少佐「特車2課?」篠原「公安9課?」
とある倉庫
サイトー「こちらサイトー、所定の位置に着いた」
少佐「タチコマ、バトー状況をしらせろ」
バトー「こっちもOKだ」
タチコマ「少佐~♪こっちも準備バッチリですよ~」
少佐(わかった、これより突入する!)
((了解!!))
~回想~
公安9課ビル
部長「米帝からの未確認情報だが、どうやら軍事用レイバーを使って学生運動の一部過激派がテロを企てているとの情報を得た」
バトー「最近の学生さんはずいぶんと過激なことをするようになったんだな~w」
トグサ「オレが所轄に居た頃は日米安保やなんやで、学生運動はもっと過激だったけどな」
少佐「だとしても。たかがいいところのお坊ちゃんが軍事用レイバーを手に入れられるとは考えがたい……何か裏があるようね?」
部長「うむ。これを見て欲しい」
「???」
トグサ「こいつは……内海じゃないですか!?」
イシカワ「内海、ってあの内海が?そりゃまた、一体どうして今回の件にこいつが……?そもそも、奴は」
少佐「死んだことになっているはずだわ」
所長「内海、リチャード・王、悪の植等とよばれ騒がれた男だ。シャフトと絡んで黒いレイバー、グリフォン騒ぎを起こしたのもこの男仕業だとされている。しらべによると国外逃亡直前に死亡した事になっているにもかかわらず、近年活動を始めたという情報が多数上がっている。しかも、懲りずに日本国内でまた何かをやらかすつもりらしい」
バトー「死人が蘇ったってか?」
少佐「バトー」
部長「内海が生きているにせよ死んでいるにせよ、我々公安9課としてはテロ活動が起きようとしているのに知らん顔をしているわけにはいかん」
少佐「わかったわ。パズとボーマはシャフト・エンタープライズをあたれ」
パズ&ボーマ「了解」
少佐「イシカワは内海の調書に不審な点がないかを調べてちょうだい」
イシカワ「よし、わかった」
少佐「サイトー、バトーはタチコマ2機をつれて装備Eで私と目的地に向かう」
バトー「学生相手か……いっちょイジメてやるか」
サイトー「そいつはご愁傷様だなw」
バトー「で、オレは?」
少佐「トグサは以前の事件の関係者を洗え」
バトー「了解」
~回想終わり~
再びとある倉庫
学生A「おい、外の様子が変だぞ?」
学生B「大丈夫だって、俺たちには内海様がついているんだぜ。うまくやるさ」
ガチャン!!
学生A「おい!電気が消えたぞ!?」
学生B「!?」
パリーン!!!
学生A&B「!!!!!!」
ダダッダダダダダダ!!!!!
学生A「今度は銃声!?」
バトー(少佐、やりすぎじゃねーの?)
少佐(親のすねかじってる身分でテロなんか企てるからよ。お仕置きよ、お仕置き)
ダダッダダダダダダ!!
サイトー(少佐、やはりレイバーの姿は感知されない。おまけに増援がくる気配もない……。アイツら完璧に捨てられたな)
少佐(やはり収穫なし…か)
ダダッダダダダダダ!!!!!
少佐(サイトー、念のため警戒を怠るな。それからバトー、タチコマ)
バトー(?)タチコマ(ハイ?)
少佐(思う存分にイジメてやれ!)
バトー&タチコマ(了解w)
ダダッダダダダダダ!!!!!
ドカーン!!!
ドコーン!!
学生A&B「ごめんなさぁぁああ~い!!もうがんべんじでぇえええ~!!!」
トグサ「あの~」
麦藁帽で釣竿をもった中年「ハイ?」
特車2課隊長室
後藤「南雲さん、お茶くれません?」
トグサ「いえ、お構いなく」
ゴトッ
南雲「どうぞ」
トグサ「あ、どうもすいません」
南雲「で、公安9課。攻殻機動隊の方がどうして我々に?」
後藤「ズズッー」
トグサ「実はこの男の件で」
ピラ
後藤&南雲「!?」
トグサ「この写真の人物についてお話をお聞きしたいのですが」
トグサ「有線で、できますか?」
南雲「いえ、私たちはサイバーテロ対策ということで、儀体、電脳化してないものの方が多くって…」
後藤「……」
後藤「そういえば、よかったらうち自慢の干物たべていかない?まだ、あったかな~。ねえ、南雲さん。悪いんだけど倉庫に予備があるから取ってきてくれない?」
南雲「なんで私が……」
後藤「お願いだから」
南雲「……わかったわ」
トグサ「……」
バタン…
後藤「で、内海は死んだはずじゃ……?」
トグサ「多くは話せませんが、最近また内海が活動を始めたという情報があります」
後藤「嘘でしょ?」
トグサ「なら、いいのですが」
???「たーい…」
後藤「うちに来たのはやっぱり熊見に話しを聞きにきた、と」
???「ち……?」
トグサ「……」
後藤「で、奴はこんどは何をしようとしてるわけ?」
トグサ「それが最近、一部の過激派学生運動家と組んでテロを企てているそうです」
後藤「!」
トグサ「私も以前は本庁にいましたから、黒いレイバー事件についてはある程度しっています。その中で熊耳巡査部長のことも……」
???「これは」
ノア「やばいことになってる!?」
タタッ
トグサ「これが捕まった奴らの仲間から得た情報です」
後藤「ふーん」
トグサ「これを見てどう思われますか?」
レイバー格納庫内
ノア「だからとにかく熊耳さんがヤバいんだって!!」
篠原「突然そんなこといわれたってなぁ、ねぇ?」
進士「熊耳さんに限ってそんなことは」
ノア「私隊長室の前で聞いちゃたんだもん!」
太田「おいおいどうした?何があった!?」シゲ「え、何々?どーしたの?」
篠原「ゲ、太田、シゲさん……」
ノア「……ということなのよ」
太田「ゆるせん!」
篠原「ゆるせんって何がだよ。まさか熊耳さんに対して妙なことを考えているんじゃないだろうな?」
太田「バカ貴様は?第一、あの女がそんなテロなんてことするわけないだろうが!」
全員(ホッ……そこまでバカじゃなくってよかった……)
シゲ「でも、今来ている刑事は逮捕しようとしているんだろ……」
一同「……」
シゲ「よし!」
篠原「シゲさん、よしって何がだよ」
シゲ「ぐふふふっっ、ここは整備班一同でその刑事を平和的、かつ効果的な方法で説得しに行くぞ!!いくぞ、ヤロウども!!!!」
整備班全員「オッス!!!」
ダダダダダダダダダダ!!!!!
山崎「いっちゃった……」
篠原「感心している場合か!?俺たちも追いかけるぞ!」
後藤「うーん、確かに奴らしくない、といえば奴らしくないな」
トグサ「ええ、私もそれが引っかかってまして」
トグサ「なんというか、内海の犯行は過程を楽しんでいるというか」
後藤「手段のためなら目的を選ばないってタイプ?」
トグサ「そうだと思います」
後藤「なるほ」
シゲさん「てめぇーか!!!熊耳ちゃんを逮捕しようとしているやからは!?」
トグサ&後藤「?」
太田「お前は熊耳巡査部長がホントウにそんなことをたくらんでいると考えているのか!!!」
トグサ「へっ?」
イシカワ「少佐」
少佐「どうした?」
イシカワ「内海の死亡調査書の件だが、奴は書類上は死んだことになっている。書類とデータには偽装を施したような形跡は一切みつからなかった。ただ一つ気になることがあってな……」
少佐「何だ?」
イシカワ「奴の死体が消えているんだ」
公安9課ビル内所長室
所長「で、パズとボーマがあたったシャフト社も空振りだったと」
少佐「ええ、でもイシカワの報告が気になるのよね」
所長「内海が生きていると?」
少佐「あくまで可能性の話よ」
所長「……わかった引き続き本件の捜査を頼む、こっちは万が一に備えて陸自に手をまわしておく」
少佐「あら、心配してくれるの?」
所長「今回の件がただのテロではなく、軍事用レイバーを使ってのテロなら我々だけでは手がおえんかもしれん。そうなる前のもしもの保険だ」
後藤「……ということ」
整備班一同「すいませんでしたぁ~~!!!!」
特車2課隊長室
南雲「ハァ……」
トグサ「いえいえ」(にぎやかな職場だなー)
進士「勘違いして」
山崎「ほんとうに」
太田「スマンセン!!!」
篠原「元はといえば野明、お前のせいだからな!!!!」
野明「だ、だってぇ……」
トグサ「と、ところで、熊耳巡査部長はどちらに…?」
太田「そういえば朝から見てないような」
進士「今日非番じゃありませんでしたっけ?」
ノア「じゃ、じゃあ私が電話してみるね!」
プルプル…
プルプルプル…
ただいま電話に――
熊耳自宅
とぅるるるる!
とぅるるるるる!!
???「おっと電話だ…」
熊耳「QWせFTGYふんじも、KL」モゴモゴ
???「ダメダメ、せっかく口をふさいだんだし、体も縛ったんだから、おとなしくしてなきゃダメじゃないw」
熊耳「あSDFG!!!!!!」モゴモゴ
???「それとも、今ココでむかしの続きでもするかい♪」
ノア「あれ、つながらない。おっかしいなぁ」
トグサ「!」
トグサ(少佐)
少佐(トグサどうした?)
トグサ(熊耳巡査部長と連絡がとれません。念のため調べてくれませんか?)
少佐(わかった、すぐにバトーを向かわせる)
トグサ「ふぅ」
後藤「報告ご苦労様」ボソ
トグサ「!?」
特車2課一同「???」
後藤「確かにこのタイミングでいつもは連絡が取れる熊耳と音信不通なのはおかしいわなー」
進士「確かに、携帯に電話しても出ないなんて熊耳さんらしくない、か」
太田「警察官たるものいつなんどき緊急事態が起こるかわからん。非番だからといって電話にでないということはありえん!!」
篠原「…お前にいわれたかねーょ」ボソ
太田「篠原―!!!!!!」
ノア「と、とにかく熊耳さんとこに行くのが先でしょ?」
南雲「私たちは待機任務の途中です」
ノア「で、でも……」
後藤「そうそう、ここはプロの方々にお任せして。ね、トグサさん?」
トグサ「え、あぁ任せてください」
後藤「じゃあ、ここはひとまず解散ということで。各自持ち場にもどって」
「「はーーーーい」」
後藤「あ、これ公安9課のみなさんにどーぞ」
トグサ「ハゼの、干物…?」
後藤「そうそう、シゲさん」
シゲ「?」
後藤「レイバー全機、今すぐ出動準備しといて」ボソ
シゲ「!」
電脳空間
バトー(少佐)
少佐(どうした、バトー)
バトー(どうやら一足おそかったようだ、痕跡からするとそんなに時間はたっちゃいない。たぶん犯人といっしょにいる、近所の住人が見た不審車両の画像をそっちに送る!)
少佐(わかった。IRシステムでこちらもさがしてみる、イシカワ!)
イシカワ(あいよ、いまやってる)
少佐(トグサはそのまま現場へ、サイトーはパズ、ボーマとタチコマで待機)
((了解!))
少佐「この手口…どうにも妙だな……」
とある車の中
???「気をつけて運転してくれよ」
学生C「しっかし、警察を捕まえるなんて、やることがやっぱ大胆ですね!内海さん」
内海「そうでもないよ、だって彼女。僕のフィアンセだからねw」
熊耳「んんー!!(違うわよ!)」
学生D「おい、てめぇ女だからって妙なことしようと思うなよ。なんかやったら打ち殺すぞ」
内海「おいおい、女性にはやさしくしないとだめだろ♪」
熊耳「…?(本当にコイツ内海なの…?)」
素子車内
少佐(イシカワ、奴らの居所はつかんだか?)
イシカワ(ああ、ちょうど今でたところだ)
イシカワ「こいつは……!」
少佐(どうした?)
イシカワ(死んだはずの内海のやろうが写ってやがる!?)
少佐「!?」
少佐「トグサ今どこにいる!」
トグサ「オレのカンが当たってましたか?」
少佐「ああ、ドンピシャだ。今すぐ指定するポイントに向かえ!」
トグサ「了解!」
特車2課
ピコーン、ピコーン
後藤「まさかの公安も、うちに発信機を仕掛けられるなんて思ってなかったろうねー」
南雲「はぁ、一体どこに仕掛けたの?」
後藤「ハゼの干物の中」
南雲「」
太田「た、隊長いいんですか?」
後藤「いいって、何が?」
太田「相手は攻殻機動隊ですよ、カウンターテロ組織として設立された少数精鋭のサイボーグ部隊ですよ」
後藤「で?」
太田「」
ノア「太田さんよくしってるねー」
篠原「機動隊にいたってうわさは本当だったのか……」
太田「悪かったなぁああああ!!!」
山崎「聞こえたんだ」ボソ
南雲「でも、今回は相手を選ぶべきじゃないの?」
後藤「相手が相手だからこそ。それに、うちの部下を連れ去ったかもしれないんならだまっちゃおれんでしょ」
一同「!?」
「え、うそだろ」「マジかー」「オレのタケさんを……」「いまごろあーんな、ことや。こーんなことを///」
南雲 「オホン!」
「「!」」
シゲ「こっちはレイバーの準備オッケーよ!」
南雲(いつの間に…?)
後藤「よし、じゃあ皆さんそろって亡霊退治としゃれこみますか!」
高速道路
内海「このままセーフハウスへは向かわず、アレの格納庫まで急いでくれる?」
学生C「え?どういうことですか!」
学生D「まさか、こいつが仲間にばらしたとか!」
熊耳 ブンブン!
内海「そんなに否定しなくってもわかってるw今度の相手は結構厄介だ。計画からは外れるが今はこれしかない。それにしても、念のためと思って近所のおばちゃんにインターセプター入れといたのはよかったなー♪」
熊耳「んー!(そんなことまで!)」
内海「さあ、また面白いものがみれるよ~!」
イシカワ(奴ら、ルートを変えやがった。こちらの動きがバレてる?)
少佐(やっかいな場所だな……)
バトー(ああ、貨物倉庫の中になら巨大なレイバーといえどらくらく隠せちまうからな……)
少佐(パズ、ボーマ、サイトーはヘリで現場に向かえ、私もすぐに行く)
「「了解!」」
少佐「最後は陸自に、か…」
トグサ(少佐!)
少佐(どうした?)
トグサ(相手がレイバーならこっちもレイバーで行きましょう)
少佐(どういうことだ?)
トグサ(因縁の対決ってことですよ!)
少佐(?)
トグサ「にしても、ハゼの干物くせになりそうだな……w」
倉庫内
学生C「お前らすぐに準備しろ!」
「「ハイ!」」
なぞのレイバー(内海)「さあ、これで私は越えることができる……クッククック」
ドカッーーーーーーーン!!!!!!!
バトー「ちっ、間に合わなかったか!」
ダバダバダバダバダバ!!!
タチコマA「おーい、バトーくぅん///」
タチコマB「あ、ホントだバトーさんだw」
タチコマC「バトーさぁん♪」
バトー「おいおい、タチコマで軍用レイバーの相手が務まるのかよ…?」
キキッーーーーー!
バタン。
トグサ「旦那、あの黒いレイバーって!?」
バトー「ありゃあ、グリフォンとかいう奴だ!!」
ダダッダダッ
ボーマ「さすがにタチコマじゃキツイか…!」
ダダダダッダダッ
サイトー「ミサイルもダメだ、最新のジャミング装置が装備されてやがる!」
ドカーン!ドッカーン!!!!
グリフォン(内海)「ふっふふふふ♪」
後藤「あちゃあ」
南雲「まさか…!?」
ノア「あれ誰が動かしてるんですか!?」
篠原「少なくともあいつじゃないだろう」
進士「ところどころカスタマイズされているみたいです」
篠原「さしずめグリフォン(改)ってところか……」
後藤「今すぐレイバー発進、特車2課各員は実力をもってグリフォン(改)の排除にあたれ!」
一同「「了解!!」」
後藤「じゃ、後お願いします」
南雲「……やれやれ」
ガサッ
???「ちょっといいかしら?」
南雲「これは…」
後藤「光学迷彩…!」
???「あの黒いレイバーの対処はまかせるわ。こっちはこっちで人質救出するからなるべく倉庫から離れてくれると助かるんだけど?」
南雲「そんな勝手な!」
後藤「わかった。じゃあ、オレの部下はオタクに任せた、その代わり五体無事で返してくれよ」
南雲「後藤さん!」
???「ふふ…了解した」
南雲「軍事用の光学迷彩まででてくるなんて……」
後藤「それじゃあ、うちらもがんばりますかー」
???「バトーとトグサは人質救出に向かえ!他の人員は特車2課の援護!!」
「「了解!!」」
倉庫内
学生C「おいおい、どうするよ!?」
学生D「この警察官に俺たちの顔が割れてる、今のうちに始末だ!!!」
熊耳「くぇrちゅいおp@「sdfghjkl;:!!!!」
パン、パーン!!!
???「悪いねぇ、君たち」
学生C「ぐわぁ!?」
学生D「うぅ……内海さんなんで俺たちを…」
内海「さあw君は僕といっしょに来てもらおうか♪」
熊耳「zxcvbんm、!?」(内海が二人!?)
バトー(銃声!?)
少佐(場所の特定は出来たか!)
トグサ(オレが一番近いです!)
少佐(念のためそちらにバトーとを向かわせる!まかせたぞ)
トグサ「…マテバでよければ」
タタタタッタタタッ
ススッーー
スチャ…
トグサ(少佐、仲間の学生と思わしき男が2人倒れています。内海、熊耳巡査舞踏の姿は見当たりません…)
少佐(どういうことだ……?)
バトー「少佐!内海と思われる人物が高速方面に逃走中、巡査部長もいっしょだ」
少佐「仲間を裏切ったということか…?」
イシカワ「少佐!」
少佐「どうした」
イシカワ「大変なことがわかった!顔作師が死体で見つかった」
トグサ「少佐!内海が車で逃げました!」
少佐「内海が二人…?一体どういうことだ!」
イシカワ「やっぱりか……」
少佐「イシカワさっきの件はどういうことだ…!?」
イシカワ「よく聞け、内海は一人じゃない!!」
ドンガラガッシャーン!!!!
レイバー(太田)「うわぁああああああ!!!!」
レイバー(ノア)「太田さん!?」
篠原「ありゃ太田機は行動不能だな……」
シゲ「ああああああ……」
山崎「…ご愁傷様」
篠原「ノア、リボルバーカノンだ!」
レイバー(ノア)「それだと万が一熊耳さんに…!?」
???「大丈夫よ、巡査部長は倉庫をはなれた」
レイバー(ノア)「無線?一体どこから!?」
レイバー(ノア)「でも、それなら…!!!」
ガッシャン!!!
タチコマC「あsdfghjkl;!!!」
タチコマB「あ、こわれたぁ~w」
タチコマA「構造解析されるのかなぁ~!!!」
一同「いいなぁああ~♪」
レイバー(ノア)「こいつぅ!!!!とりゃぁああああああ!!!!」
グリフォン(内海)「ぐぅぅうう!!?」
ドッカーン!!!!
ノア「こいつでぇえええ!!!!」
ガッシャーーーン!!!!!
グリフォン(内海)「くそ!!動かない!?」
カシャ、カシャ
グリフォン「」
内海「こうなったら……」
グリフォン「自爆装置が起動します。各員は退避してください。繰り返します、自爆装置が起動します……」
シゲ「おいおい、こりゃやばいんじゃないの~~!!!!?」
南雲「各員、退避!」
後藤「ダメだ、間に合わない!対ショック姿勢!!」
???「まかせなさい!」
篠原「おい、グリフォンのコックピットハッチに誰かいるぞ!?」
バトー(少佐!?無茶しすぎだ!!!!」
少佐「直接ハッチを空けて中の奴を引っ張り出して有線で止める!!」
バトー(無茶だ!それに奴の防壁が軍事用のものだったら脳を焼ききられるぞ!?)
少佐「だがやるしかないだろう!!!」
ガシャン!!!!
ノア「私も手伝います!!」
ギギギギギギギ!!!!
内海「ハッチが…!」
ノア「これでぇぇえええええ!!!!」
バァアアアーーーーン!!!!!
少佐「動くなぁああ!!!」
内海「」
「「爆発まであと30秒」」
内海「これで僕は!」
バトー(少佐、オレはバックアップに回る!)
少佐「!?」
バトー(身代わり防壁の代わりぐらいにはなるだろう?)
「「残り20秒」」
内海「くそ!」
ダダッダン!!!
内海「!?」
サイトー「動くんじゃねぇよ」
「「10」」
「「9」」
「「8」」
篠原「間に合わないか…」
「「7」」
「「6」」
南雲「各員退避!!!」
「「5」」
「「4」」
「「3」」
「「……」」
ノア「と、とまった?」
イシカワ「少佐大丈夫か…?」
少佐「ああ、なんとかな…」
トグサ「少佐、こちら内海を確保しました!」
バトー「何だって!?こっちでも内海を確保した!ついでに巡査部長もいっしょだ」
熊耳「あなたたち、一体何者……?」
取調室
内海A「……」
内海B「………」
内海C「…………」
バトー「で、今回の件は結局どういうことだったんだ?」
少佐「内海という人物のオリジナルは結局死んでいたってことみたい。死体はあいつらのセーフハウスで見つかったわ」
バトー「ほう」
少佐「あいつら偽の内海はもとから熱心な内海のファンだった」
バトー「そのうち只のファンじゃ物足りなくなって死体を盗んで、過去の計画を自分たちで実行しようと思った、と?」
少佐「これもスタンドアローンコンプレックスによる模倣犯の出現と見て問題ないでしょうね。現にオリジナルの内海は死亡しているわけだし、今回の事件はその内海が計画したデーターが何者かによって流出されてしまったというのがことの始まりみたいなものだし」
少佐「それに、顔作師に頼んで内海に姿、顔、までほぼ本物どうようとし、自分と内海を自己と同一視することによって自分自身を内海に成り代わりさせようとした」
バトー「しかし、所詮は偽者は偽者でしかない、と」
少佐「人間は自分以外の自分にはなれないってことなのかもしれないわね……」
特車2課
ノア「熊耳さーん!!!」
熊耳「ちょっと苦しいわよw」
進士「とにかく無事でよかった~」
熊耳「そうね、これもみんなのおかげね!ほんとうにありがとう!!」
隊長室
カチッ
シュボッ
後藤「ふーーー」
キィー
後藤「あ、南雲さん?ごめん今すぐ煙草消すから~」
???「ずいぶんお疲れのようね」
後藤(光学迷彩!)
後藤「わざわざそれを言いに?」
???「お礼を言いに」
後藤「それはこっちがいいたいぐらいさ」
???「内海は結局死亡している、死体も発見されたわ」
後藤「あ、そう」
後藤「あの大学生くん達は結局あの内海の模倣犯達に踊らされたいただけってことか……」
???「さすがはカミソリ後藤ね」
後藤「猿オヤジによろしく伝えといてくれない?」
???「ふっw…いいわ伝えておく」
スッーー
???「そうそう、ハゼの干物美味しかったって私の部下が言ってたわよ」
後藤「そりゃよかった、またいつでも遊びにくるといい」
???「いいスタッフをそろえているのね、今度スカウトに来させてもらうわ」
後藤「でしょ、ライトスタッフばかりだからね」
後藤「でも、野球をするには人数が多すぎるでしょ?って、もういないか……」
了