「ちなみに姉弟子、ちょっと確認が」「何よ」「今回の戦闘で面変化、使って良いですかね?」「……め、めんへんかを?」「はい」『愚図な兎ですわね。面倒ですから一緒に叩き潰しますわ』『ひぎゃー!?』『あやや、これは失礼を。トロ臭かったので纏めて轢いてしまいましたヨ』『うにゃーっ!?』「だ、ダメ! 絶対にダメ!! 止めなさい!」「ですかー。……はぁ、不評だなぁ面変化。何がダメなんだろう」「……わざわざ言わなくても、分かる事だと思うけど?」「……ですよねー」幻想郷覚書 緋想の章・拾捌「天心乱漫/紅い月とワルツを」「それじゃあ、ド派手にやりましょうかレミリアさん!」「くくっ、よろしい! かかってこい!!」 作戦会議を終えた私達は、再びレミリアと相対した。 私を後方に控えさせた晶は気合いを入れると、師匠から譲り受けた金属の棍を展開し右手で握りしめる。「そして生成! アァァイシクルゥゥゥ、ギガインパクトォォォォォオ!!」「ただの氷で出来た棍棒に見えるんだけど、何か違うの?」「いえ、ただの氷で出来たドでかい棍棒ですが。名前と絶叫はノリです」「ノリ!?」「……かっこいい」 まぁ、本人が納得してるなら、それくらいのお遊びに目くじらは立てないけど……カッコイイかしら? 晶の叫びに合わせ、金属棍を基点にして氷が八角柱の形に広がっていく。 金砕棒を思わせる氷の武装は、あっという間に四尺を超える大きさにまで肥大化した。 表面が七色に輝いている所を見るに、何かしらの強化も施しているのだろう。 生成した武装を肩に担ぐと、晶は大きく息を吸い込み――吐きだすと同時に‘力’を解放した。 鎧の装甲が開き、隙間から七色の粒子が放出される。 輝ける羽を纏った様なその美しい姿に、一瞬だけだが私は見惚れてしまっていた。「完成、晶君超攻撃的形態! その圧倒的なパワーを君も体感してみよう!!」「……誰に向けて発信してるのよ、そのメッセージ」 良かった、いつもの阿呆な弟弟子だ。格好良く見えたのは目の錯覚だったらしい。 増幅された七色のオーラでさらに一回りほど大きくなった氷棍棒をブンブンと振り回す晶の姿に、良く分からないけれどホッとする私。 危なかった。根拠は無いけど、あのまま真面目に振舞われていたら何かが危なかった気がする。「ほぉう、思い切った事をするではないか。防御を完全に捨て、攻撃に力の全てを割くとはな」「これくらい攻撃に専念しないと、吸血鬼の身体能力には勝てませんからね」「だが、その武器では攻撃が大振りになるだろうし――何より、防御が疎かになり過ぎているぞ? 私相手に、それは致命的では無いか?」「そこは試してみてのお楽しみ、ですよ!!」 そう言って、晶は一瞬の内にレミリアへと肉薄した。 さすがのスピードだが、吸血鬼の不意をつける程に特別早いワケでもない。 棍を振りかぶる頃にはすでに、レミリアは迎撃の準備を整えていた。 魔力の籠った拳が、紅い閃光の軌道を残し晶へと迫っていく。 けれど大振りの一撃に合わせた彼女のカウンターは、晶に当たる前に私の放った弾幕に弾かれた。 反撃に失敗したレミリアは後方に飛び下がって晶の攻撃を避け、初めてこちらの存在に気付いたかの様に私の事を睨みつけてくる。「……意外だな。貴様は、意地でも一人で戦おうとすると踏んでいたのだが」「残念ながら今の私は、出来得る限り久遠晶に協力しなきゃいけないのよ」「僕にとっては喜ばしい事実ですけどね。今日の姉弟子は、僕の手足も同然なのです!」「……否定はしないわ」「なるほど。ならば晶のコレは、急場しのぎのコンビネーションを補強するための小細工か」「その通りです!」「ちょ、少しは隠しなさいよ!?」「隠してどうこうなる様なモノでも無いですよ。それに、分かっていてもどうしようも無いでしょう?」 ニヤリと意地悪く笑って、晶が再び氷棍棒を担いだ。 晶があえて大振りで隙だらけの攻撃を放ち、私がその隙を弾幕で塞ぐ。 確かにこの作戦は、分かっているからと言ってどうこう出来るモノでは無いだろう。 幾ら隙だらけと言っても、晶は常に接近してくるのだ。対処法は限られてくる。 こちらもタイミングを上手く計る必要はあるが、精密射撃が得意な私にとってフォローはそう難しくない。 即興コンビにしては悪くない連携だ。……ただし、私がミスをすれば晶はただでは済まなくなるが。 レミリアも言っていたが、今の晶に防御力と呼べるものはほぼ存在していない。 その状態で吸血鬼の一撃を受ければ――耐える事は、まず出来ないだろう。 一応晶は、一発だけなら耐えられる‘保険’を持っていたはずだ。 しかしそれでも、命をかけてあの場にいる事に間違いは無い。 そう、晶は私に己の命を預けているのだ。嫌悪していると公言している、この私に。『んふふ~。でも、成功したら丸儲けですよ? 勝算は一番高いですしねー』 もっと安全な作戦があるはずだ。そう尋ねた私に返ってきた答え。 自分の命がかかっているにも関わらず、躊躇無くそう言い切る晶の姿に私はそれ以上の言葉を紡げなかった。 本当に、晶は無茶苦茶だ。無茶苦茶で無謀で出鱈目で、だけど――「それじゃあ姉弟子、どんどん行きますよー!」「あ、え、ええ!」 再び、晶が吸血鬼へと接近する。 私は一旦思考を中断し、レミリアの次の行動に備えた。 距離を取るか、その場で避けるか。 どちらかだと踏んでいた私達の予測を裏切り、レミリアは晶の一撃を真正面から受け止めた。「なっ!?」 さしものレミリアも、攻撃に全力を割いた晶の一撃を防ぎきれるはずが無い。 かろうじて頭に当たる事は避けたものの、交差された両手を押しのけて棍棒はレミリアの肩に直撃する。 地面が陥没する程の衝撃を受け、レミリアは苦痛から顔を歪めた。 だが、倒れない。身体を屈めながらも耐えきった吸血鬼は、ニヤリと不敵な笑みを浮かべる。「も、もうちょっと避ける努力をすると思っていましたが」「――久遠晶。貴様に言っても理解できないだろうが、私は貴様を高く評価している」「は、はぁ、光栄です」「だから、無傷で勝つつもり等毛頭無いのだ。半死半生であろうと、その代償に貴様を倒せるなら――安いものだ」 何の躊躇も無く、一片の冗談も込められずに放たれた言葉に背筋が凍る。 スカーレットデビル。最強妖怪の一角であり、その呼び名に対する自負も持っている彼女にそこまで言わせるとは。 彼女の宣言に嘘偽りは無い。だからこそ、レミリアはあの一撃を受けたのだ。 反撃へと繋がる、最善手と判断して。 ……そうだ。このまま、レミリアが何もしてこないはずが無い。 動かないといけない。私が。だけど、身体が――「姉弟子! プランAで!!」 硬直の間はそれほど無かったが、それでも晶の判断は迅速だった。 棍棒に触れている両手と地面続きの両足を氷漬けにして、晶はレミリアをその場に釘付けにする。 そうだ。レミリアが痺れを切らして攻撃を受ける事を、元々晶は想定していたのだ。 その後の私の行動もしっかり決まっている。相手が多少の玉砕を覚悟していたとしても、こちらの行動は変わらないはずだ。 私は動きの止まった二人に目がけて、最大火力のスペルカードを叩きこむ。 ―――――――幻惑「花冠視線(クラウンヴィジョン)」 円形の弾丸が、立て続けに十発放たれる。 晶には転移で避けられてしまったが、私の持つ技の中では最高威力のスペルカードだ。 直撃を食らえばただでは済まない……はず、多分。 もちろんこのまま行けば、スペカは晶にも直撃してしまう。 だが晶には、即死攻撃を無効化する能力があるのだ。 私の一発だけなら、その能力で何とか対処する事が出来る――と言うのが本人の談。 スペカ命中後は前衛後衛を入れ替えて場を仕切り直す。と言うのが、晶の語ったプランAの概要である。 ちなみにプランBは無い。……私の言えた義理ではないけど、予備案くらいは考えておいて欲しい。「まったく、つくづく自爆が好きだな貴様は」「大変良く言われます。そして多分、もう治らないと思われます」「だが、今回ばかりは認識が甘いと言わざるを得ん。――私は、‘半死半生でも倒せれば構わん’と言ったのだぞ?」 不敵にそう笑ってレミリアが動く。やはり、スペカを相殺しに来たのだろうか。 晶の作戦に予備案は無いが、相手の行動に合わせた派生は考えられている。 レミリアが私のスペルカードを相殺したのなら、次は晶がスペルカードを発動させる予定なのだが……。 彼女のとった行動は、そんな私達の想像を遥かに超えるモノだった。 ―――――――紅魔「スカーレットデビル」 レミリアの身体を中心に、紅い十字架がそびえ立つ。 神を嘲笑うかのような吸血鬼のスペルカードは、私の放った弾幕を‘無視して’晶に直撃した。「貴様の案通り、一緒に自爆してやろうでは無いか。ただし――貴様だけ無傷と言うワケにはいかんぞ!」「なっ――」 晶の着ている鎧が輝き、彼女のスペカを無効化する。 だがそれだけだ。私のスペルカードを相殺したワケでも、晶にダメージを与えたワケでも無い。 本当に、ただ晶の無効化能力を削っただけだ。 私のスペルカードは、一切減殺される事無く二人を吹き飛ばした。 そして巻き起こった煙が、一瞬だけ二人の姿を隠す。 私が唖然としながら煙が晴れるのを待っていると、その中から不遜な表情の吸血鬼が現れた。「ふん、腐っても月の兎か。さすがに直撃は効いたぞ―――だが」 効いたと言う言葉は、皮肉では無く真実なのだろう。 ボロボロになった身体で、それでもレミリアはギラついた光を瞳に湛えたまま不敵に微笑む。 その視線の先には――倒れ伏し、ピクリとも動かない晶の姿があった。「それだけの価値はあった。我慢比べは、私の勝ちだ!」「そんな……」 しかし、ある意味これは当然の結果だ。 多少のダメージがあったとはいえ、レミリアは吸血鬼。身体能力の高さは幻想郷でも上位に入る。 一方の晶は、攻撃に全力を注いでいて防御力はほぼ皆無。普段のタフさも鳴りを潜めてしまっていた。 その状態で同じ弾幕を喰らえば、こうなるのは自明の理である。 レミリアの方も払った代償は大きかった様だが……彼女の表情から、それを悔いる色は読み取れなかった。「プライドの塊みたいな貴女が、まさかそこまでするなんてね。それだけ晶を評価しているって事かしら」「無論さ。だからこそ、私はあ奴にフランを任せているのだ」「ふん。……だけど忘れてないかしら、これはタッグマッチなのよ? 今のボロボロな貴女に、私の相手が出来るとでも?」「問題はあるまい。晶さえ倒してしまえば、貴様など物の数では無いからな」 それは、挑発と言うには余りにも軽い物言いだった。 晶の攻撃と私のスペルカードの直撃を受けたレミリアのダメージは、私が軽く見ただけで分かる程酷いモノだ。 対して私は無傷。状況で言えば、ここから私が勝つ事はさほど難しくないはずなのに。 レミリア・スカーレットは微塵の迷いも無く、私が敵ではないと断言した。「貴様は、つまらん」 私が口に出しかけた文句は、続くレミリアの言葉に遮られてしまう。 間違いの無い侮辱の言葉。しかし不思議と、怒りの感情は湧いてこなかった。 それは、彼女の目を見てしまったからだろう。 嘲るでも無い、見下すでも無い、ただただ無機質で無関心な瞳。 本当に‘敵’ですら無いのだ。それに気付いた時、紡ごうとしていた言葉は口の中で霧散してしまった。「堅実な戦いだの安全策だのを否定する気は無い。それはそれで楽しめるからな。だが、貴様のそれは違う」「ち、違うですって」「貴様が考えているのは自分の安全で、勝利する事では無い。もう一匹の兎妖怪と同じだ。勝つ気の無い相手に負けるはずが無かろう」「わっ、私がてゐと同じ!?」「ある意味、奴以下だな。あの兎妖怪は己のそんな思考傾向を理解しているが、貴様は無意識だ。その癖、自分は正々堂々戦っているだけだとほざいている」「―――っ!」 何だコレ。おかしい、絶対におかしい。 レミリアの言っている事は完全に言いがかりで、私はそのイチャモンに怒るべきなのに。 何で私は言葉に窮しているんだ。どうして、探られたくない腹を探られたかの様に心が痛んでいるんだ。 「う、嘘じゃない! 私は、正々堂々と……」「ならばその『正々堂々』に付き合ってやろうじゃないか。小細工無しの、真正面からの殴り合いだ」 ゆっくりと歩を進め、レミリアがこちらの間合いに入ってくる。 近づけばさらに良く分かる。彼女のダメージがどれほど大きかったのが。 歩いて来たのは威圧目的だろうが、余計な体力を使いたくないと言う意図もやはりあったのだろう。 なんて事は無い。吸血鬼はしっかり弱っているのだ。 これなら、有利なのは私の方だ。そう、私の方が有利なのに―― 私は、自然とレミリアを己の間合いから外していた。「どうした? 接近戦が不満なら、弾幕戦でも構わんぞ。より強いのはどちらか――真正面からぶつかって決めようではないか」 言い返せ、望む所だと。 これまで私が重ねてきた研鑽の成果を、その身に味わわせてやろうと。 レミリアの申し出は、私が望んでいた事のはずなのだ。 それなのに何故か、私の心は恐ろしいまでの衝撃で震えていた。 まるで『正々堂々勝負する』と言う言葉の意味を、今初めて知ったかのように。 「鈴仙・優曇華院・イナバ、貴様に一つ真実を告げよう。――世に、正々堂々ほど不平等な勝負は無いのだよ」「な、何を……」「同じ条件、同じルールで戦えば、勝つのは常に優れた者だ。そこに不確定要素の絡む余地は無い」 例え全く同じ努力を重ねたとしても、それで得られる結果が同じとは限らない。 そも、世の中には才能と言う明確な土台の違いがある。環境と言う無視できない土壌の違いがある。 『正々堂々』は、その残酷なまでの差を比べる為の勝負方法だとレミリアはうそぶくのだ。「それでも尚、貴様が『正々堂々』を望むと言うのなら……私は喜んで相手をしようではないか」 両手を広げたレミリアは、傷だらけの身体を誇示するかのように笑う。 まるでその程度の誤差では、自分と私の‘差’は揺るがないと言わんばかりに。「―――さぁ、示せ! 己は貴様を超える者だと!! 言葉では無く、その力で証明して見せろ!」 違う。これは、違う。――そう、これは、屁理屈なんだ。 偉そうな事を言っているが所詮はハッタリ。傷ついた身体で少しでも有利な状況に持ち込もうと企む、レミリアの小賢しい戦略に過ぎない。 頭の中に湧き上がったその‘希望的観測’は、布に染み込む水の様に私の意思を浸食してきた。 そして‘希望’は続けて囁く。そんな下らない、吸血鬼のお遊びに付き合う必要は無いと。 ……ダメだ、ダメだっ、ダメだっ! この言葉に耳を傾けてはいけない!! これは願望だ。考え得る限り、最悪で最低の願望。 ―――私は、今‘逃げだすための口実’を探してしまっているのだ。 自分へ向けるべき嫌悪を、他人へ押し付けて安心するための準備。 そうやって自分の弱さに目を背けて、私はまた逃げ出すのか。『今頑張っても、過去の罪と向き合って居なければ全く意味がないのです』 以前の異変で告げられた、閻魔の説教がフラッシュバックする。 嫌だ! 戦いもせずに逃げ出して、惨めな思いをするのはもう嫌だ!! 囁かれ続ける甘い言葉を、私は頭を振って追い出そうとした。 けれど、そんな私の意思を嘲笑うかのように、身体の方は震えたままピクリとも動かない。 頭の中も真っ白なままだ。動かなければと心は焦っているのに、それが身体にも頭にも一向に反映されない。 逃げたい。立ち向かわなきゃ。まずは距離を取って。怖い。スペルカードを。 「時間切れだ。――去ね」 ―――――――夜王「ドラキュラクレイドル」 混乱したまま棒立ちになった私に、レミリア・スカーレットは容赦無く牙を突き立ててきた。◆白黒はっきりつけますか?◆ →はい いいえ(このまま引き返してください)【教えろっ! 山田さんっ!! りべんじっ!!!】山田「毎度毎度、私が素直に餌付けされると思ったら大間違いだーっ!! 山田です」死神A「わ……わけ……が……わからな……がふっ」山田「はい、こっちは死神Aですね。何してるんですか貴女」死神A「んー! んー!」山田「その揺れない震源地の服がどうかしましたか? くっくっく」死神A「(声が! 胸が潰されすぎて声が出ないんですよ!)」山田「それにしても見事な収納具合です。まさかあの天人(本編未登場)、あの服の下にとんでも無い凶器をっ」死神A「(ミチミチ言ってる! 超ミチミチ言ってますよ山田様!!)」山田「まぁ、そんな事ありませんけどね。じゃあサクサク最初の質問に参りましょう」 Q:今のフランちゃんタックルと文姉の幻想風靡に近い何とにとりの超妖怪弾頭ってどれが威力高いんでしょうか。教えて山田さん。山田「幻想風靡に近い何か>(僅差)>フランちゃんタックル>>(越えられない壁)>>超妖怪弾頭 です」死神A「ぶはぁっ! し、死ぬかと思った……」山田「胸の所を破らないでくださいよ。はしたない」死神A「サラシ巻いてますから平気です! つーか今回はさすがに死ぬと思いましたよ!?」山田「死ねば良いのに」死神A「と、とにかく質問ですね。えーっと、烏天狗&吸血鬼妹大勝利な結果が出たわけですが……」山田「姉力(あねぢから)妹力(いもうとぢから)の差です」死神A「何ですかその謎エネルギー!?」山田「弟を思いやる怨念と兄を想う執念が変換され生まれる、あらゆる法則を凌駕するギャグ補正です」死神A「あ、何か怖いので詳細は良いです」山田「チッ……」死神A「じゃ、じゃあ次の質問ですね!」 Q:天晶花での美鈴はメイド技能にスキルポイントを割り振ってるんでしょうか?山田「あります。具体的には晶君以上十六夜咲夜以下」死神A「意外と高い!? 優秀なんですね、あのチャイナ妖怪」山田「実は紅魔館での万能キャラナンバー2ですからね。十六夜咲夜がいなくても、彼女が居れば何とかなるレベルです」死神A「だけど、門番ですか」山田「だから、門番なんですよ」死神A「……わ、分からないなぁ」山田「では、最後の質問に移りますね」 Q:余裕のない時のレミリアと晶君は戦ったことがあるのでしょうか?山田「無いです。終わり」死神A「最後の質問なのに短いですね!?」山田「まぁ、補足すると付き合い長いですからね。どういう時に本気を出せるのかは大体把握しているワケなんですよ」死神A「そういや、何気に最初期からの付き合いなんですよね。晶とレミリアって」山田「晶君ノットメイド時の貴重な知り合いです。と言うか、メイド化のある意味根本的な原因と言うか」死神A「本当に、どうしてこうなったですねぇ」山田「まぁ、どうでもいい事ですよ。というわけで、今回の質問はここまで」死神A「お疲れ様でしたー」山田「いえいえ。……貴女が本当に疲れるのは、これからですよ?」死神A「へっ?」山田「その服ってレンタルなんですよね。とりあえず、壊した貴女が本人に返却しておいてください」死神A「え? レンタルって、え? 本人って、え?」山田「いやぁ、あの天人(本編未登場)の怒り狂う顔が目に浮かぶようです。ほらほら、早く行って来なさい」死神A「え、ええぇ~」 とぅーびぃーこんてぃにゅーど