俺の名前は上村 凪(かみむら なぎ)、正真正銘の五才児だ。ただし、名前には枕詞として“元”が付いてしまう、いわゆる転生者なんだけれども。
身体に反して中身が大人だ、それを利用して綺麗な姉ちゃんと風呂に入るとか、そういった犯罪者予備軍的な事は一切していないと先に断言しておく。むしろ、妹を風呂に入れたり、寝かし付けたり、良いお兄ちゃんを演じているくらいだ。
ああ、いきなり、『妹を〜』とか言われても混乱するか。俺には妹が一人居るのだが、これがまた可愛いのなんの。お兄ちゃん、お兄ちゃん、って後を付いて回るから余計に可愛く思えてくるんだ。
そうそう、俺の妹の名前、夏美って言うんだ。ちなみに、俺の名前は村上 凪。名字が転生前と大して変わらないのは、神様とか、その辺りが気を利かせてくれたのかねぇ。
まあ、惜しむらくは。
「魔法が使いたかった……」
orz orz orz orz orz orz
大変短いですが、最初はプロローグ的な感じで導入していきたいと思っています。
拙い文ではありますが、ご容赦下さい。