久遠寺家の別荘から少し離れたリゾートホテルにてその二人は居た「よっしゃあ!! きたきたー!スリーセブン!」「凄いよベニ!今日は当たるね。」「あーっはっは!私に掛かればざっとこんなもんよ!!!」ホテルのカジノフロア朱子と南斗星はそれぞれ赤と黒のナイトドレスを身に纏って、カジノに興じていた現在、朱子がプレイしているのはスロットマシーンそしてそのスロットは、三つの「7」という数字が並んでいたそして、ジャラジャラと大量のコインがマシンより排出されるベニスはそのコインを両手に取って、恍惚の笑みを浮べていた「う~ん、この雅な輝き。たまらないわ~。よっし、今日はジャンジャン稼ぐわよー!!」「ははは、でも今日は本当にベニは乗ってるねー。」南斗星はテーブル一杯の料理に舌鼓を打っている元々、ホテルの料理をご馳走するからと言われて朱子に付いてきたのだが朱子は思いのほか好調のようだ。「ねえベニ、追加を頼んでもいい?」「追加? フルコースでも満漢全席でも好きなのを頼みなさい!! 全部私のオゴリよ!!」「本当!! やったー!!」南斗星が歓喜の声を上げて、朱子は更にカジノ興じていくその後も、朱子の快進撃は続いたスロット、ブラックジャック、ポーカー、ブール、ルーレット・・・その日は負け知らずだった。チップは山の様に溜まり、朱子のテンションは最高潮に上がっていただから、気付かなかった自分達の事を、下卑た視線で見る者達がそこに居た事を・・・。第十話「奪還」「・・・み、美鳩?」「ええそうです、上杉美鳩です。」未有は僅かに驚いてイタチを見るその顔は冗談を言っている様にも、自分をからかっている様にも見えない至って真面目だからこそ、未有はイタチの言葉に驚いた「ミハト・・・美鳩ねぇ、確かに美鳩は一癖も二癖もある人間だけど・・・貴方がそこまで言うほどなのか?と聞かれると、私も少々考えさせられるわね。」付き合いこそはまだ二月程度だが、未有は美鳩の事を良く知っている確かに、美鳩はイタチとタイプの違う強さを持っている人間だイタチは戦闘能力や模倣技術といった、分かり易い強さを持っているに対して美鳩一筋縄ではいかないトリッキーな特技を持つ、ジョーカー的な強さを持っているだが、イタチと比べると・・・美鳩は少々見劣りしてしまうだろうそれほど、イタチという人間は自分達にとってインパクトの大きい存在だったのだから「では未有様に質問します。人間にとって一番やっかいな、危険な、なるべく敵に回したくない物・事・人間はどんなものだと思いますか?」「・・・そうね。」未有は顎に手を置いて考える過去の自分の経験や体験を思い出して、答えを出す「思いもよらない・・・全く予想外の事、かしら?」「やはり、貴方は聡明ですね。」恐らく、これは正解と取っていいのだろう未有の回答を聞いて、イタチは言葉を続ける「そう、考えもつかない予測不可能な事・・・それが一番敵に回したくない事です。例え対象となる問題が、自分の手に余る、自分の能力を超える問題であっても、予想・予測が出来るのなら、ある程度対処はできます。例えば人身事故が良い例ですね、世の中の大半の人間は医師免許、技術を持っていませんが応急処置はできる。被害の拡大を防ぐ事は出来る。」「確かに・・・あらかじめ、その可能性があると分かっていれば人間は解決は出来なくとも、対処はできるわね。」「例えばこの瞬間、『一分後、この久遠寺家の別荘に隕石が直撃する。』という情報が入ってきたとしましょう。もちろん私達に隕石を止める手立てはありませんが・・・ここから逃げて避難する事はできます。それは所詮焼け石に水かもしれませんが・・・やらないよりはマシです。もしかしたらそれが切っ掛けで、億に一つの可能性で助かるかもしれませんしね。」イタチの言葉を聞いて、未有が言葉を続ける「・・・でも、その情報すら知らない。その可能性すら知らなかったら、そうはいかない。」「ええ、皆仲良くあの世行きで終了です。」そう言って、イタチはグラスにアイスティーを注ぐそして、一口含んだ「人間、予想が出来るのならそこから予測が出来ます。そして予測ができるから対策を考え、対処ができるんです。本当に恐ろしいのは、予想すら出来ない事、考えもつかない事です。そして、美鳩はそういうタイプです。」「・・・確かに、美鳩はそういう面も持ちあせているわね。」生来の能力の高さもあるのだろうが、妖しげな特技、その奇天烈的な行動と性格様々な意味で、久遠寺家の家長・森羅と同等以上の存在と言えるだろう「確かに、単純な戦闘力では美鳩は大佐や南斗星に大きく劣るでしょうが・・・それは俺からすれば些細な問題です。美鳩は何をしてくるか分からない、想像がつかない・・・なるべく、そういう手合いは敵にしたくはないですね。・・・多分、大佐も同じ様な評価を美鳩にしていると思いますよ。」「・・・なるほど、まあ納得できる話ね。単純な殴り合いでも、美鳩が負けるという姿はなかなか想像できないわ。」「多分、揚羽程度なら喰いますよ。」それは過大でも過小でもない、イタチが美鳩に持つ正当なる評価美鳩は単純な戦闘力を持たないが、得体の知れない「何か」をもっているタイプだそれは、単純な戦闘力の優劣よりも重視しなければならないもの嘗てイタチは、美鳩に完全に背後を取られた事があったあの時は病み上がりと言えど、見知らぬ土地と敵地に居たという事で平時以上に気を張り巡らせていた筈だっただが、美鳩に声を掛けられるまで自分はその存在に毛ほどにも気付かなかったのだつまり単純な隠密性のみで言えば・・・美鳩はサスケ以上と言えるかもしれないもしも、アレが実戦だったら・・・美鳩が、完全に自分の事を「敵」として見て、それに対処する行動を取っていたら自分は、美鳩に負けていただろう。「随分美鳩に高い評価をつけているのね。」「低くつけるよりは良いかと。」「ふふ、同感ね。」未有は楽しげにクスクスと笑い、カクテルを一口飲むそしてイタチに向かい合う。「ねえ、イタチ・・・私の専属にならない?」「・・・はい?」「貴方と美鳩、久遠寺家での全くベクトルの違う『最強』が揃えば、姉さんも私においそれと手出しは出来ない筈だもの。私は貴方の事を気に入っているし、どうかしら?」「そうですね・・・」「ね、良いでしょ?ぜひ貴方に履いてもらいたい半ズボ・・・ゲフ、ゲフン!大丈夫よ、大丈夫、悪い様にはしないから、ね、ね、良いでしょ?」「酔っているんですか?」急に息を切らせて、なにやら興奮した様子で未有は自分に問いかけてくる顔も妙に紅潮しているし呂律も怪しい事から、アルコールが回り始めてきたのだろう。「・・・もうお休みになられた方が良いですね。」時計を見ると、既に日付が変わっていたどうやら、かなり長い間世間話をしていたらしい溜息を吐いて、イタチは未有を寝室まで連れて行った部屋まで着くと、未有はすぐさまベッドに倒れこみ、スヤスヤと寝息を立て始めた。「・・・やはり、酒はよくないな。」イタチはそっと呟いて、未有に布団を掛けなおして部屋を出たそして、念のために別荘の戸締りを確認するざっと巡回して、チェックが終わったら軽く仮眠をとろうと思って・・・イタチはある事に気付いた。「・・・靴が、少ない?」それは玄関の戸締りを確認している時だった、玄関の靴入れに入っている靴の数が少なかったのだそして、更に視線を移す「・・・鍵が、開いている。」玄関の戸の鍵は開いたままであったもう夜も深けていて、外で鍛錬をしていた大佐と錬も別荘に戻っているつまり、誰かが出かけ・・・まだ戻っていないという事残っている靴から察するに、出かけたのは・・・「朱子と、南斗星か・・・」「何をやっているんですか?」声を掛けられて、振り向くそこには、イタチが想像したとおりの人間が立っていた「・・・美鳩か。」「あら、驚かないんですね。」美鳩が不満げな表情をしながら呟く「・・・未有様と俺が話していた時、ずっと俺の事を監視していただろう?」「何の事ですか~?」そう言って、美鳩は笑顔を崩さず俺に返してどうだか、と心の中で呟くまあ、話は流石に聞いていないだろう流石に話を聞かれる程接近していたのなら、自分はともかく未有にとっては決して気持ちの良いものでもないしそこまでプライバシーを侵害するほど、美鳩は無粋ではないだろうそして再びイタチは美鳩から靴へ視線を移した。「それでどうしたんですか、こんな所で?」「いや、朱子と南斗星の二人が出かけてまだ帰ってきていないようでな。少し気になっただけだ。」「・・・ベニちゃんと、南斗星さんが?」イタチがそう言うと、美鳩は僅かに顔を顰めたどうやら思うところがあるようだった。「・・・どこに行ったか、知っているのか?」「ええ、南斗星さんを連れて少し離れたホテルのカジノに行くとかで・・・」「カジノ?・・・賭博か。」確かカジノとは、この世界にある大型賭博施設だった筈だだが、それにしては帰りが遅いそして賭博という言葉に、イタチは何か引っ掛りを覚えた。(・・・待て、確か「暁」の任務で資金調達を任された時・・・アレは確か・・・)嘗ての「暁」のリーダー・ペインに言われての資金調達任務その概要を思い出し「・・・まさか、な」「???どうしたんですか?」「・・・美鳩、」僅かに考えて、イタチは美鳩に視線を移す「二人が行った場所、その正確な位置は分かるか?」カジノのフロアから離れた、とある一室そこに朱子と南斗星はいた「・・・ま、何も難しい話じゃない。金が無いなら、体で払って貰おうって話をしてるだけだ。」朱子と南斗星を視界に納めて、その男はニヤつきながら言う朱子は、そんな男を睨みつけて舌打ちをする今思えば、あそこがケチのつき始めだったのだろうカジノに興じて、出だしこそは好調であったが・・・ルーレットで大敗して、チップの殆どを取られてしまったのだ負けっぱなしではいられないと、南斗星がもしもの事を考えて持参した食事用の資金も使い勝負に挑んだのだが・・・あえなく敗北正真正銘一文無しになったところで、この目の前の男このカジノの支配人が、自分に借金を申し出てきたのだそして、結果は惨敗チップを使い切ったところで、自分と南斗星はこの部屋に連行されたのだそして、今に至る「ふん、恨むのなら・・・運を使い切った自分達を恨むんだな。」「・・・どうする、ベニ」南斗星が自分と背中合わせになって、ムエタイのポーズを取る既に周囲は黒服の男達に囲まれて、逃げ場はない。「いざとなったら本気で・・・」「やめなさい、南斗星。」戦闘モードの南斗星を、左手で制するこの程度の修羅場は、何度も味わったこの身は仮にも、偉大なる主・久遠寺森羅に仕える身借金から逃げ帰るのではなく、どうどうと全額返済してから久遠寺家に帰るべきだから、腹を括った。「言っておくけど、私は安くはないわよ。」そして、私と南斗星はバニーガールの衣装を身に纏い、フロアに出る事になった南斗星はフロアでウェイトレスそして私はバーテンかつて料理屋で働いていた時の要領で、笑顔を貼り付けて仕事をこなす南斗星はぎこちない笑みで、たどたどしく仕事をこなしている最初はあれで大丈夫か?と不安だったが、初々しいとかえってウケている様だった客の注文に答えて酒を用意しながら、私は今後の事を考えるまず、タイミングを見計らって久遠寺家に連絡を入れなければならない森羅様には後で怒られるだろうが、心配を掛けさせるよりはずっといいだろう。「ベニ、飲み物が切れちゃったから新しいのを貰える?」「ん、了解。」問題は南斗星だ元々、南斗星は私の付き添いでここに来ただけだ南斗星は無関係だこのバニーの仕事だって、南斗星に後は任せて帰れと言ったのにあのバカは、「一人よりも、二人で働いた方が早く借金を早く返せるよ。」と言って、聞かなかった南斗星は・・・そういう奴だだから尚更・・・これ以上巻き込む訳にはいかない今はそれほど過激なことはされていないが、それも時間の問題だろうあの支配人の下品な笑みと、下品な視線かつて私の体目当てだったオヤジ共と、同じ物だ。後であの支配人に、無理矢理にでも南斗星を止めさせて久遠寺に帰らせなければ・・・「・・・あんまり、無理すんじゃないわよ。」「うん、ありがとうベニ。心配してくれて。」そう言って、飲み物を補充するこの後の算段を考えながら、仕事をしていると「そろそろショーの時間だ、ステージに上がる準備をしておけ。」そう言って、支配人は私と南斗星に衣装を渡してきたステージ用の衣装だそして、その衣装を手にとって私と南斗星の顔は、一気に青ざめた布地が、極端に少ないこんなのは、ストリップも同然だ。「ちょっと!こんなの聞いていないわよ!!」「何だ、お前等に拒否権があるとでも思っているのか?」支配人が視線をステージに向けるそこには、自分と同じ様な衣装を着た女性従業員が、スタンドポールで官能的なポーズを取っていた・・・あれを、私と南斗星にやれっていうのか!・・・怒りに頭が熱くなるが、必死で堪えるそれ以上に、想定外だったからだこの手の事をやらされると、薄々見当はついていたが・・・こんな衣装、着れる訳がない私だって女だ、こんな衆目の前でこんなバニーガールの衣装を着ているだけでも虫唾が走るのに・・・こんなストリップまがいの衣装で、ステージに立たされて、下品な輩の下卑た目で見られるなんて想像するだけで汚らわしい。「・・・だからって、こんな!!」南斗星に視線を移す南斗星は衣装を手に取り、涙目でプルプルと震えていたそれを見て、男はサディスティックな笑みを浮べていた私の様な強気な女が、南斗星の様なお人よしが拒絶しながらも嫌々自分の思い通りに動くという事が、男の加虐趣向を一層煽る結果になっているのだろうだが、このまま「はい、そうですか」と首を振るわけにはいかないせめて、南斗星だけでも守らなくてはそう思っていた所で「良いじゃないですかベニちゃん、多分似合うと思いますよ。」「煽るな、美鳩・・・しかし、ここの甘味は美味いな。」・・・は?・・・思わず、私と南斗星の目が点になるそして、ギギギと壊れたからくり人形の様に首を動かすそこには、カウンター席に座る執事服のイタチとメイド服の美鳩(はと)がいた。「イタチくん!美鳩さん!!」「あんた達!どうしてここに!!」私達は、思わず二人に駆け寄る「お前等の帰りが遅いからな、迎えに来た。」「あ、写真とって良いですか?森羅様に見せたら喜んでくれそうなので。」イタチが呆れた様に呟き、鳩がニコニコしながら私にデジカメを向けているだが、そんな事はどうでもいいこいつらがココに来ているって事は、森羅様達も・・・そう思って、私が辺りを見回した所で「森羅様達なら、今頃就寝なさっている。」「この程度の事で、森羅様のお手を煩わせるにはいきませんからね。」「・・・お前も、来る必要は無かっただろう。」「いえいえ、折角ですから記念に本物のカジノという物を見ておこうと思いまして~。いやー、でも凄い熱気ですね。」二人が私に告げる確かに、ここにいるにはコイツらだけ森羅様や未有様はもちろん・・・同じ使用人の大佐もいないようだ良かった、とりあえず森羅様達は来ていないらしい。・・・つーか、鳩・・・良くメイド服でここに入れたな・・・ほっと一息吐いたところで「困りますねーお客様、勝手に話を進められては。」私達のやり取りをずっと傍観していた支配人の男は、私達に割って入ってきた「この二人のお連れ様か何かですか?」「ええ、そこの眼帯のお嬢さんだけ。」「っておい!私は違うんかい!!」「茶化すな、美鳩。」「クルックー。」私は思わず突っ込むが、美鳩は終始笑顔、イタチは無表情断言する!やっぱ、私はコイツらが気に食わない!「そちらの言う通り、この二人は俺たちのツレだ。帰りが遅いから迎えに来たのだが・・・」「迎えに来たのに、バニーガールの格好をなさって働いているものですから・・・私達も困惑していたところなんですよ~。」「・・・なるほど、ではこちらからざっと事情を説明しましょう。」そう言って、支配人の男はイタチと鳩に私達がどうしてこうなったのか説明した最初こそ、支配人を怪訝な表情で話を聞いていたが話が進むにつれて、その表情はどんどん変わり「・・・ギャンブルに、借金・・・」「自業自得ですね~。」呆れた様に、二人が私を見て呟く「・・・典型的な、ギャンブルで身を滅ぼすタイプだな。」「同感です~。ですがここまで分かり易いと、かえって感動してしまうのは何故でしょう~。」「知らん。」「もういいわぁ!」思わず叫ぶ、そこでタイミングを見計らって支配人が再び出るつーか、さっきからコイツ等息あってんなぁオイ!私はこめかみに青筋を浮べて二人を睨むが「と、まあそんなところです。事情はお分かり頂けたでしょうか?」「確かに、そちらの言い分は概ね正しいな。借りた物を返すのは道理だからな。」「お金が無いのなら、働いて返すのは当然ですからね~。」「話が解る方々で助かります。無論この二人が借金を全額返済すれば、我々が責任を持ってこの二人をそちらに送り返します。」そう言って、支配人はニヤリと微笑む確かに、支配人の言う事は何一つ間違ってはいないだが、それではダメだ正しいからこそ、ダメな部分もある「・・・イタチ、ちょっと。」「何だ?」私はイタチの手を取って、支配人達から距離を取るこいつの事はいけ好かないが、今はこいつしか頼れる人間がいない「・・・私がこの後、何が何でもあいつらとは話をつける。そしたら、南斗星を力づくでも良いから連れ帰って。」「・・・なに?」イタチが怪訝な表情をするが、私は構わず続ける「・・・南斗星は、元々私のツレってだけで巻き込まれただけ。でもあのバカ、自分が拒否すれば最初からこんな事をしなくていいものを・・・『借金が早く返せる』って言うだけで、私に付き合ってくれてるのさ。・・・でも、これ以上は付き合わせる訳にはいかない。あんたなら、暴れる南斗星を力づくで押さえ付けてでも、久遠寺にまで戻る事はできるでしょう?」「・・・・・・」イタチの無言を肯定と捕らえて、私は話を続ける「なんとか私が上手くやるわ・・・それじゃ、後は頼んだわよイタチ。」そう言って、私達は支配人達の所まで戻る「話はついたかね?」「ええ、ついたわ。」私が答えると、支配人は「そうか」と頷いてクックと笑う込み上げる怒りを飲み込んで、私は支配人と話をつけようとした所で・・・「いくらだ?」「「・・・はい?」」私と、支配人の声が重なる今の言葉を放ったのは、イタチだそして、イタチは再び言う。「この二人の借金はいくらだ?」続く後書き 今回は描いていて、あまりにも量が多くなった為、二話に分けて投稿する事にしました。次回は、明日にでも投稿できると思います! ちなみに今回はアニメのストーリーからの二次創作になってます、アニメの朱子南斗星・奪還とは違うイタチが絡んだ奪還になります。 それでは、早めに次回は更新します!! 次回予告・「結成・最強タッグ」