IF ~インフィニット・フォーゼ~
注意&プロローグ
どうも皆様私カーキスと言います、
今回仮面ライダーフォーゼを見て「これ、ISとコラボ出来るんじゃね?」と思い書きました。
事前の注意
・この小説に出てくるオリジナル主人公は喜怒哀楽が激しいため性格がところどころ変わります。
・セシリアが少し性格が丸く素直です。
・作者はオリ主×セシリアと考えています。
以上の上記で構わない方はどうぞ。
プロローグ
「ハァッ!! ハァッ!! ハァッ!!」
宇宙服を着たトランクケース抱えて走っている男とそれを追いかける男がいた、周りには真っ白い大地と漆黒の宇宙からここが月だと推測できる。
そしてその二人の男達の後ろでは基地だと思われる場所が次々と爆発を起こしている。
「ハァッ!! ハァッ!! クッ!!?」
そしてケースを抱えた男は追いかけて来た男に捕まり、抵抗虚しくケースを奪われ蹴りを喰らってしまった、そのとき蹴りを入れた男のその瞳は紅に光っていた。
蹴りを喰らった男は宇宙空間の為遠く後ろにあった基地の壁まで吹っ飛んでしまい、壁にぶつかってようやく停まった男が見たのは自分が用意した脱出用のロケットが打ち上がった光景だった。
唖然とした顔でそれを見ていた男は己の手にある何らかの焼け焦げたスイッチ見た後遥か彼方の青い星地球を見て。
「……月兎(げんと)」
そう呟いた瞬間周りが光に包まれた。
~15年後~
「ここがIS学園か~~」
と一人の少年がある学校の入り口に立ちながら感嘆な声を出していた。
IS学園、
元々は宇宙開発用に設計されたパワードスーツIS。既存技術で設計された兵器類を全て屑鉄に変える最強の兵器である。
機動性能、攻撃力、耐久力、全ての面において最強。最早世界のパワーバランスはそれらを幾ら保有する事ができるかの一点に掛かっており、そしてIS学園はそれら国防や利権に大きく絡む女性の育成の場になっている。
そう、女性しか使えないそれがISである……では何故この少年は女性しかいないある意味花も恥じらう女の花園のIS学園に来ているのだろうか?
「そうよ月兎、ここが貴方の3年間学ぶ学校よ」
そう言ってその少年…月兎に声を掛けたのは茶色いウェーブが掛った長髪と茶色い長袖Tシャツとジーパンを穿いた女性がいた。
「母さん、僕少し不安なんだ…この学校の人達と全員友達になれるかな」
「大丈夫、貴方ならそれが出来るは……自身を持ちなさい、お父さんも見守っているは」
そう言って彼女は月兎を優しく抱きよせ頭を撫でた。
「って! 母さんッ!? 止めてよっ!!? 恥ずかしいじゃないかー!?」
そう言って顔を赤めて振りほどく月兎。
「あらあらごめんなさい」
とのほほんとした顔で言う母に月兎はゲンナリしながらも右手に装着されたブレスレットを抱え上げた、そのブレスレットは変わっていた、ブレスレットの端にレバーのようなものが付いていて側面には4色のスイッチみたいなのが有り、更にそのスイッチ一つずつにまた赤いレバースイッチが有った。
「……ここから始まるんだ、父さんと僕の夢が」
そう呟く月兎に月兎の母は誇らしげに見守る。