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No.3209の一覧
[0] 二つの奇跡[ネギマグロ](2008/06/09 21:22)
[1] 第二話 ゼロの意味。[ネギマグロ](2008/06/17 22:06)
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[3209] 二つの奇跡
Name: ネギマグロ◆548ec9f3 ID:a973d410 次を表示する
Date: 2008/06/09 21:22
前回のパスを忘れてしまい、追加ができなくなったので新しく作ります。
また、原作と性格が違うとの指摘がありましたが、原作を見てもこうにしか見えません。文章だけでなく見る力までもが低レベルな作者をお許しください。また、始動キー後の呪文を、オリジナル呪文の場合省略することもありますので、ご了承ください。それと刀選びにかなりオリジナル設定を含みます



「ん?なんだろう?この鏡、僕を呼ぶ声がする。」
少年はその鏡に入ってゆく。そう、少年は、人に教える少年、ネギ・スプリングフィールドは・・・・声に引かれて召還される。


「あんた誰。」
唐突に上から声がかけられる。桃色がかったブロンドの髪と鳶色の瞳を持った少女である。
「あ、こんにちは。僕、ネギ・スプリング・フィールドっていいます。」
このときのネギは、すでにネギま部発足の時のネギだったので、すでにこの程度なら緊張はない。
「どこの平民?」
「へ?どこって言われましても、日本です。生まれはイギリスですが。ていうか平民って何ですか?」
「ルイズ、サモン・サーヴァントで平民を呼び出してどうするんだ?」
「ちょ、ちょっと間違えただけよ!」
「間違いってルイズっていっつもそうじゃん。」
「さすがはゼロのルイズ。」
誰かがそういうと周りが爆笑する
「ミスタ・コルベール。」
「何だね?ミス・ヴァリエール。」
「あの!もう一回召還させてください!」
「え?召還?」
「それはだめだミス・ヴァリエール。」
「どうしてですか!」
「決まりだよ。二年に進級する際、君たちは使い魔を召還する。今やっているとおりだ。それによって現れた使い魔で、今後の属性を限定し、専門課程へと入っていく。一度呼び出した使い魔を変更することはできない。なぜなら春の使い魔召還はとても神聖なものだからだ。好みにかかわらず彼を使い魔にするしかない。」
「でも平民を使い魔に、しかもこんな子供を使い魔にするなんて聞いたことありません!」
それをいうと回りは再度笑う。それを桃髪の少女、ルイズと呼ばれた娘がにらんでもとまらない。
「これは伝統なんだミス・ヴァリエール。彼は・・・・彼は確かにただの平民かもしれないが、呼び出した以上、彼を使い魔にしなければならない。古今東西人を使い魔にするなど聞いたこともないが、春の使い魔召還のルールはあらゆるルールに優先する。」
「そんな・・・」
ルイズはがっくりと肩を落とした。
「さあ、儀式を続けなさい。」
「すみません。」
「ん?何だね。ああそうそう。いきなり呼び出して悪かったね。」
「いや、それだけならいいんですけど、僕はなんと言う世界のなんと言う国のなんと言う魔法学校に呼び出されたのですか?」
「?ハルケギニアのトリステイン王国のトリステイン魔法学院だが・・・」
そこでネギも肩を落とした。そして誰にも聞こえない声で言う。
「異世界に呼び出された。」
「では儀式を続けなさい。」
「えー、彼と?」
「そうだ、早く、次の授業が始まってしまうじゃないか。君は使い魔召還にどれだけ時間をかけたと思っているんだね。何回も何回も失敗してやっと呼び出せたんだ。いいから早く契約したまえ。」
そうだそうだと野次が飛ぶ。
「ねえ。」
「はい?」
「あんた感謝しなさいよね。貴族にこんなことされるなんて普通は一生ないんだから。」
「あ、はい。」
そしてルイズはあきらめたように目を瞑る。
「わが名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。五つの力を司るペンタゴン、このものに祝福を与え、わが使い魔となせ。」
朗々と呪文らしきものを唱える。そして杖をネギの額に置く。さらに顔を近づける。
「な、なにをするんですか?」
「いいからじっとしてなさい。」
さらに顔が近づく。
「いや!その!いきなりは!いきなりだったら一気にの方が気にならなかったのに!!」
ネギはかなり慌てている。
「ああもう!じっとしてなさいっていったじゃない!」
「あ、契約に額に杖をおかなきゃいけなかったのか。どうもすみません。それじゃいきなりできるわけないですよね。」
(パクティオーで僕が従者だなんて。どんな感覚なんだろう)
完全なる勘違い。仮契約にたいしてこのコントラクト・サーヴァントは本契約に近かった。そして唇が重ねあわされる。
「終わりました。」
「サモン・サーヴァントは失敗したが、コントラクト・サーヴァントはきちんとできたね。」
「相手がただの平民だから契約できたんだ。」
「そうだそうだ!相手が高位の幻獣だったら、契約なんかできないって。」
「馬鹿にしないで!私だってたまには成功するわよ!」
「ほんとにたまによね。ゼロのルイズ。」
見事な金色の巻き毛をもった少女が追い討ちをかける。
「ミスタ・コルベール!『洪水』のモンモランシーが私を侮辱しました!」
「誰が洪水ですって!?私は『香水』のモンモランシーよ!!」
「あんた小さいころ洪水みたいなおねしょしたって話じゃない。洪水のほうがお似合いよ。」
「よくも言ってくれたわね!ゼロのルイズ!ゼロの癖に!」
「こらこら、貴族はお互い尊重しあうものだよ。」
中年の、コルベールと呼ばれた人が二人をとがめる。そのときだった。
「うわああああ!!か、体が!」
ルイズが苛立った声で言う。
「すぐ終わるわよ。待ってなさいよ。使い魔のルーンが刻まれてるだけよ。」
「な!ってことはこれは仮契約じゃない!?」
「なによ、その仮契約ってのは。」
「あ、熱い!!」
「あんでこんな子供が使い魔なのよ。」
「ふぅ。」
「ふむ・・・・珍しいルーンだな。」
「ルーン?」
「さてと、それじゃ教室に戻るぞ。」
そして宙に浮く。
「・・・箒もなしで・・・」
「ルイズ、お前は歩いて来いよ。」
「あいつ、フライどころか、レビテーションも使えないんだぜ。」
そう嘲笑しながら飛んでいく。そして二人だけになると言う。
「あんたなんなのよ!!」
「え、ですからネギ・スプリング・フィールドです。」
「どこの平民よまったく。」
「こちらからも色々聞きたいのですが、授業ですよね。後にしましょう。とりあえず、お名前をお聞きしたいのですが。」
「ルイズ。ルイズ・ド・ラ・ヴァリエール。今日からあんたのご主人様よ。覚えておきなさい。」


その夜、ルイズの部屋。
「てなことなんです。」
「それほんと?」
「ほんとですよ。」
「信じられないわ。」
「信じられるほうがおかしいと思います。」
「・・・確かに。で、どんな世界なの?」
「えっと、月は一つで、『科学』が発達していて。それで、建物はコンクリートd・・・ていうものでできてて。」
「そんな世界がどこにあるの。」
「異世界は歩いていけないのにどこといわれましても。」
「・・・・平民が貴族に説教?」
「・・・貴族が平民の商人にしてやられることはないんですか?」
「・・・・あるわね。」
「同じだと思います。それとこの世界の身分制度がよくわからないので教えていただきたいのですが、ついでに魔法のことも。」
「わかったわ。まずね、メイジっていうのは魔法が使える人のこと、そして貴族と平民ぐらいはわかるでしょ。で、貴族は大抵メイジだし、平民は大抵魔法は使えない。」
「なるほど。」
「そして魔法についてだっけ?えと、これはね?世の中には四大元素って言うのがあるの。地火水風の四属性よ。これに干渉することでいろいろな事を引き起こすの。」
「・・・なるほど。」
(こっちの魔法とは少し原理が違うな。)
「それで、元の世界に帰るための魔法は存在しないんですよね。」
「物分りがよくて助かるわ。その通りよ。悪いけどこっちで私の使い魔やってもらうしかないわ。ま、あなたがほんとに異世界から来たならだけど。」
「はあ、そうですか。ていうかまだ疑ってるんですか?」
「だって物件証拠がないもの。」
「うーん、あ、僕の荷物の中にあったかな?」
なにかごそごそとやりだした。
「あった!」
「どれどれ。なにこれ。」
「ノートパソコンって言うんです。」
「確かに見たことないわね。」
ネギはそれを起動させる。
「うわぁ、なにこれ。」
「え、何って言われても。画面です。」
「これ何のマジックアイテム?」
「これはマジックアイテムじゃないんです。さっき言った、科学によって作られているものなんです。」
「でもこれだけじゃねえ。」
「もう一つ証拠があります。」
「なになに?」
そこでネギはワードを起動させ、五十音を書く。
「この『文字』です。こんな文字ありますか?あ、言葉がしゃべれて以上読めるか。」
「なにこの字、なんて書いてあるの?」
「えっと、あいうえおかきくけこ・・・・・・です。」
「・・・確かにこんな字はないわね。ってこんな文字使ってるってことはハルケギニアの文字がわからないってこと!?」
「アハハハ・・・そうなりますね。」
二人して先が思いやられるという感じだ。
「科学って言うのは魔法とは違うの?」
「全然違いますよ。例えば二つの液体を混ぜた『だけ』で別のものができるって言うようなものですから。」
「ふうん・・・。」
「あ、それと、使い魔って何をすればいいのですか?」
「そうね、使い魔についても話しておかなくちゃね。まず、使い魔には主人の目や耳となる能力が与えられるわ。」
「ふえ、つまり使い魔が見聞きしていることが主人にもわかるってことですか?」
「そう、けど私たちには何もないみたいね。」
「あるいはあと二つの可能性があります。」
「なに?」
「一つ目はすごく単純、同じ場所にいるから。もう一つは、主人の系統と使い魔の種類にもよるのかと。」
「つまり、風や土系統の人や、動きが素早い使い魔はそんな能力が発現しやすいってことね。」
「ええ、僕はどう見たって遅いですから。」
「そうね。で、二つ目だけど、使い魔は主人の望むものを見つけてくるの。例えば秘薬とかね。」
「秘薬?ポーションのことかな?」
「あら、よく知ってるじゃない。けどどうも不器用そうだからこれも却下。」
「う・・・・」
完全にアーニャと同じようなことを言っている。
(それでも懐かしいなあ。)
「そして三つ目、これが一番大きいわ。」
「はい。」
「使い魔は主人を守る存在なの。その能力で主人を守る役目があるの。でもこれは、一番だめそうね。だって平民の子供だもの。」
「やあ、さすがにドラゴンに勝つ自信はないですね。」
「あたりま・・・・今なんていった!?」
「え?ドラゴンに勝つ自信はないって・・・・」
「それにつけた言葉よ!さすがにって言わなかった!?」
「あ、僕、そこらの一般人よりは強いんですよ?」
「へえ!ってその程度じゃだめじゃない!!」
「思いっきりネギをける。」
「げふ・・・・」
「じゃあ、あなたができることにしてあげる。掃除・洗濯・雑用その他もろもろよ。」
「はぁあい。」
「さてと、疲れたからそろそろ寝るわ。」
「僕はどこで寝ればいいんですか?」
ルイズは床を指差す。
「あの、さすがに勘弁です。」
「主人に反抗する気?」
「少し下にクッションがないと明日掃除どころじゃありませんよ。」
「・・・しょうがないわねえ。厩から藁もらってあげるわ。」
その量はなんとサイトの3倍ほど!!まったく年が違うだけで何たる違いか。
さて、寝るときに寝間着に着替える人は多いのではないか。ルイズはネギの前で着替え始めた。
「わ!その、お、男の人の前でやるっていうのは!!」
「男?誰が?使い魔に見られたってなんとも思わないわ。」
「そ、そういう問題じゃありませんよ!いくら同性でもこれはだめでしょ!」
そして脱いだ服を投げられた。中にはパンティまであったとか。
そしてネグリジェに着替える。
「じゃあそれ、明日になったら洗濯しておいてね。」
「い、今やっちゃいます。」
「今じゃ寒いでしょ。」
そして小さな声で言う
「それがわかってるなら毛布貸して・・・・」
そこでかばんの元へ行き、愛用の杖をもつ。
「それは・・・・魔法用の杖じゃない!!しかも魔法を使うためにおいては本格的!!」
そして次にネギは、目を瞑った。
「ラス・テル・マ・スキル・マギステル!」
そして呪文を唱えると、洗濯物が光る。すっかり清潔になっていた。
「・・・・あんたメイジだったなんて。」
「いえ、こちらの世界では、魔法使いであってメイジではありません。なにしろなんか系統自体が違いますから。」
「へえ、じゃあそれはあなたの世界の魔法?」
「ええ、水属性魔法。」
「はあ、疲れた、寝るわ。」



そうして召還一日目は過ぎて行ったのだった。


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