますね。


 理想郷では初めてのSSになります。
少しリリカルなのはの成分が入るのでご了承下さいね。
主役はルイズの母親、カリーヌになります。

この物語はカリーヌと海人二人のしあわせな結婚生活は最初の構想上、海人の死亡をもって終りますのでご期待してくれた方々には申し訳ないのですが、ご理解下さい。

元々の基本コンセプトは記憶喪失のままのカリーヌとヴァリエール公爵の中年男女の恋愛模様に原作同様ルイズと才人の恋と冒険を絡めていきたいのが、筆者が考えている事などで、ご了解下さいね。

この度思いきって、テスト板からチラ裏に参りました。これから段々頑張って書いていきたいと思いますので、宜しくお願いします。


ティアナはリリカルなのはに出ているティアナ・ランスターから名前と愛称及び髪の毛と身体(顔はカリーヌと似ているというよりルイズにそっくりな設定ですね)をお借りした性格は全くの別人ですのでご了承下さいね。

この作品はハーメルン様でも掲載しています。



――――――――――――――――――――――――――――――――――― 
















 ブリミル暦6226年ニューイの月フレイヤの週虚無の曜日。此処ヴァリエール公爵邸では公爵夫妻の生後3ヶ月になる三女。
『ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール』嬢のお披露目パーティーが催されていた。


「カリーヌ。今日のルイズのお披露目パーティーではよく招待客の接待をしてくれてありがとう。さぞ疲れたろう、もう寝室に戻って休んでほしい。後の事は全てワシとジェロームでやっておく」

ヴァリエール公爵は妻のカリーヌにパーティーで招待客の貴族たちの夫人及び令嬢方の相手をして疲れているから気遣って早く寝るように言うのだった。


「お言葉に甘えてさきに休ませてもらいますね。お休みなさい、あなた」

カリーヌがお休みを言い、ルイズが眠っている自分の寝室へ向かう妻の背中を見つめていたのがまさか十六年に及ぶ別れになるとは、ヴァリエール公爵はこの時点では夢にも思っていなかった。


『キィー』『バタン』とグッスリ眠っているルイズを起こさないように、静に扉のあけ閉めをして、靴音をたてないようにそっとベビーベッドに近づいていくカリーヌなのだった。

「ウフフ…よく眠っているわね。ルイズ」


寝室に入ってすぐにカリーヌは部屋の奥、窓際に置かれている豪奢なベビーベッドに寝ていた。まだはえ揃って間もない柔かなピンク・ブロンドの髪に可愛い寝顔をしてる生後3ヶ月の娘、ルイズ・フランソワーズのプニプニしたほっぺをきれいな白魚のような人指し指で軽くツンツンとつついていた。

「可愛い、ルイズ……あなたは此からどんな女の子になっていくのか、楽しみだわ♪ でも私みたいになるとちょっと困るわね? 」

カリーヌはルイズを見つめながら将来どういう女の子になるのか、想像していた(カリーヌそっくりの性格だとちょっと処か、ヴァリエール公爵家…トリステイン…ハルケギニアにとって、大迷惑になる事まちがいなし)。

『カチッ、コチッ』『カチッ、コチッ』『カチッ、コチッ』『カチッ、コチッ』と部屋の何処からか、けっこう響きわたる時計の針をきざむ音がしていた。

「これは一体何の音かしら……発生源はルイズ宛のプレゼントの辺りからするみたいね? 」

カリーヌはプレゼントが山のように積まれたテーブルに近付くと、風のスクウェアメイジなのでその優れた耳を頼りに、音がする丁寧にピンクのリボンでラッピングされたある十サントくらいの大きさの箱をあけると、中身は小型のごく普通の置時計であった。

(見てくれは普通の置時計みたいね…念のためディティクト・マジックでしらべてみたほうが良さそうね)

カリーヌは普段持ち歩いている十サントくらいの長さの杖をドレスの隠しフォルダーから引き抜くと、置時計にむけて呪文を唱えた。

(魔力反応はないけど何か嫌な予感がするわ)

カリーヌが置時計に対して何か悪寒を感じていた時、突然ルイズが寝ているベビーベッドの上に縦2メイル横幅1メイル50サントくらいの光輝く楕円形の鏡みたいな物体が現れた。

(これは召喚魔法のサモン・サーヴァントの鏡じゃないの? なぜルイズの間近に出てくるの……それにこの置時計からは悪意の塊しか感じないわ…早く何とかしないと…)

カリーヌが少し考えている間にも召喚の鏡が段々とルイズめがけて下りてきていた。

「私の可愛いルイズを連れ去られてなるものか!! 」

カリーヌは右手に置時計をつかみ、ルイズを庇うようにベビーベッドに覆い被さった。そうすると召喚の鏡は瞬時にカリーヌを包み込むと跡形もなく消え去っていた。

その時ちょうどカリーヌの部屋の前を通っていたメイドが、扉からまばゆい光がもれていたのでノックをして失礼とは思いながらもドアのぶを回して開けて中の様子を窺うとヴァリエール公爵夫人が、鏡みたいな物の中に吸い込まれ消え去ったのを目撃していた。

「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

「どなたか来てください! 奥様が、奥様が、カリーヌ奥様が! 」

ヴァリエール公爵邸に若い女性の何かを引きさくような叫び声を聞きつけて、公爵を始めとしたかなりの者たちが騒ぎの発生場所であるカリーヌの寝室に集まっていた。

「これは一体どういう事が起きたのだ? 何故ルイズが泣いている…それにカリーヌはいったい何処にいるんだ!? 」

『あぁぁぁん、あぁぁぁー、ふぇぇぇぇーん』

母のカリーヌがこの世界から消えた事が本能的に解っているのか、火がついたみたいに泣いているルイズだった。

この後ヴァリエール公爵は夫人の寝室はもちろん、邸内と庭を隅々まで家臣に使用人全てを動員して調べ尽くしたが見つからず。更に領内や国中を捜索しがそれでもカリーヌ夫人を発見する事はできず2ヶ月後には捜索は打ち切られた。

「お父様! 何故お母様の捜索を打ちきったのですか!? もう諦めてしまったの! 」

烈火の如く怒りをあらわにヴァリエール公爵に詰め寄るのは年の頃は11歳くらいで腰先まである長いみごとな金髪の美少女はヴァリエール公爵の長女『エレオノール・アルベルティーヌ・ル・ブラン・ド・ラ・ブロワ・ド・ラ・ヴァリエール』であった。

「お父様にもヴァリエール公爵としてのいろいろなお立場があるとは思います……でも、此のままではルイズがあまりにも哀れです。私やエレオノールお姉さまと違ってお母様のお顔も知らないで育つのですから…」

先ほどの金髪の美少女。エレオノールの妹らしき女の子はふわりとしたウェーブのピンクブロンド髪をしているものすごく可愛い美少女は『カトレア・イヴェット・ラ・ボーム・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール』その人である。

「エレオノール。カトレア…ワシだとてカリーヌを捜すのを諦めた訳ではない……しかし、此のまま何時までも失踪あつかいにしておく訳にもいかない…ルイズが成長して母親が行方不明のままだとあの子が、傷つくと思えてならない。

いっそ世間的に産後、身体の状態が悪くなり亡くなった事にしようと考えている…だからと言って諦めているわけじゃない! いつか必ずカリンはワシたちの所へ還ってくる。それまでは、エレオノール、カトレア、ルイズ、お前たちはワシが世間の悪意などから守ってみせる…だから今はがまんしてほしい…」




ハルケギニアのトリステインで消え去ったカリーヌを捜して見つからず。ヴァリエール公爵が苦悩していたころ、召喚の鏡の中に吸い込まれ消え去ったカリーヌは、いきなり見知らぬ場所に投げ出されていた。

「……此処はどこなのかしら? ……」

『カチッ、コチッ』『カチッ、コチッ』と置時計から時を進める高い音が先ほどよりも大きく鳴り出していた。

カリーヌは手に持っている置時計からうすら寒さを感じて、すぐさま空中高くへ力いっぱい放り投げたが、十メートル辺りで
『ズガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァーーーン』と辺り一体に大音響を発して大爆発をおこし爆発によって生じた破片の一部が高速で、カリーヌの後頭部を直撃した。

『ズシュッ』とカリーヌの後頭部に小さくて先が尖った破片が突き刺さっていた。

「うぐっ」とあまりの痛みに堪えかね、カリーヌは思わず短い呻き声をあげていた。

あまりにも突然の爆発だったので風の障壁を展開するがホンのちょっと遅れたために、頭の部分が間に合わず小さな破片が後頭部に突き刺さり段々とカリーヌは自意識をなくしかけていた。

(此のまま何もなく…死んでしまうの? ……絶対にそれはできない…生まれて間もないルイズをおいて逝くわけには……それに、エレオノールとカトレアも……あのひとも………あぁ…意識が…薄れていくわ……)

カリーヌは後頭部に突き刺さった破片のせいで、頭から血を流して地面にうつ伏せになるようにして、地面に倒れた。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――

あとがきの様なモノ。

感想を頂いた方々の意見を参考にして、少し編集しました。



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