※この作品は、他人のネタを使って新しく書き直したものです。
作者さん、ごめんなさい。


こんにちは、平沢唯です。
今日はけいおん部のみんなと富山県に来てます。
来てすぐに事件が起こりました。

誰も観光地を知らなかったのです。
地図を見ながら歩いても目的地につけない、京都の時もそうだった気がする。
仕方ないので地元の人に聞く事にしました。
「すみませーん」
りっちゃんが地元の中学生くらいの子に訪ねた。
その中の一人、黒髪でクールで凛々しい顔立ちの子がすごいイケメンだった。
「何ですか？」
その子は振り向き、私たちに言った。
その時の顔がカッコよくて私もあずにゃんもメロメロになった。
「この近くに観光地ってありますか？」
「観光地？えーと、どこだろ」
金髪のリボンを頭に乗せた女の子にその子は聞いた。
「ごらく部でしょ！」
「それはないだろ」
金髪の子が『ごらく部』と言ったので何かを訪ねてみた、どうやら部活の事らしい。
「すきにダラダラするだけの部活だよー」
何かけいおん部みたな部活で楽しそうだなあ。
「へー、行ってみたいなあ」
「来る？今から結衣ん家で活動するんだけど」
「おいこら、勝手に決めるな」
ん？「ゆい」って私と同じ名前だ。
「おお、行きたい！」
「律、迷惑だからやめとけって」
澪ちゃんが止めた、正直なところ私も初対面な人の家に行くのは気が引ける。
「えー、いいじゃん」
「そうだよ、大勢の方が楽しいし」
金髪の子がりっちゃんの後に続いて言った。
「京子、困ってるだろ？」
「だってー、折角のコラボなんだしさー」
「もういい、お前は黙ってろ！」
あー、カッコいいなーこの子。
「すみません、お役に立たなくて」
「こちらこそすみません、律も謝れ！」
「すみませんでしたー」
「いえ、ではこれで」
地元の子たちと別れたあと、私たちは二人組の女の子に観光地を聞いた。
「観光地だったらあそこでしょ！」
さっきの金髪の子と言動が似てる気がする子が言った。
「文化会館！」
元は文化会館だったらしい建物に行くことになった。

結構近くにあった。
確かに東京ではあんまり見ない建物な気がする。
「これが文化会館か、結構古い建物だな」
澪ちゃんが写真を撮りながら言った。
「これ観光地なんですか？」
あずにゃんがツッコミを入れた。
「細かい事を気にしてると大きくなれないぞ、とくに胸」
「なっ！関係ないじゃないですか！？」
「どうだろねー」
「ニヤニヤするなぁ！」
りっちゃんとあずにゃん仲いいなー。
「それにしても暑いなー」
あっ、話しそらした。
「そうだ、前髪下ろしてよ！りっちゃん」
「なんで！？」
「見てみたいなーって」
「えー」
嫌そうなりっちゃんをなんとか説得して前髪を下ろしてもらった。
「イケメンだぁー！？」


～end～