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No.35313の一覧
[0] とある幻想殺しの空間移動【とある魔術の禁書目録】[Answer](2012/09/27 17:48)
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[35313] とある幻想殺しの空間移動【とある魔術の禁書目録】
Name: Answer◆1988f9ea ID:e7b4a880
Date: 2012/09/27 17:48
上黒です。
注意事項はオリキャラが多数出ると言う事です。

              *


白井黒子は大企業の『白井国際貿易』と言う貿易会社の五人中の三番目の娘である。
その白井黒子は春から学園都市に転入する事が決まっていた。
そんな白井は幼稚園での友達と別れるのが寂しかった。しかし白井の父親はどうしてもだ、と聞かなかった。
子供ながらに父親に心配をかけたく無かった白井は公園でキィキィと高く鳴るブランコをこいでいた。
そんな時、目の前に居た虐められている小学生。


「ねぇ、どうしたの」
「……、俺に話しかけるなよ。不幸になるぞ」

周りを囲んでいた小学生は居なくなっていた。
その男の子の言っている意味が理解できなかったが、虐められていることには変わりないだろう。

「私の家に来ない? 手当てくらいはさせてほしい」
「だから言ったろ、不幸になるって。家が火事にあったり、泥棒にはいられたりするんだぞ」

そう言って小学生は砂埃だらけのランドセルを叩いて、担いだ。

「貴方! 名前は?」
「当麻」
「当麻さん、また会えないかな」
「無理だ。俺もうすぐ学園都市ってところに行くから」
「それは、私も一緒」
「……俺には関係ないし。じゃあな」

当時の白井にとっては立ち去る『当麻』の背中が大きく見えた。
偶然会った苛められっ子。
白井は何故かまた会いたいを思うようになっていた。

           *

それから6年の月日が流れた。
白井黒子はもうすぐ中学生だ。
レベル4の空間移動(テレポーター)。来年、常盤台中学に入学予定だ。風紀委員としても活動していて、つい最近、花飾りをした少女が同僚になったばかりだ。
6年近く経っても、『当麻』の存在は忘れられない。
上の名前を聞かなかったのが失敗だったな、と今更後悔しているが、どうせ会えないだろうと諦めらめかけていた。

「白井さん、ここの書類って……」
「こうしますのよ?」

まだ雑用ばかりだが、いつか最前線で活動できるだろうか?

「第七学区で棚川中学校生徒が襲われています!」

遠藤角錐と言う風紀委員が得意としている情報探索システムをフルに活用して見つけた事件だ。
通報前に確認出来るのが特技らしい。
現場へ直行するのは固法美偉と白井だ。
まだサポート役にしか過ぎないが、これでも十分な経験になるだろう。

「また『彼』かもね」
「『彼』?」
「人助けが大好きな中学生。不思議な右手を持っているの」
「そうですの。まぁ私には関係ない話ですわ」

鉄矢のホルダーを太腿に付けて、固法に触れた。

「急行しますわよ」
「わかったわ!」

ヒュッと姿を消した。
遠藤角錐の横で関心している初春飾利の頭に手を置いて角錐は言った。

「さって、アイツ等もいなくなったことだし、昨日の続きでも始めましょうか」
「はい!」

             








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