「ボツ必殺技、名付けてアイシクルフィンガー!」「……久遠殿は、頭にアイシクル付けないと気が済まないのか?」「相手の頭を鷲掴みにして持ち上げ、超低温の冷気で顔を凍傷にする!!」「わぁ、地味だぁ」「決め台詞は「弾幕ごっこ幻想郷条約第一条、頭部を破壊された者は失格となる」で」「頭潰されて人生失格にならないのは蓬莱人くらいです」「と言うか、その技何がダメだったんだい? いや、もうすでに色々とダメな匂いはしてるけど、一応技の体は為してるよね?」「……基本的にこれ、腕鎧有りでやるワケじゃないですか」「うむ、わざわざ防御力を落とす理由は無いな」「つまり金属製の鎧を低温まで下げて、顔に押し付けるワケですよね」「まぁ、そうなりますね。それが?」「……皮膚が鎧にくっついて、剥がす時にベリッて」「さぁー! 次の案に行ってみましょうか!!」「わー! わー! 聞こえない聞こえない!」幻想郷覚書 天晶の章・拾弐「指向錯誤/ブラフ不足のハイカード」 どうもこんにちは! 何だか微妙に話の方向性がおかしくなってる気がする久遠晶です。 新技試し撃ちのため開けた場所にやってきた僕らですが、その道中でいつの間にかもう一人随伴者が増えていました。「――で、何ゆえ雛さんは僕等についてきているんですか?」「凄い厄の発生を予知したので~」「始める前から不吉な事を言わないでください!?」 相変わらず絶妙な距離をキープしながら、何かを期待した瞳で僕を見つめる厄神の雛さん。 完全に何か起こる前提である。そしてそれを特に否定しない他三人、泣きたい。 ちなみに椛とにとりも、場所こそ違えど雛さんと同じくらいの距離をとって離れている。 もう一度言おう、完全に何か起こる前提である。 そして近くにいる文姉もいつでも逃げられるよう本気モード、やっぱり泣きたい。「まぁまぁ、皆さんには結果で見返してあげましょうよ。アイディアはあるんでしょう?」「ふっふっふ、ついさっき思い付きましたともよ」「……どうしてアキラは、即興で考えた事をあんなに自慢できるんだろうね」「普段はもっとギリギリで思い付いているからだろう」「くろーさんは本当に愉快な人ね~」 うるさいやいっ! これでもこちとら、必死に頑張って生きてるんですよ!? 好き勝手な感想を口にする三人に怒鳴りたくなる衝動を必死に抑え、僕は技の目標となる岩に狙いを付けた。 目測で僕より大体一回りくらい大きい岩だ。試し撃ちにはもってこいだろう。 僕は氷の翼を展開させ、大きく真上へと飛び上がった。 ―――――――改訂版「ペネトレイション・サーペント」 脚先を中心にして、氷翼が螺旋状に巻き付いて行く。 巨大なドリルと化した自身の身体を、僕は気で押し出して岩へとぶつけた。 高速回転する強化された氷が、勢いよく岩を削りきる。 やがて岩の半分を塵へと変えた僕の身体は、ゆっくりと地面に着地するのだった。 ……おおっ! ちゃんと攻撃になってる!? 最初に考えた時は「氷の塊をぶつける、終わり」だったのに……成長したもんだなぁ。 これなら使えるに違いない。僕は自信を持って皆へと振りかえった。「えっへん、どうよ!」「馬鹿な……アキラが成功してるだって」「我々は夢でも見ているのだろうか」「厄いわ。逆に厄いわ」 何ともでも言いなさい。今の僕には逆に心地良うございます。 ある意味賞賛の意味を持つ皆の驚嘆の言葉で僕が悦に入っていると、一人何も言わなかった文姉が難しい顔で話しかけてくる。「晶さん、ちょっと良いですか?」「何ですか? あ、今なら幾らでも愛でて構いませんよ!」「その申し出は死ぬほど嬉しいのですが、少し置いといて。ちょっとこっちの岩を叩いて貰えませんかね?」 そう言って文姉が指さしたのは、先程の岩より二回りほど大きな岩だった。 ……いや、さすがにデカ過ぎでしょうコレ。 思わず文姉の方を二度見した僕に、彼女はまだ何か考えている顔で頷いて見せる。 全力全開でブチかませと言う事ですね。分かりました。 僕は両手両足の気を増幅し、全力で駆け出すと共に拳を突き出す。「――『ホローポイント・フィスト』!!」 激突、衝撃、そして爆音。 巻き起こる砂埃が晴れるとそこには――半分以上の体積が消し飛び、‘岩だったもの’になった石の破片がそこら中に転がっていた。 「なにこれこわい」「いや、やったのアキラだから」 そう言われましても。確かに全力で殴りはしたけど、基本ただのパンチですよ? 思わず殴った方の手を何度も閉じたり開いたりしてみる僕。もちろん何も変わっていない。 唖然としながら文姉の方に視線を向けると、彼女は納得した様な顔で説明を始めた。「おかしいと思ったんですよ。氷翼を使ってる最中、晶さんの重量はほぼゼロになっているワケですからね」「そこはほら、気で強化とか加速とかして」「氷分の重量しか無いモノを強くしてもたかが知れてますよ。晶さんの体重は軽いですが――えっと体重何貫でしたっけ?」 「確か、小数点切り捨てて十一貫くらいでしたかね」「じゅっ!? ……ゴホン。とにかく、米俵一俵分にも満たない晶さんの重さでも、加速強化させればかなりの威力になるワケです」「アキラ、それはちょっとやせ過ぎだよ。ちゃんとご飯食べてるの?」「居候、三杯目にはそっと出し。という言葉もあるので、どんぶり飯山盛り二杯で抑えてます」「ちなみにこの人、おかずもだいたい一人で半分は食べてますよ」 いやだって、三人とも全然食べないんですもん。残したら勿体無いでしょう? 文姉の指摘に何故か目が細まる三人、僕が何をしたと言うのだろうか。 ……とりあえず話を元に戻す事にしようか。このままだと僕の腰骨が破壊される気がする、何故か。 えーっと、確か体重の有無だけでも威力が変わってくるって話だったっけ。「そんなに変わるものですかねぇ? 幻想万歳の幻想郷で、物理法則の出る幕なんかそれこそたかが知れてると思いますが」「まぁ、それだけなら多少の差異で済むでしょうが……ペネトレイション・サーペントの最中って、気の増幅出来ませんよね?」「うぐっ」 文姉の指摘に、僕は言葉を詰まらせるしか無かった。 確かにサーペントの構造上、脚鎧は塞がれてしまうので増幅加速も増幅強化も使えない。 腕鎧は空いているけど、加速させるとバランスがとれなくなるので使い勝手はむしろ悪化している。 つまり、素の状態で攻撃するしか選択肢は無いワケだ。そして当然、威力の方は増幅出来ない分格段に下がってしまう。 それでも一応、サーペントなりの利点も無い事は無いはずだけど……ぶっちゃけ、そこまでして使う理由も特にないと言うか。 ――なんだろうネ、このお呼びじゃない感。 取り損ねたイベント武器を回収しに前の村へ戻ったモノの、苦労した割に現行最強武器に勝る点が一個も無くて結局倉庫の肥やし行き。みたいな。 「おかしい。発想は悪くなかったはずなのに、何がいけなかったんだろう」「強いて言うなら時期ですかね。考えた当時と今とじゃ、晶さんのレベルが違い過ぎるんですよ」「僕には、それほど変わった自覚が無いんですけど」「いやいや、変わってますよこの上なく。だから昔の失敗技を多少強化したとしても、結局の所は焼け石に水なんです」「……幾ら強化しようが、所詮メラはメラって事なんですね」 大魔王様の嘘つき。いや、その多少で信じられない威力になっている所が大魔王様の実力なんでしょうが。 うん、全然関係無い話だったね。むしろただの現実逃避だよね。 くそう、なまじ一発で成功したと思ったせいか、落ちた時のダメージが半端無く大きいぞ。 皆も「やっぱり晶は晶だよねー」みたいな顔でなんか安心してるし! さすがの僕もかなり悔しい!!「ええいっ! こうなったら続けざまに第二弾、行きます!!」「二回目も期待しておりますわ~、わくわく」 厄神様から不吉な応援を頂いた僕は、次のスペルカードの準備に取り掛かった。 まずは前方に向かって氷の粒をばら撒き、風でそれを全体へと広げる。 氷を気でコーティングしているためとても綺麗だが、乱反射してるせいで目眩が起きそうなのはちょっと頂けない。 「準備は万端、後はこれで!」 鏡と化した氷は、角度を変えくるくると風の流れを巡っている。 そこに僕は、弱体化上等で無数のマスタースパークを叩きこんだ。 ―――――――三稜鏡「プリズムマスタースパーク」 たくさんの細い閃光が、氷鏡に弾かれその軌道を変えていく。 これぞスペルコピーで覚えたマスパを何とか別の遣い方出来ないかとアレコレ考えて生み出した必殺技、プリズムマスタースパークだ。 マスタースパークの特性である高威力が失われた代わりに、予測不可能な軌道による変幻自在な攻撃を可能とした僕向きのスペルカードである。 これははっきり言って自信作だよ! 今まで何で封印してたのかが分からないくらいにね!! ……あれ? そういえば、どうして僕はコレを今まで使わなかったんだっけ? これも最初の頃に考えたヤツなのに。「あ、思い出しぶばっ!?」「おお、曲がった光のうちの一つが真っ直ぐアキラの顔に」「久遠殿は、何と言うか神に愛されているなぁ」「厄神御用達です~」 ちなみにこの技の欠点は、使ってる本人にも軌道が予測不可能な事。 光の屈折率を即興で計算出来れば使えるんだろうけど、生憎そんな高スペックな脳味噌を僕は持ち合わせていないワケで。 ……一発一発の威力低くて良かった。本来の威力だったら確実に鎧の効果使ってたよ。 僕はクロコゲの顔を叩きながら、出来る限り無表情で立ち上がった。「第二弾へのコメントは必要ですか?」「武士の情けで勘弁してください」 文姉の、慈悲をたっぷり込めた声がひたすら痛かった。 ビッグマウスを叩くなら、最低限の確信は持つべきだったよね。ううっ、生温かい視線に死にたくなる。 さらに問題なのは、今ので完全にネタがつきてしまった事だ。 これだけ綺麗にうっかりをかまして「ネタギレです、てへっ☆」とか言ったらどうなるか。 とりあえず、雛さんはテカテカになる。幸せそうな顔でテカテカになる。間違いない。 とにかく頭をフル回転させて、話を変えるなり第三弾を思い付くなりしないと。何か無いか、何か無いか、えーっと。「あ、そうだ。皆さんにちょっと聞きたい事があるんですが」「別に構いませんが……今、『そうだ』とか言いませんでしたか?」「気のせいと言う事にしてください。それで文姉、教えて欲しいんですけど――スペルカードの声を聞いた事はありますか?」「ありますよ」「えっ、どんな時に!?」「〆切ギリギリ徹夜三日目の状態で、新聞が真っ白な時に小人さんとお話している所を見ましたね」「それは完全に幻聴ですね」 どっちもどっちだと言われると返答に困るけど、それは僕の求める方向性とちょっと違う気がします。 と言うか、小人さんってダレ? それも幻覚なんだろうけど、幻想郷だとガチで居そうだから判断に困るんですが。「あれ、前に言ってた話と違うね。ちっこいアキラ達が頭の上でラインダンスを踊ってたんじゃ無かったのかい?」「それは三週間前の修羅場ね。今言ってるのは半年前の修羅場の話よ」「お願いですから文様、新聞作りは計画的にお願いします。……駆り出されるのは私なのですから」 それは酷い。色んな意味で酷い。 が、進めたい話題とは全然関係ないので無視させてもらう。 ゴメンね、後で埋め合わせはするからね。 具体的に言うと、「仕事してる文姉カッコイイ!」って定期的に言う様にするから。ついでにねーさまにも言っとくから。 だからとりあえず、今は僕の話を聞いてください。「まぁ、真面目に返しますと答えは「一応イエス」ですよ。もっとも聞いているのは、スペカの声でなく風の声ですがね」「そういうのなら私も良く聞くよ、自分の作った機械の声をね! 皆可愛い私の……え、能力の声? まぁ、聞くっちゃ聞くかな。あんま気にした事無いけど」「私はある意味、ずっと厄の声を聞いている様なモノね~」「私は……そう言った声を聞いた事は無いな。うう、未熟者ですまない」 「うーむ、皆結構聞いてるんだなぁ」 ちなみに僕は、氷の声も風の声も聞いた事が無い。椛の事をどうこう言えない未熟っぷりである。 それなりに努力してるつもりなんだけどねぇ。圧倒的な経験値の差は、さすがに如何ともしがたいって事か。 ……しかし、僕の状況とはやっぱりちょっと違う気がする。そもそも僕が聞いたのは、能力の声じゃ無くてスペルカードの声だし。 いや、でもしょうがないのかな? あのスペカには対応する能力なんて無いもんね。「ところで、晶さんが声を聞いたスペルカードってなんなんですか?」「天之尾羽張です。今のところ、声を聞いたスペルカードはそれだけですね」「噂の神剣かぁ。……思いっきり野次馬根性で聞くけどさ、どんな感じの剣なんだい?」 ワクワクと、期待に満ちた目で僕を見つめるにとり。 他二人も何か微妙に興味を示してるし、どういう噂を聞いているんだろうか。 そういうハードルの上げ方は、後々ガッカリされそうなので遠慮したいんですが。そんなに凄くないよ? 「ふむ……丁度良いですね。ちょっと使ってみて貰えませんか」「ほへ?」「どうせ晶さんの事ですから、有事の際以外は使おうともしなかったんでしょう? 出すだけでも何か違うでしょうし、パパッとお願いしますよ」「なるほど、その発想は無かった」「……久遠殿、普通はその発想が真っ先に来ると思うぞ」 分かって無いなぁ、椛サン。奥の手は出し惜しみするからこそ意味があるんですよ。 と言うか、普段から出し渋って無いと僕の場合、本当にどうでも良い事で使いかねないから困る。 何しろデメリットが「超威力過ぎて手加減不可能」くらいで、ただ使うだけなら他の何よりも簡単という厄介な仕様だ。 多分、気楽に使う様になったらヤブ蚊が鬱陶しいとかそんな理由で使う。絶対に使う。 そんでもって地面に突き刺して蚊取り線香代わりにしかねない。僕ならそれくらいの事やらかす、絶対にやらかす。 ああでも、普通に突き刺したら地面抉れちゃうか。やっぱりこの場合、ハエ取り紙みたいに柄をつるして――ってそうじゃなくて。 どんどんずれ始めた思考を修正して、僕は懐からスペルカードを取り出した。アレ以来ずっとそうだけど、出すだけでは反応らしい反応は特に無い。「それではまぁ、パパッとやっちゃいますね」「よっ、待ってました!」 にとりから良く分からない合いの手を貰いつつ、僕はスペルカードを発動させる。 光輝く神剣は、どうでも良い事で呼ばれたにも関わらず煌々と輝いていた。 ふーむ。やっぱり声らしい声は聞こえないなぁ。 心無しか、意思の様なものが有る様な無い様な気はするんだけど。それすらも事実か気のせいか分からないと言うネ。「すいません、やっぱり良く分かんないで――何してんの皆」 僕が顔を向けると、何故か文姉以外の三人が彼女の陰に隠れていた。 もちろん雛さんは近づけないので、僕の視界に入らない様移動しているだけだけど、隠れている事に違いは無い。 何で僕、こんなあからさまに警戒されてるんですか? と言うか何さ、その不機嫌な幽香さんに遭遇したみたいな怯えた顔は。「ちょ、アキラ止め。それこっちに向けないで。怖いんだけど」「はぁ? 怖いって……これが?」「す、スマン。久遠殿に害意が無いのは分かっているのだが、凄まじい力にどうしても気後れしてしまって」「お願いくろーさん、その剣を私に向けないで~。私の厄が‘喰われて’しまうわ~」 何を馬鹿な。と笑い飛ばすには皆の反応が深刻過ぎた。 呑気の権化みたいな雛さんですら冷や汗を流しているのだから、神剣から感じる力は相当ヤバいのだろう。 と言うか斬れるんだ、厄。切れ味良過ぎるってレベルじゃねーぞマジで。 しかし皆がそこまで言う程の危険を、正直なところ僕はあまり感じなかったりする。 いやほんと、何でもスパスパ斬る性能が無ければ炬燵に入りながらテレビの電源切るための棒代わりにするくらい平気なんですが。幻想郷にテレビ無いけど。 この意識の差は何なんでしょうね? 危険感知能力に関しては、他の皆にも劣って無いと思うんだけどなぁ。「ちなみに平然としてる文姉の感想は如何なもんですかね。意外とショボいとか?」「いえ、むしろ想像以上に凄くて内心かなりビックリしてます。相手が晶さんで無ければ首を跳ね飛ばしてたくらいに」「……驚きの度合いが良く分かりませんが、久遠晶で良かったとは思いました」 真顔で怖い事を言う文姉の言葉に、苦笑を返す事しか出来ない無力な僕。 結局神剣を消すまで、全員の警戒が解ける事は無かった。 ―――やっぱり、これは出し惜しむべき切り札なんだねぇ。色んな意味で。 ◆白黒はっきりつけますか?◆ →はい いいえ(このまま引き返してください)【教えろっ! 山田さんっ!! りべんじっ!!!】山田「前回あまりにも短かったので、今回は拡大拡張版で行かせてもらいます。山田です」死神A「いえ、単に質問が多いだけですよね。死神Aです」山田「ただし返答に文字数がかかるモノが多いので、ここらへんのやり取りは巻きで行かせて貰います。さぁサクサク行きましょう」死神A「……あれ? おかしいな、前回とさほど変わって無い気がするんですが」 Q:晶君と幽香りんの戦闘跡。最初に大きな窪地が作られ、以後はその中で戦ってたように読めるんですが、それで合ってますか?山田「だいたいそんな感じですね。ちなみにこれは、風見幽香苦肉の策でもあったりします」死神A「苦肉の策ですか?」山田「はい。被害が甚大になる事を察した風見幽香が、常に窪地内で戦う事によって最小限の被害に抑えたワケです」死神A「もしも窪地の外で戦ってたらどうなってたんですか?」山田「太陽の畑が更地になってましたね」死神A「うわぁ……それは酷い」 Q:晶の二重のきw…ゲフン、フィストを真っ正面から受けて耐えきれるのって現登場キャラのなかでどれだけいるんでしょう?山田「わざわざ「真正面から」とか「現登場キャラの中で」とか、条件を限定している所が素敵ですね」死神A「思いっきりメタ視点から評価するのは止めてください山田様」山田「本当は能力ありきの方が、分類し易いのは秘密ですが」死神A「……フリだと思われますよ?」山田「さすがに応えませんよ? と言うワケで、耐えきれる人を箇条書きにしてみました」○HPフィスト耐えきれる人一覧表 全然余裕……風見幽香 紅美鈴 レミリア・スカーレット フランドール・スカーレット 八坂神奈子 洩矢諏訪子 八意永琳 四季映姫ヤマザナドゥ 痩せ我慢は出来る……射命丸文 アリス・マーガトロイド 上白沢慧音 鈴仙・優曇華院・イナバ 魂魄妖夢 西行寺幽々子 八雲紫 八雲藍 小野塚小町 無理……河城にとり メディスン・メランコリー 十六夜咲夜 パチュリー・ノーレッジ 小悪魔 因幡てゐ 大妖精 犬走椛 鍵山雛 秋姉妹 東風谷早苗 プリズムリバー三姉妹 博麗霊夢 霧雨魔理沙 ルーミア リグル・ナイトバグ ミスティア・ローレライ 橙 リセットします……蓬莱山輝夜 藤原妹紅 チルノ 稗田阿求死神A「無理が多いですね……」山田「能力抜きならこんなものです。ぶっちゃけ、能力ありきだと半分以上が別の所に行きます」死神A「と言うか、八雲紫でも痩せ我慢する事になるんですか」山田「天晶花の八雲紫は基本能力頼みですからね。むしろ能力抜きで耐えられてる所が実力者たる由縁でしょう」死神A「そして余裕の所には守矢の二柱両方が」山田「武闘派神様の八坂神奈子が行けるなら、それとタイマンした洩矢諏訪子も行けるだろう。と言うのが作者の弁です」死神A「なるほど。……そしてやま――映姫様も余裕と」山田「閻魔ですから。ラディッツまでなら相手にもなりません、えっへん」死神A「いや、その例えはどうでしょう」 Q:晶君のスペルカード早見表が見たいです。山田「作者がリアルに「マジかよ……」と頭を抱えた質問です」死神A「無節操に覚えてきましたからねぇ」山田「ちなみに第二期のキャラ紹介でスペカ欄が消えているのは、作者が管理するのがキツかったためです」死神A「そんな事実を告げられても」山田「まぁ、来ちゃったモノは仕方ないのでサクサク片付けることにしましょう」死神A「……頭抱えた割に軽いなぁ」 ○晶君スペルカード一覧(天晶の章拾弐時点) チルノ、紅美鈴、射命丸文のスペカほぼ全種 転写「アグニシャイン」 転写「マスタースパーク」 転写「フォーオブアカインド」 未満「殺人ドール」 幻想「ダンシング・フェアリー」 幻想「ペネトレイション・サーペント」 零符「アブソリュートゼロ」 魔槍「スピア・ザ・ゲイボルク」 紅夢「スカーレットバタリオン」 神剣「天之尾羽張」 「幻想世界の静止する日」 反則「幻想の終わり」山田「多分、入って無いのが多々あります」死神A「ぶっちゃけた!?」山田「ちなみに、上位互換スペカに切り替わったモノや面変化時のスペカは記載して無いのでご注意ください」死神A「フリーズ・ワイバーンとかスカーレットカンパニーとかですね。……そういえば、鈴仙のスペカは無いんですか? 狂気の魔眼持ってますよね?」山田「真面目に答えると、晶君が魔眼の補助的な使い方しか知らないためです。直接攻撃に転用できないワケですね」死神A「不真面目に答えると?」山田「どのスペカが魔眼の力だけによるモノなのか正直わかんにゃい」死神A「……左様でございますか」 Q:ペネトレイション・サーペント…また懐かしいものを。そういえばアレはどの辺がサーペントなんでしょうか。山田「氷翼が螺旋状に絡まって、蛇の胴体みたいになってる所がですね。まぁ、サーペントである必要性は無いんですが」死神A「無いんですか」山田「ありません。ぶっちゃけた話、初期のオリジナルスペカはある規則性に基づいて作られているので、そういう所ワリといい加減だったんですよね」死神A「規則、と言いますと?」山田「幻想「技を表す単語・幻想の生き物」の法則です。初期三つのスペカは、全てこのルールで名付けられています」死神A「ダンシング・フェアリーにフリーズ・ワイバーン、そしてペネトレイション・サーペント……そういえばそうですね」山田「もっともコレは「スペカはキャラ事に統一されている」と思い込んでいた時期の話なので、すぐに変わってしまいましたが」死神A「別に統一性があっても良いと思いますがね? マーガトロイドとかスペカ名ほとんどが人形じゃないですか」山田「ぶっちゃけネタ切れだったんだよ。言わせんな恥ずかしい」死神A「……それは本当に恥ずかしいですね」 とぅーびぃーこんてぃにゅーど