「さて妖夢ちゃん、まずは君の意見を聞きたいんだけど」「私の意見、ですか?」「うん。妖夢ちゃんなら、この異変を解決するためにどう行動する?」「そうですね。まずは博麗の巫女に事情を聞きに行きますが」「霊夢ちゃんかぁ。うーん……」「な、何か問題でも?」「大した事じゃないんだけどさー。今霊夢ちゃんの所に行くと、問答無用でノサれる気がして」「それは――十二分に有り得そうですね」「んー、やっぱりかぁ。じゃあその手は無しだね。ボコられる危険性と天秤にかけられる程、大した情報は得られそうに無いし」「は、はぁ……」「ほへ? どうかしたの?」「いえその、改めて己の未熟さを実感したと申しますか。……こうやって意見を考慮する事無く動いていた自分を、愚かしく思ったと申しますか」「こういうのは考え方の違いだから、そこまで深刻にならなくて良いと思うよ。考慮し過ぎると動けなるし、一長一短って奴かな」「あ、晶さま……」「妖夢ちゃんのその考え方が、僕の助けになってくれると思ったから協力を頼んだんだよ。ほら、元気出して! 他に意見はある?」「はいっ、お任せください!! ――では、こういうのはどうでしょう。視界に入った妖怪を片っ端から斬っていき、有益となる情報を吐かせて」「……前言撤回。少しは考えた方が良いよ、妖夢ちゃん」幻想郷覚書 緋想の章・参「意気天候/狐と込み入り」「と言うワケで、人里にやってきました!」「申し訳ありません。何の助言も出来ませんで……」 妖夢ちゃんのデンジャラス過ぎる案を軒並み却下した僕は、結局自分で次の行動を決めてしまいました。 いやまぁ、全部が悪いアイディアだったワケでも無かったんだけどね? ちょっと考え方がタカ派に寄り過ぎていたと言うか。何でもかんでもぶった斬れば良いワケじゃないと言うか。 とりあえず彼女には、平和主義と言う言葉の意味をたっぷり知って貰おう。 我ながら生温い笑みを浮かべた僕は、いつも隣で浮いている幽霊を抱え落ち込んでいる妖夢ちゃんの頭を優しく撫でた。「よしよし、元気出してー」「……子供扱いは止めてください」「後悔してるだけじゃ、子供扱いからは抜けだせないよ? 大人はそこから反省と挽回に進むからね」「わ、分かっていますっ」 そう言って妖夢ちゃんは、口先を尖らせながらそっぽを向いてしまった。 どうやら、ピュアなだけでなくワリと複雑なお年頃でもあるらしい。 妖夢ちゃんの実年齢は分からないけど、精神年齢は外見相応であるようだ。多分。 「……しかし晶さま、人里で何を調べると言うのですか?」「まずは、今までに起きた異常気象との突合かなー。ひょっとしたら今回と同じ事が、以前にも起きているかもしれないし」「なるほど、上白沢殿や稗田殿の有する知識に頼るのですか」「そう、全力で他人をアテにさせて貰うワケです! これが丸投げの原理だよ妖夢ちゃん!!」「他人を信じ、己の行く末を委ねる……つまりそういう事なのですね、晶さま!」 えー、そこで感心しちゃうのこの子。 そこは氷河期の如き冷たい瞳で僕を睨みつつ、キツいツッコミを入れる所でしょう? いや別に、そうして欲しいワケでもないけどね? スルーされても調子がでないと言うか何と言うか。 まぁ、とりあえずその問題は置いといて。 幻想郷には、六十年の周期で起きる‘花の異変’なんて事象もあるくらいだ。 この異常な天候の変化にも、ひょっとしたら何らかの前例があるのかもしれない。 その有無を確認するだけでも、人里に来た意味はあるはずだろう。 ……少なくとも、この二人相手なら弾幕ごっこを挑まれる心配は無いしね。「しかし……やましい事は無いと分かっていても、人里に入るのはやはり躊躇してしまいますね」「あー、そっか。あんまり長居すると、先生達にも迷惑がかかっちゃうもんね。とっとと寺子屋へ行こうか」 幽霊を連れている上に二刀流装備な妖夢ちゃんが居たら、人里の人達も落ち着かないよねぇ。 僕の気のせいで無ければ、入口に突っ立ってるだけで注目を浴びてるみたいだし。 ここは部外者らしく、テキパキ用件を片付ける事にしよう。 とことん人里との関わりが薄い事実を再認識しヘコみながらも、僕は妖夢ちゃんを連れて寺子屋に向かった。 途中奇異の目で見られまくった事を除き問題無く目的地に辿り着いた僕等は、授業中で無い事を確認して教室の中に入る。「どうもこんにちは、上白沢先生! いきなりだけど、何でもするから色々教えてくれませんかっ!!」「いきなり土下座して、己の誠意を示すとは……さすが晶さまです!」「妖夢ちゃん。ツッコミを入れろとは言わないからさ、せめて僕の行動に疑問を抱いてくださいよ」「……何をしているのだ。貴方達は」 ――あれ、おかしいな? 前方を確認せず土下座した僕の耳に届いた声は、上白沢先生とは違う女性のモノだった。 確認のため顔を上げると、そこには九つの尾を持つ隙間妖怪の式の姿があった。「らっ、ららら、藍さん!?」「これは藍殿。どうして貴女が人里に?」「紫様の命だよ。……それにしても、随分と変わった組み合わせだな。何事だ?」 以前の事務的過ぎるやり取りを思い出し、僕は身体を強張らせた。 理由はさっぱり分からないけれど、藍さんは僕が死ぬほど嫌いであるらしい。 おまけにその態度を一切隠そうとしないから、僕としてはかなり接しにくい相手なんだよね。 まず、取り付く島が無いからなぁ。せめて最低限の質問くらいはまともに答えて欲しいんですが。 ……とりあえず、返事が無かったら藍さんへの問いかけは全部妖夢ちゃんへ任せよう。 逃避に近い結論を出した僕は、引きつったままの表情で無理矢理笑顔を作り藍さんの疑問に答えた。「実は、異変の調査中に成り行きで組む事になりまして」「なるほど。巫女や魔法使いに続いて、貴方や妖夢殿も動き始めたワケか。……これは、紫様が焦るワケだな」「ねーさまが? 呼んでも来ないと思ったけど、そんなにヤバい事態になってるの?」「紫様は式に詳細を語らぬ御方なので、詳しい事情は私にも分からないがな。そんな私でも一目で分かるほど‘不機嫌’だったよ」「それは何と言うか……想像がつかない絵面だなぁ」「貴方の前でのあの人は、大抵上機嫌だからな。……しかし、仮にも幻想郷の賢者をアゴで使うのは止めて欲しいのだが」「はっはっは、マジすいません」 自分でも自覚はあるので、僕はその煽りを一番食らっているであろう藍さんに素直に謝罪した。 それにしても、今回の異変は想像以上に厄介な事態に陥っているようだ。 あの紫ねーさまが、他人に感情を悟らせるほど機嫌を悪くするなんて……天変地異の前触れじゃないだろうか。 あ、そういやもう起こってたか。小さいけど何度か地震が。 ―――じゃ、無くて。 今更ながら僕は、異常過ぎる程和やかな場の空気に気が付いた。 おかしい、藍さんが普通に受け答えしてくれてるよ。しかもなんか目付きが優しいし。 「それにしても藍殿、上白沢殿は何処に?」「彼女には、竹林の蓬莱人と一緒に人里の見回りをして貰っているよ。当分戻ってこないだろうから、話を聞くのは難しいだろうな」「それほど危急な事態なのですか……」「いや、私に与えられた任が結界の管理と人里の監視だったんでな。代わりに警戒を頼んだのださ。……もちろん、念のためにだがね」 そして和やかなまま、普通に進み続ける藍さんとの質疑応答。 うーむ、普通だ。殺意も敵意も排除の意も、今の藍さんから感じ取る事は出来ない。 これはどういう事なのだろうか。――あ、ひょっとして。 僕は以前と違う点を一時的に‘退避’させるため、妖夢ちゃんの方に顔を向けた。「妖夢ちゃん! 今、僕の魔眼に妙な反応があったヨ!!」「ええっ!? ほ、本当ですかっ!?」「うん、寺子屋の周りで何か起こってるみたいだ! ちょっと見てきて!!」「分かりましたっ! 行ってまいります!!」「…………」「………」「……よしっ、相違点排除完了」「貴方は色々考えている様で、実際の所ワリと考え無しなんだな」「――ふっふっふ」 我ながら杜撰な手で妖夢ちゃんを追い出すと、方便である事を察した藍さんが呆れ顔で溜息を吐いた。 自分でも分かっているので、僕は無言で苦笑を彼女に返す。 とにもかくにも、これで状況は以前と同じ――二人っきりの状態だ。 さて、藍さんはどういう行動に出るだろうか。 ……とりあえず、実力行使に出てきたら即効で逃げ出そう。 こっそりと逃走経路を横目で確認しながら、僕は表面上だけ余裕を保ち腕組みをしてみせる。 そんな僕の態度を見た藍さんは……何故か頭を抱えて、さらに深いため息を吐き出すのだった。――何で?「たかだか二年弱の付き合いで、よくぞそこまで紫様に似れるモノだ……」「ほへ?」「何でも無い。そういえば天晶異変以降で、こうして貴方と顔を突き合わせるのは初めてだったか」「ええ、紫ねーさまとはほぼ毎日顔を合わせていましたがね」「良く知っているさ。……困った事に貴方と会っている時の方が仕事をしているので、文句は言えないのだがな」「ああ、文句を言わせないためにやる事やって行くワケですか」「――察しの通りだ」 普段はきっと、やらなきゃいけない事すらやってくれないんだろうなぁ。 遠い目をして窓の外を見上げる藍さんの姿に、僕は思わず貰い泣きしてしまう。 従者って立場に居る人達は、総じて主からの苦労を被り続ける運命にあるのだろうか。 あ、いや、でも紅魔館は違うか。アレは従者が主に苦労をかけてるし。「話がズレたな。とにかくこうして再び顔を合わせた以上、一言だけ言わせてもらおうか」「はっ、はひ」「―――すまない」 ……え? な、何事ですか? 退避の姿勢をとった僕に、藍さんは深々と頭を下げてきた。 えーっと、これはひょっとして、僕は謝罪されてたりするのでしょうか。 藍さんの突然過ぎる反応に、頭の中が疑問符でたくさんになった。 おかしいな。例え幻想郷の常識に当て嵌めても、これが殺しや挑戦のサインである事は無いはずだ。 つまり藍さんは、何かしら僕に謝るべき事があったと言うワケで……うん、さっぱり心当たりがにゃいです。「藍さん、謝る相手を間違えてますよ」「……何故そうやって、躊躇い無く断言できるのだ」「理由も根拠も特には無いです。でも多分、僕の事だから僕が悪いと思いませんか?」「幾らなんでも卑屈になりすぎだ。少なくとも今回は、間違いなく私に責があるから安心してくれ」 いや、どうだろう。細かい話を聞くまで責任の所在は分からないんじゃないだろうか。 別に自分が悪いとは思いたくないけど、気付かない所で何かやらかしてるのが僕の僕たる由縁である。 そんな僕の頑なな態度に納得させるのは不可能だと判断したらしい藍さんは、コメカミを抑えながら話を続けた。「以前、横柄な態度で貴方を不快にさせてしまっただろう? 私が謝っているのはその事だよ」「……ああ、その事ですか」 良く良く考えるとその事しか無いはずなんだけど、普通に候補から外れていた。 と言うかアレ、本当に僕は悪くないの? 土下座は本当に不要なの?「紫様の表向きの口実を鵜呑みにした揚句あの醜態だ。……貴方には、謝っても謝り切れん」「でもまぁ、ねーさまの口実がまるっきり嘘だったってワケでもありませんよ? 実際危険なのかもだし」「だが、そうならない可能性も十二分に在り得ただろう。私が浅慮であった事に変わりは無いよ。……紫様の意図からも外れていたのだしな」「藍さんって、頭固いって言われません?」「ああ、良く言われる」 あの時は意味が分からなかったけど、藍さんの敵意にはそういう意図があったのか。 ……だとしたら、やっぱり藍さんが謝る理由は無いと思うんだけどなぁ。 僕の能力は実際に危険なワケだし、未だに制御は出来て無いワケだし、警戒を解く理由は無いのでは? そんな疑問をありったけ込めて、僕はじっと苦笑する藍さんの瞳を見据える。 その視線に気付いた彼女は、何故か意地の悪い顔でニヤリと口の端を釣り上げた。「もちろん、貴方の能力が危険である事は充分理解している。そこで、だ――」「すいません晶さま! 必死に探したのですが、何も見つかりませんでしたっ!!」 藍さんの台詞を遮って、汗まみれの妖夢ちゃんが教室内に戻ってきた。 恐らく、あんな適当な台詞だけで必死に周囲を探ったのだろう。 申し訳無さ過ぎて心が痛い。後で好きなだけ、お団子あたりを奢ってあげようか。「うんまぁ、気にしなくていいよ。ドンマイドンマイ」「本当に申し訳ありません。……ところで藍殿、今何か言おうとしていましたが」「大した事じゃないさ。これからはちょくちょく晶殿の成長度合いを確認させて貰う。と言おうとしただけだ」「限りなく不吉な予感がするんですが、その宣言!?」 つまりアレですか。執行猶予がついただけで、場合によっては謝罪が撤回される事もあり得るワケですか。 で、そのための目安として能力の制御具合を定期的に確認させてもらうと。 まぁ確かに、能力を使いこなせるようになれば、僕も普通の強豪妖怪と変わらないだろうしねぇ。 だけど「成長度合いの確認」って、一体何をさせるつもりなんですか? とりあえず、荒事だったら全速力で逃げ出す所存ですよ?「つまり、晶さまと手合わせしたいと言う事ですか」「いや、そう言った情報は、遠くから見物しているだけで山の様に入るから要らんさ」「あはは、ですかねー」「私としてはむしろ、晶殿がどれほどの知識と知恵を有しているかの方が気になるよ。能力にも関わる重大な要素だしな」「……別のベクトルで嫌な予感が増してきたんですけど、本当に何をさせる気なんですか?」「なに、簡単な事さ――」 そう言って藍さんが軽く指を鳴らすと同時に、教室の扉が全て閉まった。 同時に、教室を包み込む様に広がる結界が魔眼に映る。 一瞬で閉じ込められた僕等二人に、不敵な笑みで藍さんが付きつけてきたのは――二枚の紙きれだった。「とりあえず、現状の君がどれほど幻想に対する知識を有しているか。軽くテストをして貰おうじゃないか」「持ち歩いていたんですか、ソレ!?」「安心しろ。あくまで確認だから、余程酷い点数を取ったりしない限りすぐ解放するさ」「そう言われても、結界とか魔法とかの詳細な知識はさすがに対象範囲外ですし」「心配無いさ。テスト内容は基本的に、外でも調べられる事ばかりだ。広くて浅いから再勉強の必要は無かろう」 穏やかながらも有無を言わさぬ藍さんの笑顔に、僕は抵抗を諦めざるを得なかった。 彼女は酷い点数で無ければ解放すると言ってるけど、つまりそれは酷い点数を取ったら絶対に逃がさないと言う意味でもあるワケで。 ……うう、異変解決するためには、良い点数取らないとダメそうだなぁ。 まさかの抜き打ちテストに、僕はがっくりと肩を落とすのだった。「ところで、妖夢ちゃんはどうするの? 外で待ってる?」「わ、私ですか!?」「ついでだから、妖夢殿も受けたらどうだ? 従者に深い知識は必要だろう」「そ、そうですね。私も受けさせてい、いただきます!!」 ――この時、自分の事でいっぱいいっぱいになっていた僕は気付かなかった。 妖夢ちゃんの余裕が、いつも以上に無いと言う事に。 ……思えばこの時、素直に彼女を外で待たせていたら、あんな悲劇は起こらなかったのだろう。◆白黒はっきりつけますか?◆ →はい いいえ(このまま引き返してください)【教えろっ! 山田さんっ!! りべんじっ!!!】山田「粛々とこんにちは、山田です」AQN「同じくこんにちは、アシスタントのAQNです」死神A「どうも、死神Aです。――って、ちょっと待ってください!?」山田「何か?」死神A「色々ツッコミ所はありますけど、まず最初に一つ。何で私とAQNさんが居るんですか?」AQN「こまけぇことはいいんだよ!」死神A「良くないですよ! 緋想の章に出演予定があるキャラは今回出てこないんでしょう?」山田「ではでは、最初の質問です」死神A「……わぁ、いつも通りのガン無視だぁ」 Q:晶君でも味付けに係わる範囲でなければ、料理の手伝いさせても問題ないんじゃなかろうか山田「まぁ、魂魄妖夢は晶君の腕前を細かくは知りませんからね。触らぬ神に祟り無しと考えたのでしょう」AQN「西行寺幽々子は普通に食べていましたが?」山田「その時すでに、魂魄妖夢の意識は彼岸一歩手前まで行ってました。つまり魂魄妖夢は、その事実を一切知らないワケですよ」AQN「なるほど。大変勉強になりました」死神A「あの、なんか二人のテンションおかしくないですか? 私凄い嫌な予感するんですが」山田「…………」AQN「…………」死神A「ふ、二人とも?」山田「さてはて、次の質問ですが」死神A「……あたいなんで、ここに居るんだろう」 Q:晶くんの嫌いな人が知りたいです山田「現状いません。強いて言うなら、以前天晶花に出たお化けムカデくらいですかね」山田「まぁ、アレもすでに完膚無きまでにブチのめしているので、今では特に何とも思ってませんが」AQN「幻想郷在住。と言うだけで好感度に凄いプラスがかかりますもんね。下手なギャルゲならルート入り出来るレベルですし」山田「ええ。なので呆れたり苦手だったりする事はあっても、嫌いになると言う事はまずあり得ません。ある例外を除いてはですが」AQN「幻想郷に悪影響を与える人物、ですね。今の所はいませんけど」山田「そういう事です」死神A「……あの、お二人とも? さすがにスムーズに進め過ぎじゃ無いですか? 疑問役がいませんよ?」山田「………」AQN「………」死神A「あの」山田「さて、次の質問ですね」AQN「そうですね」死神A「あたいもそろそろ、心がへし折れちゃうんですが……」 Q:晶の「弾幕」展開能力ってどれほどなんでしょう?山田「はっきり言うとかなり微妙です。悪くは無いけど良くもない、と言った感じですね」AQN「やはり、普通の弾幕ごっこで使う遊び心と派手さ重視のスペカは、晶君には厳しいと言う事ですか」山田「ですね。そもそも緋想天寄りのルールになってるのも、主人公の性質と普通の弾幕ごっこの性質が合って無いからですし」AQN「実利最優先ですからねぇ……」山田「攻略難易度は高いけど、弾幕ごっこの趣旨的には最悪のスペカ。となるのが関の山です」AQN「まぁ、原作よりお遊び成分が少ないですからね。そこはお目こぼしと言う事で」山田「そういう事です」死神A「あのー、帰って良いですか? 私もう要らないんじゃ」山田「要りますんで、もうしばらく残っていてください。巨乳滅べ」AQN「ええ、かならず必要になりますから残ってください。巨乳滅せよ」死神A「……あれ? この展開、前にもあった様な」 Q:「無」を「有」にする程度の能力・・・山田さんや阿Qさんといった控えめ(むしろ無)な部位をお持ちの方に、有にしてあげることってできるのでしょうか?死神A「(あ、終わった)」山田「はーい、本日最後の質問です☆」AQN「うふふー、トッテモステキナシツモンデスネー」死神A「いやあのその、お二人とも? れ、冷静に」山田「ちなみに質問の答えは「晶君が無だと思ってれば可能」です。笑える話ですね、うふふふふ」AQN「ええ、余りにも笑え過ぎて魂の奥底から力が湧いてくるようです。おほほほほ」死神A「あはははは……あ、AQNさん! そういえば貴方は次回登場ですし、そろそろお暇しないと!!」AQN「―――斬刑に処す。その六銭、無用と思え」山田「―――奈落より這い山河を越え大路にて判を下す。ヤマの文帖によると、アンタの死は確定らしい」死神A「いやいや、その台詞は山田様達が言っちゃあダメだと――きゃーん!!」(ピチューン とぅーびぃーこんてぃにゅーど