やっぱりやります3人称。 ◆◆◆ 真耶は長いすに仰向けで伸びていた。額にはぬれタオル、傍らには千代実がやれやれと団扇で扇いでいた。真耶は大浴場の時間割を伝えに来たのだが、彼女自身、己の免疫について失念していた。「ちゃんと聞いたんですよ~ 入っていいのかって聞いたんです~」「分かったから寝てなさい」 場所は移りアリーナから学園本棟に続く道の上。真の左を歩くのは千冬である。彼女もまたやれやれと端正な眉を寄せていた。仕方が無いと言わんばかりである。「山田先生は一期生。IS学園の歴史と共に歩んできた女性だ。幼稚園から中学まで私学の一貫校に通い、中等部卒業後学園に入学した。学園卒業後も学園に止まりそのまま就職、つまり男に免疫がない。幾ら年下とはいえ、15歳16歳のそれは刺激が強かったのだろう」「そうみたいですね。上半身ぐらい大丈夫だと思いましたが」「以後気をつけるように」「はい」 本棟へと向かう道すがら、上級生と思わしき数名の生徒とすれ違った。千冬と真二人の姿を認め一転真面目な顔をする。通り過ぎるときゃあきゃあと黄色い声をあげ消えていった。はやし立てる声、ゴシップ的な声である。千冬は不愉快そうだ。「まったく。もう上級生だというのにあの有様だ。女子校というのは何処でもこうなのか」「さあ。ですが切り替えが出来ていれば気にする程の事でもないかと。それに」「なんだ」「悪い気はしません」 千冬は1つ咳ばらう。「まだ話していなかったな。これから引き合わせる人物だが、更識楯無という名で生徒会長だ。純粋な体術に関して言えば私の次と言って良い」「格好いい名前ですね」「名前は良いのだがな」「それ程人格に問題が?」「人格というか何というか、まあ会えば分かる。言葉では説明しづらい」「はあ」 人差し指はこめかみに、千冬の困惑した表情。真は不意な目眩に襲われた。 彼の見るイメージは、海辺の臨海公園だった。砂浜に海。潮風が吹き、回る風車。煉瓦道を走り回る子供達。恋人連れに。家族連れ。伸ばした左手には、白いワンピース姿の、黒髪の少女が優しく笑っていた。 彼の、この大地に立つ前、異なる大地に居た頃の記憶である。そのまま身を任せてしまいたくなる衝動が彼を襲った。「真!」 ゆっくりと眼を開けると、彼の額に彼女の手があった。ひんやりとした柔らかい感覚。「大丈夫、ただのデジャブです」「今更戻るなど、なしだぞ」「分かっています」「ならばいい」「前にもこんな事ありましたね」「そうだったか?」「TDLに行こうって当日に俺が風邪引いて、」 千冬は眼を瞑り、握り拳は顎の先。遠い過去から繋がる糸をたぐり寄せる。じっと立ち尽くした後、ゆっくり眼を開いた。「玄関の、風邪を押して外出しようとした話か」「そうです。親にもばれなかったのに千冬さんには一目で見抜かれた話です。あの時は参った。体調悪いって分かっているのに千冬さんは説教モードに入って」「昔の話だ、馬鹿者」 千冬は気分を害した様に足早に立ち去った。二人が共有したのは過ぎ去った時、過去と言う名の記憶、思い出。真は慌てたように駆けだした。「待ってくれよ、茶化すつもりはなかったんだ」「知らない」 肩を怒らせ振る両手は棒のよう。真が追えば振り払うかの如く足を速める千冬。職員室から覗くディアナの呆れた様な視線に気づくことなく二人は昔に戻っていた。 その時間はその2人が職員室脇に備え付けられた小さな部屋にたどり付くまでであった。千冬は表情を何時もの鋭いものへと変え、彼もまた幸せな一時が終わったことを知り、身を正す。 ノックを二つ。生徒指導室と刻まれた扉が開く。真が入ったとき、ソファーに腰掛ける1人の少女を見た。視線が絡んだ。「蒼月先生」千冬の促しで真はソファーに腰掛けた。彼の前に制服を纏う美しいと称して良い少女が居た。微笑を湛えていた。「私の顔に何か付いていますか?」 ブーゲンビレアと言う花がある。背の低い木で、花びらは赤紫の、濃いピンクの色を付ける。緑の葉の上に乗った花は咲き乱れ、まるで王冠のよう。圧倒的なまでに美しいが、その茎には長い棘があった。彼の第1印象はそんな花だった。「失礼。楯無と言う名前に振り回されたようだ」「男性かと思った? 本名じゃないの」「成る程ね。ところで君とはどこかで会った事ある?」「その手は古いというか古典的過ぎない?」「いや、君の話し方からその様に感じた」「知ってる知ってないかと言えばもちろん知っているわよ。世界でたった2人の男子適正者。世間で騒がれているのは織斑君とはいえ……たぶんきっと君の方が異質だわ」「色々知られているようだ」「もちろん。そう言う立場だもの」「光栄だよ、なら改めて。蒼月真よろしく」 掴んだ両手はか細かったが、彼にはとても強く感じた。「更識楯無、お手柔らかに」 こほんと、一つ咳払い。千冬の促しで手を放した。(陽の加減で青く見える髪か。随分と華奢で綺麗だけれど隙が無い。忍者、スパイとは千冬さんも上手い事を言う。迂闊に手を出せば引っかかれるぞ) 千冬は真に、更識家の彼女の役割を説明した後、教頭に呼ばれ職員室に戻っていった。すれ違い様、彼の耳元ではめを外すなと忠告した。真は何かに挟まれたように感じ居心地悪く座っていた。「更識さん」「楯無って呼んで」「……なぜ?」「他人行儀っぽいじゃない」「他人だろう」「あら、連れない。同い年よ私たち」 彼は成る程と去年出会った貴子の姿を思い出した。主導権を握られると引っかき回される、彼は慎重に言葉を選んでこう言った。「なら楯無と呼ばせて貰うよ」「たっちゃんでもいいのよ」「俺に伝えておくべき事はある?」「む。スリーサイズ?」「興味ない」「体に興味が無いなんて。ホモ説は本当かしら。それなりに気を使っているのよ」「良くしてくれる女性には事欠かなくてね」「言うわねー」「かしこまらなくても良いと言うのなら、お言葉に甘えるよ。俺も堅苦しいのは苦手なんだ」 一拍。互いが笑みを浮かべる。楯無は両手を頭上に伸ばし、真は肩の力を抜いた。「私も苦手よ。表の立場としてはフォーマルな場が多くて嫌になる」「ロシア国家代表ならそうだろうな」「真は良いわねー、もう殆ど裏方じゃない。ニュース見ても取り上げられるのは織斑君だけ」「裏方は裏方で大変なんだ。まあ多分。そっちほどじゃないと思うけれど」「多分、とんとんよ」 楯無は真の左腕を見て、窓を見た。覗く太陽は弱くなり始めていた。彼女は時計を確認すると午後4時丁度。立ち上がった。「歩きながら話しましょうか。案内しておきたいところもあるし」「学内施設なら大体把握しているけれど」「デートの口実よ、察して欲しいわね」「デートね」 彼はやれやれと立ち上がった。「ご婦人のお誘いなら大歓迎」 ◆◆◆ 放課後。楯無と真が学園内を彷徨いている頃、学園の最外層、人用の射撃場で3名の少女がレーンに立っていた。1人はシューティング・グラスとイヤー・プロテクターを身につけ、地に伏せていた。2人も同じ装備で数歩後ろに控えていた。パンと乾いた音がひとつ木霊する。撃ち出された弾丸が100メートルの距離を飛び、的に当たった。狙撃銃を構えるのは清香だった。『ティナ、セシリア、ちょっといいかな』 それは教室の前の廊下でのことだった。日が陰り始めた頃、ティナとセシリアが銃について談義していた時、清香が2人に話し掛けた。『私、実銃って撃ったことなくって』 清香は、自身のIS射撃能力に息苦しさを感じていたのである。セシリアと決闘した静寐の一件もまた彼女の背を押すのに十分だった。 肩に掛る程度に長いボブカットの髪、ティナが望遠鏡を手に着弾を確認する。セシリアはその側に立ち、長い髪を滑らかに波打たせていた。2人はふむと清香を見下ろした。その視線の先には不安そうな瞳が揺らいでいた。「清香。本日が初めてなんですね?」とはティナが双眼鏡をセシリアに手渡すと清香は頷いた。結果を見たセシリアが「初めてでこれならば鈴さんの言うとおり資質が在るとみて良いでしょう」「資質があるのは嬉しいんだけど、どうにももどかしくて」「そんな簡単に腕が上がれば苦労しません。狙撃の技は一日にしてならずです」 ティナの物言いに清香は拝み手で頼み込んだ。「だからお願い! 訓練を手伝って!」「訓練には順序があります。焦る必要はありませんわ」「人と同じ事してたら、人と同じようにしかならない。お願い二人とも、この通り!」 必死の様相にティナとセシリア、2人は見合い一つ息を吐いた。仕方がないと笑っていた。「私たちも実銃訓練はします。その時併せてならば構いません」「あと、ビッグパフェを要求しても良いかしら」「それはいい取引ですセシリア」 セシリアの提案に清香は2人に抱きついた。喜びはしゃぐ清香に戸惑いつつもティナは胸を張りこう言った。「私の指導は厳しいですよ」 ティナは米軍仕込みである。「分かった! ビシバシお願いします!」 笑顔で敬礼の清香。「早速ですが清香。貴女が手にしている銃の名称を答えなさい」「……44まぐなむ?」「それは弾丸です! 名称どころか種類すら間違えるとは何事ですか!」「ごめんなさい! ごめんなさい!」 清香が手に持っているのはレミントン・アームズ社の7.62ミリ狙撃銃M24である。弓矢のような真っ直ぐな銃身、流れるような銃床。スラリとしたシンプルなシルエット。必要十分のボルトアクション式狙撃銃である。本来ならば300ウィンチェスター・マグナム弾を使うが初めてというのでティナが火薬量を減らしていた。「まったく。根本から鍛え直します。良いですか、その銃は清香、あなたの分身だと思いなさい。そしてこれから私の言う事を暗記すること! “これぞ我が銃。これに似たもの多けれど、これぞ我がもの。我が銃は我が最良の友……”」「えっと、これが我が銃?」「これぞ!」「ひぃ!」 涙目で清香が米海兵隊『ライフルマンの誓い』を暗唱している時だった。セシリアが何気なく双眼鏡を覗いていると、彼女の視界によく知る少年の姿が映った。 心に沸いた悪戯心。ジャケット姿で何をしているのか、僅かにフォーカスをずらした瞬間である。見たこともない、美人と称して良い少女が側を歩いていた。否、腕を組んでいた。 ぷちん。 彼は単にエスコートをしているつもりなのである。もちろんセシリアはそう思わなかった。「清香さん」「え、なに?」「それ、貸して頂ける?」「良いけれど、どうするの?」 清香は迷ったが手渡した。血走っていたからである。「狙い撃ちますわ」 セシリアの視線の先。ライトグレーのジャケットで歩く人の影。遠く人相までは分からなかったが思い当たる人物は唯一人である。2人は顔を青冷め飛びかかった。引き金を引く瞬間だった。発砲しなかったのは2人の反射神経のなせる技、セシリアの銃使いとしての枷である。照準からターゲットが消えた以上撃つ訳にはいかない。二人は慌てふためきながらこう言った。「セシリアちょい待ち! それだめ!」「お離しなさい! 今度という今度は勘弁なりません! この期に及んで別の女などと!」「落ち着いて下さいセシリア! 銃を向けて良いのはテロリストと変質者だけです!」「安心なさい! ちゃんともみ消しますわ!」「「問題が違う!」」 むーむーと駄々をこねるセシリア。セシリアと真の間柄、過ごした時の出来事を考えれば彼女の癇癪も分からなくはない。とはえ学内で射殺は大不祥事になる。二人は必死に宥めた。セシリアが落ち着いた時には太陽が落ちかけていた。照明が点灯した。「お二人とも申し訳ありません。少々取り乱しましたわ……」 息を切らすセシリアに、少々では無いと髪を乱れた髪を整える清香だった。ティナは仕方がないとポーチからとっておきだと取り出すとセシリアに手渡した。それは四角く薄い包装物だった。「セシリア。これをプレゼントします。お使いなさい」「なんですの? これは」 訝しがりつつもセシリアは受け取った。「マイルーラです」 ぱさり。セシリアは落とした。清香が物珍しそうに拾う。「持ち込むのに随分手間取りました。セシリア、計画的に使うのですよ」「ティナ! 貴女は何を考えていますの!」 顔を真っ赤に染め詰め寄るセシリア、ティナは人差し指を立て平然とこう言った。「良いですかセシリア。気持ちは分かりますが貴女にも落ち度があります。男性の生理的欲求は女のそれとは違うのです。お預けも程ほどにしないといけません。二人が出会ってもう半年でしょう? 私に言わせると虐待の域ですね。させてあげなさいセシリア。いくら何でも蒼月君が不憫でなりません」「な、な、な」 二の句が出せないセシリアである。清香は人差し指と親指で角同士を摘まみ、息を吹き付け風車のように回していた。「恥ずかしがる方がおかしいのです。好き合っているもの同士、肌の温もりを求めて何がいけないのです」「ティナ、私も欲しい」「構いませんが私が先ですよ」「えー。静寐と鈴に相談してからにしようよー」 ただ立ち尽くすだけのセシリアだった。 ◆◆◆ 生徒会長とは学内最強の証である。楯無のこの説明に真は面食らっていた。 二人が歩く学園本棟から最外周人用射撃場付近にいたる道、数回にわたり主に体育系の、それも格闘技系の部員から二人は襲撃を受けていた。当初何事かと身構えた真であったが、襲撃者に身覚えがあり、なにより水のように風のように、然も当然の如く下される楯無のあしらいを目の当たりにし、脇に添えるハンドガンを抜く機会を逸していたのである。矛先の仕舞い所を失い、居心地悪く、思わず右手で頬を掻いた。「知らなかった。てっきり普通に立候補選挙かと」「あっきれた。それを知らずに貴子先輩と連んでいたわけ?」「今思えば確かに普通の身のこなしじゃないとは思うな」「普通じゃなくて異常よ、拳銃弾を弾くと言われても信じそうなタフさで4度仕掛けるも結局勝てずじまいだった……どうしたの?」 突然立ち止まり、感覚に赴くままその方角を見れば。雑木林のその隙間。遠目に見れば白を基調とした制服姿が踊っていた。はてなと彼は首を傾げた。「いま殺気を感じたような。身覚えのある」「殺気? 見覚え?」 楯無は彼の黒く堅い左腕に腕を絡め、不思議そうな眼で彼を見上げていた。一応の同い年と言う事もあり二人は早々にフランクな間柄になっていた。年以上の技術を持つもの同士という事実も二人を後押ししていた。「身覚え。まあいい、ところで楯無。申し訳ないけれど腕解いてくれないか?」「それって失礼すぎだと思うわよ」「いや、見る人によっては誤解を生みそうだ。この場でパーティのエチケット持ち出しても、やっぱり厳しいだろ。何人が分かってくれるか不安だ」「ふむ。誤解されると困る人が居るのね」「まあね」「まあ良いわ、触り心地良くないし、その左腕」 腕表面を撫でるように手を放すと、ステップを数歩踏み振り向いた。見上げる視線は小悪魔の如く。だが彼は動じること無くこう言った。「で、そろそろ加減目的地を教えて欲しいのだけど」「第7ハンガーよ」 つまらなさそうな楯無だった。「……なぜ射撃場近くまで来た? 殆ど学園を横断する位置じゃないか」「複雑な乙女心」「なにを企んでいる」「デートだって言ったでしょ? 企むなんて失礼しちゃうわ、ぷんすか」 彼は今更ながら、目の前の人物に対しもう少し慎重に接するべきだったと後悔していた。もっとも手遅れであったのは言うまでもない。 風の音と虫の音が流れる中、二人が歩くのは町工場的な雰囲気を醸し出すハンガー区画だ。アリーナや複合体育施設など、洗練されている学園施設に於いて異質さを放つ、質実剛健的な空間である。 道の両端に備え付けられた電灯が付いた。陽は落ちていた。見れば道端に何かの部品が雨ざらしになっていた。冷たさを感じ始めた空気をものともせず、2歩3歩先を行く楯無は振り返るとこう言った。「我が学園の誇る最新ISを一目見ようってね」「何故俺が必要なんだ?」「だからエスコート役よ。真にとっても他人事じゃないと思うけれど?」「白式と紅椿か」 ハンガーのメインハッチ。その脇に設けられた出入り扉。開けると天井に煌々とした明かりがあった。静かなその場に第2形態を迎えた白式と、赤いIS紅椿が鎮座していた。 白式の影で動く人の影。複数の上級生に混じり淡い栗色の影があった、首元で結っていた、本音である。もう1人、紅椿に向いタブレットを操作していた人影が振り向き歩み寄よる。眼鏡に結い上げた栗色の髪、虚だ。 真と視線があうと本音は白式の影に隠れた。「お嬢様。どうされたのですか?」「ISを見に来たのよ、見学良いかしら」(お嬢様?)二人の微妙な距離に彼は戸惑った。「構いませんが、お静かに願います」と虚が言った。「りょーかい。相変わらず真面目ねぇ」そう楯無が答えた。「3人はどの様な関係?」「虚と本音は家の、更識家のメイドなのよ」「……めいど? メイドってあのご主人様って言うあれか?」「微妙に違うけれど、まあ間違ってないわね」「1年4組の更識簪さんってひょっとして」「妹よ。そして本音の主」 どこか歯切れが悪い楯無の態度。真は深く追求することを止めた。意味ありげな視線を投げると満足したように楯無はこう聞いた。「それで虚。紅椿の状況は?」「後は審査結果を待つだけです。どうぞこちらへ」 そこに深紅のISがあった。「当初の推測通りこの機体は篠ノ之箒さん以外の一切を受け付けません。ローレベルのアクセスも拒絶、アレテーもプロテクト解除に掛る予想時間は解答を提示出来ませんでした。これらの事実により予備審査においてですが、篠ノ之箒の専用機として内示が降りています」「どうこうするには、かっさばいてコアを引き抜くしかないのか。でもそれでは壊れるし……機能は分かっているの?」「唯一分かっているのはワンオフアビリティ“絢爛舞踏”のみです。エネルギーを増加させます」「エネルギーを増加って、本当なの?」「7月初旬に起きた作戦で白式のエネルギーを補充しています。信じられませんが事実です」「さすが篠ノ之束謹製ISって事か。事実とは言え信じられないわね。ねえ、真」「なんだ」「紅椿に触ってみない? 義手の左手じゃなく生の右手で」 彼は鋭い一瞥を浴びせた、並の者なら萎縮してしまう程の威圧それに、楯無は涼しい顔だった。 ◆◆◆2013/04/20【どうでも良い作者の呟き】\(・ω・\)SON値!(/・ω・)/ピンチ!※誤字にあらず