「お疲れ。絶妙な釣り出しだったよ」「し、死ぬ、死ぬかと思った……」「すまなかった。君以外に巫女と道化師を任せられる者がいなくてね」「文句を言うつもりは無いけど、私以外でも出来る事じゃないかアレは?」「いや、無理だ。私自身が出てしまえば過剰に警戒されてしまうし、ご主人が出てしまえば相手が本気になってしまう」「褒められてる……と思っていいのかな」「少なくとも私よりはマシさ。相手の警戒度と私の実力が釣り合ってないのだからね」「……そういえば、君は聖輦船に集まった面々の中で一番弱いのだったっけ。忘れてたよ」「頭脳労働担当だからね。本来なら、こんな所で戦っている妖怪では無いのさ」「すまない。私らが不甲斐ないばかりに」「気にしなくていいよ。……本当に不甲斐ない生き物を、私は間近で見てきたからね」「あー、それって」「それでは私は策の仕上げに取り掛かる。君は操舵室に戻って、オロオロしてるだろうご主人を宥めておいてくれ」「了解。出来るだけ君の負担を減らすよう頑張るよ……」幻想郷覚書 聖蓮の章・陸「聖天白日/Walpurgis Himmel」「――で、これは何の冗談なんだ?」 格好良く決めてご満悦にふんぞり返る魅魔様に、珍しく魔理沙ちゃんが本気の嫌悪を露わにした。 嘘でもその名を名乗る事は許せない、と言わんばかりの敵意だ どうやら彼女にとって魅魔様と言う名前は、それくらい大切なモノであるらしい。 ちなみに霊夢ちゃんは、一言で言うと「ああ、やっぱり」って感じの顔。 薄々、魅魔様が居る事には気が付いていた様だ。さすがは博麗の巫女。「どうしたのさ魔理沙。久しぶりの魅魔様だって言うのに、随分と冷たいじゃないか」「どこで魅魔様の話を聞きつけたのか知らないが、真似をするならもっと上手くやりな。声が晶のまんまだぜ?」 仕様です。脳内ではちゃんと魅魔様ボイスになってますが、使用している声帯は僕の物なのでアウトプットは基本僕の声になります。 なので外部に出力した状態で僕と魅魔様が会話すると、本当に一人芝居になってしまうと言う。 ……いや、電波っぷりは片方が未出力でもさほど変わらないけどね? これからは魅魔様がガンガン喋っていくだろうから、僕は基本的に喋り自粛かなぁ。それはそれで楽だから良いんだけど。「しくしく、魅魔様は悲しいよ。あの素直だった魔理沙がこんなヒネクレ者に……」「いや、元からこんなだったわよ」「髪を染めるくらい気合の入った、うふふとかきゃははとか笑う可愛い弟子だったのになぁ」「――なっ!?」「キャラの方向性が分かりませんね。何系ですかその魔理沙さん」「強いて言うなら滑稽よ」「うるせぇ! 上手い事言ったつもりか!!」 はー、色々と衝撃的な事実が明らかになりましたねー。 魔理沙ちゃん、魅魔様の弟子だったんだ。で、その頃は結構ヤンチャをしていたと。 ……今も、割と派手にヤンチャしてると思いますけどね? どうやら過去のヤンチャは彼女のメンタルに多大なダメージを与えるらしく、魔理沙ちゃんは顔を真っ赤にして僕ら全員を睨みつけた。 しかし魅魔様は超然とした態度で、そんな魔理沙ちゃんの怒りを平然と受け流す。 反抗期の娘に対する母親みたいなリアクションである。何となく二人がどんな力関係だったのか分かった気がする。〈まぁ、そこらへんのイメチェンをしろって言ったのはあたしなんだけどね〉 なんでまたそんな事を。本人、超絶後悔してるじゃないですか。〈……師匠ってのはさ、稀に自分の理想を弟子に押し付けたりしちゃうワケなんだよ〉 魔理沙ちゃんの黒歴史だと思ったら魅魔様の黒歴史だった。何してるんですかアンタは。〈お淑やかに憧れていた年頃なんだよ!〉 ツッコミはしませんよ。〈少年のいじわるぅ〉 つーか、脳内で漫才してないで話を進めてください。 これでも僕、割とジレてるんです。〈へいへい、間借り人は辛いねぇ〉 溜息を軽く吐き出して、魅魔様はフォースを右手に顕現させた。 身構える魔理沙ちゃんやただ見ているだけの他二人を無視し、彼女はフォースを天井に向ける。 そのまま、まるで背伸びでもするかの様な気軽さで――魅魔様は収束した魔力を解き放った。 ―――――――恋符「マスタースパーク」 僕の知るソレとは微妙に違う閃光が、船の天井をぶち抜く。 似たような事やらかした僕が言うのもなんだけど、魅魔様本気で容赦ないですね。 見事に外まで開けた視界の先には、赤々とした空が広がっている……ってアレ? もう夕方だったっけ? 妙な空の様子に心中の僕は首を傾げるが、当然魅魔様はお構いなしだ。 彼女は空いた天井から悠然と外に浮かび出ると、片目をつぶって挑発的に人差し指で魔理沙ちゃんを招いた。「ま、本物か偽物かなんて些細な問題だろう? どうせやる事は変わらないんだから――な」「――はん、面白いじゃないか」 魔理沙ちゃんも魅魔様の挑発にニヤリと笑い、箒に跨って空へと躍り出た。 残った早苗ちゃんも霊夢ちゃんに御弊を突きつけているから、あっちでもドンパチを始めるのだろう。 ……この船、色んな意味で大丈夫かな。そのうち真っ二つにへし折れそうな気がする。「それじゃ、早速行くぜ!」 魔理沙ちゃんの構えた八卦炉から、鋭い光線が連続で発射される。 さすが、霊夢ちゃんと並んで「異変解決人」と称される普通の魔法使いだ。 恐ろしい正確さと速さで、複数の光がこちらへ向かってきた。 本来の僕なら、すでにひぃひぃ言いながら回避を試みているレベルの攻撃である。 ただし今僕の体を使っているのは僕ではないし――何より靈異面は、そう言った攻撃をこそ得意としているのですよ。「甘い甘い」「なんだとっ!?」 魅魔様が円を描くように右腕を回すと、それに合わせてフォースも動く。 光の線は、まるで吸い込まれるように動くフォースへと吸収されてしまった。 一応フォローしておくけど、これは魅魔様が凄いのであって魔理沙ちゃんの腕前がアレと言うわけではない。 と言うかそもそも、ほぼ同時に着弾するはずの光線を一回転で拾えている事がまずおかしいです。「何とかの一つ覚えな真っ直ぐっぷりも相変わらずか。昔からそう言う所は変わらんよなぁ」「はんっ、今も昔も私は真っ直ぐネジ曲がってるぜ!」「そう言う所が変わってないって言ってるのさ。魔法使いとしては致命的なくらいの純粋さは、まぁ嫌いじゃないけどね」「知った顔して好き放題言ってくれるな!!」 まぁ、実際に知ってるんでしょうよ。二人にどれくらいの付き合いがあるのかは知らないけど。 とにかくそうして魅魔様は、魔理沙ちゃんの次の攻撃を的確に予測し捌いていく。 そのあまりに寸分違わない動きは、徐々に魔理沙ちゃんの‘傾向’を明らかにしてきた。 派手で大味に感じる攻撃は、言わばそれを隠す為のカモフラージュなのだろう。 そう思える程に彼女の放つ魔法は堅実だった。その技――否、行動の一つ一つが全て今までの積み重ねなのである。 魔理沙ちゃん、そんな気はしてたけどやっぱり努力の人だったんだねぇ。「感心感心。あたしが眠った後も、ちゃんと言いつけを守って修行してきたみたいじゃないか」「何を言いたいのかさっぱり分からないな。だが、いい加減その上から目線が鬱陶しいぜ! ――喰らいな!!」 ―――――――恋符「マスタースパーク」 魅魔様の放ったソレと全く同じスペルカードを、魔理沙ちゃんが宣誓する。 さすがは師弟と言った所か。ひょっとして、幽香さんのマスパも魅魔様と関係があるので?〈いや、魔理沙が幽香の技を真似たスペカがマスタースパークだから、あたしは全然関係無いよ。完成させた所は見てたけど〉 師匠の方が平然とパクってた。なるほど偽物扱いされても仕方ないね、コレは。〈元々あたしが教えてた魔法とマスパは融和性が高かったんだよ。それにあたしだって、独自に技を発展させたりしたんだよ?〉 トワイライトスパークってそう言う経緯で出来たんだ……それは師匠としてどうなのよ魅魔様。〈いやいや、だから骨子は魅魔様の魔法でね? ネーミングは参考にしたけど、基本は魅魔様の実力なんですよ?〉 へーいへい、そんなこんな言ってるウチにマスパ発射されましたよー。〈いつか少年に「魅魔様ってば超エキセントリック!」って言わせてやるかんな!!〉 それは褒め言葉になるのだろうか。少なくとも僕はそこまでとち狂った賞賛はしない。と思う。 ともかくそんな謎の負け惜しみと共に、魅魔様がフォースをマスタースパークに向けて真っ直ぐ飛ばした。 ちなみに魔理沙ちゃんのマスパは吸収量を余裕で超えてるので、フォースの特性だけではどうにもできません。 どうするんだろう。この状態でマスタースパークを出してカウンターするとか?「ふふん、柔よく剛を制すって言葉があるだろう? 魅魔様の弾幕はパワーだけじゃ無いのさ」 それでも一瞬だけだが、フォースはマスタースパークを受け止める。 止められた激流が、己の勢いでその蓋を外そうとする僅かな間。 ほんの数秒のはずのその時間が、しかし決定打となった。「名付けて、フォース・スクリュープル! ――なんてな」「なにっ!?」 冗談めかした命名に合わせ、魅魔様は文字通りコルク抜きの要領でフォースを右回転させる。 同時に僅かな力で放出される光弾。それが仕切りとなって、マスタースパークは幾つかの支流に分かたれた。 分割された光線は、靈異面を避けるようにして直進していく。 見事だ。いくらどんな技か分かっていたとは言え、最小限の力で相手のスペルカードを破るなんて。 しかもフォースにきっちり力を溜め込んでいる。うーん、色んな意味で参考になる戦い方だ。「ふふ、しっかり成長してるじゃないか魔理沙。魅魔様ちょっと感激だよ」「……ちっ」 「だけどまだまだパワー不足だな。半端な力じゃ、この靈異面は捻じ伏せられないぞ」 そう言って、魅魔様は魔理沙ちゃんに人差し指を突きつける。 明らかな挑発。しかしその態度から、僅かに優しさの様なモノを感じるのは気のせいだろうか。「そもそも、相手を試すなんてお前のやり方じゃないだろうが。相手が何者であろうと常に全力――それが霧雨魔理沙だろう?」 馬鹿にするでもなく、嘲笑うでもなく、諭すように言って笑う魅魔様。 ああ、なるほど。そりゃ優しさを感じるワケですよ。 魅魔様は最初から、魔理沙ちゃんがしっかりやってるかを確かめるつもりだったらしい。 やっぱり『師匠』なんだね、この人は。弟子が可愛くて可愛くて仕方がないワケだ。 ――うん、幻想郷の人達は身内に甘い癖に愛情表現が総じて歪んでると思う。「ははっ」 こちらの皮肉には答えず、軽く笑った魅魔様がフォースを構える。 そして放たれる無数の光線。それが先ほどの魔理沙ちゃんと似た攻撃なのは偶然じゃ無いだろう。 いくら師匠でも攻撃方法が同じなワケないし、コレはあえて似せてるんだろうなぁ。 いやホント歪んでますよ魅魔様。同キャラ対戦しかけるとか、愛しさが憎しみに転じてるレベルです。「ほらほらどーする!? このまま、霧雨魔理沙の実力も見せずに終わらせるつもりかい!?」「はっ、ホザケよ!!」 ニヤリと笑った魔理沙ちゃんが、真っ直ぐこちらへ向かって近づいて来た。 そのスピードも大したモノだけど、特筆すべきは回避率の高さだろう。 直線的な攻撃とはいえ、あれだけ早く飛びながら密集した弾幕を回避できるなんて……さすがとしか言い様がない。 「これだけ近けりゃ、その玉ッコロの効果も半減だな!」 そう言って、こちらの背後に回った魔理沙ちゃんが八卦炉を再度構える。 確かに、普通の攻撃ならともかくスペルカードをこの距離で防ぐ事は出来ないだろう。 さっきの回避方法も、距離があったからこそ出来た技なワケですし。 さて、どうするのでしょうかね魅魔様は。 僕は完全に他人事の目線で、次の魅魔様の行動を窺った。 いやまぁ、二度目ですけどやっぱり他人事なんですよねー。……ただし身体の方はそうでないから色々と困る。「お望み通り、この私の全力を見せてやるぜ!!」「ふふん。いいねぇいいねぇ、楽しくなってきたじゃないか!」 フォースが魔理沙ちゃんの真正面に移動する。 防御用では無いだろう。この状況で魔理沙ちゃんが、スペルカードを使わないなんて事はまず有り得ない。 魔理沙ちゃんだって防御はともかく攻撃が出来ないとは思っていないはずだ。つまりコレは、彼女なりの挑戦状なのだろう。 二人は不敵に笑い合ってスペカを見せ合う。その笑顔は、さすが師弟と言わんばかりのソックリっぷりだった。 好きなんだろうなぁ、どっちが強いかを純粋な力のぶつかり合いで決めるの。……マスパ使いは誰も彼も皆そんなんか。〈ちょっと待て、さすがに幽香と同類扱いは勘弁だぞ! あたしはあそこまでバトルジャンキーしてねぇよ!!〉 戦闘中に脳内ツッコミで脱線しないでください不謹慎な。〈不謹慎の塊が自分の事棚上げして冷淡にツッコミしてきやがった! 魅魔様ショック!!〉 そう言いつつも、しっかりフォースに魔力を蓄積させている所はさすがですな。 そうしてお互いの武器の道具に、魔力で構築された光が強く輝いていく。 至近距離で放つにはあまりにも強すぎる力。しかし魅魔様も魔理沙ちゃんも、躊躇う事なくスペルカードを発動させた。 ―――――――魔砲「ファイナルスパーク」 ―――――――神滅「ギガ・マスタースパーク」 二つの輝きは、スペカの宣誓と共に炸裂‘しなかった’。 あまりにも至近距離で放たれた為、二つの閃光は互いに干渉し合いその場へ留まってしまったのだ。 以前の、お空ちゃんとやりあった際の状況に良く似ている。 強大な力と力のぶつかり合い。あの時と違うのは、激突する二つの力が‘ほぼ同じ力’だと言う事くらいだろう。 混ざり合う。喰らい合う。二つのスペルカードは融け合い、巨大な一つの力と化していた。 ……僕とお空ちゃんの激突が‘力の引き算’だったなら、この激突はさしずめ‘力の足し算’と言った所か。 合わさった力の『操縦権』は両方が持っている。今だって二人はそれを行使して、溜まった力を相手にぶつけようとしているのだ。 負けた方が、二人分の‘全力’を喰らう。言葉にすれば簡単だけど、それは恐ろしい敗北のペナルティである。 文字通り命を懸けた勝負。その決め手となるのは――相手を上回る強い意志だ。「――へへっ」「――ふっふっふ」 互いにそれが分かっているからこそ、二人は不敵に微笑んだ。 光に遮られて相手の表情は分からないが、向こうが何を考えているのかは分かっている。そんな表情だ。 いや、僕も魔理沙ちゃんの表情は分からないし魅魔様の顔も察する事しか出来ないのだけどね? もうなんて言うか、笑い声からして楽しそうな匂いがプンプンしてますもんこの人ら。 ――楽しそうなのはいいけど、コレどう転んでも面倒な事になりそうな気がする。大丈夫かなぁ。ダメっぽい。◆白黒はっきりつけますか?◆ →はい いいえ(このまま引き返してください)【教えろっ! 山田さんっ!! りべんじっ!!!】山田「働いたら負けかと思ってる。山田です」死神A「また懐かしいパクリネタを……。えっと、死神Aです」山田「ぶっちゃけ天晶花の姫はニートと言うワケでも無いので、ニート枠は空いてるんですけどね」死神A「埋めないでくださいよ、そんな枠を」山田「はい、と言うワケで今回はスーパー幻想面解説タイムとなっております。自分で設定しておきながら作者涙目ですね」死神A「まぁ、ツッコミどころの多い面ですからねぇ」山田「□ックマンにおけるトゲみたいなモンですから、まともに相手するだけ無駄だと思いますがね」死神A「山田様、それ微妙に隠せてません」山田「と言うワケで最初の質問です。幻想面これっぽっちも関係ありませんが」死神A「スーパー幻想面解説タイムは!?」 Q:Qはキューではありません念のため。早苗さん本当に高校を卒業したんでしょうか?山田「ある意味幻想面の質問よりキツい感想でした。ギャグの解説とかもう拷問ですよね。しますけど」死神A「聞かれてるワケでも無いのにイキイキとしてるなぁ」山田「詳しくはQBKでググってください」死神A「解説してない!?」山田「まぁ、ギャグが通じなかった事よりも、作者的にはコレが七年前のネタであるショックの方が大きかった様ですが」死神A「さすがに、そろそろジェネレーションギャップが発生する頃ですかね」山田「今の若い子って、MK5が何の略か知ってるんでしょうか」死神A「どうでも良いですよ、山田様」 Q:お空とかが暑さ我慢勝負した場合は種族的に負けないし、石取りゲームなどの100%の必勝方がある勝負、 芳香やゴーレムなどの命令を理解して遂行する程度の知能があるがそれ以上の知能や感情が無いものとの 「その場から動かない」という勝負をした時はどうなるんですか?山田「怒涛の幻想面質問ラッシュでしたので、とりあえず少しずつ切り崩して行きます。まずは簡単な二番目の問いから」死神A「百パーセント必勝法がある勝負ですよね。どうなるんですか?」山田「大抵、そういう勝利パターンが決まっているものは先手後手の取り方で雌雄が決するモノでしょう? つまりそういう事です」死神A「……ああ、なるほど。百パーセント勝つ方を幻想面に取られるワケですね」山田「確実に勝てる方法があるなら、幻想面は確実にソレをなぞりますからね。要するに自分から敗北の手段を差し出してるようなモノですよ」死神A「そういう事ですか。ちなみに他の二つはどうなるんですか?」山田「これも実にシンプルです。相手と同じ特性を得て、相手が根負けするまで勝負に付き合ってくれます」死神A「ゾンビとのダルマさんが転んだ(永続)とか、本気でキリが無いと思うんですが」山田「幻想面の時間を停止すればゾンビ相手でも余裕でしょう。五万年くらい待ってりゃ相手の身体が崩れますよ」死神A「凄まじいまでの力技だぁ……」山田「だからそういう面なんですってば。まぁさすがに、晶君はそんな勝負に付き合ったりしないでしょうがね」 Q:戦闘面だとレジンキャストミルク(電撃文庫)の柿原里緒だとどうなりますか?山田「はい、ついに来てしまいました。他作品キャラだとどうなるのか系の質問」死神A「物凄い渋い顔してますね、山田様」山田「とりあえず最初に言っておきますが、今後はこの手の質問は山田さんでもお答えしません。何故ならキリが無いからです」死神A「確かに、色んな所から引っ張ってこれますしねぇ」山田「そうです。上条さんの幻想殺しは効くのかとか聞かれたら、まず幻想殺しが東方世界の幻想をどれだけ殺すかを定義しないといけませんし」山田「安心院さんと幻想面が戦ったらどうなるのかとか、そんなのむしろ作者が教えてほしいくらいですし」山田「直死の魔眼ならどうにか出来るんじゃないのかとか、遠野君脳死させるつもりですか月姫リメイクマダーって感じですし」死神A「山田様、最後の全然関係ないです」山田「とにかくそういった諸々の事情から、この手の質問は今後なしと言う事でお願いします」山田「と、まぁ軽く前置きして返答です。尚、本気で知らない作品なので、作者は説明された事しか分かってないです」山田「なので、その柿原さんとやらと同じ能力のキャラと戦ったら、みたいなややこしい前提で語ってると思ってください」死神A「本当にややこしい前提ですね……で、どうなるんですか?」山田「まず能力が一緒になりません。いつもどおり、幻想面は相手よりちょっと上の能力になります」山田「そして、相手が増えた分だけ幻想面も増えます。と言うかむしろ相手が一人増える度に二人増えます」死神A「一対一だったはずが、あっという間に戦争になりましたね」山田「後はもう、数の差と能力の差でごり押すという完全力技プレイです。結果はまぁ、言わないでも分かるでしょう」死神A「そこから巻き返そうとすると、結局我慢比べですもんねぇ」山田「はっきり言って、幻想面相手に策なんて弄するだけ無駄です。力技以外の対処法なんて無いです、マジで」死神A「性別的にどうにも出来ない勝負を持ちかける、って意見もありましたよ」山田「そうですね。そうやって色々と考えてくださる方々がいらっしゃるので、それら全てに対する返答もしておきましょう」死神A「と、言いますと?」山田「そういうその場しのぎの勝負で勝とうとする輩は、首根っこ掴んで「参りました」って言うまで顔面殴った方が絶対に早いですよね」死神A「身も蓋も無い心の折り方ですね!?」山田「良いんですよ、折った時点で幻想面の目的は果たせているんですから」 とぅーびぃーこんてぃにゅーど