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No.33228の一覧
[0] MUV-LUV ALTERNATIVE TOTAL TRUTH[IZUMO](2012/06/06 16:18)
[3] MUV-LUV ALTERNATIVE TOTAL TRUTH 第一幕【現実】[IZUMO](2012/06/19 14:54)
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[33228] MUV-LUV ALTERNATIVE TOTAL TRUTH
Name: IZUMO◆d583d033 ID:13df5a37 次を表示する
Date: 2012/06/06 16:18
MUV-LUV ALTERNATIVE TOTAL TRUTH

初めまして、IZUMOと申します。マブラヴの作品を全部読んだりプレイしたりしたら「やっぱり外伝やサイドストーリーなどの登場人物を全部出してみたい」と思い投稿してみました。それと本編では武ちゃんの物語がとても悲しいという事なので、せめてこの物語の中では他の話の主人公や登場人物の人たちと友情を深めハッピーエンドになって欲しいと思う次第です。
 さて、この物語は、オルタネイティヴ(以降AL)本編とトータルイクリプス(以降TE)などシュヴァルツェスマーケン(SC)以外のキャラクターはすべて出すつもりです。(話が出る位?) この物語の主人公は、基本的にはオリキャラ(女の子と謎の青年です)ですが、武やユウヤなど物語の視点でいろいろ変わっていきます。戦術機は桜花作戦まではオリジナル戦術機をあまり出しません。カスタム機が少し出る位で、武器の開発などがメインになります。ちなみに武は主観的には三度目のループです。力は師団規模のBETAを何とか進行を防げるくらいです。殲滅はできません。(オリジナルハイブを攻略した経験の予想的力) 相変わらずハーレム野郎です。物語は原作になるべく合わせていくので、つたない文章ですが温かい眼差しで読んでください。

更新履歴

5月26日 プロローグ 更新

5月28日 プロローグ 修正
















プロローグ

――国連軍横浜基地正門前の桜並木。優しい瞳で口元に微笑みを湛えつつ香月夕呼が呟く。

「――さようなら、ガキ臭い救世主さん」

それは優しさとテレ隠しの交じり合った言葉だった。

「霞、先生を手伝ってやてくれよ」

「…はい」

「よし!ありがとな霞」

武の無垢なお礼に、霞の顔が綻んだ。

武の視界がぼやけ始めたとき、

「私…あなたがどこの世界にいても…ずっと見ています」

今にも泣き出しそうな顔で霞が言う。

「私は…あなたが好きです!あなたを絶対に忘れません…!」

「…そうか……ありがとう…霞…」

パラポジトロニウム光に包まれた武の視界の中で、夕呼と霞が、文字通り霞んでゆく。

(二人から見える俺は、微笑んでいるだろうか)

「……また…ね…」

「…ああ…またな……」

――白い光の向こうで涙を流している霞に、武は笑顔で再会の言葉を送った。

薄れ行く意識の中で強く、いつかまた逢えることを願いながら……






新しい世界にいく為、【白銀武】という存在が構成される中、武は思った。

「これで本当に終わっていいのか?」

―――確かに俺は人類を救った。だがそのせいであいつらを死なせてしまった。

―――まりもちゃん、伊隅大尉、速瀬中尉、涼宮中尉、柏木、冥夜、委員長、彩峰、たま、美琴、そして純夏。

今まで散って逝った人たちの顔が浮かび、魂から叫ぶ武。

「誰でもいい!もし俺の願いが叶うなら、もう一度あの世界に戻ってくれ!!」

構成される中での武の叫びは、辺りに虚しく木霊するばかりだった。







?年 ?月 ?日

彼女はある夢を見ていた。

初めはそれが何なのかがわからなかった。

いつもとは違う感覚、自分の意識があるのに他人の目を借りているようなそんな感じ。

まるでテレビを見ているみたいな感覚になっている私は、その得体の知れない映像が他人の経験した人生と気付くのにそうかからなかった。

そして、その人の見ていた風景が真っ白になったところで、その人との共有感覚が終わった。見終わった私は、第一に思ったことはその人の見ていたモノが信じられなかった。

その夢とは人類にとって忌むべき存在、圧倒的な物質量で地球を侵略する恐ろしい存在。

"人類に敵対的な地球外起源生命体(Beings of Extra Terrestrial origin which is Adversary of human race),,

国際名称――通称BETA

そんな子供でも知っているBETA。

その象徴ともいえるハイブに攻め入り最後にはオリジナルハイブ・喀什に攻め目標を破壊し成功させた。

そんな御伽話みたいな、現実は在りえないと思ったからだ。

人類がBETAと戦い続けて30年、喀什どころか他のハイブすら攻略できていない人類が『オリジナルハイブを落とす』という話を信じる方が難しい。

それだけでも信じられないのに、その人の体験した他のことも信じられなかった。

私が見たのは、白衣を着た女の人の指示に従い、大きな装置の中に入って目を閉じて次に開いた瞬間に景色が変わった。

先程まで室内にいたのに、目を開いた時には外にいたのだ。

それから移動して走ったのか施設の部屋に入り先程の女の人と話していた。

少し雰囲気が違ったのが気になったが、要件が済んだのか退出し街中を歩いていた。

その人と同じ風景を見ていた私はあることに気が付いた。

危機感が全くないことだ。BETAが進行するかもしれない現状でなぜこんなにも無防備に笑っていられるのか。

そんな事に考えていると突然前が真っ暗になった。

どうやら新聞紙が顔を覆っていたみたいだがその一面を見た瞬間、私は驚愕した。

BETAのことが何一つ書かれていなかったこと。

そこで私は気が付いてしまった。ここは、いやこの場所は私がいる世界ではないのだと。

「どうでしたか?」

私が混乱している時にその声は後ろからきた。

驚いて振り返るとそこには中性的な顔の人が立っていた。よく見ると私と同じ顔だったかもしれない。

「ど、どなたでしょう?」

突然の事だったので私はそんな間の抜けた返事しかできなかった。

そんな私にその人はとても穏やかな笑みを向け続けていた。

「いえ、すみません。とてもお困りの様子だったので声をかけたのですが…驚かせて申し訳ない」

「い、いえ…私も驚いてしまってすいません」

その人の丁寧な言葉に私はただ恐縮するしかなかった。そんな私をその人は、苦笑しながらこちらを見ていた。

「初めまして、と言うべきなのでしょうか?ワタシはあなたを知っているのでこんなことを言うと少し変な感じがしますが、あなたはワタシを知らないのでしょうからこの言い方が当然なのでしょうね」

「そ、それはどういう事なのでしょうか?」

私は、その人が私を前から知っているような言い方で挨拶をしてきたので、私は不審顔になりながら質問したが、彼は笑みを絶やさず人差し指を立てて唇の上に持っていき、『それは後程にお話ししますので』と言って私の質問に答えてはくれなかった。

「それよりも、最初の話に戻りますが・・・・どうだったでしょう?」

不満げな私にその人は、最初に言ってきた話を聞いてきた。

正直、私は自分の質問には答えてくれないこの人に答えるのは嫌だったが、私が聞きたい問題を答えてくれそうな人がこの人しかいなさそうなので、正直な感想を述べた。

「正直に言いますと、もしこれが他の人の体験した話と前提にするなら【信じられない】というのが、私の意見です。現在のBETAに対する評価で考えたらこれは夢のような話です。決定的なのが映像を見ての推察なのですが世界を移動する、これも夢みたいな話です。」

私の答えにその人はとても悲しそうな眼差しで聞いていた。

その眼差しはこの映像の体験をした人物を見ているのか、それとも私の答えが悲しいのか、私には解らなかった。

「…他には?」

「……えっ?」

「他に何か思うところはなかったですか?」

最初はこの人の言っている言葉が解らなかった。

いや、私は正直な気持ちで答えたのに、その人はまだ私に答えを求めている。

これ以上何を答えればいいのだという気持ちだったのかもしれない。

そんな気持ちのまま静寂がその場を支配した。

何も言い出せない私と、私の言葉を待っているその人。

そんな沈黙が永遠と続くだろうと思えた時、その人が深い溜息を吐いた。

「すみま『私の』…うん?」

その人が何かを言おうとした時、私は自分の感じた気持ちを言ってみた。

「これは私の私的な思いですが……」

「良いですよ、言ってみてください」

その人は戸惑う私に優しい笑みを向けて私の言葉を待ってくれて、耳を傾けてくれた。

「最後の場面を見て私はとても切なくなりました。確かに人類の目標であるオリジナルハイブの陥落。それはたとえ夢であったとしても喜ばしい事です。ですが、これをやり遂げた人はとても辛くて悲しい気持ちがあったと思います」

そう、この人は恩師や戦友そして恋人までもがこの戦いで散って行った。そしてこれから戦っていこうという気持ちでさえ許されない。そんな理不尽な事があっていいのかと思えた。
私の気持ちを読んだのか、その人は真剣な表情で私を見ていた。

「…‥あなたはどうしたいですか?」

「えっ!」

「あなたは、もしこの映像が真実であり、このような出来事になったらどうしたいですか?」

突然の質問に戸惑いましたが、私の答えはすでに決まっていた。

「この人の運命を変えたい。それが人類を救った英雄に対する礼儀です。」

例えこの映像が夢だったとしても、人類にとっては喜ばしい夢であり、それを叶えてくれた人物は相応の結末でなければならない。こんな理不尽な事はあってはならない。
そんな私の言葉にその人はとても優しい笑みを向けながら息を吐いた。

「あなたを選んで本当に良かった」(ぼそっ)

「えっ?今なんと仰いましたか?」

とても小さな声だったので私はその人が何を言ったのか分からなかった。

「いっいえ…こちらの話です。ゴッ、ゴホン。それでは、この映像についてからお話しましょう。そして、これを聞いて今後あなたがどうするか、また行動するかを話し合いましょう」

何を誤魔化したのか判らなかったが、私は今悩んでいる出来事についてやっと話してくれるのでさっきの言葉は気にならなくなった。

「それでは、良いですか?」

「ちょっと待ってください!あなたのお名前をまだ伺っておりません」

その人が話そうとした時、私は今まで一番気になっていた疑問をその人にぶつけた。その人はキョトンとしながら少し苦笑してこう言った。

         『あなたを導きし者、【ナヴィ】とお呼びください』



あとがき

こんにちは、作者のIZUMOです。書き終わっての感想は、正直難しいですね。作るときに「これ話しが合っているのか?」と思うときがあります。他の方々の意見を参考に色々と変えることありますが、ご容赦してください。
さて、これからの話ですが、次の一話で女の子の主人公の名前が明らかになります。男の方は一応ナヴィになりますが、姓名は考えてません。そこで、これを読んでくれている皆様方に応募を希望します。もしよろしければ、彼の姓付けてあげてください。よろしくお願いします。
話的には、1997年末からの話になります。プロローグはあくまでプロローグなので、この話の内容は一話からの説明に入りますので、そのつもりで読んでください。


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