「最後の最後だ! 山田さんファイナル!!」 ※今回の話は、ネタ発言とメタ発言に溢れたエセQ&Aコーナーです。 タイトルですでにイヤな予感がした人や、設定とか特に気にしない方はスルーしてください。 最後って事でわりと好き放題言ってますが、今更なのでご了承ください。山田「感動路線でシメ? ラストはやっぱり主人公? 知るか! 当たり前のように山田さんですよ!!」死神A「色々と身も蓋も無い!? あのー、仮にも最終話なんですからグランドエンディング的なモノは……」山田「お気楽道化師の幻想郷放浪記から、どうやって壮大なオチに持って行けと?」死神A「……まぁ、そうですよね」山田「世の中には身分相応と言う言葉があります。今更後付のシリアスを足場に深刻な話へと派生しても、失笑くらいしか生みませんよ」死神A「例えシリアス設定を付け足しても、あの主人公は全力で台無しにする気がします」山田「大体合ってます。と言う事で、聞かれてないけど答えたい問題をサクサクっと解説していきましょう」死神A「わぁ、正直」 ○エンディングについて山田「はい、まさかの『狡知の道化師』エンドでしたー」死神A「まさか……ですかね?」山田「作者的にはまさかです。ネタで選択肢用意したら、もれなく全部拾って裏ルート行かれた気分」死神A「そこまで言うほどですか」山田「最終回なのでぶっちゃけますが、着実に主人公としての道を踏み外す晶君を毎回首を捻りながら見てました」死神A「残念ながら当然だと思います」山田「途中からは作者も開き直って裏ルート突貫しましたしね。……当初の予定だと、もっと王道を行くはずだったんですが」死神A「王……道……?」山田「実力が足りないから奇手に走るはずだったのに、実力が足りても奇手に走る不具合。まぁ、自分に自信が無いですから仕方ないですね」山田「ちなみに、最初の予定では第一期と同じ保護者エンドでした。次が異世界アリスエンド」死神A「異世界アリスエンド!?」山田「封印したはずの異世界移動能力が復活、アリスを巻き込んで「僕達の冒険はこれからだ!」になるエンドです」死神A「完全に人形遣いが被害者なんですが」山田「そういうエンド故致し方無し。元の世界に戻る為に、別世界を二人が旅していくよ! って流れでした。続かないけど」死神A「別世界って言うと、世紀末覇王AKIRA様とかが居る?」山田「今だったら聖杯を探索する偉大な旅とか、お空の上で船に乗って大冒険したり?」死神A「別世界過ぎる!? 良いんですかソレ……?」山田「最終話なら良いかなって思った。ちなみに、そこから狡知の道化師エンドに変わった事に他作品云々は関係無いです」死神A「関係無いんだ……では、何故に?」山田「まぁ、一つはアリスのフラグ不足ですね。後は心綺楼編が思いの外伸びて、作者の中で神霊廟編の間に巻き起こっていたアリス祭りが沈静化したのもあります」死神A「……ひょっとして、心綺楼編が当初の予定通り前後編で終わったらアリスエンドありえました?」山田「あったかもしれませんね。心綺楼編書きながら「このままアリスエンドで良いのかなー」とか思ってた結果みたいですから」山田「そして最終的に、今までちょいちょい小出ししてた「晶君の未来」に関してケリをつけさせた方が良い。と判断したようです」死神A「その結果が狡知の道化師ですか……」山田「ぶっちゃけ小出ししてた晶君自身の話って大半がその場のノリで書いてたので。そりゃ、予想も出来ない方向に行きますよって話です」死神A「……主人公の未来なのに、その場のノリで決めてたんですか」山田「第一期でそこらへんの話は終わっていたつもりで居たようですから。なんで晶君、気付くと明後日の方向に行ってるん?」死神A「知りませんよ」 ○ロッドについて山田「多分誰も気にしてないと思いますが、今後話題に出てくる事は無い伏線なので消化しておきます」死神A「えーっと、神霊の章26での『棍で繋げる』発言ですか」山田「はい。ぶっちゃけるとアレ、輝針城編で回収出来る伏線でした」死神A「……あの段階で、もう輝針城編が無い事決まってましたよね?」山田「どうしても入れたかった、後悔はしてない。との事で」死神A「このコーナー無かったらどうする気だったんでしょうね」山田「まぁ、もしもの話はさておいて解説しましょう。実はあの時点でロッドは『力を繋ぐ』と言う特性を得てました」死神A「『実はあった』じゃなくて『得た』、ですか」山田「晶君が氷槍とか神剣とかの土台に使いまくりましたからね。結果、元々それなりの器だったロッドが力同士を繋げる媒介となったワケです」死神A「ちなみにソレ、どれくらい凄いんですか?」山田「複合能力の土台にするとスムーズになります。以上」死神A「地味だ!?」山田「地味ですよ、だから顕魂乗垓の時まで発覚しなかったワケですし。――ただし、妖怪化すると話は別です」死神A「そういえば、付喪神三人娘は微妙に元々の時から仕様が変わってましたね」山田「基本的に彼女ら、身体も含めて道具ですからね。おまけに道具自身なので、晶君本人が気付いてない使い方も出来ます」死神A「某狂犬は晶君の方が使いこなせるって断言してますが」山田「天から舞い降りた至高の存在とか言ってる妖怪の評価が正確なワケ無いでしょう」死神A「……ですねー」山田「ちなみに妖怪時のロッドは自分自身に「力を繋ぐ」特性を適用出来ます。これにより、彼女自身に干渉する能力を同化して無効にする事が可能です」死神A「それはまた反則くさ――輝針城編での対戦相手って、十六夜咲夜でしたよね。時間停止能力ってどうなるんですか?」山田「もちろん、同化する事で停止した時間の中でも動けますよ」死神A「……あの、ひょっとしてロッドってかなり強かったりします?」山田「少なくとも付喪神三人娘の中では一番強いです。純粋に技量が高くてバステの類を無効化出来るので」死神A「ちなみに、付喪神三人娘の他と比べた実力はどの程度なんですかね」山田「中堅レベルですね。晶君がレミリアなら三人娘は十六夜咲夜とか美鈴とかそこらへん、みたいな」死神A「微妙に有耶無耶にする感じの答えですね……」山田「断言したくないって事だよ、言わせんな恥ずかしい」死神A「相変わらず強さ談義については明言避けまくってますね。けど、こーいう質問が来ているんですが」 Q:「狡智の道化師」久遠晶を基準にした他のキャラクターとの強さの比較とか戦闘相性図とかみたいです。死神A「さすがに最終話ですし、明言しても良いと思うのですが」山田「絶対にノウ。そこらへんは永遠の謎として、終始有耶無耶な感じで押し通します」死神A「……そこまでする事ですかね?」山田「まぁアレです。はっきり強弱をつけちゃうと「晶君は○○より強いのに負けるのはおかしい」的な論調が発生しかねないので」死神A「あー、強さ比べに良くある話ですねー」山田「個人的には、どれだけ晶君が強くなろうと勝率は八割くらいで頭打ちになるのが理想だと思ってます」死神A「どんな相手だろうと二割負けるんですか」山田「まぁ、さすがに阿礼乙女とかの極端な相手は除外しますけどね。例え狡知の道化師となっても勝率はMAX80パーセントです」死神A「つまり勝利確定の相手でも、二割の確実でうっかりやらかして負けると」山田「だいたいあってます。ちなみに、対チルノ戦では毎回二割引かれて負けるのがお約束です」死神A「呪われてるんですかね」山田「ある意味で」死神A「しかしコレで終わりと言うのも素っ気ないですし、戦闘の相性とか大雑把な比較くらいはしてもらえませんかね」山田「オーケイ、ガール!!」死神A「何キャラ!?」山田「まぁ、強さ比較は簡単に済みます。レミリアとか輝夜とかの、幻想郷トップクラス妖怪と同じレベルだと思ってください」死神A「あー、すでにそのくらいの強さはあるんですね」山田「素のスペックが不変と同じですからね。むしろソレで以下だったらビックリですよ」死神A「それでまだ「強者に並びたい」とか言ってるんですね」山田「自分に自信が無いから仕方が無いですね。ちなみに戦闘の相性ですが――不利になる相手がいません」死神A「えっ」山田「いや、何でもかんでも出来るオールマイティキャラが万能性そのままに強くなったら、普通は相性負けなんてしないでしょう」死神A「あーまぁ、どんな相手でも不得意分野で戦えるならそうでしょうね」山田「強いて言うなら、不得意分野に持ち込ませない程の戦闘巧者は苦手と言って良いかと。何だかんだで晶君、純戦闘特化タイプではありませんから」死神A「具体的に言うと誰なんですか?」山田「風見幽香と星熊勇儀」死神A「あー、なんか分かります。どんだけアレコレ仕掛けても、最終的にパワーで粉砕する類の戦闘巧者ですね」山田「後はまぁ、純粋に晶を上回る策略家――八雲紫とかが相手でも分が悪いです」死神A「なんだかんだで強いなぁ、保護者連中」???「あやや! 真の姉である射命丸文さんはどうなんですか!! きっと圧倒的無双なんでしょう!?」山田「身内って事で躊躇ってくれたらワンチャンあるかもですね」死神A「……身内を理由に躊躇う常識、あるんですか?」山田「負けた方が得かな? と思ったら負けてくれますよ」死神A「ガチなら?」山田「勝率20パーセント」???「晶さんのうっかりが起きないと絶対負けるって事じゃないですかヤダー!!」山田「悪は滅びた」死神A「ただひたすらにムゴい……」 Q:晶君が東方のSTGの方に出演した場合の性能を知りたいです(無茶振り …ボスverも出来れば山田「山田かつてないピンチ!!」死神A「そこまでですか?」山田「そりゃ、バグ技前提にした戦い方するヤツをゲーム的スペックに落とし込めとか言われたらそうなりますよ」死神A「ああ……なるほど」山田「後、晶君って出鱈目な高スペックを人間性で相殺してるタイプの主人公なので、スペック基準に性能を作ると……」死神A「――雷帝シド?」山田「グレートゼオライマーかな!」死神A「他の隠し要素全捨てして降臨する一人最終戦争じゃないいですか!?」山田「まぁ、さすがに無いですけど。どこぞの星0サーヴァントじゃあるまいし、ゲームで原作設定完全再現とかまず無いですよ」死神A「(それ、ダメな意味で完全再現されたヤツですよね? とか言うと脱線しそうだから黙っていよう)」山田「必死に工夫してようやく使えて並以下の宝具! 使えない事は無いけどピーキーなスキル! クソみたいなステータス!!」山田「率直に言って最高ですね! それでも愛があれば使える所が実にベネ!! 後は排出率何とかして!」死神A「全力で脱線させるの止めてくださいよ!? 最終回なんですよ!?」山田「最後だから良いかなって思った。まぁ、ボケを重ねても仕方ないので真面目にやりましょう」山田「とりあえず、プレイアブルキャラとしての晶君ですけど……『装備変えたら性能が根本から変わる』は基本でしょうね」死神A「プレイヤーに死ぬほど厳しい仕様ですね」山田「装備は面変化基準で、天狗面を選んだら風弾で四季面を選べば花弾。みたいに全部変わります。面変化がボム扱い」死神A「……さすがにボムは性能統一されてますよね?」山田「統一されてない代わりに普通のボムと違うメリットがありますよ! きっと!!」死神A「それダメなパターンですよ!?」山田「そして攻略wikiのQ&Aで「Q:久遠晶のオススメ装備を教えてください」「A:自分の好みで選んでください」とか書かれます」死神A「性能違いすぎて基準点が無い感じですか……」山田「「魔理沙使いなら魔理沙とほぼ同じ使い心地の靈異面装備がオススメ」とかは書かれるかもしれませんね」死神A「同一作品内で性能被らせるってどうなんですか!?」山田「晶君の方が癖が強いから大丈夫」死神A「何一つ大丈夫な点が無いですよ……」山田「まぁ、総じて癖が強くて扱いは「設定上の強キャラ」みたいになるんじゃないですかね」死神A「ある意味で原作通りなワケですね。――ちなみに、敵だった場合は?」山田「容赦ない初見殺し、分かってても攻略が面倒な不意打ち、嫌がらせのような運ゲー」死神A「どれか一つに抑えましょうよ!?」山田「間違いなく「敵になってからが本番」とか言われる事でしょう」死神A「狡知の道化師呼ばわりって必然だったんですね……」 ○最後に山田「では、これで最後の山田さん終わりまーす」死神A「雑ぅ!! そして軽ぅ!!」山田「何が不満なんですか」死神A「コレ、最後の最後。もっと色々と言うべき事があるのでは!?」山田「山田さんは自由だから良いんです」死神A「良くないですよ! せめてこう、多少で良いから神妙な雰囲気で締めませんか!?」山田「知ったことかぁ!」死神A「そ、そう言わずに……第一期含めると、七年以上やった作品のシメなんですから」山田「より正確に言うと七年と半年ちょいですね。――うわぁ(ヒキ」死神A「引かないでくださいよ!?」山田「ジャンプ作品で言うと、ニセコイとか黒子のバスケとかSKET DANCEより長く続いた事になりますね」山田「とは言え後半の天晶花は隔週更新だったので、単純な時間計算で比較しても意味は無いんですけども」死神A「……あー、まーそうですよね」山田「週刊連載って凄い。いやほんと、長期間で定期的に続けるってそれだけで賞賛されるべきだと思います。もちろん自画自賛も含んでます」死神A「最後で台無しだぁ!?」山田「完結は正義! これだけ長い間やってちゃんと完結させたんだから、多少は勝ち誇っても許されます」死神A「許されますかねぇ……?」山田「ちなみに、作者的な天晶花の裏コンセプトは「早くて多くてちゃんと終わる」でした。早いの部分守れてないですが」山田「質で勝てない以上は、他で勝負するしか無いの精神ですね」死神A「わぁ、世知辛いなぁ」山田「ダメ作者故に致し方無しです。良い子の皆は、間違ってもこの作品を参考にして小説書かないように! いやこれ真面目な話ね」死神A「スピード最優先で、色々とルール無視な書き方とかもしてましたしね」山田「こらこら、最後だってのに重たい話題でシメちゃダメですよ」死神A「始めたの山田様ですよね!?」山田「こんな常時あっぷあっぷな作品がやってこられたのは、間違いなく皆様の応援があったからです」山田「応援無くても好きに書けば良い、書くのは自由。とか良く聞く意見ですけど――モチベも無しにずっと物書くって結構辛いんです」山田「飽きっぽい作者が七年もの間書き続けられた事に、改めてお礼を言わせて頂きます。本当にありがとうございました」山田「――そして次にお前は「いきなり真面目モードにならないでくださいよ山田様!」と言う」死神A「いきなり真面目モードに――はっ!?」山田「さて、ノルマも達成しましたから。後はもう自由に終わらせてOKですね」死神A「凄い嫌な予感がするんですが、どうやって収拾つけるつもりなんですか?」山田「原点回帰と言う事で――初回に倣ってシンプルに殴る」死神A「それやったの私にじゃなくて主人公にでしたよね!?」山田「つまり貴女にやるのは何気に初めてと言う事です。やったね」死神A「何が!? あ、ちょ、ま、その棒はフルスイングするためにあるワケでは――」山田「ほーれ、最終回お疲れ様でしたー!」死神A「お疲れ様でしたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…………」 じ・えんど