幻想郷覚書 異聞の章・欄外伍「時には昔の話を」 ※この番外編は、紫や霊夢達がただ駄弁るだけののんびりとした番外編です。 派手なバトルや驚愕の展開は一切無いので、期待せず見てください。 ちなみに、キャラのチョイスに深い意味はあんまり無いです。 時間軸も第二期限定ですが、具体的にどこに当たるかは考えていないので気にせずスルーしてください。紫「こんにちは、顔を見に来たわよ」魔理沙「お、隙間じゃんか。久しぶりー」霊夢「お土産があるなら置いて帰りなさい。無いならそのまま帰りなさい」紫「あら、つれないわねぇ。最近あまり構ってあげられなかったから拗ねちゃったのかしら?」霊夢「あんたの弟と一緒にしないで。私はむしろ、あんたの顔を見ない方が調子出るわ」紫「酷いわねぇ。うふふ」魔理沙「あいっかわらずの胡散臭さだなぁ。弟が出来てもーちょい丸くなるかと思ったんだが」霊夢「弟が居るとかなり腑抜けるわよ。見てて凄く気持ち悪いわ」紫「霊夢ったら、その口の悪さは少し抑えた方が良いわよ?」霊夢「……限り無く正当な評価だから」魔理沙「良く分からんが、茶を飲むんだよな? 奢りなら付き合ってやるぜ」紫「そうねぇ――ま、今日は気分が良いから奢ってあげるわ」魔理沙「よしきた!」霊夢「好き勝手に話を進めないでよ。……まぁ、良いけど」魔理沙「へん、素直じゃないねぇ」紫「まったくね」霊夢「言ってなさい――それにしても、アレね」魔理沙「あん? なんだよ」霊夢「改めて思うけど、あんな‘バケモノ’を良く飼おうと思ったわね、あんた」魔理沙「バケモノって……晶の事か?」紫「酷いわ。確かに幻想郷でも珍しい力の持ち主だけど、貴方がそこまで言うほどの子じゃないわよ?」霊夢「そういう風になるよう、あんたが仕込んだんじゃない。白々しいわね」紫「……そうね、否定はしないわ」霊夢「と言うか別に、仕込んだ事にどうこう言いたいワケじゃないのよ。私に関係ない事に興味なんて無いし」魔理沙「なんだ、霊夢が変なもの食って正義感に目覚めちまったと思ったら違うのか」霊夢「今のところ目覚める予定は無いわね。単に気になったから聞いてるだけよ」紫「あんな危険な存在を、何で懐柔しようと思ったのか。と?」霊夢「そ。放っておけば幻想郷に絡む事も無かったでしょうに、何でわざわざ引き込んだのよ」魔理沙「あー、その前に良いか?」霊夢「なによ」魔理沙「いや、紫も言ってたけどさ。晶ってそんなヤバいヤツか? 色々面倒なヤツだとは思うけど、お前がそこまで言うほどでも無いだろ」霊夢「だからソレは、今のアレに対する評価でしょ? 私が言ってるのはそうなる前のアレのヤバさなのよ」魔理沙「幻想郷に来る前の晶、なぁ。……どっちにしろ害は無いと思うんだが」霊夢「はんっ」魔理沙「うわ、鼻で笑いやがったコイツ」霊夢「害は無い? バカ言わないでよ、今のアレより昔のアレの方が遥かに有害よ」魔理沙「遥かに有害って……」紫「ま、そうね。昔のあの子の危険性は、私も十二分に理解しているわ」魔理沙「……なんか、私だけ置いてきぼりくらってるんだが。昔のアイツってそんなにヤバかったのか?」霊夢「ヤバいわよ。正直、紫ならアレを幻想郷から遠ざける方に動いてもおかしくないかったわね」魔理沙「ふーん。とは言え私は、そもそも昔の晶を知らないからなぁ。そう煽られてもいまいちピンと来ないと言うか」霊夢「私だって知らないわよ、昔のアレなんて」魔理沙「あ? じゃあ、なんでヤバいとかバケモノとか言ってたんだよ」霊夢「だって実際そうじゃない。あの能力で‘何の由縁も無い’って、考えうる限り最悪の組み合わせよ」魔理沙「最悪とまで言うか? 私としちゃ、そんなアイツの側に悪巧みしてる神様や妖怪が居る状況とかの方が最悪だと思うけどな」霊夢「私からすればそっちの方がまだマシね。操り人形なら、自然と使う力に制限がかかるもの」紫「由縁がないから進む道が無い、導く者もいない、抑える力が無い。しかし力そのものは何にでも使える……考えて見ると怖い話ね」霊夢「紫が手出ししなけりゃ、アレは無自覚に世界を歪め続けたわよ」魔理沙「……なるほど、霊夢の言いたい事が分かってきたぜ。つまり昔のアイツは銃を持ってる子供みたいな状態だったんだな?」紫「その上、子供が望めば銃は大砲にもミサイルにも姿を変えるわ。そして子供は、やがてその事を‘常識’だと思うようになるのよ」魔理沙「……それ、滅茶苦茶ヤバくないか?」霊夢「だからヤバいって言ったじゃない。無知な子供に一番持たせちゃいけない類の力よ、アレの力って」紫「野放しにしていたら、間違いなく晶は時代に名を残していたでしょうね。――その意味合いはともかく」魔理沙「――紫、良くそんなのを引っ張り込もうと思ったな」紫「あら、危険度で言えばそれ以上のが幻想郷にはゴロゴロ居るじゃない」霊夢「分かってる奴らはどうでも良いのよ。それだけ力持ってて、分かってないから最悪なの」魔理沙「マジで何するか分からないもんなぁ。……ほんと、良くソレがアレになれたもんだ」紫「ゆかりん頑張りました☆」霊夢「キモい」魔理沙「吐きそう」紫「もー、落ち込んじゃうわ。ぐすん」霊夢「止めなさいよ、背筋が寒くなったわ。……それにアンタの事だから言うほど頑張っても無いんでしょ」魔理沙「確かに。絶対の勝算があった上での引き込みの方が紫らしいぜ」紫「私だって、たまには意地で動く事もあるのよ。晶の祖父には借りもあったしね」魔理沙「祖父に借り?」紫「幼い頃の晶の保護者だった彼の祖父は、かつて幻想郷に迷い込んだ事があったのよ。その時に色々と迷惑をかけたから、そのお詫びに……」霊夢「――なるほど、謎は全て解けたわ」紫「な、なによ」霊夢「アンタ、アレの祖父を見張っていたのね。大方幻想郷の事をどう扱うか探っていたって所なんでしょうけど」魔理沙「見張りか。晶の爺さんってそんな重要人物だったのか?」霊夢「バカね。コイツの性格を考えてみなさいよ――幻想郷から抜けだしたヤツ全員見張ってるに決まってるじゃない」紫「さ、さすがに全員じゃないわよ? 問題がありそうな人間の様子を、ちょくちょく見てるだけで」魔理沙「……やっぱ隙間は隙間か」霊夢「紫の小賢しい企みはどうでも良いのよ。要するに、アンタは晶の存在にかなり早い段階で気付く事が出来たワケね」魔理沙「あーそっか。晶じゃなくて晶の爺さんを見張ってたから、完全にヤバくなる前に晶を見つけられたのか」霊夢「で、ここぞとばかりに無垢なアレを洗脳したと」紫「……違うわよ? 私が見つけた時点で、あの子すでに幻想郷大好き人間になってたのよ?」魔理沙「だってさ、どう思うよ」霊夢「めんどいからダウトで」紫「ダ、ダウトじゃないわ。本当に私はわりと純粋な親切心で――」霊夢「アレの祖父を監視してた件、アレにチクっていい?」紫「…………霊夢、魔理沙、何か欲しい物ある?」魔理沙「紫ぃ……」紫「ち、違うのよ? 別に疚しい所があるワケじゃないの。でもほら、思い出は美しい方が良いじゃない?」霊夢「そこら辺の事情、全部話したワケじゃないのね」紫「色々企んでたって事は言ったんだけど……そんなのどーでも良いって言われたから、細かい内容までは」魔理沙「……どーでも良いって言ってるんなら、細かい内容聞いたって気にしないんじゃないか?」紫「根拠が無い事は出来ないわ!」霊夢「ね、腑抜けてるでしょ?」魔理沙「ああ、思ったよりも酷かったな」紫「腑抜けてないわ! これは純粋な、姉としての葛藤なのよ!!」霊夢「知らないわよ」 続かない魔理沙「それにしても、晶の爺さんってどんなヤツだったんだ? 監視必要な危険人物なんだろ?」紫「いえ、別に危険では無かったのだけど……正直行動の読めない所がある人だったから」霊夢「あんたが読めないって、つまり相当な変人って事じゃない」紫「常識的な人ではあったのだけどねぇ……」魔理沙「さすがは晶の爺さん――って言うべきなのか?」◆白黒はっきりつけますか?◆ →はい いいえ(このまま引き返してください)【教えろっ! 山田さんっ!! りべんじっ!!!】山田「祭りの時間だぁぁぁ! 山田です」死神A「あの、何で私はりつけにされてるんですか? 死神Aです」山田「それはゲストを紹介すれば理解出来る事でしょう。――カモン、ゲスト!!」仙人「なっ、何ですかコレは! ゲストとして呼ばれたのに、何故私ははりつけにされているのですか!?」死神A「あっ(察し)」山田「本日の質問はただ一つ。――乳くらべの時間だオラァァァァ!!」死神A「ああ、来てしまった……この悪魔の時間が来てしまった…………」仙人「すいません。何一つ分からないのですが、私達はこれからどうなってしまうのですか?」死神A「死ぬより酷い目に遭います」仙人「えっ」山田「恐らく、今回が最後の乳くらべとなります。全キャラ登場後の最終バージョンはねーからな!!」死神A「えーっと、この場合アレはどうなるんですか? 番外扱いで登場しちゃってるオリキャラ三人の事ですけど」仙人「あの、何故貴方ははりつけにされている状態で平然と話を進めているのですか? そこはどうでも良い所でしょう?」死神A「慣れました」仙人「えっ」山田「当然入ってますよ。時間軸がどうこうでなく、登場したか否かが焦点なので」死神A「アレ、でも今まで次代巫女は居なかったような――」山田「山田マグナムっ!!」死神A「おぼあっ!?」仙人「し、死神Aさぁーん!?」山田「愚かな……」死神A「な、何をされたのかさっぱり分からない……」山田「これが山田究極使い捨て奥義、山田マグナムです。二回目は無い」死神A「別の使い捨て奥義がまた生えてきそうっすね……うぐ」仙人「いやいやいや、そんな事よりツッコミを止めましょうよ! ボロボロですよ!?」死神A「でも、あたいがツッコミをしなきゃオチが……」仙人「オチってなんですか!?」山田「では、最終バージョン幻想郷乳くらべ行きまーす」仙人「無視しないでくださいよ!?」巨 死神A 小町 衣玖 お空 華扇 幽香 美鈴 神奈子 幽々子 勇儀 白蓮 三叉錠 紫 永琳 雛 魅魔 晶(♀) メリー↑ パチュリー 早苗 メルラン 藍 一輪 アリス 文 星 慧音 神綺 パルスィ 蓮子普 咲夜 妹紅 鈴仙 リリカ 水蜜 魔理沙 神剣 はたて 輝夜 椛 小傘 霊夢 小悪魔 にとり 秋姉妹 お燐↓ メディスン リグル ルナサ ヤマメ 次代ちゃん 大妖精 てゐ 妖夢 ミスティア キスメ ぬえ レミリア チルノ ルーミア フランドール 諏訪子 橙 さとり こいし ナズーリン 魔法の鎧 三妖精貧 阿求 山田 映姫 天子無 晶 上海人形 傘 雲山 霖之助 ゴリアテ人形山田「貧乳一歩手前の密集っぷりがヤバい」死神A「三妖精、詰めるためにワンセットにしちゃいましたからねー。……それで山田様」山田「なんですか?」死神A「多分皆気になっているであろう、晶(♀)って」山田「久遠闘法の正統後継者さんです」死神A「あの人かー。やっぱあの人だったかー」仙人「あの、誰の事です?」山田「そこでメタに突き抜けられないから貴方はダメなんですよ、このダメ仙人!!」仙人「ダ、ダメ!?」死神A「山田様の唐突過ぎる毒舌は無視してください。後、メタに突き抜けたら色々負けだと思いますよ?」山田「でもぶっちゃけ、仙人さん立ち位置的に中途半端ですよね。ツマンネ」仙人「ツ、ツマンネ……」死神A「いや、正直ツッコミ役が来てくれるだけですっごい助かるんですけどね。あたいは」山田「職務放棄ですね。減給」死神A「アレェ!? 自分で自分の首絞めました!?」山田「ちなみに晶(♀)さんですが、当初は巨乳ゾーン天辺に居る予定でした。後、ゲストの予定でした」死神A「はぁ。それでなんで、どっちも変わっちゃったんですか?」山田「乳の方はアレです。胸囲もあるけど胴回りも太いですから、カップ数換算だとそうでも無いかなと思い直しまして」死神A「ああ、なるほど……で、ゲストでなくなったのは?」山田「存在自体がギャグ過ぎて弄れないので諦めました」死神A「――なんでっ、なんで来てくれなかったんだよ晶(♀)さん!!」山田「山田ファントム!!」仙人「いったぁ!? な、何で私が!?」山田「すいません、私理不尽キャラなんで」仙人「何の理由にもなっていませんよ!?」山田「後はまぁ、順当な結果だと思っています。強いて言うなら封獣の扱いが人によって変わるぐらいでしょうね」死神A「左様ですか」山田「と言うわけで、新たに追加され五人衆になった巨乳共の内二人にオシオキして今回は終わりでーす」仙人「ええっ!? ちょ、ちょっと待って下さいよ!? オシオキってなんですか!?」死神A「ははは……いつものことですよ」仙人「い、いつもの事って――えぇぇぇぇええっ!?」山田「ガタガタ言わずに現実を受け入れなさい。巨乳滅せよ!!」仙人「そんな無茶苦茶なぁぁぁぁぁ……」死神A「いやー、今日は珍しくあんまり叫ばず済んだなぁぁぁぁぁぁ……」 とぅーびぃーこんてぃにゅーど