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No.32903の一覧
[0] STEINS;GATE「虚空のサイコメトリー」[tabix](2012/04/24 03:18)
[1] STEINS;GATE「涅槃寂静のレゾリューション」[tabix](2012/04/24 04:02)
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[32903] STEINS;GATE「虚空のサイコメトリー」
Name: tabix◆d3cc3182 ID:9e525c48 次を表示する
Date: 2012/04/24 03:18
STEINS;GATE「虚空のサイコメトリー」

オカリンと助手以外のラボメンが集まったときのお話


ダル「ぶっちゃけた話さ、まゆ氏的にオカリンのことはやっぱ好きだったん?男女的な意味で」
まゆり「ええー!うーんと…、どうだったのかなぁ、えへへ…」
萌郁「…正直に…話したほうが……すっきりする…」
フェイリス「モエニャンの言うとおりニャ、この機会にはっきりさせちゃうニャ!」
るか「僕も…、気にはなってたな、まゆりちゃんの実際のところの気持ちっていうか…」

昼下がりの未来ガジェット研究所。
所長である岡部倫太郎とその助手の牧瀬紅莉栖は今、アメリカ旅行へと赴いている。
そのため、現在ラボには二人を除いたメンバーが集っている。
全員揃うことの珍しいラボメンだが、このメンバーで話をするのは全員が揃うより珍しいといっていい。

ダル「僕たちってこう、なんつーか、なんだかんだオカリンのとりまきじゃん?」
ダル「オカリン達抜きでこうやってぶっちゃけトーク的なことってしないし、なかなか新鮮だお」
フェ「ニャニャ?フェイリスは常にぶっちゃけ話しかしてないニャよ!」
ダル「もちろん、フェイリスたんが真実であることは疑ってないけどさ!」
ダル「でもせっかくだし、普段は話さないようなこと話してググッと距離を縮めたいわけですおデュフフフフw」
萌郁「それで…まゆりちゃん…は…、岡部君のこと……」
フェ「そうニャ、触れる機会がなかっただけで、ホントはみんなそのことが気になってたのニャ!」
まゆ「え、えー?だってまゆしぃはオカリンの人質さんだし…うーんとねぇ…えへへ…☆」

まゆりはコスプレ衣装を縫いながら返事をしているが、その顔はほのかに赤く染まり、作業もはかどっていない。

るか「む、無理に答えなくてもいいよ?本来それは、みんながそれぞれ心の内に秘めておくものだし…」
まゆ「い、嫌なわけじゃないよ?まゆしぃも、せっかくだから今はみんなとおしゃべりしたいなって思うし…」

そういうと、ついにまゆりは作業を止め、顔を上げる。

ダル「…んで?」
フェ「…どうかニャ?」
るか「……」
萌郁「……」ワクワク

まゆ「……うん、まゆしぃは、オカリンに恋してました☆」

恥ずかしそうにモジモジしながらも、みんなに最高の笑顔を見せながら答えるまゆり。

ダル「うっほーーーついに聞けたお!NO.2メイドマユシィニャンニャンの秘めたる想いが今、ベールを脱いだのだぜ!」
フェ「マユシィ偉いニャン!みんなで詰め寄ったりして悪かったけど、でも聞けてすごく嬉しいのニャ!」
まゆ「でもね、クリスちゃんはオカリンととっても仲良くなってくれて…」
まゆ「だからもうまゆしぃはそれだけで二人と同じくらい、幸せなんだよー☆」
るか「…まゆりちゃんって、本当に天使みたいだよね、僕なんだか、心が清められた気分だよ…」
ダル「か、神に仕える巫女様が昇天しておられる…!まゆ氏、やはりあなたが神か!」
萌郁「……神様、ごめんなさい」シクシク

あまり自分の気持ちを表に出すことのなかったまゆりだが、
あの夏以来、こうして少しずつ自分の気持ちを表に出してくれるようになった。

まゆ「昔からまゆしぃはオカリンのお嫁さんになるのかなって思ってたし…」
まゆ「オカリンはすっごく優しいから、そうなってもいいかなって思ってたのです」
萌郁「……まゆりちゃんは、どうして人質に…なったの?」
まゆ「んーとね、それは~」

まゆりは祖母のこと、岡部がマッドサイエンティストとなった理由をみんなに話した。

ダル「…マジかお、オカリン…イケメンすぎるだろ…」
萌郁「…あの設定の裏に…、そんな真実が…」
るか「う、ううううう、岡部さん、素敵です…」ズズーッ
フェ「かっこいいニャー、キョーマの主人公補正はその時からすでに始まってたのニャ!」
ダル「そんな話聞いちゃったら、もうオカリンの設定あんまりイジれなくなってしまいますお…」
まゆ「だから、まゆしぃはオカリンの重荷になってるんじゃないかって、ずっと気にしてたの」
まゆ「クリスちゃんが来て、オカリンが幸せになってくれて本当によかったのです♪」
ダル「…そこで牧瀬氏登場ってわけですかお…、こう言っちゃなんだけど、やっぱツラくね?それ」
まゆ「んー全然そんなことないよぉ?」
るか「牧瀬さんと岡部さんが付き合ってるって聞いたときはびっくりしましたよね、結構急でしたし…」
まゆ「うーん、まゆしぃもびっくりはしたけど、でもオカリンには絶対クリスちゃんが必要だよー」
フェ「クーニャンって、キョーマに通り魔から助けけもらって知り合ったんだったかニャ?」
るか「そうとは聞いてます、それから岡部さんを探して秋葉原を放浪してたって」
ダル「やっぱり助けられたときにズッキュンってきちゃった系?」
萌郁「…吊橋効果…」
まゆ「んー、まゆしぃが違うとおもうなー」
フェ「ニャ?」
まゆ「オカリンとクリスちゃんは、そういうの抜きで、まるで昔から恋人さんだったみたいに通じ合っててね」
まゆ「特にオカリンは、クリスちゃんの細かい癖とか好みとか、すごく理解してるのです」
ダル「……それってオカリンストーカー疑惑?」
るか「え、ええ?!それは違うんじゃ、牧瀬さんはアメリカにずっと住んでたわけですし…」
フェ「にしても、キョーマのクーニャンについての情報を知り尽くしてる感はすごすぎるニャ」
萌郁「…全てのルートを、最初から理解…してる」
ダル「うん、真面目な話エロゲ二週目プレイしてんの?ってほどの強くてニューゲームっぷりだお」
フェ「…そういえばたまに、クーニャンに対して以外でも、なぜか教えてないことを知ってたりするニャ」
萌郁「…気配り上手で、わたしも…たまに驚く…」
るか「も、もしかしてほんとに、岡部さんは秋葉原を監視するエージェントだとか…?」
ダル「…そんな可能性も疑ってしまうほどだお」
フェ「未来人って可能性も捨てがたいニャ!きっとラグナロックを防ぐためにタイムリープしてきたのニャ!」
ダル「あるあ…フェイリスたんが言うのならきっと間違いないお!」
萌郁「……ねー…よ」
まゆ「うーん、なにか理由はあるかもだけど、二人は運命の赤い糸で結ばれてたってことじゃないかなぁ」
フェ「ニャ、ロマンチックだニャー」
まゆ「とにかく、まゆしぃもオカリンが好きだったけど、オカリンを幸せにできるのはクリスちゃんだけなのです!」
まゆ「二人が出会えて、一緒になれて、もうまゆしぃはそれだけで満足なのです☆」
フェ「…うう、マユシィはなんて素直でいい子なのニャ、こんないい子を…キョーマは本当に罪な男なのニャー!」
るか「…まゆりちゃんって、本当に天使みたいだね、僕、なんだが心が清められたよ…」
ダル「か、神に仕える巫女が昇天していらっしゃる…、まゆ氏、やはりあなたが神か!」
萌郁「…神様ごめんなさい…」シクシク

もはやまゆりを崇める宗教団体になるつつあるラボ。
…だが、残念ながら神の愛は無償ではなかったのである。

まゆ「じゃ、次はフェリスちゃんだね☆」
フェ「…ニャ?」

次の瞬間、ラボメンの視線は猫耳メイドに向けられる。
ニコニコとしているまゆりだが、そこからはもはや絶対に逆らえない力、神威があった…。

まゆ「まゆしぃもフェリスちゃんが好きな人、知りたいなー♪」ゴゴゴゴ
フェ「え、ええええええ、そうくるのニャ?!」
ダル「フェ、フェイリスたん…!」
るか「……えっと」
萌郁「……」コレデヨイw
フェ「あうう…」
ダル「ちょちょちょwちょっとタンマ!僕トイレ行ってくるからしばしザ・ワールドよろ!!」ガタッ

緊張感が一気に高まったせいか、ダルは椅子から立ち上がると小走りでトイレへと駆け込んだ。
残されたラボメンガールズ(?)

フェ「にゃ、にゃふーマユシィ、か、勘弁してくれないかニャー…?」カーッ
まゆ「もちろん、無理にとは言わないよ。ただ、まゆしぃもフェリスちゃんのことをもっと知りたいだけなのです♪」
萌郁「……」コクコク
るか「////(この流れって、やっぱり…そうなるのかな…)」

ダルには彼女がおり、萌郁はすでに天王寺と改名済みであるため、特に問題はない。
…次は自分。フェイリスだけではなく、るかの顔にも焦りが見え始める。

フェ「わ、わかったにゃ!で、でもでも、ダルにゃんが戻ってくる前に言っちゃうニャよ!!」
ダル<「え?!!ちょまwwwwwまだ俺のバトルフェイズは終了してないのだぜ?!wwwww」

ドタドタとトイレの方から物音が聞こえるが、かまわずフェイリスはガールズにのみ聞こえる程度の声量で

留未穂「わ、わたしも倫太郎さんが…好き…でした…」

いつのまにかフェイリスの猫耳が膝元に落ちており、顔を真っ赤にした一人の普通の少女が現れる。

まゆ「おおー、フェリスちゃんも、やっぱりそうだったんだね…♪」
萌郁「…岡部君…無双…ふふ…」
留未「り、倫太郎さんは、わたしの数少ない、秋葉留未穂として接することのできる男性なの…」
るか「え?フェ、フェイリスさん、本当は…そんなにしおらしい方なんですか…?」
留未「は、橋田さんには絶対に内緒だよ、彼らの前では、あくまでフェイリスニャンニャンでいたいの…」
まゆ「うんうん、フェリスちゃんも留未穂ちゃんも、どっちも本物だもんね」
留未「つい最近まで、岡部さんが夢に出てくることがあるくらいで…」
まゆ「!まゆしぃもだよ、夢の中でオカリンが、まゆしぃを必死に助けようとしてくれるの」
留未「ほ、ほんと?私の夢も、倫太郎さんがわたしを悪い人たちから守ってくれて、王子さまみたいで…」
萌郁「…夢の中まで…天然ジゴロ…」
るか(うう、僕の夢にも出てくるなんて言えない…、岡部さんすごいなぁ、こんなにみんなから愛されてるんだ…)
留未「でも、岡部さんには紅莉栖がいるし、マユシィと同じでわたしも今は二人を祝福してるの…」
留未「実はね、紅莉栖とはよくお茶するんだよ、お互い悩んでる時の相談相手なんだ」
まゆ「えー!クリスちゃんとフェリスちゃんってお話ししてるイメージなかったけど、実は仲良しさんなんだね☆」
留未「うん、紅莉栖にはわたしも倫太郎さんのことが好きだったこと、もう話してるんだ」
るか「意外だなぁ、僕ももっと留未穂さんのお話聞いてみたいです…」
留未「もちろんいいよ、今度女子メンバーで集まって、ガールズトークしようね」
るか(…あれ、今なにかおかしかったような…)
萌郁「…フェイリスさんの…意外な面が知れて、よかった…」
まゆ「まゆしぃも嬉しいのです♪教えてくれてありがとね、フェリスちゃん」

そう言ったところで、ダルがハンカチで手を拭きながらバタバタと戻ってくる。

ダル「そして時は動き出すッ!!さぁフェイリスたん時間だ、答えを聞こうか?!」
フェ「ニャ?ダルニャンはなにを言っているのにゃ?猫耳メイドが愛するのは、お慕いするご主人様達みんなニャ♪」

真っ赤だったフェイリスの顔は一瞬で平常を取り戻し、悪戯にダルにウィンクした。
いつのまにか落ちた猫耳も定位置に戻っている。

ダル「うほwwwwwそれってつまり僕も含まれてるってことですよねデュフフ…ってそうじゃなくてwww」
まゆ「ダル君残念☆もうちょっとだけ我慢してれば、猫耳メイドの真実に近付けたのにねー」
るか「は、橋田さん、ごめんなさい…」
萌郁「……」ニヤニヤ
ダル「チ、チックショオオオオウ!!僕だけ仲間外れですか!悔しい!でも感じちゃう、ビクンビクンwwwww」

ダルが一人で暴走している間に、すでに皆の視線は次のターゲットへと向かっていた。

フェ「んじゃ、お次はもちろん…」
まゆ「るか君なのです♪」
るか「…やっぱり…そうなるのかぁ…」シクシク
萌郁「…一番…興味ある…かも…」
ダル「あ、なに?やっぱりそういう流れなん?そういうことなら次は僕がぶっちゃけてもいいお!」

フェ「…」
まゆ「…」
るか「…」
萌郁「…」

ダル「ぐふふ、誰が好きかって?そんなの決まってるお!僕達のスーパースターにしてNO.1猫耳メイド!!フェ
フェ「で、ルカニャンどうするかニャ?」
ダルンクス「嘘です!wwwww全て嘘です!wwwwwハイッ!wwwww」
まゆ「ダル君は彼女さんがいるのに…、いけない子だねぇー」
萌郁「…ダル君…阿万音さんに、言っちゃうからね…」

ダルはすでに、無事コミマで阿万音由季と出会い、恋人関係に発展していた。

ダル「ちょ、それはマジ勘弁!あくまで僕のハニーは由季たんだお…」
フェ「ならご主人様は、ちょっとだけ静かにしておいてくださいニャ♪」
ダル「オーケー大佐wwwww」

軽くいなされたダルを尻目に慌てるるかだが、
頬を赤らめながらも、拳をギュッっと握り、まっすぐを向いて話し始める

るか「わ……わかりました、まゆりちゃんとフェイリスさんが言ったんです…、男の僕が逃げるわけにはいきません!」
フェ「え?」
ダル「え?」
萌郁「え?」

るか「え?」
まゆ「♪」

るかの言葉に一瞬時が止まるが、すぐにみんなその意味を理解し…

フェ「あ、ああ!そニャ!ルカニャンは男の子だもんニャ!」
萌郁「……そう…だった」
るか「…ええー、ど、どういうことですそれー?!」
まゆ「るかくんは本当に可愛いからねぇ、時々男の子だってことをみんな忘れてしまうのです」
るか「や、やめてよ、可愛いだなんてそんな…、は、恥ずかしいよぉ…」モジモジ
ダル(…かわええ)
フェ(か、可憐にゃ…)
萌郁(ハァハァハァハァ)タラタラ

ダルフェ萌郁(…男だ…だがそれがいい)

ダル「…るか氏ってさ、ぶっちゃけ学校でモテモテだったりしない?」
るか「え、え?そんな…全然モテたりなんかしないですよ…」
ダル「んでもさ、男の娘って裏を返せば超イケメンってことだお?」
まゆ「可愛い男の子が好きって女に子はいっぱいいるしねぇ」
フェ「それにルカニャンは背も低いわけじゃないしニャ、普通の女の子なら黙ってないとおもうニャ」
萌郁「…口には出さなくても、ファンは絶対…いるはず…」
るか「い、いやほんと全然、そんなことない…と思います」
まゆ「…あ、でもるかくん、この前も下駄箱にお手紙入ってたよね☆」
るか「あ!ま、まゆりちゃん~…」

まゆりの言葉にビクリとし、再び慌てるるかだが、ごまかすのは止めて正直に話すことにした。

るか「…正直に言うと、告白されたり、お手紙をもらったことは何度かあります」
ダル「あ、やっぱし?」
フェ「やっぱりルカニャンもモテモテだったのニャー」
るか「もちろん、お付き合いをしたことはないです、申し訳ないですが、全て断らせていただきました」
ダル「うおお…、るか氏がまさかの女泣かせな男に!!」
萌郁「…ここにも、罪な男が…」
まゆ「何回くらいあったの?」
るか「えっと…じゅ、十回以上は…」
ダル「じゅ…?!まじかお…、う、うらやましすぎるだろ常考!エロゲの主人公でも裸足で逃げ出すレベル」
フェ「つまりルカニャンは、十人以上の女の涙を見た男ってことかニャ…」
萌郁「……すごい漢だ」
るか「ち、違います!それはないです!だって…」

るか「半分は男性でしたから…」

ダル「oh…」
萌郁「……わお」
フェ「な、なるほどニャ…」
るか「ちなみにまゆりちゃんの言ってた手紙も、男性からでした…」
一同「…………」

宇宙の法則を乱す存在、漆原るか、恐ろしい子…。
というかダル達は、今の男子高校生のダークサイドを目の当たりにした気がした。

フェ「そういえばキョーマはどうなのニャ、大学でモテないのかにゃ?」
るか「ぼ、ぼくもそれ気になります、岡部さんもその…、背が高くてかっこいいしモテるんじゃ?」
ダル「んー…、普段は全然だお、見た目はともかくあの性格だし、正直友達も少なめと言わざるをえない」
まゆ「隠れファンは多いと思うんだけどなー、オカリンの優しさに気付いてる人はきっといるはずだよ~」
フェ「ギャップ萌えニャね、普段は滅茶苦茶でも、ふとした優しさがキュンとくるのニャ」
フェ(わたしや紅莉栖も正直そこにやられたわけだしね…)
ダル「…ただ、実はまゆ氏とフェイリスたんの読み通りだったりするんだお、これが…」
まゆ「え?」
ダル「これはオカリンと牧瀬氏には内緒だけどね…」
萌郁「……ゴクリ」
ダル「大学内に、オカリンのファンクラブがあるんだお…」
フェ「ニャニャ?!マジかニャ?!」
るか「ファンクラブ…ですか?すごい…!」
ダル「ん?んー…まぁすごいのはすごいんだけどさ、一応女性ファンが作ったものだし」
フェ「どういうことニャ?」
ダル「それは…、まぁ、これを見てくれればわかるお」

そういうとダルはパソコンでなにかを検索し、開かれたサイトをみんなに見せる。

るか「こ、これって…」

そのサイト名は『鳳凰院様言行録』

フェ「……」
まゆ「……」
萌郁「……ンプッw」

サイトの内容は、主に岡部の迷言や行動がまとめられている、一部抜粋すると…
『エル・プサイ・コングルゥ』
『<狂気>の<マッド>サイエンティスト』
『我がマイフェイバリットアームスーパーハカー』
『魔眼リーディんグシュタイナー』
『さすが助手は格が違った』
『妖刀五月雨でバラバラに引き裂いてやろうか』
『追撃のスターダストシェイクハンドでさらにダメージは加速した』
『致命的な致命傷を負った』
『病院で栄養食を食べるハメになった』
『唯一ぬにの世界線』

まゆフェ萌郁るか「 こ れ は ひ ど い 」

ダル「いやさ、この人達、もともと悪気があってやってないのがまたタチ悪いんだよね…」
ダル「大学内でちょいちょい目撃されるイケメン行為が淑女達のどストライクにハマっちゃったらしくて…」
ダル「普段の厨二病を『可愛い』と称して、こういったまとめサイトを立ち上げたらしいんだお…」
フェ「っていうか、後半のこれは確実にキョーマ言ってないニャよwwwww」
萌郁「…捏造が…ひどい…ブフッwwwww」
ダル「そうなんだおwこんなんだからもう、大学内どころかネットで話題奮闘しちゃっててwwwww」
るか「…お、岡部さん達…がこれ見たら…、確かにた…大変です…ね…ウクッ」
ダル「今となっては男女問わずファンが多いお、僕も鳳凰院様の大ファンだしwwwww」
萌郁「これは…あとで裕吾さんに教えたら、岡部君のこと好きになってくれる…かも…ブフゥッwwwww」
フェ「モエニャン笑いすぎニャwwwww」
まゆ「オカリンがみんなの人気者でまゆしぃは嬉しいのです☆」
ダル「関連サイトはまだまだあるから、もうちょっと検索してみるおwwwww」

しばらく岡部のファンサイトで盛り上がりっぱなしのラボ。
途中るかと萌郁が笑い死にしかけて大変なことになったので、ひとまず落ち着いて話題を変える。

るか「ハァ…はぁ…ご、ごめんなさい、取り乱してしまって…」
ダル「大丈夫かお?まぁ気持ちは分かるけれどもw」
萌郁「……」カチカチカチカチッブックマークトウロク
フェ「はー、今年で一番笑ったかもしれないニャ…」
まゆ「ふぅ…、あれ、なんの話してたんだっけ~?」
ダル「えー…、あ、あれだお、オカリンに彼女ができたときの大学内についてだお」
フェ「そんな話だったっけニャwww」
ダル「いや、もうちょっとオカリン押しでいきたくて言っただけwww」
萌郁「wwwww」
るか「そういえば牧瀬さんは大学で知られてるんですか?たまに顔を出してるって聞きますけど」
ダル「そりゃもちろん紳士の間じゃ有名だお!サイエンス誌に載ったあんな可愛い子が岡部の彼女なわけがない!って」
フェ「もともとクーニャンは有名人だし、キョーマに会いに大学へ行ったら、特別講習を頼まれたらしいニャ」
まゆ「おお、さすがクリスちゃんは天才さんだねぇ」
萌郁「…若くて…可愛いし、男の子の興味を引くには、うってつけ…」
ダル「あーその講習なんだけどさ、ちょっとマズいことになったんだお」
まゆ「ん?」
ダル「オカリンと牧瀬氏が講習中に小競り合いを始めてね、その時はさすがにみんなメシマズな顔してたお…」
フェ「あ、それ聞いたかもニャ。もしかして、受講中の隣の女の子を泣かせちゃったって話かニャ?」
ダル「そう、それそれ、オカリンの横に座ってた女の子がノート忘れちゃって、見せてあげながら解説までしてあげて」
ダル「それを見てやきもち焼いた牧瀬氏がオカリン達の近くをうろつき始めて、それにオカリンがいつもの感じで…」
萌郁「いじめ…ちゃったのね…」
ダル「そそ、そしたらすげぇ空気悪くなって、隣の女の子が耐えられなくなって泣き出しちゃったわけだお…」
るか「そ、それは、確かにマズいですね…」
フェ「クーニャンもかなり落ち込んでて、自分はダメな子だってすごく悔いてたニャー…」
まゆ「んーでもそれは、オカリンも悪いねぇ…」
るか「心配ですよね、密かに岡部さんが好きな人はたくさんいるようですし…」
ダル「ていうか講習中に牧瀬氏とイチャつこうとするとか、さすがにオカリンは自重すべき」
フェ「お互いが大好きで、均衡がうまく保てないときだってあるのニャ、仕方ないニャー」
萌郁「…男女の問題…は、難しい…」
まゆ「萌郁さんは、ブラウンさんとはどんな感じなのかなぁ?」
萌郁「……」
ダル「あ、僕も聞きたいお、夫婦の営み的な意味でドゥフフ!」
るか「や、やめましょうよ橋田さん…」
フェ「モエニャンはブラウンさんにゾッコンだから、仲良しおしどり夫婦に決まってるニャ!」

萌郁「…………」

ダルまゆフェるか「……あれ?」

萌郁の顔にはあからさまにシャドーがかかり、周囲に突如負のオーラを巻き始める。

萌郁「裕吾さんは…、私のこと、とっても…大事にしてくれるし、綯ちゃんも…いるし…幸せ」
フェ「ふむふむ…」
萌郁「……夜、特に…裕吾さんは……本当にすごいし…」ポッ
ダル「ちょwwwwwパンツ脱いだwwwww」
るか「////」
フェ「////」
まゆ「?」
萌郁「わたしも…家事とか覚えて、それには裕吾さんも…満足してる…みたい…」
ダル「んじゃ、なにが不満なんだお?」

萌郁「裕吾さん…、何度言っても、そういう…お店通い、こっそりしてて…」ズーン
ダル「……」
るか「そ、そういうお店って言うと、やっぱり…?」
萌郁「洗濯…してるとよく、ポケットから…名刺とか、レシートとか、色々…出てきて…」ズーーーン
フェ「…それは、こう…お、お客さんとの付き合いとかで仕方なくじゃないかニャ…?」
萌郁「…そうは言うけど…、でも…たまに…夜中にこっそり…出て行くこと、とか…ある」
フェ「あー…」
まゆ「そういうお店ってなぁに?名刺ならお得意様とか、レシートはコンビニでももらえるよ~?」
るか「え、えっとね…まゆりちゃん…」
ダル「うーん、お店通いは僕もなんというか、実際やってるのでアレですけど…」
フェ「も、モエニャン!ダルニャンだって彼女がいながらお店通いしてるのニャ!あくまでそれは別腹なのニャ!」
萌郁「…橋田君は、どうして…阿万音さんがいるのに…メイクイーンで女の子とお話しを…?」
ダル「もちろん!猫耳メイドと対話することで、己の欲望を満たすために決まってるだろ常考!!」キリッ
フェ「ちょwwwww」
るか「あああ!はは、橋田さん?!」
ダル「は…しまったつい本音が!」
フェ(…ダメにゃコイツ)
萌郁「……阿万音さんは、嫌がらないの?」
ダル「一応由季は理解してるお、由季も一時期メイド喫茶でバイトしてたらしいし」
まゆ「あ、そういえば由季さんがメイドさんのバイトやめたの、ダルくんと付き合い始めたからだって言ってたよ?」
ダル「…なん……だと……?!」
るか「それってやっぱり、橋田さんに気を使ってのことなんでしょうか…」
萌郁「……」
ダル「……」タラリ
まゆ「んーと、ダル君にとってフェイリスちゃんはアイドルみたいなもので、好きの意味は全然違うんだよねぇ?」
ダル「そ、そうだお!フェイリスたんは僕達の憧れであり正義!だけど僕が愛してるのは由季だけなのだぜ?!」
るか(は、橋田さん、顔が必死だ…)

萌郁「じゃあ…橋田君は、阿万音さんにやめてって言われたら、やめられる…?」
ダル「え……」タラタラ
萌郁「もうメイクイーンには行かないでって言われたら、ダルくんは…どうするの?」
ダル「…………」ダラダラダラダラ
フェ(だ、ダルニャン、ものすごい顔になってるニャ…)
まゆ「ねー、どういうこと?ブラウンさんもメイクイーンに来てるってこと?」
るか「ええ?!そ、そうじゃなくてね、えーっとぉ…」

ダルはゆっくりと立ち上がり、腕を組み虚空を見つめる。
そしてスーっと息を吸い…みんなに言い放つ

ダル「るか氏!僕達はまだるか氏の好きな人を聞いていないのだぜ!!」ビシィッ

まゆフェ萌郁「ΩΩΩ<な、なんだってー?!!」

るか「え、えーーーーー!!そこに戻るんですかーーーーー?!」
まゆ「あー!そうそうその話だよ~、すっかり別の話で忘れちゃってたねぇ」
萌郁「……」ニゲヤガッタナコイツ
フェ(ダルニャン…もう出禁にしたほうがいいかもしれないニャ…)
るか「ああ…内心助かったと思って安心してたのにぃ……」
ダル「ところがどっこい!あとアンノウンの状態なのはるか氏だけなのだぜ!」
るか「うう…」
まゆ「るかくんどうかな?やっぱり…やめておく?」
るか「……」

るかは岡部のことを思い浮かべる。自分の憧れである師、あの時僕を助けてくれた恩人…。
しばらく考えた後、るかは口を開く。

るか「…まだわからないんです」
まゆ「ん?」
フェ「ニャ」
ダル「お?」
萌郁「…?」
るか「えっと、僕が好きだと思ってた人は、みんなに愛されてて、少し変なところではあるけど、誰にでも優しくて…」
まゆ「…」
フェ「…」
るか「ぼくはその人に憧れてて、たぶん最初はその人のそばにいれればそれでいいって思ってたんです、でも…」
るか「僕はもう、その人の背中ばかり追いかけてちゃいけない、その人みたいに僕自身ももっと強くならなきゃって」
るか「今は、尊敬しているその人に認められるような立派な男になりたい、そう思ってるんです!」
ダル「るか氏…」
萌郁「漆原さん…」
るか「ご、ごめんなさい、わけわかんないですよね、好きな人の話をしてたのに、こんな話しちゃって…」
まゆ「…いいよ、るか君、まゆしぃもそれでいいと思うよ」
フェ「ルカニャンの気持ちは受け取ったニャ!さっきは…女の子扱いして申し訳なかったニャー」
ダル「うん、なにも無理にその人を好きな人と位置づける必要はないしね」
ダル「今るか氏があくまでその人を尊敬してるって言うのなら、今はそれで間違いないお!」
萌郁「漆原さん…、ファイト…」
るか「…はい!」

力強く返事した後、るかは最後の話題を切り出す。

るか「そういえば、橋田さんにずっと聞いてみたいことがあったんです、いいですか?」
ダル「ん、なんだお?」
るか「橋田さんはどこで岡部さんと仲良くなったんですか?」
ダル「…ほう、ついにそこに触れてしまいますか、るか氏…」

るか「……」ゴクリ
ダル「フフフフフ、それは
フェ「ダルニャンとキョーマの付き合いが本格化したのは、実はメイクイーンがきっかけなのニャ☆」
まゆ「うん、そうだったねぇ♪」
るか「え、そうだったんですか?」
ダル「ちょwww台無しだおwww」
萌郁「…でも、これはまた…意外」
まゆ「まゆしぃがメイクイーンでバイトし始めたことをオカリンに言ったらね、秋葉原まで様子を見に来てくれたの~」
フェ「フェイリスもキョーマと知り合ったのはその時ニャ、あの頃はキョーマもよく来てくれてたのにニャー」
るか(…キョーマさん、本当にまゆりちゃんのことが心配だったんだなぁ)
ダル「んでまぁ、高2の頃はクラス違ったし、3年でも特に仲いいわけではなかったんだけども」
ダル「オカリンがメイクイーンに通ってるって話聞いて、声かけてみたのが最初かなー」
フェ「キョーマは、お前と一緒にするな!って否定してたけど、ダルニャンの技術力を見て眼をキラキラさせてたニャ」
ダル「調子いいのは今も昔も変わらないよねオカリン、あんなんだから学校で最強の変人扱いだったし」
るか「そ、そうだったんですか…?」
ダル「うん、有名な不良グループでさえも、オカリンがあまりにヤバすぎて手をださなかったレベルだお…」
るか「あはは…」
まゆ「そうだったんだー、まゆしぃは全然気付いてなかったのです…」
萌郁「…高校生の岡部君、見てみたい…かも…」
ダル「いやー、オタクグループの僕達からしても異質だったから、打ち解けるのはそれなりに苦労したお」
ダル「で、その後は特に語るほどもなく、まぁ同じ大学にいって、少ししてからラボに誘われたって感じかな」
るか「なるほど…」
ダル「ま、劇的でもなんでもない、ふっつーな感じだお」
るか「でも、橋田さんは今ではすっかり、岡部さんの右腕…ですよね」
まゆ「ダル君がラボにきてから、色んな発明品が生まれたんだよね♪」
フェ「ダルニャンはこのラボで大出生を果たしたのニャ。ダルニャンなしでラグナロックは戦い抜けなかったのニャ!」
萌郁「…偉大なる…副将…」
ダル「…ま、僕もオカリンのつるむのは楽しかったし、もはや僕なしでこのラボは成り立たないだろ常考!」キリッ
フェ「ニャニャ!ダルニャンが調子に乗ったのニャ!フェイリスも負けてられないニャー!」
ダル「そもそもフェイリスたんがいなきゃ僕達は出会わなかったのだぜ!まさしくフェイリスたんは運命の女神だお!」
萌郁「…それなら…まゆりちゃんも…女神…様」
まゆ「ん?まゆしぃはなにもしてなかったよ~?」
るか「ふふふ…ありがとうございます橋田さん、昔の話を聞かせてくれて」
ダル「こちらこそ、みんな色々な話を聞かせてくれて感謝だお!」
フェ「ニャ、フェイリスからもお礼を言うニャ、みんな本当にありがとうニャ♪」
ダル「ウホーーーーーー!!フェイリスたんのありがとうに対して、ありがとうございますwwwww」
萌郁「…今日は…このメンバーで話せて、よかった…」
るか「ええ、今日でまた、みなさんとさらにお近付きになれましたね!」

そんな話をしているうちに、いつのまにか日は沈み、外は暗くなっていた。

フェ「そろそろフェイリスはおいとましますのにゃ、今日は本当に色々話せて楽しかったニャ!」
るか「僕もそろそろ失礼します、またお話しましょうね、みなさん」
萌郁「わたしも…夕食の支度があるから…これで…またねみんな…」
まゆ「はーい、またなのです♪」
ダル「明日はオカリンも牧瀬氏も帰ってくるし、また明日からいつも通りだお!」
フェ「あ!もちろん今日のことはキョーマには絶対秘密ニャよ!」
まゆ「うん、わかってるよ☆」
ダル「バイバイだお!フェイリスたん、また明日メイクイーンで!」
萌郁「あ、橋田君…そのことについては、また今度お話し…しましょうね」ギラリ
ダル「ひ、ひぃ…!」
フェ「あ、フェイリスからも。もしユキニャンを泣かせたら、その時は永久に出禁にするから、肝に銘じておくニャ♪」
ダル「ひ、ひいいいいいい!か、勘弁してほしいおおお…」

バタン…

三人が帰り、ラボに静けさが訪れる

ダル「ふー話し疲れたおー、たまにはまた、あのメンツで話したいね」
まゆ「うん♪またお話しようね☆」
ダル「…あ-、そういえば…」
まゆ「ん?」
ダル「いやさ、もう一つみんなと話したいことがあったの思い出してさ」
まゆ「ん、なにかなぁ?」
ダル「ほら、オカリンが前に言ってた、謎のラボメンナンバー008のことだお」
まゆ「あー!そういえば、まゆしぃも気になってたなぁ」
ダル「最初はまた設定かと思ってたけど、なんか僕の必然とかわけわからんこと言うし…」
まゆ「…ダル君の必然?」
ダル「うん、なんか僕に関係してる人物みたいだけど、誰のことなのかサッパリ」
まゆ「由季さんのことじゃないのかなぁ?」
ダル「いやー、由季のことも近々ラボメンに迎えたいって言ってたけど、その場合は009になるって言うんだお」
まゆ「そっかぁ…、誰なんだろうねぇ、8番さん」
ダル「まぁ、そのうちわかるってオカリンが言ってるわけだし、それまで楽しみにしとくって感じですかお」
まゆ「そうだね、とっても楽しみにしておこ☆」
ダル「んじゃ、僕明日は由季とデートだから帰るお。まゆ氏も帰るっしょ?」
まゆ「うん☆明日はオカリン達に負けずにダル君もファイトなのです!」
ダル「おー、僕の本気ってやつを見せてやるお!もちろん性的な意味でwww」

二人は帰り支度をしながら、旅行先の岡部達について話し出す

ダル「しかし、うまくいったのかね、あの二人」
まゆ「大丈夫だよ♪きっとクリスちゃんのお母さんとも、オカリンは仲良くなって帰ってくるのです☆」
ダル「そうなったら、オカリンもついに、かぁ…」
まゆ「その時が来たら、みんなでいっぱいお祝いしてあげないとね!」
ダル「だお!」


同時刻のアメリカ

岡部「ふむ、次の便か、ようやく日本に帰れるな」
紅莉「あら、こっちの居心地はよくなかったかしら?」
岡部「決してそうではないが、やはり俺にとっては日本が一番ということだ」
紅莉「ふふ、そうね。わたしもなんだかんだいって、日本が一番居心地よくなっちゃってるかも」

ターミナルのベンチに腰掛け、軽食を食べながら飛行機を待つ二人

岡部「緊張したな…」
紅莉「案外ちゃんと挨拶できてたじゃない?なにかやらかすつもりなんじゃないかと思って心配だったわよ」
岡部「バカいえ、俺達の今後がかかっているのだ、真剣に向き合うのが当然だろう」
紅莉「ん、安心できた、よく頑張りましたね鳳凰院さんw」
岡部「フッ、今頃ダル達は困っているだろう、所長であるこの鳳凰院凶真が不在とあってはな!」
紅莉「そうかしら?みんなはあんたなんていなくても、ちゃんとやっていけてると思うけどね」
岡部「……ぬう」

その時、紅莉栖の携帯の着信音が鳴る

紅莉「……クス」
岡部「ん、どうした?」

紅莉栖は黙って、たった今届いたメールを岡部に見せる

岡部「…フフ、こいつら、俺達抜きで楽しそうに」

差出人は萌郁だった。
そこには、ラボに5人で集まり、楽しそうにネットサーフィンをしている姿の写真が添付されていた。
文面にはこうある

『岡部君、紅莉栖ちゃん、頑張ってね、こちらは大丈夫です。だけど、みんな二人が大好きだから、早く帰って来て!』

紅莉「…早くみんなに会いたいな」
岡部「…ああ、そうだな、みんなが待ってる」
岡部(そう、未来で待っている…鈴羽、お前ともな…)

いつまでも仲間でいたい。
様々な想いを秘めながも、彼らはみなそう願う。

それが、シュタインズゲートの選択


END


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