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No.35488の一覧
[0] 【ワンピース・TS転生】鴉は海に夢を馳せる【東方project】[きな粉餅](2012/10/13 22:52)
[1] 第一話 テンプレじゃなくって王道って言った方がなんかカッコイイ[きな粉餅](2012/11/23 15:25)
[2] 第二話 海上ぶらり二人旅~序盤は緊張感ないね~[きな粉餅](2012/11/23 17:13)
[3] 第三話 二人の夢、一人の生き様[きな粉餅](2012/11/23 23:40)
[4] 第四話 三人揃えば文殊の知恵って言うけど馬鹿三人集まってもうるさいだけ[きな粉餅](2012/10/14 15:08)
[5] 第五話 別れと新たな島、あと本気で航海の心配[きな粉餅](2012/10/17 07:34)
[6] 第六話 自由なのと常識にとらわれないことは紙一重[きな粉餅](2012/10/28 15:02)
[7] 第七話 暴走(意味深)と航海士、まぁまだ重要じゃないけどね[きな粉餅](2012/10/17 07:36)
[8] 第八話 さくせん>気楽に行こうぜ[きな粉餅](2012/10/24 06:42)
[9] 第九話 ちょっと目覚めてきたかもしれない[きな粉餅](2012/10/24 06:41)
[10] 第十話 誇りと夢と自由と、いるかもしれない神様と[きな粉餅](2012/10/24 06:40)
[11] 第十一話 活躍が欲しい…俺今メインキャラなのに表舞台に立てないって…[きな粉餅](2012/10/27 00:07)
[12] 第十二話 本当に眠いと首って持ち上がらないよね[きな粉餅](2012/10/31 15:54)
[13] 第十三話 海の半分を渡る船と『三人目』の仲間[きな粉餅](2012/10/28 13:19)
[14] 第十四話 やりたかっただけなんだ、すまない。仏の(ry[きな粉餅](2012/10/31 15:49)
[15] 第十五話 カラスって近くで見ると可愛いんだね、初めて知った[きな粉餅](2012/10/31 16:44)
[16] 番外part1 刃九郎と我が仲間[きな粉餅](2012/11/04 10:24)
[17] 第十六話 自分の思考がジブンのしこうがじぶ んが[きな粉餅](2012/11/04 11:00)
[18] 第十七話 一匹鴉[きな粉餅](2012/11/04 15:25)
[19] 第十八話 世界はさ…厳しいよな、俺に[きな粉餅](2012/11/05 22:39)
[20] 第十九話 私怨と名上げと召喚…いやなんでもない[きな粉餅](2012/11/13 20:33)
[21] 第二十話 俺TUEEは無いと言ったな、アレは嘘だ[きな粉餅](2012/11/24 15:19)
[22] 第二十一話 その男の名はニック[きな粉餅](2012/11/22 18:20)
[23] 第二十二話 念願の船奪還大作戦![きな粉餅](2012/11/23 20:28)
[24] 第二十三話 道に迷うとなんか一周回って楽しくなってくる[きな粉餅](2012/11/24 15:59)
[26] 第二十四話 さぁ真の海賊団の結成だ[きな粉餅](2012/11/30 05:40)
[27] 第二十五話 幼女と少女の違いとアウトとセーフの境界を誰か教えてください[きな粉餅](2012/12/15 14:45)
[28] 第二十六話 『気に入らない』[きな粉餅](2012/12/30 10:28)
[29] 第二十七話 男子三日会わざれば刮目して一ヶ月くらい会わないと「お前だれ?」ってなる[きな粉餅](2013/01/20 17:34)
[30] 第二十八話 遠くを目指す前に中継地点を決めとかないと大体やる気が無くなる[きな粉餅](2013/03/26 22:25)
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[35488] 第二十七話 男子三日会わざれば刮目して一ヶ月くらい会わないと「お前だれ?」ってなる
Name: きな粉餅◆264e7e68 ID:f00947cd 前を表示する / 次を表示する
Date: 2013/01/20 17:34
暇である、超絶退屈である。
エリーちゃんをあのくそったれの島からキャプチャーしてから数日、ていうか三日位たった今日の午後のティータイム時。
俺はとてつもない事に気が付いてしまった……そう、あの島から野菜もらってねーじゃんっていう死活問題だ。
折角ヒャッハー島だー食料よこせ! と勢い良くノリノリ悪党スタイルで乗り込んだのに海軍全滅させてハイ終了って。
まぁエリーちゃんという即戦力を手に入れたけど? 病気以前に栄養管理の問題だよ、そろそろたんぱく質と脂質がつらい。
さて現在何をしているかというと上記の事を考えながら船長室でダラダラしている、ちなみにニックは刃九郎と修行、エリータソはそれに同伴。
船長なのにハブられ感ぱねぇ、かといってエリーちゃんの隣で見てるだけってのも、ねぇ? 船長としてなんか恥ずかしいし、うん。
アドバイス出そうにも『戦闘の勘を無理矢理身につけろ!』てきな事言っちゃったし……ていうか俺自身力だけに頼ってるし。
というかこの船長室驚くほど暇を潰せるものが何にもない、ここにある物を挙げると……。
何処の物かも分からない地図が俺の後ろにべたーっと貼ってあるのと、後は棚に置いてあるアンティーク(超絶安物揃い)。
俺の座っている椅子(座り心地良好)、机(ニック厳選『置いといたらなんかカッコよく見える本シリーズ』が数冊置いてある)。
他に俺の買ったメモ帳二冊、ペン、棚の横に立て掛けてる釣竿、船長に必要そうな小物がいくつか、以上! 死ねばいいのに!
折角この部屋デザインは黒っぽい木で出来ててなんとなく落ち着く雰囲気と威厳のある雰囲気が両立してるGOODな感じなのになにか残念。
まぁ下手に暇つぶし用具置いても雰囲気壊れると思うんだけどね、主にそこの釣竿とか。
さっき暇つぶしと食糧確保の為にやってたんだけどね、一時間しても一匹も釣れないしそもそも野菜が釣れる訳じゃないしで断念。
くそっ、なにか暇つぶしになるものは無いのか! いや俺も結構いろいろ試したんだよこれでも。
とりあえずエリーちゃんと親睦を深めようと思ったら俺を見るや否やそそくさと逃げ出すし(代わりにニックに懐いている様子、死ね)。
ニックの修行付き合ってもアイツスローすぎて欠伸が出るし、俺と刃九郎が戦うと船壊れそうだしそもそも戦ってくれないし。
実験料理には圧倒的に調味料が足りないし(塩とか胡椒、ワインがあっても醤油とかマヨネーズがない、オリーブオイルはあるけど)。
眠いから寝ようとしたら浅眠りで三時間くらいしか寝れずしかも二度寝も出来ないし、その時間帯だと皆寝てるし……S.H.I.T!
なんなんだよこれ何の罰ゲームだよこれ、三日でこれだからねこんな状態が一週間も続けば魔女も退屈で絶滅危惧種に認定されるわ。
どうしよう……島は未だに見えないし、俺もニックみたいに修行しようかな、でも修行って言ったって何すりゃいいのか。
んー……そういやこの世界って他の漫画の世界の技術みたいなの使えるのかな、流石に死神やら念やらスタンドやら武装錬金やらは使えないだろうけど。
秘孔とか波紋&黄金の回転とかそーいう技術的な面での代物なら使えるんじゃあないだろうか、やべぇオラわくわくしてきたぞ。
とりあえず波紋はできるわけがないし秘孔は生きのいい木人形がニックしかいないし失敗が恐いので却下。
黄金の回転は……危険物取り扱い注意って感じだけどマスターして風を回転させることが出来たらもう敵無しだよね。
とりあえず部屋の小物置から定規(どっちかっていうとメジャーに近い様な木製の道具、一センチ間隔で点が打たれてる)を引っ張り出す。
えーと、まずは十六センチと九センチで長方形を作って……あ、そういや模造品じゃ黄金の回転できないんだっけ?
……あれ? 積んだ? 流石に自然の物から黄金長方形を見るとか無理ゲーだし……。
いやいやまだなにか違うものがあるはずだ、えーと……さっぱり思いつかない! こんな時に限って……畜生恨むぜ俺の脳!
そんなこんなでかなわない現実に打ちひしがれつつ机に頭を預けてたらノックも無しに船長室の扉が開かれた。
開いたのはもちろんニック、なんだ無様な俺を笑いに来たか哀れに思って木人形になりに来てくれたか?
っていうかニックの肩には刃九郎いるし後ろには俺から隠れるようにエリーちゃんいるしなんかニックのほうが船長っぽいんだけど?
ちょとsyレならんしょこれは? 早くも海賊団壊滅の危機、原因はニック、犯人は俺。
っていうかニック結構慌て気味だけどどしたん? 空からおにゃのこでも降ってきた?

「せ、船長! 海軍! 海軍の、船が!」

おにゃのこじゃねーのかよ、マジ萎えるわー……海軍だぁ? 心底どうでもいいわあんなクソ共。

「……面倒なんでニックちゃちゃっと全滅させてきてください」

「そんな事、近場の八百屋で、買い物行く位の感じで、言われても……」

「大丈夫ですって、刃九郎相手にするより五十三万倍位簡単です」

「て、ていうかもう俺修行で限界……」

あー? 情けないのう、なんでもかんでも船長に頼って許されるのは登場数十コマ以内のモブ海賊員Aだけだぞ。
……ん? まてよ、これはもしかしたらあれじゃないのか? タイミング的に天の神様が俺に秘孔の究明をしろと囁いているのではないか?
上手くいけば野菜も強奪(ゲット)できる か も……仕方ねーな、部下に頼られちゃあヤるしかないよなぁー?
久しぶりに……野菜のスープにありつけるかも知れねーなら俺は神様だって殺してみせるぜ。
今宵の俺は野菜に飢えている……他にもキャベツのクリーム煮が食べたい、ていうか具沢山のあつあつシチューが食べたい。
昼真っ盛りだというのに腹が鳴った、これは神様からのGOサインに他ならぬ、男には行かねばならん時がある。

「ニック、貴方留守番、私行く、オーケー?」

「え、いやいいけど……なんでカタコト?」

「気分です、さー今日は美味しい野菜が食べれるといいなー」

ちなみにこの船長室は甲板の真ん中にあるドアに入って直ぐの階段を下りた最初のドアのところにあるんで、意外と来やすかったり。
船長室としてそれでいいのかとも思うがね、まぁ部屋の配置決めたのニックだしね、ちかたないね。
うわドア開けて隣見たら直ぐそこにもう海軍船あるじゃないですか、ていうか何人か縄梯子かけて乗り込もうとしてるし。
あーもうこうやって目の前にするとやっぱり面倒くさいなぁ……いかんいかん、シチューにありつく為だ。
とりあえずこの縄梯子何とかしないと……あ、外れた、しょっぺえフック式だなオイ。
もうチョイ外れないようにこのフックに工夫しとけよ、ハンガーとなんら変わらないじゃんよ。
あ、縄梯子外したら上ろうとしてた海軍が何人か海に落ちた、合掌。
ていうかこの海軍船はあの海賊旗もどきの可愛いきめぇ丸ちゃんで海賊船だって分かったのか、すげぇ。
あの島に来た海軍共は誰一人として(多分)気付かず完全にスルー&放置の状態だったのに。
……あん? なんか海軍船から煙が上がってんですけど? 火事? 焚き火? 料理室?
どれも違うよなぁ、っていうかあの不自然に濃い煙はもしや……マジで?

「見つけたぜ……『旋風のアヤ』」

ゲェ! ケムリンことスモーカー! まさかここまで追ってきたの!? うっわないわー。
ルフィとかならまだなんとなく分かるけど、ほらドラゴンとか絡んでるし、でもこんなか弱い女子を追って自分の持ち場の海軍基地飛び出してくるとかないわー。

「なんですかスモーカー君、海軍辞めて女の子のおっかけでも始めたんですかぁ?」

「黙れ……! てめェをひっ捕らえる、覚悟することだな!」

「すいませんチェンジでー」

「……殺す!」

おいおいおいおい恐いなぁー、ひっ捕らえるがいつの間にか殺すに変わっちゃってるよこの人、切れやすい若者なのかね?
そういやスモーカーさんって歳いくつなんだrおっとっと危ないなー煙なんか飛ばしてきてってヤベェ部下からの鉛玉が雨あられ、一旦上空に避難。
女の子相手に集団チキン戦法とか引くわー、それでも男かお前らコノヤロー、男なら刀一本でかかってこいやっ。
ンーこのくらいの高さなら弾も当たらないかな……多分、まぁ船にいても当たらないけど船が傷つくのは嫌だし……早いとこ船大工が欲しいな。
さてと、まずはこの集団を無力化しつつ野菜を掠め取りつつ秘孔実験……はどうしようかなー、スモーカーさんの部下でやるのはちょっと。
まぁ現状で恨みのパラメータは高いだろうからあんまり変わんないと思うけど、流石に部下殺したら洒落にならんだろうし。
あー前の島の准将? ぶっ殺して『お前の上の席空けてやったから野菜寄越せ』ってやればよかったかなー。
うわケムリン飛んできたし……どうしようかな、このまま下に吹き飛ばしたら海に落ちてスモーカーさんの人生オワタるよな。
私怨もあるし海軍はクソどうでもいいけどなにも主要キャラを殺すこたぁーねーしよー、まぁ奴さんヤる気満々で海楼石の十手もどき構えてますけど。

「海に突き落としてやる……」

「きゃーしんじゃうー(棒)」

「お前には真面目って文字はねェのか!」

「私の辞書のその文字が書いてあったページは先日コーラこぼしたんで破って捨てましたけどなにか?」

ちょっとしたジョークなのに青筋前回でめちゃくちゃ恐い目でこちらを睨んでくるスモーカー、恐すぎワロえない。
まずはスモーカーを無力化するのが先決か、二度と逆らいたくないという決定的敗北を刻んでやらないとね。
あとロギア対策に海楼石欲しいな……海楼石ってどうやって手に入れたらいいんだろ。

「そういえば軽い世間話なんですけど、その海楼石ってどうやって手に入れました?」

「……何故これが海楼石って分かった?」

質問に質問で返すなァ――ッ! こ の 田吾作がッ!
いやしかしどうしようかな、まさか貴方の事なら何でも知ってますとか答えるわけにも行かないし、ウエッ。

「ヤマ勘って事にしといてください、もしくは風の噂」

「……お前に教える義理はない」

「えーいいじゃないですかー教えてくださいよー貴方には使いませんから」

「海軍本部で支給されたヤツだ、別に俺が作らせたモンでもねェ」

チッ、なんだよじゃあ海軍本部に乗り込んで自分で取って来いって事か? 流石に残機がいくつあっても足りやしないぜ。
だったらどうしようかな……!
いやしかしそれは人として……あ、今の俺妖怪だった、え? これいいの? 実は俺魚人島の途中から見てないからこれがストーリーに関わるか知らないし……。
まぁいいか、盗む、っていうか奪い取る、そもそもスモーカー君が俺を追ってきてる時点でストーリーの影響もクソもないわな。

「そろそろ遊びは終わりだ! ホワイトアウト!」

「うわっ!?」

一面のけ、煙が! 体に纏わり付くっ! キメェ! なんだこの梅雨に服が体にくっつくのの強化バージョンみたいな感触!
だがこんなもの風で吹っ飛ばして……! ぐえっ! の……喉に海楼石の十手が! 苦しいって!

「終わりだって言っただろうが、これでお前も牢獄行きだ『旋風のアヤ』」

……いや俺能力者じゃないから意味無いんだけどね、しかしここで能力者じゃないってバレルのはちょっと……いてて。
どうしようかな、なんか道具持ってなかったっけ……スカートのポケットの中にメモ帳入ってた、だから何だって話だけど。
んーこうなったらちょっとしたハッタリで誤魔化すしかないよな、苦しそうな演技でもして。
っていうかスモーカーさん十手マジで苦しいですってば。

「……お……ぅ」

「大人しくしろ、殺したって構わねェんだ」

「……黄金……の……回転」

「あァ?」

「……敬意を払いたまえ、スモーカー君」

とにかく意味深な台詞をスモーカーに聞かせた後、右手に風を集めてNARUTOの螺旋丸の様に回転させる(あんなに整わないけど)。
後はその風圧で纏わり付く煙と十手を吹き飛ばして弾き飛ばす、よっしゃぶっつけ本番でやった割にはなかなか様になったんじゃないか?
螺旋丸かー覚えても面白そうかも、ただ強い相手だと近づきたくないから遠距離技を覚えたいんだけどね、螺旋砲弾とか作ろうかな。

「……どういう事だ、確かにてめェの首に海楼石を当てていた、能力は封じていたハズだ」

「ハァ……ゲホッ、せ、世界には貴方の想像を超えた、『技術』があるんですよ、『能力』じゃあない『技術』が」

まぁ大嘘ですけどね、うぇ喉痛いぜ……女の子だからもうチョイ繊細に扱ってくれたっていいじゃあないっスかスモちゃん。

「お前がますます危険であるこたァ理解したぜ……ここで絶対に捕らえる」

「できますかね? ……これなーんだ?」

さてここで見せますのはさっき風で弾き飛ばしたついでに風で拾っといた十手でございます。
さぁスモーカー君、君はこの十手無し+相手に十手を持たせてしまった状態で戦うことが出来るのかね?

「てめェ……!!」

「いやー実際焦りましたよ、正直に言うとナメてました、そこは謝罪しましょう」

まさかあそこまで早いとは思わなかった、が、さっきみたいに俺を一面の煙で覆おうとすれば即この十手に当たる。
これを取り返そうと煙を伸ばしても同じ、そしてそもそも俺に十手をあてがっても意味が無いことは証明済み。
さあチェックメイトだぜスモーカー、なかなかハラハラさせてくれやがったお礼と共に私怨に対する復讐の続きといこうか?

「さーて覚悟の程はよろしいでしょうか?」

「……話は変わるが、お前一人旅じゃあ無かったようだな」

「? ええまぁ仲間が二人いますが」

「そうか、で、『仲間は放っておいてよかったのか?』」

「!!」

あ! やべぇまだスモーカーの部下達が下にいるじゃん! クソっ、まさか自分を囮にしやがったのかコイツ!
ちっくしょう!! つったってそんなに上に上がってたわけじゃないし下には刃九郎もニックもいる……!
信じるしかねェ……いやニックってそういや修行で限界とか言ってなかったか!?
頼りになるの刃九郎だけかよ! いやあんな狭い船の中で二人も守りきることが出来るのか……!?


「……遊んでいる時間は無くなりました、とっとと終わらせんぞクソ野郎!」

「だったらさっさとお縄につくんだな!!」




























鴉は海に夢を馳せる
第二十七話 男子三日会わざれば刮目して一ヶ月くらい会わないと「お前だれ?」ってなる
































俺を怒らせたなスモーカー……! 正々堂々戦いに来る勇ましさを評価してやろうと思ったが、まさかこんな卑怯な手に出るとはな!
だが空にいる以上ここは俺のフィールド、俺の世界よ! 実力差は歴然! 貴様に勝てる道理など無いわッ! 

「徹底的にブチノメシテ二度と敵に回したくないという気持ちで一杯にさせてやります……!」

「フン、ようやく真面目にやる気になったな……だがお前の思いどおりにはさせん!」

またも煙で一面を囲って俺を捉えることにしたか! だがもうその手には乗らんぞ、一歩身を引くだけで貴様の全身が見えて隙だらけだ!
このままこのお前の十手でボッコボコにしてやんよ! さぁかかってこいや……って正面の煙から銃が出てきたぁ!?
くっそ、まさかここまで小細工してくるとは、頬に銃弾掠ったぞ! 多分脳天に食らっても死にはしないだろうけど!

「男だったら近接オンリーで立ち向かってきたらどうです!?」

「海賊を捕らえるのに必要なのは男気じゃねェ! 実力だ!」

見損なったぜ……いや、プライドを捨ててこれだけ全力でかかって来る所は褒めるべきなのか!?
まったくヤになるね! 不殺の信念で戦ってるとはいえここまで苦労させられるとは! 天狗の体も万能じゃないか!
せめて固まってくれてたら前みたいに逆鎌鼬ベーリングで捕まえてやるのに! ずっと煙と通常の体の中途半端な状態でとどまってやがる!
しゃあない、こうなったら天狗のスピードで一気に懐に潜り込んでそのまま十手で殴り抜けてやる!
もう一歩だけ身を引いて完全にスモーカーの煙全てが視界に入るようにする、うわ銃弾飛んできた危ねえ! 距離とったらすぐ銃弾か!
だがここから急加速! 人間の反射神経じゃあ捕らえられないし人間のスピードじゃあ避けられないぜ!
……あれ? ちょ、チョイ待って何回も急加速して潜り込もうとしてるんだけど、その度にかわされてる!? 嘘だぁ!?
なんで……ってコイツ俺が突っ込んできた風圧でわざと吹き飛ばされて距離をとってやがる! 小ざかしい真似を!
しかも距離とったら容赦なく銃弾が飛んできやがるし! 攻守共に優れてるって訳かよ! ブラボー……おおブラボー!
なかなか鬱陶しい戦法だ……だが完璧じゃあないな、スモーカー大佐よぉ!
こういう時は逆の発想だぜ、相手がこっちを近づかせないようにしてくるってんなら――

「――相手に近づいてきてもらえばいいんですよねぇ!」

「な……くっ!? 体が引っ張られるだとッ!」

吹き飛ばしても駄目なら吸い込んでやる! この吸引力はダ○ソンなんか比べ物にならないぜーッ!
っと、また煙でバラバラになって逃げようってか! 残念ながら一部の煙だけでも近くにあるんなら十手が当たるんだよ!
この煙がどこの部分か知らないが……思いっきり、どつく……いやド突く! 決まったッ!
突き出した十手が煙にぶち当たって止まった、この感触は……骨、ではなさそうだな。
そのまま十手が当たった部分に拡散していた煙がどんどん集まってきたと思うと、そのままスモーカーの形を作る。
突きが当たった部分は……鳩尾か、手加減したとはいえ人の身ではかなりの力のハズ、鳩尾にぶち込まれちゃあ勝負あったな。

「て……てめェ……ぁ」

「残念でした、まだまだ勝たせませんよ」

君の作戦は完璧だったが、実力に差がありすぎたようだな、まぁ実力ってか体の力量っていうか。
技術面と戦略面では君は完全に俺を上回っていたぜ、俺も力に頼ってばかりの戦法だとこの先生きのこれないかもしれんな。
まぁとにかく終わりだ、そのまま煙にならずに落下していくスモーカーの手をキャッチする、重……くはないな。
鳩尾突かれてそのまま気絶したか、まぁ多分内臓とかは痛めてないと思うから大丈夫だとは思うけど。
……ってそんなこと言ってる場合じゃねぇ! ニックにエリーちゃんに刃九郎! 待ってろ今助けに行くぜ!
くっそスモーカー重くは無いけどガタイがデカイから邪魔くせぇ! 担ぐと前が見えねーじゃねーか!
しゃーないから肩を貸すような姿勢……飛びにくいッタバコ臭いッ! こいつここから落としてやろうかなぁ! 俺タバコの臭い駄目なんだよ!
もう背負うわ! あー大分マシだってマジで早く行かないと! 勝負が終わっても邪魔をしよるかコイツは!




……両船共になんにもなってませんな、いったいこれはどういうことかな? 少なくとも甲板に刃九郎にやられた海兵の死屍累々できてるかと思ったんだが。
とりあえず海軍船の甲板に着地、あれ? 向こうに乗り移ってるヤツいなくない? もしやもうあいつ等全員捕まって……!
とか思ってたらなんか一般兵AだかBだか知らない奴が俺の前までしゃりしゃり出てきおった、お? なんだ上司の敵討ちかやんのかコラ。

「……その様子だとウチの大佐はやられたようですね」

「まぁ見たまんまですけどね」

「そうですね、全く、私達に『手ェ出すな』と言っておいて負けるとは……」

……あん? 手を出すなって言って……? だってさっきコイツ下の俺の仲間達ほっといていいのかって……。
……!! こ、この煙野郎! まさか俺を炊きつけるためにあんな挑発しやがったのか! くっそまたやられたって訳か!
どこまでもやってくれやがる……、今度会ったら地上戦でボッコボコにして虐めて遊んでやるぜこの野郎。

「……私達が上司から手を出すなと言われてる以上、私達からは手を出せませんが、どうします?」

「いやー私も疲れましたし、もういいですよ、海軍は嫌いですけどこの男は嫌いじゃないんで」

好きって訳でもないけどな、いやでも今回の件でワンピースの中でも好きなキャラの上位に食い込んできたかもしれん。
とにかくこのスモーカー君邪魔だし下ろすぜ、ああスモーカー君が担架で運ばれていく……なんかシュール。
ていうかもう疲れた、お腹空いた……もう夕方時だし、ご飯の時間だし戦いたくないでござる。

「では私達はここで引き上げさせてもらいます」

「あ、ちょいとお待ちになってください」

「? なにか御用ですか?」

「失礼ですが、野菜、分けてもらえませんかね?」

そういや最初の目的忘れるところだった、危ない危ない……シチューシチュー。
その後(なんか首を傾げられたが)上司の命を見逃してもらったとか何とかの口実ででかい袋一杯の野菜を貰った。
これで次の島まで野菜に困ることはなさそうだ、今日のメニューは野菜たっぷりシチューに野菜炒めにサラダにしようかね。
あ、そうだついでにスモーカーにはもう一つやっておかなきゃいけない事があるわ。

「あ、それともう一つだけいいでしょうか?」

「なんでしょうか、もうこれ以上の野菜は部下達の栄養不足に関わりますので渡せませんが……」

「いえ、スモーカー君に一つだけ伝言をして欲しいのです」

「伝言ですか、長くなりそうならメモを取りますが」

「一言二言なので大丈夫です……『アラバスタでまた会おう』、そう伝えてください」

「アラバスタ? アラバスタ王国の事ですか?」

「ええ、近いうちにそこで会うことになると思います……あ、後タバコ控えるようにも言っといてください、ではまた」

そのまま袋を持ってオーバークルーズ号に飛び乗る、これで原作も進む……と思いたい。
ていうかこのスモーカー君はルフィに会ったのだろうか? まぁいざとなったらスモーカー→俺→ルフィって感じに繋がりを作ってやればいいかな。
いやーまさかここでスモーカーに会うことになるとは思わなかったぜ、スモーカーがストーカー……。
畜生、さっき戦ってる時に言ってやれば面白かったかもなぁ~惜しいなぁ、アラバスタで言ってやろっと。
あー疲れた、でもメシ作らないと……面倒臭いけどしゃーないな、あ……雪降ってきた、ここら辺はもうそろそろ冬島気候か?
場所的に考えてチョッパーの所が近いかもなー、ちょっとチラッと見るだけなら大丈夫かな? ルフィ達に会いたいなー……。
まぁアラバスタまでその気持ちをぐっと飲み込んで我慢することにしよう、後どの位だろアラバスタ? 一応ログは大丈夫だと思うけど。
でかい王国で結構な確立で通るらしいからなアラバスタ、クロコダイルが(名目上)守ってるから大抵の海賊はスルーしてくらしいけど。
隣を見たら既に海軍船が出発していた、さっき話したスモーカーの部下さんがこっち見てたから一応敬礼しといた、され返された。
やっぱ本職はびしっとしてるなー……うー寒さむ、キッチンの暖炉つけとこう……今日は温かいシチュー確定だな。
全く、退屈は凌げたけど……今回みたいにハラハラするのは少し勘弁して欲しいかな。
とにかくメシだメシ、メシ食ってから考えよう。


「ニックー、メシ食いたかったら皿運び等々手伝いなさーいコノヤロー」





























後書きコーナーも久しぶりな気がする

アヤ「ハイこんにちはー、相変わらず遅筆なくせに内容が薄っぺらいですねー」

アヤ「感想でも短い薄いキンクリしすぎなどのごもっともな意見を頂いてます、ホントどうしようもないですねー」

アヤ「あとものすごく今更ですが新年明けましておめでとうございます、まさか年跨ぐとは思いませんでした」

アヤ「適当に書くだけ書いて一万超えたら満足して適当に打ち切ろうかと思ってたんですけどね……」

アヤ「あ、あと質問いただきました『旋風ってせんぷうですか? それともつむじかぜですか?』って事ですが」

アヤ「これはつむじかぜって読んでください、まぁどっちでも格好いいんですけどね」

アヤ「今回一人称戦闘シーンがものすごい難産でした、まじ難しかったです、緊張感がどうやっても出せない」

アヤ「妥協してキンクリしようかなとか思ったんですけど友達が『死んでも妥協するな』とか心理テストの名前のヒーローみたいな事言ってくれやがりまして」

アヤ「自分の持てる限りを尽くして頑張った結果まぁ今回出来上がりました、もうここまで来ると言い訳チックですが」

アヤ「神龍にもっと文章力が欲しいって頼みたいです、あと幻想郷に行きたいです」

アヤ「まぁのんびり成長しつつ頑張っていくので勘弁してください……」

アヤ「余談ですけどスモーカーさん動かしやすいっスね、台詞回し難しいけど」


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