<このWebサイトはアフィリエイト広告を使用しています。> SS投稿掲示板

SS投稿掲示板


[広告]


No.30826の一覧
[0] IS インフィニット・ストラトス =IF 卒業= [だめ人間A](2011/12/11 01:27)
感想掲示板 全件表示 作者メニュー サイトTOP 掲示板TOP 捜索掲示板 メイン掲示板

[30826] IS インフィニット・ストラトス =IF 卒業= 
Name: だめ人間A◆40c00928 ID:00978e45
Date: 2011/12/11 01:27
ISの8巻が出ることを祈って
ヒロイン五人が一夏をまだ狙っていた場合の
卒業間近を書きます

桜が咲き始めそうな二月下旬、
織斑一夏はいつもどうりの朝を迎えた。
「ん―、朝か。あと一週間か卒業まで」
そう俺はあと一ヶ月でこのIS学園を卒業するのだ。
世界で唯一ISが操れる男!としてこの学園に入学してから早三年。
箒、セシリア、鈴、シャル、ラウラをはじめとしていろんな人に出会った。
クラス対抗戦から始まり、一年の夏には本物の戦闘も体験した。
つらかったことも多かったが喜びもその分あった。
箒が束さんとまた仲良くなったり、
シャルの戦闘データで第三世代型ISをフランスが開発できたことでの
性別を偽っていた罪を免除されたりと。
もっとも一番の喜びはみんなと楽しく過ごせたことかな?
「はぁー、三年は長いようで短かった。」
ん?今何時なんだ?
時計を見ると結構な時間だ。
一夏は素早く身支度をしてみんなのいる食堂へ急いだ。

「おはようみんな」
教室にいるみんなに挨拶をする
「一夏さん、おはようございます」
「なんで食堂にいなかったのさ」
「うむ。セシリアとシャルロットはさておき、
嫁の私と朝食を共にしなっかたのは何故だ?」
三人に詰め寄られると言葉に詰まる。
それくらい大人びて美人になっている。もちろん箒と鈴もだ。
「いやぁー寝坊したんだ」
「寝坊だと?嫁の私を何だと、」
「ま、まて、そのナイフで切られたら洒落にならないって!」
「当然だ、毎日磨いてるからな、切れ味は保障しよう!」
「ま、まて。あっ」
その後の言葉を発することなく席に着く一夏。
クラスのみんなも席についている。
ラウラは気づいた。
だが遅かった、織斑千冬の愛の鞭がラウラを襲う。
「三年間進歩がないなラウラ?時計くらい見ろ、そしてナイフをしまえ」
返事がない。
当然だ。気絶している。千冬姉の攻撃は三年間で威力を増していた。

昼休み
いつもの六人で昼食を囲んでいた。
「えー、あんたまだ就職先悩んでるわけ?」
「そんな大声出すなよ鈴。普通悩むだろ?
学年主任から聞いたが箒だってきまってないんだろ?」
「い、いや。私はだな、姉さんの手伝いをすることにした。
だから織斑先生にしか言っていない。従って決まってないことになってる」
箒の姉さんの束さんは今も世界から逃げている。
だが研究は進んでいるようで千冬姉に第五世代型ISを送ったらしいが
もちろん世に出せるわけもなくIS学園の最深部に隠されている。
「そいいえばみんなのもきいていなかったな、教えてくれよ」
「私はイギリス軍のIS部隊に配属されることが決まっていますわ」
「私ももちろん中国で軍に入るわよ」
「私は部隊に戻る。」
「僕はデュノア社でテストパイロットをやるんだ」
「そっかぁ、みんなちゃんと決めてたんだな。
俺だけだったのか決めてなかったのは、、」
「お前は私の嫁だろ?家で私を待ってるという仕事があるぞ」
他の四人はも気づく
(姉さんと仕事するとこいつとも気軽に会えなくなるな)
(私たちも卒業したら祖国へ帰らなければならなくなりますわ)
(そしたらこの馬鹿とも)
(会えなくなるのかな?)
それに気づくと考えさせられることがある
((((こ、告白しなきゃ絶対に後悔する!))))
四人の目が燃えている。
「お、お前ら大丈夫か?」
それに気づいたラウラも
(一夏を嫁にするのは私だ!)
「おーい、本当に五人とも大丈夫か?」
一夏はこれまでの出来事から嫌な予感がしていた。

夕食後、シャワーを浴びたシャルロットはため息をつく。
「これからどうしよう、、」
「どうしたんだ?」
シャワールームから出てきたラウラに聞かれる。
「うん、ちょっとね」
「私とお前の仲だ。話してくれてもいいだろう。
その方が楽になるぞ」
深呼吸した後にため息の理由をラウラに告げた。

翌日、ラウラはシャルから聞いた話を
箒、鈴、セシリアに話した。
「そ、それは本当なのか?」
「いつの時代よ、それは、、」
「いえ、よくある話ですわ。あれほどの会社ならその手段がベストですから」
「私も驚いた。なのに明るく振舞っていたわけだ。」
重いことだけに四人に沈黙がながれる。
「一夏には言わないほうがいいわよね?」
「ああ、シャルロットも一夏にだけは言わないでくれと」
「我々にできることは、」
「ないと思いますわ」
四人に再び沈黙が流れた。

同時刻
「一夏、とつぜん呼び出してごめんね」
「ぜんぜん大丈夫だ。で、どうしたんだ?」
「実はこれ受け取って!でも、開けるのは卒業式の時ね?いいかな?」
そういって手紙を渡された。
「わかったよ。でも、なんで卒業式なんだ?」
「いいから!約束だよ?」

卒業式当日。
「これから諸君らのIS学園生徒としての最後の行事が始まるわけだが、
その前に重大な発表がある。
気づいていると思うがデュノアがいない、
奴は家の事情で今朝に卒業証書を受け取ったのちに空港へ行った。
みんなにはよろしく伝えてくれとの事だ。以上。
時間までに所定の場所で待機しているように」
教室には「デュノアくんが!?」「なんで急に?」
とざわめいている。
「シャルがお別れもなしで行くなんて、、」
一夏は困惑しながらも渡された手紙を思い出す。
なにか開けてしまったらシャルとこれまでどうりに
接することができなくなりそうでためらわれたが、
今開けなければ後悔しそうで開けた。

一夏へ
これ卒業式まで開けてないよね?
そしたら今、困惑してるのかな?
してくれてたら嬉しいよ。
私はデュノア社で働くといいましたが
実は嘘なんだ、一夏には知られたくなくて。
父とその奥さんの間に子供がいなかったんだ。
後継者の問題があるから人工授精で子供を
つくろうとしたんだけど父が生殖器の病気で
もう妊娠させることができないことがわかったんだ。
でもデュノア社で父の影響力を残すためにも
実子を後継者にする必要がある。
だから私は父が選んだ人と結婚することになりました。
そしてその人との子供に後を継がせるんだって。
おかしな話だよね?
私の事を全く見ていなかった父が私を頼るなんて。
でも私に拒否する権利なんてないからさ。
もう納得もしてるしさ。
だから大丈夫。
一夏、元気でね。
シャルロット

「なんで一言くらい言わなかったんだよ」
持っていた手紙に力がはいる。
「? この手紙もう一枚あるのか?」
よれた手紙の端を見ると重なっていることがわかった。
慎重にはがすと走り書きのような字でたしかに書いてあった。

一夏が言ってくれた、
僕が本当は男だって知ったときの言葉。
本当に嬉しかったんだ。
その時から一夏の事が好きだったんだ。
ずっとずっと、ずーっと。
本当は一夏と一緒にいたい。
好きでもない人と結婚したくない。
これが本当の気持ち。
本当にさようなら。
僕の大好きな一夏、ありがとう。

ここまで読んでシャルとの思い出が脳を駆ける。
困っている時には笑顔で助けてくれたシャル。
そしてどこかでシャルを頼っていた俺。
頼れる人は周りにいたが、俺はシャルを頼っていた。
遅すぎたのか、、
これが恋だっていうのか?
「くっ、シャルッッ!」
後ろから声をかけられる
「やっと気づいたのか?」
「あんたって本当に鈍感なのよね」
「私たちがどんな思いで3年間過ごしたと思っていますの?」
「まったく、だが気づいたのなら早く行け!」
もうすぐ卒業式だがそんなのどうだっていい、
今行かないと絶対に後悔する。
教室から外に飛び出す。
(来い!白式!)
ISを展開させて空港へ最大加速した。

飛行機の時間まであと30分。
これに乗ればこれからの自由はなくなる。
「もう思い残すこともないしね、、」
自嘲気味のつぶやきに答えてくれる人がいた
「待てよ、シャル!俺はお前に残って欲しいんだ」
今のシャルには残酷すぎる言葉を一夏は投げる。
「で、でも僕にはもう身内と呼べる人が父さんしかいないんだよ。
だから、従うしかないんだよ」
「身内ならいるじゃないか!」
「え?」
涙をこらえながらシャルロットは前を向こうとし、
そして一夏に抱きしめられる。
「俺がいる!千冬姉もいる!」
「そ、それって、、」
「俺がシャルを守る、一生な」
シャルの目から涙がこぼれる。
「そ、それってプロポーズってことでいいの?」
「シャルが受けてくれるならな」
シャルロット・デュノアは無言でうなずいた。

10年後
スーツ姿の一夏が夕暮れの道を走っている。
時間は夜の6時。
「こ、こんな日に束さんはっ!」
遅くなった元凶の人の名を言いながら走る。
卒業後に束さんは突然、表舞台へ戻ってきた。
「やぁやぁいっくん!私と一緒にISつくらないかい?」
そうして雇われ、今は宇宙で活動するためのISと新型のシャトル
をつくっているわけだ。
毎日が忙しいが、やりがいはある。
一つ目は俺のつくったものが役にたつということ。
もう一つはというと
「た、ただいまぁ」
「おかえりなさい、あなた。みんな待ってるよ?」
そこには10年でさらに美しくなったシャルがいた。
左薬指には指輪が光る。
「あぁ、待たせたら悪いから走ってきたんだ。
すぐに着替えて行くよ」
今日は卒業式からちょうど10年後。
箒、鈴、セシリア、ラウラが家に来ている。
小さな同窓会ってところだ。
素早く着替えてからリビングへ向かう。
「よぉ!みんな、久しぶりだな!」
リビングに集まっているみんなを見渡す。
「一夏さん!お久しぶりですわ」
「お前はこんな時でも遅れるのか」
「あんた、変わってないわね」
「元嫁としてはあるまじき行為だな」
みんな口々に言う。
「まあ一夏も仕事だったんだし」
うぅ、やっぱりシャルは優しい!
感激しているところへ
「「パパぁおかえりなさい!」」
二人の娘が可愛い足取りで来た。
「ただいま、二人とも。
みんなとは仲良く遊ぶんだぞ?」
「はぁーい!」
娘たちはまたリビングとつながっている和室へと行く。
そこには子供たち。
箒、鈴、セシリア、ラウラの子供たちもいる。
「みんなすっかりお母さんだもんなー、
昔は想像もできなかったよな」
「ぼ、私も一夏とこんなに幸せになれるなんておもわなかったよ」
「シャル、、」
「一夏、、」
手を合わせて見つめあう。
「す、STOP!二人とも」
「一夏、お前このような場所で」
「見せびらかされても困りますわ!」
「全くだ!軍法会議ものだ」
10年前と同じやり取り。
とても懐かしい。
だが一つだけ違うことがある。
最愛の人、シャルロットが隣にいる。
僕は彼女を生涯守っていこう。
彼女の笑顔にそう改めて誓った。
               END







感想掲示板 全件表示 作者メニュー サイトTOP 掲示板TOP 捜索掲示板 メイン掲示板

SS-BBS SCRIPT for CONTRIBUTION --- Scratched by MAI
0.028780937194824