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No.29456の一覧
[0] パビュルラ - 守る者達 (1) 「戦いの始まり」[Rin](2011/08/26 04:18)
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[29456] パビュルラ - 守る者達 (1) 「戦いの始まり」
Name: Rin◆33ec54a6 ID:dea75766
Date: 2011/08/26 04:18
広い荒野に多くの馬たちに乗った銀の鎧を着た人々が対峙している。
巨大な赤い龍が刻んだ旗と白い色の盾の形のウロボロス模様の旗がお互いを睨んで、大きな戦争を暗示している。

「この戦いを最後に世界を平定する!」

赤い鎧を着た人が大きく叫ぶ。赤い鎧を着た人が大きく叫ぶ。
一番前に立っている戦士が兜をかぶって右腕に持っていた長い槍を高く上げる瞬間、戦場に大太鼓の音が響き始めた。
とう─とう─とう─
戦士たちの胸の中の緊張感は高まる。
レッドドラゴンの旗の下の騎馬兵たちの表情は固まっていて、それぞれが戦場で死ぬ覚悟を決めたようなその手が汗で濡れて行く。

「攻撃!」
赤い戦士の言葉が落ちる瞬間雷のように騎士たちの歓声と一緒に膨大な土ぼこりを起こして騎士たちが荒野を走る。



「という状況はどう?!」

ブロンド色の髪が胸まで降りてくるほどに髪が長い半縮れ髪の少女は、活気にあふれている笑顔をいっぱい浮かべて前に座っている黒髪の少女に告げる。
しかし、明るいブロンドの少女とは異なりこの黒髪の少女はぶっきらぼうに聞き返す。

「率直に言ってもいい?」
「うん!」

ブロンド少女は活発にうなずきながら答えた。そして黒髪の少女は少し呆れた顔で言う。

「ウラニアはそんなに戦争が好なの?しかも小説だなんて。」

黒髪の少女は彼女の態度が慣れていたようにウラニアの辞に ため息をついて首を振る。

「これ、ある意味では異端ていう事は知っているの?」
「おもしろいわよ!ユノにもこの本貸してあげるから一回読んで見てよ!血の弾き!人と人が戦って死んでいくこと!私は戦慄まで感じるわ!」

小さな悲鳴まで上げて喜ぶウラニアのペースに追いつく事が出来なかったユノは仕方ないという表情でため息をついていながらその本を受けてた。

「これ、ある意味では異端ていう事は知っているの?」

ユノの心配が込められた言葉を知っているのか知らないのか、ウラニアは彼女の言葉は気にしないようだった。

「どうでもいいじゃない!いったんこれを盲信的に信じているゴドでもないし!ただ好きなだけだから!」

「あ、そう?それでも、一応覚えていること。私たちは今バチカンで秘密裏に育てる聖堂騎士団の一員だから自分の信仰くらいは確実にしてよね。」

心配をいっぱい盛った話をしているのに、ユノにいつも付きまとって、戦争小説を勧める幼なじみのウラニアには、心配をしながらも呆れた表情を浮かべるしかなかった。

ここはバチカンの聖堂騎士団の秘密基地辺りの山のふもと。
正確にはパラディーンの甲冑を持った者だけが入ることができる神聖な場所。
パラディーンの甲冑とは、人の魂を鎧に定着させて作った鎧でこれは存在しながらも存在しない。
一応、一度触られるとでその人に鎧が吸い込まれて、その魂と半融合状態になる。
このようになれば肉体の所有者の意志に応じて、巨大な鎧の姿に変身することになる。こうなれば、大きな力を得ることになるが、もし融合できない場合は、逆に鎧に支配されてしまう。
だから、聖堂騎士団の一員となるのは非常に難しい。下手をすれば命さえ失うことができるギャンブルであり、この行爲はバチカンの意志とは反対になることだ。即ち、この集團は誰かを殺すことが仕事であるからだ。
聖堂騎士団にとって敵とは、バチカンを敵に回す者。場合によっては、バチカンの教義に反する行動も躊躇う事はなかっだ。彼らはバチカンには、あってはならない組織でありながら、なくてもならない組織である。

「でも、私たちはそのバチカンからの否定しながらも認めている存在だから、ちょっと曖昧なのよ。」

可愛く笑ってしまうウラニアの姿に、ユノは長くため息をした。

「ウラニア。私たちは、バチカンの剣でありながら盾なのよ。緩んでいられないんだよ。」

急に重くなる話の主題が嫌がっていたウラニアは椅子から起きて、無言でユノの後ろに行く。ユノの疑問でいっぱいな目がウラニアを追う。

「ん?ウラニア?」

「あまり真剣なだけの女は持てないわよ。ユノ!」

そして行き成り後ろから彼女の胸を弄り始めた。
ユノの拳に力が入る。そして、今まで重いだけだった彼女の声とは別の細く鋭い少女の悲鳴を上げた。

「キャアア!な、何するの?!」

顔が真っ赤になったユノはウラニアの鳩尾を肘で狙ったが、まるでそれを知ってあったというように、ウラニアはいつの間にか後ろに逃げて笑っていた。

「ウ.ラ.ニ.ア?」

歯を食いしばって怒りで溢れた目で睨みつけるユノにウラニアは両手を集めて可愛くウインクをする。

「ごめんね。ユノ。あなたもご知ってる通り、私は重い話は嫌いなのよ。」
「何時も言うけど、このようないたずらは本当に嫌なんだからね!」

本気で苛立つユノの姿にウラニアは少し罪悪感を感じたのか、それとも、まだいたずらをして欲しいのか、彼女はまだ曖昧に語り始める。

「ていうか、あんた最近胸少し大きくなっただしょ?エターナルロリユノちゃんのあだ名が取れるのか?!ちょ、ちょっとユノさん?」

これで確実になった。彼女は、ユノをからかっていた。それよりもウラニアは行き成りに変わったユノの態度に驚愕しながら少しずつ後退りした。
ユノの廻りに、光の気流が起こり、彼女の髪が廻りの強い風に舞踊る。

「アルター(Alter)!」

きらめく銀色。 巨大な金属製の感がいっぱいな銀色の翼。背が小さかった彼女の姿は影も形もなくて、さらに背が大きくなっただけでなく、大きな銀色の鎧はあまりにも美しかった。さらに、銀の粒子が風に舞踊り、その姿をもっと輝かせた。

「パラディーンの変身!マ、マジで怒ったの?!」

ウラニアはびっくりした目で銀色の騎士を見る。そして、ただ目で見ても刀身が1.5メートルにはなって見える、大きな大剣がいつの間にかユノの手にあった。そして、その大剣をウラニアに向けて話した。

「嫌だって。」

響く声。そして兜から出る赤い目の光は、彼女の怒りを十分に反映していた。

「言ったじゃない!」

片腕の剣をウラニアに振り下ろす重い攻撃。普通の人なら、この攻撃を恐怖に震え避けるつもりすらできないであろう。
だが、むしろウラニアは慣れているように逃げながらユノに謝りまくっていた。

「謝っているじゃないか!」

見た目や武装とは違い、ユノの動きは非常に速い。その速さと一緒に振り下ろす剣は非常に頑丈な戰車さえも鉄スクラップにしてしまう。
実際には、ユノがそう本気で攻撃しても、ウラニアにとって大きな脅威にはならない。ユノは16歳でBランクを突破したエリート。
4年経った今では、その実力はさらに強まっている。実はユノは、魔法使いと聖堂騎士団の多くのパラディーンたちが一生を努力してもなれるかどうか分からないというAランクの境地に達することもできるという話が出るほどの実力を持ったエリートだった。
しかし、それに対して、ウラニアは18歳でAランクを突破したエリートの中でもスーパーエリートだったのだ。
ウラニアに大剣が振り下ろされる。しかし、肝心の大剣に切れるはずだったウラニアは、大剣が振り下ろされた土の爆発と共にユノの肩に羽のように静で軽く着地して、満開の笑みを浮かべて呟く。

「甘い!」

さらに話す途中で大剣が横から切っくる。やはり大剣は、ウラニアに届かず、2〜3メートルの横に彼女の姿が現れる。

「魔力の細胞活性化。その技は習得ランクが不可能を意味するSランク。まあ、もちろんパラディーンの甲冑を使用する場合、習得ランクAランクになるが、それを変身してしか使えないあなたは私に勝てないことくらいは知っているんでしょ?」

魔力の細胞活性化。そうだ。これは、瞬間的な身体強化。実はこれは余り魔力を必要としない。しかし、細胞一つずつ均等に魔力を分配しなければならないほどの使用さえ大変な魔法だった。じっと座って、高度の集中力でも不可能に近いが、これを実戦に導入したのは、歴代の聖堂騎士団とその他の魔法使いの間でも出てこなかった。この二人を除いて。
パラディーンの甲冑を使用すると、まず複雑な細胞を気にする必要がなくなり使われる集中力も非常に落ちて使用が楽になる。
しかし、このようにしても習得ランクはAランク。これは聖堂騎士団にいて、手に挙げる人物だけが習得できるのだ。そのような技術を自分の実力がBランクにもユノは魔力の細胞活性化を習得したのだ。

「うるさい!」

怒っているユノの声と一緒に、まるで怒っている牛のように早く飛び掛かった瞬間、ウラニアは笑いながら、再び彼女の肩をそっと踏んで渡っだ。その後はゆっくり走しりながら彼女に手を振る。

「今夜。招集命令あるから忘れないでね!」

そしてあっと言う間に彼女の姿は消える。そもそもユノにやられるウラニアではないので、このように全力全開で襲い掛かっても構わなかったのだ。

「はぁ。」

ユノはため息を吐きながら、パラディーン状態を解いた。彼女の背はよく見ても中学生くらいにしか見えない少女の姿に戻った。そして、まだ分が済まない顔で語る。

「それでも私は20歳なのよ?エターナルロリではないんじゃないの?それよりも、この周辺どよやって片付けるというのよ?!」

そうだ。彼女が暴れたおかげで、山腹のウラニアとユノが作った庭がめっちゃくっちゃになったからだ。





※こんにちは?いや、今は「こんばんは」ですね。私は韓国で小説家を目指しているRinといいます。
日本には初投稿になります。韓国語から日本語に翻訳することでちょっと大変でした。
合わない文章や単語などを指摘していただければ感謝します。
もしもにもあるわけないですが、もし次回が楽しみになられる方は、コメントを残して下さるのなら早く書くように努力します。(少しマゾなので;;;)


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