「わ、わ!? 凄い揺れてますよ!? また地震ですか!?」「うぷっ……そんな感じじゃ、ないわね。どちらかと言うとこれは」「凄まじい二つの力がぶつかり合っている――って感じだねぇ」「ひぅ!? ちょ、ちょっと勇儀、もう少し殺気を抑えなさいよ。駄々漏れじゃないの」「あっと、すまんね。少しばかり興奮してた」「……ダメですよ。今、地霊殿は立て込んでいるんですから」「私に任せてくれりゃあ、地霊殿のゴタゴタを今すぐ解決してやれるよ? と言うか解決させろ」「嫌です」「――この私が、どうしてもと頼んでいるのにかい?」「はい」「――――ほぉう」「――――――ふん」「良く分からないけど、喧嘩はダメですよお二人とも!」「貴女は、少しで良いから空気を読みなさい。お願いだから」「諦めなさい、言って聞く様なタチじゃ無いわよ」幻想郷覚書 地霊の章・拾漆「爆天赤地/無差別のフレンドシップ」 二つの力のぶつかり合いが、地獄を大きく揺らす。 死者を燃やし尽す灼熱地獄より尚熱い両者の力の激突は、双方の消滅によって終末を迎えた。「……う、うにゅ?」 まさか己の全力攻撃を、真正面から撃ち破られるとは思わなかったのだろう。 お空ちゃんはポカンとした表情で、無防備な姿を曝しながらこちらを見つめている。 それが、勝敗の分かれ目。自分の力を過信した彼女に、引き分けを想定していた僕の次の一手を防ぐ事は出来なかった。「喰らえっ、フォースシュート(物理)!」「あぅん!?」 僕は手元に戻ってきたフォースを鷲掴みにして、お空ちゃんの頭部目掛けてブン投げる。 放物線を描き飛んでいった宝玉は、実に良い音で彼女の額に命中した。 ちなみに、レーザーを使わなかった事に意味は無い。意味は無いって言うか武装選択している余裕が無かったと言うか。 うん。格好つけて次の一手云々とか言ったけど、実際の所僕もわりといっぱいいっぱいだったワケです。 超適当だったとは言え、咄嗟に攻撃が出来た事はある意味奇跡だったと思う。 まぁ、さすがにコレで終わりだとは思わないけど。「う、うにゅぅぅぅう……」 ……アレ? なんかフツーに倒せちゃってる? フォースの直撃を喰らったお空ちゃんは、目を回しながらゆっくりと落下していく。 っていけない、このままだとお空ちゃんが灼熱地獄に落ちる! 慌てて助けに入ろうとする僕。しかしその前に、お燐ちゃんがお空ちゃんの身体を抱きかかえていた。「おぉ、お燐ちゃんナイス」「と、友達のピンチだからね。しっかし焦ったなぁ……」「うぐぅ、すいません」「お兄さんは自分の仕事をこなしただけだろ、謝る必要は無いさ。……まさか一撃で倒れるとは思わなかったしね」 それは僕もです。確かに結構な勢いで投げつけたけど、まさかこの程度で倒せるとは。 これがフォースの力か。恐るべしはフォース!〈鈍器としての価値を見出されてもなぁ。と言うか、あんだけ無防備にしてたら何を喰らっても一緒だろ〉 それだけ、自分の最強スペカを破られたのがショックだと言う事なのだろう。 やはり過度な自信と言うのは、百害あって一利無しだね。 自分にとっての最強の手札が相手を倒す必殺のカードに成り得るとは限らない。リスク想定は大事なのですよ。〈あたし的には、もう少し少年にショックを受けて欲しいよ。何しろ靈異面の最強スペルカードも引き分けたんだからね〉 上には上がいるっ!〈潔過ぎて反論の言葉が出てこなかった〉 お気持ち分からないでもないです。けどこれに関しては、もう諦めてくれとしか言い様がありません。 僕の中で、僕のランキングは常に最下位なんです。例えどれだけ強くなろうが。「まぁ、どんな結果だろうと勝ちは勝ちだからね。終わり良ければ全て良し! わっはっは!!」「……終わり、良いのかなぁ」「間抜けだった事は否定しないけど、お空ちゃんの鼻っ柱は無事へし折れたからね。問題無いんじゃないかな」「いや、あたいが気にしてるのは勝負の結果じゃ無くて、灼熱地獄の方なんだけど……」「―――ほへ?」 言われて、周囲の状況を確認してみる。 それまでも十二分に燃え盛っていた灼熱地獄は、二つの力の激突によりトンデモ無い事になっていた。 何と言うか燃え方がヤバい。明らかにキャパシティを超えた暴走に、地獄全体が悲鳴を上げてしまっている。 これ、下手すると地獄爆発するんじゃ……。「ど、どうしようお燐ちゃん!?」「ととと、とりあえず蓋を開けて火力を抑えないと! お兄さんも手伝っておくれ!!」「りょ、了解! 冷気で出来る限り灼熱地獄を冷やしていくよ!!」 僕とお燐ちゃんは地獄を鎮める為、慌ただしく動き回ってあれやこれやと手を打ってみる。 しかし絶賛暴走しまくりの灼熱地獄は、すでに蓋を開けたり冷気で冷やしたりした程度で何とかなる状況では無かったようだ。 炎の勢いはますます酷くなり、一向に収まる気配を見せてくれない。 あぁもう、この荒ぶるエネルギーをどう捌いたものだろうか――ってそうだ! こんな時こそあのスペカの出番じゃないか。基本的に帯に短し襷に長しな僕の最強スペルカード!! 今日くらいは役に立ってくださいよ! ―――――――「幻想世界の静止する日」 視界を覆い尽くす閃光が、灼熱地獄から熱気と炎を奪っていく。 やがて地獄全体を揺らす振動が収まった所で、僕はスペルブレイクし光を散らした。「す、凄い……」「ふっふっふ、ざっとこんなもんですよ」 今度こそ余裕たっぷりに腰に手を当てポーズを決める僕。我ながら実にウザい。 そもそもこうなった原因の半分は僕にあるのだから、その後始末をするのは当然なワケで。 なのでここらへんあたりで、こう適切なツッコミの一発でも入れて欲しいんですが。 何故にお燐ちゃんは、微妙に尊敬の念が含まれてそうな視線を僕に向かって送るのですかね? 止めて! 僕に過度な称賛を送るのは止めて!! 受け止めきれないから! 後お空ちゃんも、幻想世界の静止する日が撃てたのは件のスペカの燃費が超良かっただけの話なんでそんな怨みがましい目で僕を見ないでください。 エネルギー残量残り三割と言えばまだ余裕がありそうに聞こえるけれど、実際は連戦も難しい程疲弊しているのである。 ……ってアレ?「お空ちゃん、何時の間に気がついてたの?」「え? あ、本当だ。大丈夫かい、お空」「うにゅぅうぅぅぅぅううううぅっ」 わぁ、とてつもなく悔しそうだ。しかし文句を言おうにも言葉が出てこないらしい 内容はともかく、結果は僕の完封勝ちだからなぁ。 自分の力に自信があったからこそ、下手な言い訳で負けを誤魔化す事が出来ないのだろう。 根は素直な子なんだよなぁ。――故に暴走した場合、止めるのが大変なワケなんですが。 まぁ丁度良いや。灼熱地獄も落ち着いた事だし、ここらへんで再犯防止のために適当な釘を指しておく事にしよう。〈あんなに否定した癖に、結局相手の「過大評価」を利用しようとする少年エローい〉 エロいは止めれ。「けどこれで分かったでしょ? 世の中、上には上がいるんだよ。じゃあ約束通り、今後はお燐ちゃんの指示に従って大人しくして貰うよ」「うにゅむぅ……分かった」「ま、僕よりも強い人だって星の数ほど居るワケだしね。もっと怖い目に合う前に倒されたのはむしろ幸運だったと」「――もっ、もっと強い人がいるの!?」 ちょっとした意地悪のつもりでそんな事を言ったら、想像以上に重く受け止められてしまいました。 お空ちゃんはガタガタと震えながら、まだ見ぬ強豪達の姿を夢想し怯えている。 いやまぁ、冗談だと思われて軽んじられるよりは良いですけどね。別に嘘をついているワケじゃないんだし。 だけど数分前まで戦っていた相手の言葉を、幾らなんでも鵜呑みにし過ぎじゃないだろうか。 本当にお空ちゃんはバ――素直だなぁ。こんな子が、何を言われれば説得不能なレベルで思いあがったりするのだろうか。 とりあえず、お空ちゃんを誑かした黒幕は絶対に許さないよ。絶対にだ。「そうだよぉー。皆、敗者に対する配慮が一切無いサディストばっかりだからね。また同じ事を企んだら、今度はその人達に死ぬよりも辛い目にあわされるかもねぇ~」 「し、しないよっ! 私もう絶対に悪巧みなんてしない!!」 半泣きで何度も頷いて、そう約束してくれるお空ちゃん。 無事目的を達成出来た事にホッと一息つきながらも、この素直さに何とも言えない歯痒さを感じるのだった。 その後、灼熱地獄がもう暴走しない事を確かめた僕等は地霊殿に戻ってきたのですが。「ふふふふふ……」「くくくくく……」 ――玄関先が騒がしいと思って行ってみたら、何だかよく分からない事になっていました。 相変わらず無表情なさとりさんが、長い金髪の大柄な女性と睨み合っている光景。ワケが分からな過ぎる。 と言うか、額から角を生やした彼女はひょっとしてもしかして……。「ちょっと失礼! 宜しいでしょうか!!」「え、いきなり何だ? つーか誰だい?」「握手してください!!」「本当に何だー!?」 女性の答えを聞く前に、僕は彼女の右手を両手で包みこみ上下させた。 恐らく――否、間違いなく彼女は鬼だ。モノホンの鬼である。 他の妖怪とは一線を画する存在、人間が抱く『恐怖』を具体化させた者、僕の会ってみたい妖怪ランキング堂々一位。 その憧れの鬼さんに、まさかこんな所で会えてしまうとは。どうしよう凄い嬉しい。 冷静に考えると、ただ鬼と言うだけで握手を求めるのは「外国人だからサインください」と言っている様なモノだと思うけど。 相手が鬼ならしょうがないよね! うん、僕ワルクナイヨ!!「いやぁ、感激です。まさか地底で鬼の人に会えるとは」「むしろ地底以外じゃ会えないんだが、それを知らないって事はアンタ新入りかい?」「新入りと言うより余所者ですね。僕の名前は久遠晶、地上からやってきた平穏を愛する旅人です! 鬼さんのお名前は?」「ああ、私は星熊勇儀……って、久遠晶? アンタが噂の?」「うぇえっ!? 人間ダウンバーストの噂って地底にまで伝わってるの!?」「何だそれ。私が聞いたのは、アンタの友達だって言うこいつ等の話だけど?」「……ほぇ?」 言われて鬼――勇儀さんの指差す方向を見つめると、何やら途方に暮れている感じの見慣れた三人の姿が。 ああ、全然気が付かなかった。鬼のインパクトが強すぎたせいかな。 僕は苦笑いしながら早苗ちゃん、パルスィ、てんこの三人に向かって手を振った。ってアレ? なんか反応鈍い? 「やっはー天子以外の皆、元気にしてたー?」「露骨に天子さんを差別しました! と言う事は、本当に晶君なんですか!?」「おかしな事を。僕が久遠晶で無ければ何だと言うのですか早苗ちゃん」〈少年少年、自分の格好見直してみ〉 格好って……あ、そういえば靈異面のまんまだった。 確かに、この姿形で久遠晶を言い張るのは無理があるだろう。 共通点と言えばマントの下の服と、髪型くらいだもんなぁ。 でも魅魔様? それが分かってるなら変身解除してくれても良かったんじゃ。 と言うか、コレ僕が解除できるモノなんですかね?〈……自分で気付かないと、意味が無いからね〉 うん、忘れてたのなら素直にそう言ってくださいね? 明後日を見つめる魅魔様を睨みつけていると、僕の全身を再び闇が包み込んだ。 そして闇が晴れると、そこには毎度お馴染の腋メイド服姿が。 うーむ、実に便利な変身方法だ。これ、日常にも応用出来ないかなぁ。「と言うワケで、改めて久遠晶でーす。イェイ!」「……晶君が、いつの間にか魔法少女に変身できるようになってました。うう、妬ましいです」「私の台詞を取らないでよ、妬ましいわね」 魔法少女――うん、まぁ間違ってはいないかな。 もっとも、靈異面は魔法少女と言うより魔砲少女って感じだけどね。 しかも主人公じゃ無くてボスサイド。最終二話前くらいに出てきて圧倒的火力で絶望を与えた後、最終話に友情パワーで負けるタイプ。 なので羨ましがられても、どうリアクションして良いのか分かりません早苗ちゃん。 そもそも僕は少女じゃないんだけど、その大前提は忘れていませんよね?「ふん。死んでないのは予想通りだったけど、まさか強くなっているとは思わなかったわ。本当に面倒臭い生き物ね貴方」「うるさいな、自分でもそう思ってるよ」 もう少しトラブルさんと疎遠になれないだろうか、と言うのは僕の純なる願いである。 それだけの為に万能の願望器が欲しいな~。どっかにないかな~。でも探しに行くのは面倒だな~とか思うレベル。つまりそれほど渇望はしてない。 ぶっちゃけ、望みを叶えるなら自前で何とかするのが一番効率良いんだよね。実に身も蓋も無い能力である。まぁ出来ないんだけど。 とは言え、僕にほとんど得の無い勝負でもお燐ちゃん達にはそれなりの意味があったらしい。 お空ちゃんを庇う様に立っているお燐ちゃんをさらに庇う様にして、さとりさんがじっと勇儀さんの顔を見つめていた。 その顔――は相変わらず無表情だけど、溢れ出るオーラはどこか自慢げである。嫌味っぽいとも言う。「内々で片付いた様なので、手助けの件はお気持ちだけ頂いておきます。お騒がせしました」「散々断っといて良く言うよ……つーか、内々?」「ほにゃ?」「ええ、内々です。彼は我が地霊殿の盟友ですから」 え、何それ超初耳。いつからそんな重要ポジションに僕が? いやまぁ、明らかに勇儀さんに対する方便と言うか言い訳臭いんですけどね。 勇儀さんもそれを理解しているのか、ちょっと機嫌が悪そうだ。鬼が嘘嫌いって逸話は本当っぽいなぁ。 とか思っていると、お燐ちゃんが助けを求める様な視線をこちらに向けてくる。 ……なるほど、勇儀さんに灼熱地獄で起きた出来事を知られると困るって事ですか。 はっきり言って都合良く使われている気しかしませんが、半端に終わってしまう方が僕的には嫌だ。 なので素早くさとりさんの肩に手を伸ばすと、僕はさわやかな笑顔で勇儀さんに宣言をした。「その通りです! 接した時間が短ろうと、拳を交わし合えばもうマブダチ。僕達はすでにさとりんあっきーと呼び合う仲ですとも!」 言葉に若干過剰な装飾を施しておりますが、僕の中では概ねが事実です。 少なくとも今後、彼女等に何かを頼まれたらやっぱり僕はほぼ無償でそれを受け付けるだろう。 いや、もちろん拒否権は行使するつもりだけどね? 自分で言うのも何だけど、僕の扱いは方向性を理解するとわりと簡単だからなぁ。 とりあえずさとりさん。今回の件は貸しにしておきますんで、そこらへん理解したうえで僕をコキ使ってくださいね? マブダチとしてお願いします。 「ええ、そうなんです。私とあっきーはとても仲良しなんですよ」「お、おぉう?」 何故か楽しそうなオーラをばら撒きつつ、僕に寄り添ってくるさとりさん。 相変わらず無表情のままだけど何だか嬉しそうな彼女の姿に、変な地雷を踏んでしまった様な気分になる僕なのでした。「……なるほど多くの人妖から好かれるワケです。私の力を知りながら、こんなにも無邪気に擦り寄ってくるとは。ふふふ」 ところでパルスィさん。マブダチ発言以降から早苗ちゃんの負のオーラが凄いんだけど、何かしました?◆白黒はっきりつけますか?◆ →はい いいえ(このまま引き返してください)【教えろっ! 山田さんっ!! りべんじっ!!!】山田「さとりんの恋愛フラグはまだ立ってねーよ! 山田です」死神A「いきなりですね……。あ、死神Aです」山田「仲良くしているのと恋愛フラグは必ずしもイコールで繋がるワケでは無い、と言うのが作者の持論です。や、チョロ可愛い系ヒロインも好きですけどね」死神A「古明地さとりが本格的に晶君に興味を持った、って事で良いんですか?」山田「そういう事です。まぁそもそも、晶君に恋愛フラグ立ってるキャラはまだいないんですけどね」死神A「……立ってるっぽいのが何人かいた様な気がするんですが」山田「作者の定義では、告白してOK貰える状況が恋愛フラグ立ってる状態です。その定義で行くと、皆まだまだイベントが足りていません」死神A「そんなもんですか……」山田「そんなもんです。異論は認めない」 Q:今まで食らった(理不尽な)罰で一番効いたのなんですか?死神Aさん。山田「二回も同じ質問をさせて申し訳無い。と言うワケでキリキリ答えてください、もう一回後でしますんで」死神A「止めてくださいよ!? しかしうーん、効いた罰かぁ……全部理不尽過ぎてなぁ」山田「まぁ、最後の方でまた聞きますから、それまでじっくり考えておいてください。慎重に選んだ方が良いですよ」死神A「絶対オチにする気だコレ……」 Q:さあ二人のトラウマスペルは?おしえてヤマダサーン。 もしさとりんのトラウマがスペカ以外もOKだったら早苗さんは何がでるのかもおしえてください。山田「主人公以外のトラウマスペルは基本的に定めていません。これは緋想天時の天候と一緒ですね」死神A「キリが無いからでしたっけ。ちなみに、スペカ以外のトラウマはどうなるんですかね」山田「天子は質問者が察した通りの幻想面ですが、東風谷早苗の方は宴会時の晶君大暴れではありません」死神A「そうなんですか?」山田「氷漬けにはなりましたが、そこまで酷い目にあっても居ませんからね。本人の呑気さを含めるとトラウマには至らない感じです」死神A「そうなると、あの風祝のトラウマになりそうな過去って何ですかね」山田「自分を特別な存在だと思っていた時期でしょう」死神A「ああ、それはキツそうだ……」 Q:ちなみに晶君はSMに興味はあるんですか?山田「目隠しまではセーフです」死神A「すいません、ボーダーラインが分からないんですが」山田「まぁ、肉体を痛めつける系には難色を示すと考えてくれれば結構です。言葉責めはあり」死神A「……振ったのは私ですけど、生々しいんでこの話題ここで終わっていいですかね」山田「構いませんよ。と言う事ですので、貴女のトラウマお仕置きをプリーズ」死神A「えーっとですね……その、思い返してみたんですが、私の罰って基本的に暗転で誤魔化されているのが多いので、実はそんなに」山田「まぁ、とっくに用意してるんですけどね。肉じゃが」死神A「あ、そうです! 最初の方で私、山田様に殺されてました!! それがキツかったです!」山田「あれは実質ただの一回休みなんで罰になってないでしょう。良いからとっとと喰いなさい」死神A「うぁーん!? もう肉じゃがを食べてのたうち回るのは嫌だよぉ~!?」 とぅーびぃーこんてぃにゅーどおまけ:第二期山田さんらくがき(www7a.biglobe.ne.jp/~jiku-kanidou/newyamada.jpg)