「そういえば、晶さんって百足とかはワリと平気ですよね? どうしてですか?」「多足亜門の節足動物は、生理的な嫌悪よりも生物的な脅威を感じさせるデザインが多いですからねー。怖くはあるけど気持ち悪くは無いかなぁ」「足がうじゃうじゃしている所とか、相当キモいと思うんですがねぇ……」「えー、そこが良いんじゃないですか。大きいのになると、皮膚が金属みたいになってて結構カッコ良いんですよー」「お姉ちゃんちょっと、晶さんのそこらへんの感性は理解できません」「あの時のお化けムカデも、敵対してなければ十枚くらい写真撮ってたのになぁ」「ちなみに晶さん、一番好きな虫は?」「オトシブミ」「……迷い無く言い切りましたね」幻想郷覚書 天晶の章・伍「四重氷奏/Gを呼ばないで」「平和ねぇ」「平和ですねぇ」「……歯がゆいわね」 太陽の畑の中央に建っている自宅の庭先で、自称晶の姉共は私を巻き込んで昼の茶会を楽しんでいた。 正確に言うとのんびりしていた私の前にコイツらが湧いてきただけなのだけど、天狗も隙間妖怪もその程度の事で遠慮するほど常識的な思考はしていない。 こちらに殺る気が無いのを見越した上で、二人は図々しくも寛ぎ始めたと言うワケだ。 腹立たしいけれど、咲く為の準備を始めた向日葵達を散らしてまで追い払う気になれないのも事実。 口惜しいが、ここはコイツらの好きにさせておく事にしよう。……どうせ、後少し我慢すれば居なくなるのだし。「それにしても遅いですねぇ。こんな小さい家の掃除なんて、あっという間に終わるでしょうに」「貴女の家よりは断然広いわよ。晶が梃子摺っているのは全然別の理由でしょうけど」「あの子、普段は大雑把な癖に変な所で神経質なのよね。今頃は台所で茶渋あたりと格闘しているんじゃ無いかしら」「凄く有りそうです、ソレ。晶さんって、可能性が少しでもあると躊躇なく全賭けして見苦しい程に悪足掻きしますからね。落ちそうな汚れとか無視できなさそうです」「たかが掃除に全てを賭けられても困るわよ……」 当然の話だが、この馬鹿二人の目当ては私ではない。 コイツらの目的は、現在掃除に勤しんでいる私のペット――久遠晶だ。 天晶異変の最後に各陣営が晶の所有権を主張しあっていたが、結局あの子は引き続き私の家で養う事になっていた。 と言うか、そもそも私に晶を手放す気は無いのだ。勝手に移籍の話をされても困る。 まぁ、本人が現状維持を望んだため、実りの無い自己主張のぶつけ合いとなっていたその場は何とか収まったが。 アレで諦めるほど物分かりの良い妖怪共では無いだろうから、私の方でぶっとい‘釘’を刺しておいた方が良いかもしれないわね。フフフ。「……まーた何かロクでも無い事を企んでるみたいですね、このサディスト」「内容は概ね想像出来るわ。だけど幽香、直情的で暴力的な行動は、貴女の威厳を損なわせる事になるから気をつけなさい」「そういう振る舞いも意外と楽しいから良いのよ。過信して仕掛けてくる身の程知らずも増えるし」「それが楽しいのは幽香さんだけですってー」 そう言って気だるげに肩を竦める文。型破りな天狗とは言え、縦社会に生きる者に私の拘りは理解出来なかったようだ。 まぁ、以前は私も他の妖怪達同様、私を慕う者を従えて御山の大将を気取っていたのだが。 しかしやはり、御輿として担がれるのは私の趣味では無かったのだろう。 自らの居城だった場所の管理を部下だった彼女等に任せた私は、ここ太陽の畑に住居を構え群れる事を拒否する様になっていた。 ……最近は色んなヤツが来るので怪しくなっていたが、やはり私の本質は孤高なのだ。 「理解しろとは言わないわ。私だって、貴方達の矜持は理解出来ないもの。理解する気もないワケだしね」「安心してください。ハナからそのつもりですから」「幻想郷の管理者としては、最低限のルールを守ってくれたら文句は無いわ。我が強いのは貴女に限った話じゃないもの」 隙間と天狗は、さほど興味が無さそうに私の言葉に頷いた。 結局はコイツらも、その‘我の強い妖怪’の内の一人だと言う事だ。 だが、こういうドライな関係はそれほど嫌いでは無い。 適度な距離感は必要だし、本人達に教える気はさすがに無いが、自分を偽らなくて済む空間と言うのはやはり心地よい。 私は別に、どこでも自分を偽る気など毛頭無いけどね。しかしまぁ、ベタベタされるよりはずっと良いだろう。 ……それにしても、晶のヤツ本当に遅いわね。家の掃除ってこんなに時間がかかるモノだったかしら。 そんな事を考えながら私が視線を家の方に向けると――家の中から、絹を裂くような悲鳴が聞こえてきた。「きゃあぁあぁぁぁあああああああああっ!!!」「……今のって」「あの男の子にあるまじき可愛らしい悲鳴は、間違い無く晶さん!」 やはりそうだったか。 いや、声自体は普段から聞いてるのだが、さすがにあそこまで女性っぽい金切声を出されると別人だと思いたくなってしまう。 演技では無さそうだから無意識の悲鳴なのだろうけど、それがここまで可愛いと言うのは正直どうだろう。「待っててください晶さん! 今お姉ちゃんが行きますよ!!」 等と私が今の悲鳴について色々と考え込んでいる間に、自称晶の姉が全速力で家に飛んでいった。 見れば先程まで紫が居た位置にもいつもの‘隙間’が生まれており、紫自身の姿はそこに無くなっている。 ……この姉共は、変な所で全力を出し過ぎだ。 二人の迅速過ぎる行動に呆れながら、私も事態を確かめるべく家の中へと向かうのだった。 晶の姿は、台所の奥で確認する事が出来た。 身体を丸め座りこむその姿は、何か恐ろしいモノを拒絶している様だった。 そんな晶の周りには、何故か困った表情の姉二人。 二人の事だから、晶が戸惑うのもお構い無しに心配しつつ身体を撫でまわすかと思っていたのだが……何かあったのだろうか。「棒立ちなんて珍しいわね。弱ってる晶を愛でなくて良いの?」「いやぁ、何と申しますかね。ちょっと反応に困ると言いますか……」「はぁ?」 何とも言えない苦笑いを浮かべながら、文が困った様に首を傾けてみせる。 そして無言で、私の方に何かを持った腕を突き出してきた。 手が動いたことで晶がさらにビクついた所を見ると、この中に先程の悲鳴の原因があるのだろう。 ……手の中に収まる程度で、悲鳴を上げるほど恐ろしいモノ? そんな妖怪居たかしら? 疑問も浮かべながらも、私は文の掌を覗きこむ。 ゆっくりと開いた彼女の手の中には、一匹の黒い虫が納まっていた。「――あら、蛍じゃないの」 そういえば、もうそんな季節だったか。 太陽の畑は水源からそれなりに離れているので、恐らくは偶然迷い込んでしまったのだろう。 蛍の放つ淡い光は、花の持つ儚い美しさに通じるモノがあるから好きだ。 「で、この虫と今の晶にどんな因果関係があると言うのかしら」 「こんな因果関係があります」「ひぃぃいいいいっ!?」 文が今度は、晶の方へ蛍を持った手を向ける。 二人の間にはそれなりの距離が空いているのだが、晶は間近で突き付けられたかの様に怯えて後ずさった。 もっとも、すでに晶は壁際ギリギリの位置まで下がっているので、足がジタバタするだけで一向に身体は動かないのだが。 ……つまりアレか。この小さな、何の力も持っていない、ただの虫けらを晶は怖がっていると言う事か。 今まで散々、こんな虫よりもずっと恐ろしい魑魅魍魎と付き合ってきたと言うのに? どういう判断基準をしているのかしら。良く分からないけど、妖怪としては屈辱な評価ね。 「まったく、毒も牙も持っていない虫の何が怖いのよ」「あぶろびじょびばぶぼべ……」「晶さんは錯乱状態に陥ってますから、何を聞いても無駄です」「なら、そっちの一番晶と付き合いの深い隙間で良いわ。この状況を説明してちょうだい」「一言で言うなら、過去のトラウマね」 そして紫は、シェイクスピアの悲劇でも語るかの様に晶がこうなった理由を説明し始めた。 無駄に情感をたっぷり込めて説明してくれたが、要約するとこういう事になる。「つまり以前、素足でゴキブリを踏みつけた経験をしたために、黒光りする虫に拒否反応を見せるようになったワケね」「掻い摘んで言うとそうなるわ」「むしろ端折って説明して欲しかったです。潰した油虫が卵持ちだった時の描写を克明にされても困りますよ」 「晶がトラウマになった理由を、分かり易く伝えようかと思って」「ええ、分かり易く伝わったわよ。晶のトラウマも抉りだされたみたいだけど」「嘘つき羊は天秤揺らして遊んでるよ。黒い小鳥がやってきて、羊を啄み飛んでったよ。天秤爆発しろ」「……錯乱し過ぎて、ワケの分からない事を呟き始めてしまいましたね」 恐怖で自分の殻に閉じこもりかけているらしく、晶は身体をさらに丸めて震えだした。 視線は天井に向いており、瞳は一向に定まっていない。 ここまで晶が動揺する姿を見るのは、何気に初めてかもしれない。 その相手が蛍……と言うのは少々マヌケと言うか、納得いかない感じがするが。「と言うか、今まで良く平気でいられましたね。虫なんてそれこそ幻想郷中にいますよ?」「虫と言っても、黒光りでかつ柔らかそうな外見に限定されるみたいなのよ。蟻や甲虫の類だと平気みたいだし、意外と範囲は狭いみたいね」「そういうモンなんですか……」 良く分からないと言った具合に、文は再び首を傾げた。 まぁ、他人のトラウマなんて言うモノが、当人以外に理解出来るワケ無いのだろう。 私とて、晶の反応が軽度ならアレコレ文句を言うつもりは無かった。 ―――が、ここまで反応が酷いと話は変わってくる。 これはかなりの‘荒療治’が必要みたいね。「おや幽香さん、どこに行くので?」「ちょっと所用が出来たのよ。晶のケアは貴方達に任せるわ」 自分でも意地が悪いと思える笑顔を浮かべ、私はその場を後にした。 さて、どういう結果になるかしら。……久しぶりに、色々と楽しめそうよ。 「いやぁ、ご迷惑おかけしました」 それから半刻が経過し、ようやく落ち着いた晶が苦笑しながら私達に謝罪してきた。 より正確に言うと、私が用事を済ませて帰って来てから、さらに落ち着くまでにかかった時間が半刻だ。 当然の話だが、蛍はとっくの昔に隙間が余所へと移動させている。 やれやれ、本当に困ったモノね。どうやら‘荒療治’を用意して正解みたい。「晶さんがそんなに蛍を苦手にしていたとは、知りませんでしたよ」「蛍と言うか、黒光りして柔らかい虫が全般的にね? 視界に入らなければ平気なんだけど……」 困った様に頬をかき、明後日の方向に視線を逸らす晶。 どうやら、顔中から体液と言う体液を出し続けていた事はきっちり把握していたようだ。 分かっているのは結構な事だけど、分かっていながらどうにもならないと言うのはやはり問題ね。「……で、何を企んできたのかしら?」「あら、なんの話? 私にはさっぱり分からないわね」「嘘おっしゃい。晶のトラウマを克服するために、何か仕込んできたんでしょう?」「そこまで分かっているなら、私が何を仕込んできたのかも察しがついてるんじゃないの?」「ふふっ、直接本人の口から確認したいのよ」 まったく趣味が悪い。晶や文には聞こえない様に囁きながら、隙間は胡散臭い笑みを私に向けてきた。 手に持った傘を思わず殴り付けたい衝動に襲われたが、どうせ当たらないのでグッと我慢する。 ふん、まぁ教えてやる必要は無いわね。 どうせもうすぐ、目当ての相手はやってくるのだし。「―――か、風見幽香! 来たよ!!」「あら、意外と早かったわね」 向日葵達の陰から、一匹の妖怪が現れた。 肩の膨れた白いワイシャツと黒いハーフパンツを着た、緑髪ショートボブの彼女の名はリグル・ナイトバグと言う。 背中のマントと頭の触角、そしてその名が示す通り、リグルは‘ある虫’の妖怪である。「約束通り、あ、あの蜜をくれるんだよね」「ええ、私は嘘をつかないわ。ただし、他にもやって貰う事があるけどね」「う、や、やっぱり……」「くすくす……酷い人ねぇ、いたいけな妖怪を餌で釣るなんて」「これは正当な取引よ? とは言え、少しばかり‘お願い’した事は認めるわ」「ふふっ、怖い妖怪さんね」 そういう貴女は、性格の悪い妖怪さんよ。 リグルの姿を確認した紫は、即座に隙間妖怪としての仮面を被って微笑んだ。 彼女に気付いたリグルの顔色が、みるみる青くなっていく。 ……まぁ、その前からすでに多少青白かった事は、否定しないでおくわ。「ひぃっ!? 八雲紫!?」「……貴女も知り合いだったの?」「永夜異変の時にちょっと、ね。相手をしたのは主に霊夢だったけど」 それはまた、随分と間の悪い時に出会ってしまったものである。 異変中の霊夢は、目についた妖怪全てを問答無用で退治する妖怪にとっての天敵だ。 恐らくは、傍目で見ていただけの紫の姿ですらトラウマになるほど酷い目に遭ったのだろう。 さすがに少しだけ同情する。もちろん本当に少しだけだが。 ちなみに、私とリグルの出会いだが――実の所そう大したモノでは無い。 花と虫。其々共生関係にある妖怪同士、顔を合わせる事自体は何度かあったのだ。 まぁ、私ははっきり言ってこの子に興味を持てなかったし、あちらの方も私に関わりたいとは思っていなかったみたいだけど。 意外な所で、意外な役に立ったわね。あちらにとっては災難だったとしても。「大変よ幽香! リグルを見た晶さんが息してない!!」「あら、文もリグルと知り合いだったのね」「ええまぁ、文々。新聞を作る時に主に弾幕写真で協力を――って今そこはどうでも良いのよ!!」「分かってるわ。……ふむ、多分このくらいの角度ね」「セカイハボクニヤサシクナイッ!?」「可愛い弟の首元に、斜め四十五度の角度で手刀を叩きこまないで欲しいのだけど……」「緊急事態よ、容認しなさい」 大体、この程度でどうにかなるほどヤワな子じゃ無いでしょう。 私の‘気つけ’を喰らった晶は、迫りくる恐怖の源を探る様に視線を忙しなく動かし始めた。 「あ、あがごがげろべば?」「残念ながら、気のせいでは無いわ。現実を見据えなさい」 しかしすでに口が回らなくなっているらしく、晶の口から出てきたのは全く意味の通らない何かだった。 もっともその言葉を、隙間妖怪はあっさりと翻訳してみせたが。 これが、二年のアドバンテージが成せる技なのかしら。……ちょっと違う気がするわね。 だからそこの鴉天狗、本気で悔しがってるんじゃないわよ。「あら、結構分かるものよ? 貴方達くらいの付き合いがあれば、多分楽勝でしょうね」「それはアレですか。持つ者の余裕と言うヤツですか。うぎぎ」「はいはい、これ以上話をややこしくしないの。当事者たちが困惑しているわよ」 特に、目的を一切説明されずに呼ばれたリグルの戸惑い具合は相当なモノだ。 状況を把握出来ない彼女は、ただ呆然と私達のやり取りを眺めている。無理もない事だが。「えーっと……」「ああ、ちょっと待ってなさい。先にこっちの話を纏めておくから」 途方に暮れたままの彼女を放置して、私は必死にリグルから視線を逸らそうと試行錯誤している晶に近づいた。 リグルが何の妖怪かまでは分かっていない様だけど、私がどんな意図で彼女を呼んだのかは概ね察しがついているようだ。 ふふ、貴方のそういう、どんな状況でも必ず冷静な部分を残しておける器用さは結構好きよ。貴方自身にとっては恨めしいでしょうけどね。「魏、魏簿瑠下画炉弩」「そういう事よ。いつも通りの展開でしょう?」「幽香さんまで解読してる!? 酷い、これは余りにも酷い裏切りです!!」「sどふぉ;jさgsh;おが;」「――あ、意外と分かりますね。本当に」 自分にも混乱した晶の話が通じた事に、文は満足げに何度も頷いた。 ちなみに今、晶は貴方に助けを求めたのだけど……そこはわりとどうでも良いようだ。ご愁傷さま。「それじゃあ早速、トラウマ払拭のための弾幕ごっこと行きましょうかね」「~~~~~~~~~~~~!!!」 晶の肩に手を乗せ、私は満面の笑みを彼に向けた。 それで逃げられない事を悟った晶は、声にならない悲鳴を上げる。 だけど残念ねぇ。今日の私は、それくらいで止めるほど優しく無いわよ? ―――せいぜい死ぬ気で、その情けないトラウマを払拭する事ね。ふんっ。 ◆白黒はっきりつけますか?◆ →はい いいえ(このまま引き返してください)【教えろっ! 山田さんっ!! りべんじっ!!!】山田「第二期スタートと言う事で気分一新コーナーもリニューアル、皆の裁判官山田さんです」死神A「アシスタントの死神Aでーす。……で、何が変わったんですか?」山田「私の上半身が体操服からあずき色のジャージに変わりました」死神A「季節感ガン無視!? と言うか些細過ぎますよその変化は!」山田「袖はブカブカなんですよ?」死神A「アピールポイントなんですかソレ!?」山田「はーい、早速質問にいきまーす」死神A「……変わって無い。ノリも流れも何も変わって無い……」 Q:あと、鎧の機能については、「今は発表しないけど、鎧の機能はほかにもいろいろ追加されてるよ」って事でいいんでしょうか?山田「身も蓋も無い事を言うと、何も考えてません。よって何とも言えません」死神A「うわぁ、ノープランなんですか?」山田「元々、鎧の機能は今後の展開から逆算して追加させているんですよね。なので、新しい能力が付与される可能性はあるっちゃあります」死神A「と言う事は、今後増幅機能を使う展開があるワケですね」山田「あります。と言うか、『久遠再起』における一番大事な追加要素だったりします。作者的には」 Q:「弾幕ごっこにおける晶君とタッグを組んだ時のキャラ別の相性」とか聞いてみたい…山田「まったく、第二期になってもここの読者達は本当にドSですね」死神A「作者が泣き事をほざきながら頭を抱えてましたからね。どう分けりゃ良いのか悩んでましたし」山田「と言うワケで、第二期時点での天晶花タッグ相性表公開でーす」死神A「(……この人が一番のドSだよなぁ)」――相性◎……住み分けが出来ていて、コンビネーションが良好。晶の実力を活かせる。 八雲紫 射命丸文 アリス・マーガトロイド 東風谷早苗 四季映姫ヤマザナドゥ 河城にとり 博麗霊夢 西行寺幽々子 霧雨魔理沙 洩矢諏訪子 十六夜咲夜 八意永琳――相性○……上記どちらかを満たせていない。が、それなりに戦える。 風見幽香 鈴仙・優曇華院・因幡 蓬莱山輝夜 八坂神奈子 紅美鈴 上白沢慧音 藤原妹紅 レミリア・スカーレット 小野塚小町 パチュリー・ノーレッジ 犬走椛――相性△……互いの足を引っ張る可能性有り。戦えない事は無い。 フランドール・スカーレット 秋姉妹 鍵山雛 魂魄妖夢 メディスン・メランコリー チルノ プリズムリバー三姉妹――相性×……一緒に戦うな 因幡てゐ 小悪魔 大妖精 稗田阿求 山田「ちなみにこれは純粋なタッグでの相性なので、策などを挟むとまた変わってきます。つーか選考基準がかなり怪しいです。作者超迷走してます」死神A「なんか、相性◎が多いですねぇ」山田「『晶に合わせる事が出来る実力者』は、全員相性◎に入ってますからね。入って無いのは、性格的にそういう事が出来ない人達だけです」死神A「ああ、吸血鬼とか月の姫とか御柱の事ですね。特に御柱、殺したい程晶の事を憎んでる――スタンスをとってる風に振舞ってますからねぇ」山田「所詮はツンデレですけどね。鴉天狗が◎で花の妖怪が○なのは、晶君の戦闘技能が近接に偏っているためです。○に居る他の面々もそういう傾向が強いですね」死神A「ワーハクタクも入ってますけど? つーか、戦闘範囲被ってたらダメなんですか?」山田「同士討ちを避けられるほど器用じゃないですからね。ちなみに上白沢慧音の○は純粋な晶への情報不足です。ノーマル状態だとそこまで強くもありませんし」死神A「理解してそうな白狼天狗は○ですけど?」山田「こっちは純粋な実力不足ですね。ちなみに△に入っている面子は、共闘に問題があるか実力に問題があるかの二パターンだと思ってください」死神A「なるほど。で×は……まぁ、聞かなくても良いですね」山田「そう言う事です。では、最後の質問です」 Q:通常打撃で花の四季面クラスか。つまり、花の四季面でするなら、星熊の姉御とも殺り会えるでせうか?教えて!ゆっかりーん。山田「『‘ゆ’りゆりしいのはどう‘か’と思う ‘り’んご大好き ‘ん’ごま』――略してゆかりんな山田さんがお教えします」死神A「無理矢理過ぎですよ……で、どうなんですか?」山田「まぁ、攻撃力だけなら五分だと思いますよ? 当然防御力は減ってるので、そこらへんは保障出来ませんけど」死神A「……ちなみに、殴り合いになるとどうなりますか?」山田「何回か殺りあった結果ミンチになります。尚、怪力乱神の方はそこそこダメージ喰らうだけです」死神A「世知辛いっすね……」山田「世の中なんてそんなものですよ」 とぅーびぃーこんてぃにゅーど