私は、彼女にとって…何なのだろう?
親友?幼馴染み?恋人は…ないな。
彼女は私を…どう想っているだろうか?
私は、彼女に何を求めているのだろうか――
ジリリリリ
目覚まし時計の音が鳴り響く私の部屋。
私は目を覚ました。目覚めは最悪だ。
何故私は、毎晩彼女の夢を見ているのだろうか。
夢に出て来て私に優しく微笑みかけてくる。
何かむかつく。
キョウコ-ゴハンデキテルワヨ-
お母さんに呼ばれた。
私は今行くと応え、制服に着替えた。
私の通う七森中の制服は、中がワンピースのセーラー服だ。
思うのは、ワンピースがなかったらエロい。
ただの全裸のセーラー服みたいになってしまう。
ワンピースは必須だ。
どうでもいい事を考え、一階に降りて行く。
朝食は、目玉焼きと味噌汁と白米。日本人らしいシンプルな朝食だ。
私は、それらのおかずを10分程度で全て平らげた。
美味しかった。お母さんの作る料理は全部美味しい。
けど、たまにワンパターンだ。
ピーンポーン
インターホンが鳴った。
この鳴らし方は彼女だ。玄関を開くと案の定彼女がいた。
彼女というのは船見結衣の事だ。
鳴らし方だけで誰かわかってしまう、彼女に依存しているのだろうか?
「おはよう、京子」
夢の中の如く彼女は私に微笑みかけてきた。
私もおはようと彼女に挨拶をした。
「今日はいつもより支度が早いな」
当然だ。
誰かのせいで寝むれなかったのだから。