――第五次聖杯戦争の七十年前、第四次聖杯戦争の六十年前、冬木の街で一つの戦争があった。
――日本が欧米列強の攻略、大東亜共栄圏の創設を画策していた時代、魔術師達の戦争があった。
――彼らは聖杯の導きに従い、様々な思いを胸に秘め、死闘を繰り広げた。
その戦いに果たして答えはあったのか……
初めまして。
第三次聖杯戦争を書かれている方が少ないので自分で書いてみました。
一応「小説家になろう」様でも投稿させて頂いてます。
※なお感想の欄にありました通り第三次聖杯戦争には諸説ありますが或る程度はそれを踏まえた上で書いてみたいと思います。
本作では、アヴェンジャーは四日目に敗れますが聖杯自体は破壊されずアインツベルンの元にあるとして話を進行していきたいと思います。
その他諸々ズレている処があるとはございますが温かい目で見守ってくれると幸いです。
登場人物
【マスター】
・エーデルフェルト姉妹
――フィンランドの名門エーデルフェルト家現当主。
・権藤統二
――帝国陸軍所属。
・アメジスト・メイル
――ドイツ生まれ。将校の三人娘の末っ子。
・遠坂幹継
――遠坂家現当主。
・ケルベスフィール・フォン・アインツベルン
――アインツベルン家のホムンクルス。アインツベルンの失敗作。
・間桐巳苑
――間桐の魔術師。
・ガブリイル・アダモフ
ソ連の軍人。
【サーヴァント】
・セイバー
――最優にして最凶の騎士。相反する性格を持つ13番目の騎士。
・アーチャー
――神話を象徴するような大男。形を自在に変える宝具を持つ。
・ランサー
――赤の騎士。聖杯に愛された騎士。
・アサシン
――大人の膝下と同じ背丈。必殺の宝具を持つ。
・ライダー
――赤髭。海賊王。
・キャスター
――かの皇帝。祖国において知らぬ者なし。
・アヴェンジャー
――例外的存在。拝火教の犠牲となった青年。