ジョジョ×とある魔術の禁書目録のクロスオーバー。
気に入っていただけると幸いです。更新めっちゃ遅いけど。
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この物語は、最後の物語である。
ジョースター…空条家が…世界が一巡するまでの…最後の記録…
それを語るには、まず世界が加速し始めたある場所での話をしなければならない。
ある時刻、ある場所での、ある人物たちの話…
「…全員そろったか…?」
一人の男が、空を凄まじい速さで通り抜けていく太陽を見ながらそうつぶやく。
異様な光景だった。一瞬にして空は青、赤、黒、青、赤、黒…と、色を変えていく。そこにある一本のラインが走っているが、それが太陽だとは誰も夢には思わないだろう。
「…遂に来たか…天国のとき…」
「ったく、俺はこのまま何もしないでいきたいのによぉ…」
「なら一人で行くといい。お前など不要だ」
「じょーだんだってば! まだ不完全な天国だなんて行くのはごめんだね!」
その異様な光景に全く驚愕の表情を浮かべないのは、4人の人間。
「…そろそろだ。行くぞ。アルベラ、トゥナイトアライブを」
「木村、おまえもチェンジザワールドを忘れるな」
木村、アルベラというその男二人から、何かが現れた。
それは人の姿をしていた、生命エネルギーのヴィジョン。同じヴィジョンを出せる人間にしか見えない、もう一人の彼ら。
「チェンジザワールド!」
「トゥナイトアライブ!」
この二つのヴィジョンによって。世界は。簡単にゆがんだ。