「わー、しまった! もう始まってるみたいだよ!!」「パルスィが無駄に抵抗するから、予定よりも遅れちゃったよ」「どいつもこいつも好き勝手やってくれるわね……妬ましい」「それにしてもえらく静かだね。もう決着が着いちゃったのかな」「そう簡単に、あの馬鹿メイドがやられるとは思えないけど――あら、森近霖之助じゃないの」「おや、水橋パルスィじゃないか。晶を追ってきたのかい?」「その発想は不愉快だわ。……連れて来られたのよ、この二人に」「あ、狡知の道化師と一緒に居た人だ」「お酒も飲まずに何やってるの?」「酒を飲む事が規定事項のように言わないでくれたまえ。久遠晶の応援だよ」「ふーん。……それで、戦況はどうなのよ」「久遠晶の方が不利、だと思うよ。素人目にはいまいち判断出来ないけれどね」「それならいい気味だけど――なんだ、そうでも無いじゃない」「ん、そうかい? だいぶ追い詰められている様に見えるけど……」「だけど、まだ諦めて無いわ。あー腹立たしい、とっととやられてしまえば良いのに」「………………」「………………」「………………」「……何よ?」「君、意外と彼の事を理解しているよね」「巫山戯た事抜かしてるとぶっ飛ばすわよ」幻想郷覚書 異聞の章・参拾玖「群怪折実/ダイヤモンドも打ち砕く」 どうも久遠晶です。勇儀さんが反則過ぎて困るけど、良く考えたらいつもの事だった。「――『1stストライク』」 とりあえず、勇儀さんの周囲を浮いていたオプションを回収する。 怪綺面の鎧を簡単に破壊する勇儀さんに、分割攻撃なんて無双してくださいと言っているようなものだ。 いや、だからって一箇所に纏めれば何とかなるってワケでも無いのだけどね。 少なくとも先程チラッと考えた、『3rdファイア』による全方位攻撃は止めておいた方が良いだろう。 あっという間に砕かれて、機動力を奪われてしまうのがオチだ。 ……そもそも、今の一撃はどういう攻撃だったのだろうか。まずそこを突き止めないと取り返しの付かない事になってしまう。〈説明が難しいのだけど……力押しじゃない力押しだと思うわ〉 ふむ、能力を使った怪力って事ですかね。〈どちらかと言うと、能力を使って怪力を通せる様にしている――かしら?〉 能力で、か。……つまり霊夢ちゃんみたいな感じですか?〈似てるけど少し違うでしょうね。あの鬼は、霊夢ちゃんみたいにルールを無視していると言うよりは……〉 ――ルールその物を、力尽くで破壊している?〈多分そうね。『語られる怪力乱神』――自ら語った二つ名が、彼女の能力に関係しているのよ〉 「怪力乱神」かぁ。確かに、何か能力に関係しているのだろうとは思ったけどねー。 ……人知の及ばぬ不思議な現象って、実質なんでもありじゃん。僕も人の事言えた義理じゃないけど。 まぁ、仮に勇儀さんがなんでもかんでも出来る能力を持っていたとしても、それを勝負にフル投入するとは思えない。 少なくとも、何かしらの方向性は与えていると思うのだけど……それはなんだろう?〈こってこての鬼だからなー。能力も、鬼らしく振る舞えるよう使ってるんじゃないか?〉 なるほど、それはあり得るかも。魅魔様の推察に僕は心の中で同意した。 鬼とは、恐怖を具体化させたモノである。少なくとも僕はそう思っているし、大筋はその認識で間違っていないはずだ。 では恐怖とは何か。広義の定義付けは難しいけれど、勇儀さんの考える「恐怖」に関しては容易に想像がつく。 それはズバリ‘力’だ。あらゆる物を打ち砕き、捻じ伏せ、蹂躙する。 理不尽の象徴としての力が、星熊勇儀の定義する恐怖なのだろう。 彼女の前では、全ての存在が力の前に平伏するのだ。例え僕がどのような力を持っていても関係無い、全て打ち砕かれるのである。 ……つまり真正面から戦う事自体が死亡フラグ。防御力とかパワーとかあっても無くても結果は一緒なのです。 実に酷い話だけど、相手が鬼でこちらが人間ならば仕方ないだろう。これが古来から続く正しい人鬼の関係ってヤツだからね。 ――それに、打つ手が完全に無くなっているワケでは無い。 彼女が古き良き鬼であると言うなら、やはり古典的な方法で勝つ事が出来るはずである。「どうしたよ、急に静かになって。絶望的過ぎて戦意が無くなったかい?」「いえ。どうすれば勇儀さんに勝てるかなぁと、小賢しくも考えている最中なんです」「――はっ、分かってるじゃないか」 僕の答えに、満足そうに笑う勇儀さん。 うん、やっぱりそうだよね。鬼を倒すのは常に人間の知恵――と言うか小賢しさだ。 神に選ばれた勇者には勝てるけど、とんちの働く小坊主には負ける。……鬼ってそういう生き物なんだよね。〈なんだ、つまり少年だと楽勝って事じゃないか〉 だと良いんだけどさー。 残念ながら現在、僕は勇儀さんに対等な相手だと思われているのですよ。 いくら僕が人間で彼女が鬼だとしても、互角の相手に油断をしてくれるほど勇儀さんは甘くないだろう。 つまり勝つための小細工とは別に、小細工に引っかかって貰うための小細工も必要だと言う事です。 面倒臭い。実に面倒臭いですよ。〈ふふん。だけど出来ないワケじゃ無いんだろ?〉〈頑張ってねー、晶ちゃん〉 簡単に言ってくれるなぁ。まぁ、確かに言われた通り手立てはあるんですけど。 その前に神綺さん、一つだけ確認して良いですかね? ……鎧、派手にぶっ壊れちゃっているのですが。コレ後で元に戻せますか?〈大丈夫よー。核である両腕の宝石が砕けなければ、鎧は自動で破損部分を再生してくれるから〉 え、ナニソレ初めて聞いた。〈宝石本体もヒビくらいなら大丈夫だけど、割れちゃうと直らなくなっちゃうから気をつけてね?〉 むしろ、そうでもしないとダメにならない魔法の鎧の強度に驚きです。 元々アホみたいに頑丈なのに、更に自動回復能力持ちとか……至れり尽くせり過ぎて逆に申し訳ない気がしてきた。 いや、まぁ有効に活用させて貰いますけどね? ちなみに神綺さん、今回の破損状況だと再生時間はどれくらいのモノになりますか?〈ここまで派手に壊されると、さすがにちょっと時間がかかるわね。……三日くらいかしら〉 三日かぁ……いやうん、短いよ? 鎧の修復に三日とか破格の速さだと思う。 だけど戦闘中に直る事を期待していた僕は、ほんのちょっぴりガッカリしてしまったワケで。〈……直す? 私の力をもっと送ればすぐに直せるわよ?〉 いえ、止めときます。そこまで窮地じゃないし、あんまり神綺さんに頼るとアリスに殺される気がする。 ま、直ると分かっていればそれで充分。おかげで後先考えずに無茶が出来ますよ。 ――直らなくても無茶したかもしれないけどね! まぁ、相手が相手だから仕方ない。……誰だってそうするよね?「さて、出来れば良い案が出るまで待ってやりたい所なんだが……場の空気を冷ますワケにもいかんからなぁ」「いえいえ、充分待ってもらえましたよ。おかげで考えが纏まりました」 「ふぅん、どんな企みだい? 教えておくれよ」「そうですね……とりあえずは、勇儀さんに「真剣」になってもらおうかと」 「……ほぉ」 現状、勇儀さんは本気だとしても真剣では無い。有り体に言うと僕の事をまだ舐めてる。 それはそれでありがたいけれど、これからやる事を考えるとその余裕は邪魔だ。「故にまずは、星熊勇儀を‘虚仮’にさせていただきます」「はっ――『山の四天王』を相手に良く吠えた! 来なっ!!」 手招きする彼女に呼応して、最高速で勇儀さんに向かって突っ込む。 真正面からの突撃に対し腰だめに拳を構えた彼女は、そんなこちらに絶妙なタイミングでカウンターとなる一撃を叩き込んできた。 それを僕はスレスレの距離で回避する。掠めるだけでも致命傷な攻撃だが知った事では無い、ジグザグに曲がりながら相手の背後に回りこむ。 あ、ちなみに当たってませんよ? いくら何でも無駄に防御力を下げる真似はしません、ギリギリで避けただけです。 すると今度は裏拳を叩き込んでくる勇儀さん。全力で正拳を放った直後に、正反対の動きを同じく全力で出来るとか普通におかしい。 ――けどまぁ、こちらには関係無い。僕は軽くステップを踏むと、再び高速移動で裏拳を回避した。 もちろん距離は離さない。触れ合うほどの距離を維持したまま、勇儀さんの周りを回るように動き続ける。「おいおい、ちょこまかと逃げるだけかい。それじゃ勝てないぞ?」「そうでも無いですよ。この状況、鬼としてはかなり看過出来ないでしょう?」「……だね。このまま続ければ、私の‘負け’か」 圧倒的な鬼の力は、相手に恐怖を抱かせるためのモノ。 しかし現在の僕はそれに構わず、勇儀さんの間合いで好き勝手に動き回っている。 これは、鬼の力を恐怖していないと言うこの上ない証左だ。 そんな僕を捻じ伏せられないのならば、彼女は鬼としての矜持を失う事になる。 ……まぁ、内心はビビリまくり恐れまくりの鬼超すごいマジヤバい状態なんですけどね? それを表に出さず、小馬鹿にした表情で笑えるのが僕の良い所。もしくは悪い所。「ちなみに、僕は今後もずっと回避に専念しながら勇儀さんに纏わりつくので悪しからず。頑張って引き剥がしてくださいね?」「お前、性格悪いなぁ……」「怒りました?」「いいや――気に入ったよ! その喧嘩買った!!」 そう言って彼女は目を瞑ると、静かに呼吸を整え始めた。 下手な鉄砲を数打つより、一撃で相手の眉間をぶち抜く事を選んだのだろう。勇儀さんイチかバチかの賭けってかなり好きそうだし。 だからここまでは予定通りだ。――もっとも、勇儀さんだって誘われているのは承知の上だろうけどね。 そして力が集中した為か、闘気を纏い白く輝いていく彼女の右拳。 まるで肌を焼くような圧力を放ちながら、勇儀さんはその右腕をこちらへ向かって振りかぶってきた。「さぁ、避けてみな!!」 ―――――――光鬼「金剛螺旋」 光のラインが、尾を引くようにして僕へと迫る。 超接近状態である現状では、避ける事が困難な全力の一撃。 それに僕は、真正面から向かって行った。 もちろん、そのまま弾幕にぶつかっていくワケでは無い。 低空飛行していた僕は、空中でブレーキを掛けながら全力で右足を蹴りあげた。 推進器と化している足を上げた事で身体が沈んでいくが、まだ避けきれるほど高度は落ちてはいない。 なので僕は、更に身体を捻りながら弾幕を擦るように蹴り飛ばした。 ガリガリと音を立てて、弾幕が右足の鎧を削っていく。と言うかつま先から膝下まで景気良くぶっ壊れていっている。 その光景に心苦しい物を感じながらも、残った左足で必死に体勢を整え――僕は無事な左腕を構えた。「――『3rdファイア』!」 そして、ここで一気にオプションを解放する。 さすがにブレーキのかかった状態で速度に変化はないが、今回の主眼はそこでは無い。 僕は取り外した四枚のオプションを、左の腕鎧に十字の形で装着させた。 鎧は眩く輝き、オプションは再び推進器としての役割を再開する。 腕が千切れそうな程引っ張られる感覚に押されながら、身体を半回転させた僕はスペルカードを宣誓し攻撃をしかけた。「お返しですっ!!」 ―――――――幽撃「ソニック・ファントム」 空気を引き裂いた拳が、右腕を振りきった勇儀さんへと迫る。 弾幕の「余波」には直撃してしまうが、こちらも残った余力を全て注ぎ込んでいるのだ。負ける事は無い。 ……それに、そこまで気にしていたら攻撃出来ないしね。 だから気にせず、そのまま左腕を勇儀さんの顔面向けて叩き込む! ――後の事は、もちろん考えない方向性で!!「――っ、甘ぇ!!」 だがまぁ、それだけで素直に喰らってくれるほど勇儀さんは甘くなかったようで。 僕と同じように無理矢理身体を捻った彼女は、こちらの挑戦を真っ向から受け止める形で頭を突き出してきた。 要するに頭突きで迎撃してきたワケである。……角があるから威力は有りそうだよね。当たりどころ悪いと折れそうな気もするけど。 それにしても、「甘い」と来ましたか。 確かにこの程度で不意を打てたと思うのは、鬼に対する侮辱だろう。――不意打ちするつもりならね。 だが、実際の所は違う。アレやらコレやら画策したのは事実だし、正々堂々と言い難いレベルの捻くれっぷりを見せたのは事実だけど。 それでもコレは、「実力」で相手を叩くための下準備なのだ。「そっちこそ、甘いっ!!!」 激突する頭と拳。金属同士を叩いたような音が聞こえ、それぞれの勢いが拮抗する。 スペカと普通の頭突きで五分と言うのは、冷静に考えるとかなり情けない。が。「んな事、気にしてられるかぁぁあ!!」 気合を一つ入れて、残った力を左拳に注ぎ込む。 すると鎧の輝きは更に強くなり、拮抗していた状況をあっさりと覆した。 とはいえ、密着した状態から放つ拳なんて痛くも痒くも無いだろう。 だから僕は精神を集中し――左拳に集中した力を、気弾として一気に放出した。 爆発する勇儀さんの顔、当然至近距離に居た僕も爆風に巻き込まれ吹っ飛ばされる。 地面を何度かバウンドした僕は、それでも何とか体勢を立て直して立ち上がった。 ……うう、痛い。めっちゃ痛い。怪綺面の力をほぼ全部突っ込んだ気弾喰らった上に、地面に何度も顔擦ったからなぁ。 と言うか頭突きとの合わせ技一本で、鎧の左腕と胸部の左部分が綺麗にぶっ壊れたんですけど。 多分、頭突きの方の原因八割で。……鬼って本当に怖いなぁ。 オプションも合わせて吹っ飛んだし、もう無事な箇所が右足の鎧しか無いんですが。ほぼ全壊状態なんですが。 ……これって、さすがにヤバくないかな? 核とか言われてた宝石も、片方完全に壊れちゃってるんですけども。〈大丈夫、一個残ってればソレも直してくれるから。大体一週間で直るわよ?〉 とか思っていたら全然ヤバくなかった。 いや、実にありがたい話だけどね? ――この鎧って実は、かなりヤバいアイテムなんじゃないだろうか。もちろん悪い意味じゃ無くて……悪い意味かも。◆白黒はっきりつけますか?◆ →はい いいえ(このまま引き返してください)【教えろっ! 山田さんっ!! りべんじっ!!!】山田「超久しぶりなので今回は原点に立ち返ろうかと思います。どうも、皆のアイドル山田さんです」死神A「……定期的に言ってますよね、ソレ。死神Aです」山田「とりあえず歌手デビューでもしようと思います。ユニット名はYMD108で」死神A「閻魔が煩悩をユニット名に含めるのは止めましょうよ」山田「仕方ありません、ユニット数ですからね」死神A「……いや、百八人居るアイドルグループってどうなんですか」山田「ええ、そういうネタで行くつもりだったのですが――なんか調べてみたら元ネタの時点でメンバー数が百超えてまして」死神A「あのグループ、そんなに人居たんですか!?」山田「しょうがないので違いを出す為「百八人全員山田さん」と言うネタに行き着こうと思ったんですが、どうでしょうか?」死神A「やめてくださいしんでしまいます」 Q:晶君が『女性として』意識しているランキングを教えてほしいです。 Q:晶君の好感度が高い順トップ10を教えてくださいー! あ、男的な意味でお願いします。山田「似たような質問なので合わせて答えます。具体的に言うと、女性として意識しているランキングTOP10を答えます」死神A「男的な意味での好感度が高い順、消えてるんですけど」山田「いや、考えると凄い哲学的な方向性に行きそうだったので。どこまで男女的なモノでどこまで友人的なモノなのかーとか」死神A「……ただでさえあの主人公、男女間の愛情を理解してないですからねぇ。ランキングが大変な事になりそうな気が」山田「ぶっちゃけますが、家族愛も除外されてかなり惨事になります。と言うかなりました。本当酷い事になりました」死神A「えっと、どうなったので?」山田「ベストファイブが集まりませんでした。どんぐりの背比べ過ぎてランキングが成立しないんです、根本的に」死神A「……それは酷い」山田「女性として意識しているランキングも結構アレなんですが、まぁこっちよりはマシです。なので今回は纏めさせてもらいました」死神A「アレなんですか」山田「アレなんです。ではどーぞ」○晶君が『女性として』意識しているランキングTOP10 一位 蓬来山輝夜 二位 霊烏路空 三位(同率) 紅美鈴 東風谷早苗 風見幽香 四位(同率) 小野塚小町 西行寺幽々子 聖白蓮 上白沢慧音 パチュリー・ノーレッジ山田「感想あるなら聞きますよ」死神A「えっと、TOP10なのに4位までしかいませんね」山田「だからアレだって言ったじゃないですか。ぶっちゃけコレも、かなり無理矢理順位付けしたレベルのモノですよ」山田「四位と五位の差なんてあってないようなモノです。そして五位はキリが無い程居ます」死神A「と言う事は、実質このランキング意味があるのは三位から上だけなんですね」山田「まぁ、四位以下も意味ありますけどね。このランキングの上に行く傾向が分かりますから」死神A「……それは、その、あの……」山田「お察しの通りです。実はこのランキング、普通の好感度が低い人間ほどランクインし易い傾向にあります」死神A「胸――えっ!?」山田「親しい人間ほど女と意識されなくなる、と言うワケです。八雲紫、アリス・マーガトロイド、射命丸文が入っていないのはこの為です」死神A「でも、上位三名は結構親しい関係ですよね。と言うか一位に至っては準レギュラーなんですけど」山田「――減算しても尚、女性として意識するレベルの色気があるって事ですよ。彼女等には」死神A「まぁ、二位と三位の面々は分かりますね。けど、一位って色気あります? と言うか晶君意識してるんですか?」山田「してるからツレなくしてるんです。何とも思ってなけりゃ、蓬来山輝夜のスキンシップにスキンシップで答えてますよ」死神A「と言う事は、ひょっとして蓬来山輝夜って……この手のランキング不動の一位ですか?」山田「不動の一位です。ボツった「男的~」な方でも一位にあっさり居座ったぶっちぎりのトップです」死神A「いつの間にそんな地位に居たんだ……」山田「でも多分、恋人になるにも結婚するにも一番難易度高い組み合わせなんですよね」死神A「……面倒臭い関係だなぁ」 Q:山田さん、山田さんと付き合う方法はありますか?山田「すいません、山田さんはアイドルなんで他人と付き合うとか出来ないんです」死神A「ひょっとして冒頭のアイドルネタ、この為の前振りだったんですか?」山田「そう……私は孤独な人間。全ての関わりから外れ、ただ歌を歌う哀しき自動人形…………」死神A「良く分からない方向に行った!? 付き合えないってそういう意味なんですか!?」山田「そんな私を人間に戻すために必要なのは、誰かの真摯で真っ直ぐな――愛」死神A「あれ、つまり付き合うって事じゃありませんか? 付き合うチャンス出てきてません?」山田「そんな「孤独な裁判官」山田さんSRを引けるガチャが、今週末から開始されます! 皆も課金しようぜ!!」死神A「ああ、なんか最終的に良く分からない状況に……」山田「じゃあ仕方ありませんね。話のオチを付けるために、触れずにスルーしてたポイントにツッコミましょう」死神A「スルーしてたポイントって……」山田「――胸が大きければランキングの順位が高くなると言う、さっき貴女が言いかけたもう一つの傾向ですよ」死神A「ぎゃー!? やっぱり拾われたー!?」山田「ぶっちゃけ貴女が四位に入ったのはそのためですしね。フフフ、何か言い残す事は?」死神A「げ、原点に立ち返って控えめな罰にしておきません?」山田「イヤです」死神A「ですよねー!?」 とぅーびぃーこんてぃにゅーど