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No.27655の一覧
[0] 【習作 IS 転生 チラ裏より】 へいお待ち!五反田食堂です![釜の鍋](2013/03/18 01:45)
[1] プロローグ[釜の鍋](2011/11/27 15:22)
[2] 第一話   妹一丁へいお待ち![釜の鍋](2011/11/27 15:30)
[3] 第二話   友達二丁へいお待ち![釜の鍋](2011/11/27 15:37)
[4] 第三話   天災一丁へいお待ち![釜の鍋](2011/11/27 15:43)
[5] 第四話   試験日一丁へいお待ち![釜の鍋](2011/11/27 15:56)
[6] 第五話   入学一丁へいお待ち![釜の鍋](2011/12/12 12:28)
[7] 第六話   金髪一丁へいお待ち![釜の鍋](2011/11/27 16:30)
[8] 第七話   激突一丁へいお待ち![釜の鍋](2013/03/18 01:39)
[9] 第八話   日常一丁へいお待ち![釜の鍋](2011/11/27 17:13)
[10] 第九話   友情一丁へいお待ち![釜の鍋](2011/11/27 17:38)
[11] 第十話   決闘 【前編】 へいお待ち![釜の鍋](2011/11/27 17:54)
[12] 第十一話  決闘 【後編】 コースは以上へいお待ち![釜の鍋](2012/09/17 17:49)
[13] 第十二話  帰還一丁へいお待ち![釜の鍋](2011/11/27 18:33)
[14] 第十三話  妹魂一丁へいお待ち![釜の鍋](2011/11/27 19:08)
[15] 第十四話  チャイナ一丁へいお待ち![釜の鍋](2012/09/17 16:43)
[16] 第十五話  暗雲?一丁へいお待ち![釜の鍋](2011/11/27 19:53)
[17] 第十六話  迷子一丁へいお待ち![釜の鍋](2011/11/27 20:19)
[18] 第十七話  約束一丁へいお待ち![釜の鍋](2011/11/27 20:43)
[19] 第十八話  始動一丁へいお待ち![釜の鍋](2011/11/27 21:13)
[20] 第十九話  光明一丁へいお待ち![釜の鍋](2011/11/27 21:56)
[21] 第二十話  幻影一丁へいお待ち![釜の鍋](2011/11/28 01:59)
[22] 第二十一話 協定一丁へいお待ち![釜の鍋](2012/04/26 12:52)
[23] 第二十二話 氷解一丁へいお待ち![釜の鍋](2012/09/17 16:51)
[24] 第二十三話 思惑一丁へいお待ち![釜の鍋](2012/02/06 19:27)
[25] 第二十四話 開戦一丁へいお待ち![釜の鍋](2012/02/06 18:38)
[26] 第二十五話 乱入一丁へいお待ち![釜の鍋](2011/12/26 18:09)
[27] 第二十六話 優先一丁へいお待ち![釜の鍋](2012/09/17 16:46)
[28] 第二十七話 三位一体【前編】 へいお待ち![釜の鍋](2012/09/17 17:13)
[29] 第二十八話 三位一体【後編】コースは以上へいお待ち! [釜の鍋](2013/03/18 23:04)
[30] クリスマス特別編  クリスマス一丁へいお待ち?[釜の鍋](2011/12/25 22:00)
[31] 短編集一丁へいお待ち![釜の鍋](2012/04/23 23:29)
[32] 短編集二丁へいお待ち![釜の鍋](2012/09/17 17:24)
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[27655] 第十四話  チャイナ一丁へいお待ち!
Name: 釜の鍋◆93e1e700 ID:6a99fb4e 前を表示する / 次を表示する
Date: 2012/09/17 16:43
ちわっす。 野郎魂狩りまくる。五反田 弾です。


早朝に、生徒会室を訪ねてみたら、あらびっくり。
愛しのハニーの他にもう一人、眼鏡の似合う清楚なお姉様系美小女と遭遇した。

しかも、この淑女様。実は以前一度であっているというおまけ付き。

なんじゃろねー? 俺にどこぞの主人公張りの、運命っぽい出会いを演出させてどうしたいのかねー。一夏のフラグ体質がうつったか? 


そしていつの日か、世界中の野郎がフラグ乱立野郎に? 普通に世界崩壊じゃねぇか!? やはりあいつは消しとく方がいいか?


親友をどうやって闇に葬るか計画する俺。
そんな殺伐とした俺を置き去りにして、生徒会室は朝の優雅なティータイムに入っていた。


「それじゃ改めて、IS学園生徒会室へようこそ。歓迎するわ五反田 弾くん♪」


扇子をパンっと開き。にっこりとほほ笑む楯無さん。
広げられた扇子には、『歓迎』の文字。おおう、匠技だね。

【文字表示は、自分の専売特許だ!!】

そして相棒よ。少しは寛容さも見せてはどうだ。お兄さんは心配です。

相棒の将来を心配する俺。
そのとき、俺のテーブルの前に薫りの香ばしい紅茶の入ったカップが置かれた。
ほほー、良い薫りだ。
横に目を向けると、そこに映るのは眼鏡美人のお姉さん『布仏 虚』さんの姿。

まさか、のほほんちゃんの実のお姉さんだったとは驚愕だったぜ。いやはや世間ってのは案外狭いもんだねー?


「どうぞ五反田くん。…ごめんなさい、来ると分っていれば色々と歓迎の準備をしたのだけれど。急な話だったものだから。」
「いえいえ、大丈夫っすよ。おいしい紅茶と、ついでにケーキでもあれば十分ですから俺は。」
「あ、そういえばケーキの買い置きが…少し待っていてください。」

そういって、奥の方へと消える虚さん。
ケーキあるんだ。言ってみるもんだね!!

「わー。流石ダーリン。遠慮を知らない豪胆さね。逆に清々しい位。」
「「ケーキっ!ケーキっ!♪(バンバン)」」
「はいはーい。そこのお二人さん、テーブル叩いてユニゾンしないの。」


のほほんちゃんとユニゾンする俺。
ん? ハニー。今俺の事遠慮を知らないと言ったか? 聞き捨てならんぞ!!


「何を言うんだハニー! 俺程遠慮を知っている紳士はそうはいないぞ!?」
「えー? ほんとに~?」
「当然だ! 具体的に言えば、バスに乗り込んだ荷物多めのジジィに、席を譲る事を遠慮する位に、俺は遠慮している!」
「そこは譲ろうよ!? 道徳的に!」
「ちなみにお婆さんの場合。席を譲った後、荷物を首から下げ、背中にお婆さんを背負い家までエスコート。縁側でお茶をすすりながら話し相手を務めるフルコースをもれなくプレゼントだ!!」
「お~。 だんだん優しいね~♪」
「話し前半聞いてなければ美談なんだけどね~?」
「さらに、遠足のバスの中でカラオケの番が回って来た時『あ、俺パス』と、他の人に出番を譲るほど遠慮がきいているぞ!!」
「歌いたくないだけでしょうが。」
「俺が歌うと何故かみんな倒れるんだ。危険すぎる。」
「歌声はジャイ○ン級!?」
「幸せな顔で。相変わらずスゲーな俺の歌って。」
「それってまさか『うたう』って技じゃないかな!?」
「運転手まで寝ちまうかもしれんし。」
「た、確かに危険ね。ダーリン、ナイス判断だったのね。」
「でも眠った後はみんな必ず『騙されたぁっ!?』って奇声を上げて飛び起きるんだが何故だろね?」
「いったいどんな夢を見させてるのダーリン!?」

カチャカチャ……。

「あら? 何の話しをしているのですか?」
「だんだんバスの中で、お婆さんに席を譲った後に、いえまで送っていったんだって~♪」
「あら、そうなの。ふふ、やっぱり優しいのね?(優しい眼差し)」
「そうですかね?(ポリポリ頭を掻く)」
「良い所だけを見せつつ好感度アップ!? そして、さも当然の事をして『誉められている理由がいまいち分っていない』と、暗に相手に思わせるその仕草!! ダーリン…恐ろしい子っ!?」


ははは、朝からIS学園生徒会長は元気だな。流石だ会長。凄いな会長。
そしてケキーを切り分けて持ってきた虚さん。
おお、美味そうです。のほほんちゃんなんか目がキラキラ光っています。あ、これこれ涎は拭きなさい。(主夫)

その後、四人それぞれにケーキと紅茶がいきわたり、ようやく全員が席に着く。

しかし、早朝からケーキとはね? それでいいのかIS学園生徒会。(注文したくせに随分な態度)


「だんだん~♪ ここのケーキはね~、ちょおちょおちょおちょお~おいしいんだよ~。」
「ほほう? 俺の特製ケーキは?」
「おいしいよ~。」
「なぬっ!? まさかの辛口評価!? ぬぅぅ! まだまだ本場のパティシエには敵わんかっ!!」
「特製、ですか?」
「あ、俺実家が食堂やってて、そこの二代目を目指し日々修行中なんです。だから色々作って腕磨いてんですよ。」
「へ~? それじゃあ、本音ちゃんいつも弾くんの手料理を食べさせてもらってるんだ?」
「ばんごはんだけ~。だんだんのご飯はちょおちょお~おいしいのー♪」
「パティシエ半端ねぇな!? 俺にまた一人強敵(とも)が!?」
「……」
「なんでしたら弁当でも作りますぜ? 五反田食堂お弁当サービス! おお、イケそうな試みだ。」
「あ! それじゃあお願いしちゃおっかな~♪」
「オフコース! 虚さんもどうっすか?」
「え!? あ、そっそうですね。お、お願いしちゃおうかしら(照)」
「む~っ。だんだんわたしもー!」
「おおう、開始数秒で予約三件入ったぜ。流石俺だな。」
【よっ! 五反田食堂二代目!】
「おいおい、そんなに煽てても何も出ないぜ?」
【五反田食堂希望の星!】
「わはははははははははははははははは!!」
【…『世界IS特集』という駄本のことだが、釈明は…?】
「相棒、話し合おう。お前はごげええええええええええっ!!?(メキメキッ!!)」
「「「ダーリン(五反田くん)(だんだん~)!?」」」



それから数分後、
ようやく相棒の許しを終えた俺は、痛む腹部をさすりながら再び席に着いた。

ええい、全く嫉妬深い奴め。

生徒会三人娘様に、心配そうな眼を向けられるが大丈夫だ。ちょっと内臓を捻られただけだ、いつものことさ♪


「だ、大丈夫? 五反田くん。」


気遣う眼を向ける虚さん。へいもちろんです。

お? そういや初めて会った時もこんな会話したな。


「大丈夫っすよ。虚さんにそう心配されるのは二回目っすね?」
「――え? あっ。そう言えばそうだったわね。ふふっ」


そういって、慎ましやかな微笑みを浮かべる虚さん。
おお、まさに年上のお姉さん特有の穏やかな笑みだな。いいもんです。


「そう言えば、二人は初対面じゃなかったのよね? ねーねー! どんな出会い方したのか教えてちょうだい♪」
「むー。お姉ちゃんずるいー。」
「俺と虚さんの出会いかぁ。ふむ……実はカクカクシカジカというわけだハニー。」
「へ~、そんなことがあったのね~?」
「会長? 今ので分るんですか?」
「もっちろん♪ 私とダーリンの仲だも~ん★」
「ハニー!! 病院へ行こう!! まだ間に合う! 大丈夫きっと良くなるからっ!?」
「まさかの裏切り!?」
【落ち着けブラザー。】
「これが落ち着いてられるかブラザー!? くっ! 迂闊だった、『私YABEEEEEEE!!』なんて言ってる『……うわ痛ぇ』な予兆があったというのに俺って奴ぁ…!!」
【冷静になれブラザー。二代目を目指す男とあろう者が情けない。】
「だが愛するハニーがっ!?」
【心配いらない。騒ぐ程のことじゃない。】
「何、どう言う事だ相棒? それと一々文字読むのが面倒臭いな!? 喋れよいい加減に」
【前掛けが喋る訳ないだろう。】
「「「え?」」」
「おおっ盲点だった。それで? なぜ大丈夫と言い切れるんだ相棒?」
【あれはただの厨二病だ。】
「厨二病? ……な、なんだそうか。驚かさないでくれハニー。心臓に悪いぜ……」
「ダーリンと七ちゃん!? 色々と酷い!? 私の事が嫌いなの!?」
「何を言うんだハニー!? 俺はいつも君の事を、野に咲く花のように想っているというのに!?」
「あ、あの。五反田くん? それって割とどうでもいいってことではないかしら。」
「酷い! 私はダーリンの事を、ジャージについてるチャックと同じくらい必要としているというのに!?」
「……何だってハニー……!? そんなにも俺の事必要としてくれていたなんてっ!!」
「だんだんは、ジャージにチャック必要派なんだー」
「ハニー!!」
「ダーリン!!」


ガシィッ!!

手を握り合い、至近距離で見つめ合う俺とハニー。
きっと、今の俺達の周りには満開の花が咲き乱れている事だろう。


「…ハニー。(真剣な眼差し)」
「ダーリン…。(潤んだ瞳)」
「む、むぅー!」
「オホンッ! 会長。少しおふざけが過ぎますよ?」
「や~ん♪ ダーリン。二人の視線が怖ーい♪(抱きつき)」
「おっとぉ? ははは、ハニーは甘えん坊んだな! 可愛い奴め!」
「むぅぅぅ~っ!! あむあむあむあむあむあむあむあむっ!!」
「HEYのほほんちゃん!? それは俺の分のケーキだYO!?」
「本音。駄目でしょう? 一つ余りがあるからこっちを食べなさい。」
「いや~!? それは私の分ってあ――――!? そ、そんな一口で!?」
「むぅぅ~!(もぎゅもぎゅ)」


仲良し姉妹のコンビネーションアタックが炸裂。
なんてこったい。せっかく現れた強敵の腕前を知るチャンスを奪われてしまった!

ハニーも、がっくりと首を垂れ。机に突っ伏している。
気持ちは分る。
見た目でも超美味そうだもんな、あのケーキ。

しょうがない。今日は虚さん印の紅茶だけで良しとしよう。

とりあえずヒートアップした場を一時冷ましてから、再び会話へ移る。


「うう、酷い。私のケーキがぁ。」
「自業自得です。会長。」
「はいはい、私が悪かったでーす。それで? 虚ちゃんとダーリンは、どういった出会いだったのかしら?」
「あ。それは――」
「待つんだ虚さん! 説明すると長くなる! どのくらいかといえば一話分に匹敵する位に!」
「い、一話分ですか?」
「この話はいずれ、『番外編』で語る事にしよう。楽しみにしていてくれ!」
「え~!? つまんなーい。」
「我慢してくれハニー。ちなみに番外編は、俺の戦友『六代目五反田号』が大活躍するぜ!」
【相棒。多目的ホールへ行こう。そろそろ迎えに行ってあげないと】
「む? そうか。それじゃ今度の休日、食堂に帰る前に迎えに行くとするかね?」
【アア……ソレガイイ。オムカエニ行コウ。カカカカカカカカ……ッ】
「…そんなに先代が嫌いかお前は。」
「ねぇねぇ! ダーリン? 少しだけ話してくれなーい?」
「と言ってもなー。ほれ、そろそろ教室に行かんとSHRに遅れるしなぁ。」
「わ、ほんとだ~。」
「少々、話が長すぎたようですね。」
「ふむ。仕方ない予告だけしとくか。相棒!」
【ちょっとだけよ?】


~番外編予告!!~

『HEY! 大丈夫かねレディ&ガール?』
『…(呆然)』
『あ、あの? あそこから悲鳴が聞こえるんですが・・・?』

【ヴォオオオオオオオ!!】
【ギャオオオオオオオ!!】
【グオオオオオオオオ!!】
『『ぎゃあああああああああああああああああああああ!!!?』』

『ああ、大丈夫。ちょっとカプセル○獣使っただけだから。三匹とも張り切ってんな~。』
『『…(汗)』』

~終了~


「――以上だ!! さて行こうかのほほんちゃん!!」
「待って!? ダーリンって何者!?」
「背中に乗ってくれ!」
「アイアイさ~~♪(ガバ)」
「――っ!? こ、こら本音! 貴女何をしているの!?」
「それじゃあ、俺達はこれで!! 紅茶美味しかったです虚さん! ハニーもまたな!?(ガラガラと窓を開ける)」
「ダーリン!? なんで窓から出ようとするの!? それと予告の三匹って何なの!?」
「――ジェアッ!!」
「飛んだあああああああああああああ!?」
『『ああああああぁぁぁぁぁぁ~~~!?』』
「落ちたあああああああああああああっ!?」
「本音!? 五反田くん!?」


――展開ッ!

カッ!!(IS起動)


『やはり宇宙刑事風を選んで正解だったな!! 起動が一瞬だぜ! 行くぞのほほんちゃん。しっかり掴っててくれよな?(お姫様だっこ)』
『あ、あう~(照)』
【リプレイは?】
『今夜にでもじっくり見よう! 行こうぜ相棒!』
【了解。のほほん嬢の安全を最優先で加速します】
『流石相棒だ!! IS紳士の鏡!! 行くぜ!!』


バシュウウウウウゥゥゥッ!!(風になる)


そのまま、俺はのほほんちゃんを抱きかかえて教室へと直行する。
そして流石相棒。振動を殆どのほほんちゃんに伝えない気配りを忘れない。
素晴らしい!



――ふむ。

しかしハニーは何故俺を呼んだのだろうか。

なーんか、面倒臭い事に巻き込まれそうだったら。色々うやむやにしたが、きっと気付いてんだろうな~。


ま、後はなるようになれだ。
思考をカットし。生徒会室を後にして、教室を目指す俺とのほほんちゃん。




五反田弾。今日も一日張り切ります!!(自重しろ)





【楯無 SIDE】


「ふー……流石ダーリン。侮れないわね。」


窓の外を眺め、小さくなっていく碧のISを見送り。
私は、ゆっくりと椅子に腰を降ろした。

五反田 弾。成程ね……とても面白い子だわ。


「はぁ……学園内のISの無断使用は厳禁なのですが。」
「んふふふ♪ でもやっぱりダーリンは凄いわぁ。私に会話の主導権を奪わせないなんて、中々出来る事じゃないんだけどな~?」
「それにしても会長? 一体何故五反田くんをお呼びしたのですか?」


怪訝そうな虚ちゃんの顔に、私はにっこりと微笑む。
そんなの決まってるじゃなーい♪


「んふ♪ チャンスがあんまりない誰かさんの為に決まってるじゃないの♪」
「…コホン」


小さく咳払いし虚ちゃんが席について書類をまとめていく。その頬は、照れによって若干桃色をしている。

うふふ。まさか本音ちゃんと虚ちゃんの、二人の心を動かす人が現れるなんてね~。

背もたれにギシっと、体を預け虚空を見上げる。


虚ちゃん。本音ちゃん。


更識家に、代々仕えてきた布仏家。
幼馴染である私は、二人の事を良く知っている。二人とも優秀な私の部下であり、大切な友達。

人を見極める眼は特に優秀であると私は確信を持っている。


――そんな二人を瞬く間に魅了した男。


「……欲しいなぁ」


自然と、そう口から洩れていた。


「お嬢様?」


そんな私を虚ちゃんが怪訝そうに見ている。

あは。大丈夫大丈夫♪ 二人が想いを寄せている男の子だもんねぇ。手荒な事はしないわよ。絶対に♪


――けどね。


思い起こすのは昨晩の事。

私の気配に気付いたあの察知能力。

本音ちゃんを護るように自ら前に出て、己を楯にした行動。

おちゃらけた言動で、本音ちゃんに不安を与えないようにした心配り。

私に一瞬向けた、鋭い眼光。

そして極めつけは今日も魅せてくれた、会話の主導権を私に取らせないあの巧みさ。


「――うん♪ 欲しいなぁ」


にっこりと笑う私に虚ちゃんがふぅと小さく溜息を吐く。そして、ちょっぴり呆れたように呟いた。


「それは『生徒会』にという意味でしょうか? それとも『更識家』にという意味でしょうか?」
「んー? んふふ♪」


今日は一日良い日になりそうね。


私はもう一度、彼の出ていった窓から青い空を眺めた。





【一夏 SIDE】

「――その情報、古いよ。」


クラスの皆で、クラス代表戦の話で盛り上がっている途中。
会話を遮るように、懐かしい声が響いた。

ん? この声ってまさか。


「二組も専用機持ちがクラス代表になったの。そう簡単に優勝なんてできないから。」


腕を組み片膝を立ててドアにもたれていたのは――


「鈴…? お前、鈴か?」
「そうよ。中国代表候補生、凰鈴音。今日は宣戦布告に来たってわけ。」
「何格好つけてるんだ? すげえに合わないぞ?」
「んなっ!? なんて事言うのよアンタは!」


そのまま、ズンズンとこっちに歩み寄って来る鈴。
おいおい待て待て、落ち着けって。

俺の近くまでやったきた鈴が、不機嫌な顔で俺を指差した。


「ちょっと!! 一年ぶりに再会した幼馴染に対してその態度は何よっ!?」
「わ、悪い悪い。でも普通に喋らないお前も悪いと思うぞ。」
「い、良いでしょう別に!? こういうのは雰囲気が大事なのよ雰囲気が!」
「そんなもんか?」
「乗りの悪い奴ね~! 弾も何か言って――ってあれ?」


そう言って、キョロキョロと周囲を見渡し。
怪訝そうな表情を浮かべる鈴。

あー、そういや弾の奴朝食の時もいなかったな。
たしか、のほほんさんもいなかったような。


「弾の姿がないけど、どういうこと? 同じクラスって聞いたんだけど?」
「あー、今日は姿を見てないんだ俺も。」
「なんだ、またサボりなの?」
「どうだかな。良く分かんないな。」
「「「「「否定しないんだっ!?」」」」」


いやいや。あいつたまに意味不明な事言ってどこか行っちまうからなぁ。

この前は『ちょっとラピ○タまで、行って来る』とか言って、三日間ぐらい姿消して。
なんかしらんが青い石持って帰って来たし。

怖いから滅びの言葉は言わないようにしているが。


「お、おい一夏。この女は一体誰だ? 知り合いか?」
「わ、私も是非知りたいですわ!! 妙に親しそうですけど、一体どんなご関係ですの!?」


箒とセシリアが、俺に詰め寄って来た。

ああー。そういや箒は知らないんだった。当然か、入れ違いだったし。
鈴も、二人見て『なにこいつ等』って眼でみているし。紹介ぐらいしておくか。


「ああ、そうだな。紹介しとくぜ。こいつは俺と弾がよく――」



カラカラカラー……(窓が開く音)


……。(全員窓を見る)

ガッ!!(窓の淵を掴む手)

……。(数人ビビる)

ニョロリ。(弾登場)

……。(やっぱりお前かって顔する)


「ん。呼んだか?」
「「「「「普通に出てきなさいっ!!」」」」」
「お前どっから入って来てんだよっ!?」
「いやお前何処って……」
「『コイツ何言ってんだ?』みたいな顔で、さも当然そうに窓を指差すなっ!?」
「へい、のほほんちゃん! 到着だぜ!」
「わ~い♪」
「のほほんさんも順応してないで止めてくれっ!」


弾の背中から飛び降りるのほほんさん。
隋分と弾と仲良くなったみたいだけど、できればストッパーになって欲しかったぜ!!

そのまま。俺達の方に近づいてくる二人。


「何故普通に扉から入って来んのだお前は。」
「いやー、途中まで『七代目五反田号』で来たんだけど。教員の人が飛んできて厳重注意受けちまってなー。しょうがないから、のほほんちゃん背負って登って来た。」
「階段を使うって選択肢は浮かばなかったんですのっ!?」
「窓から出たんだ。なら窓から入ってこないと、つり合いとれないだろ?」
「お前何処行ってたんだよ!? 窓から出るってどんな状況だそれは!?」
「ちょっと朝から優雅なティータイムをしてきただけだが?」
「「「状況が分らない!?」」」
「あんたって、本当に変わってないのね~。」
「ん?」


そう言って鈴に視線を向ける弾。

あ。待てよ? そういえばいつも、弾が鈴にあった時は必ず――!?


「――おお!? 誰かと思えば巨乳(笑)じゃないがはああああああっ!!?」
「(笑)ってなんじゃゴラあああああっ!!?」
「「「「「シャイニングウィザードッ!!?」」」」」


鈴の見事なシャイニングウィザードが、顎に決まり仰け反る弾。
さらに、俊敏な動きで背後に回り込んでチョークスリーパーを決める鈴。

――流石だ。腕は衰えていない!!


「アンタはどうしていつもあたしの逆鱗に触れることしか言わないのかしら~!?(天使の笑顔で締める)」
「――――ッ!!(パンパンと激しくタップ)」
「うふふふ♪ な~に~? 聞こえな~い。」
「……♪(パンパンパパン♪パパパパン♪)」
「リズムに乗せてんじゃないわよ!? この馬鹿弾!!」
「駄目だ! すぐ順応しやがったぞ!?」
「一夏! 掃除用具入れを開けて!!」
「え!? お、おう! 【ダダダッ! ガチャ!】開けたぞ!!」
「――フン!!」
「げはあああああっ!?」


ドッコーン!!

チョークを解いて弾の背中を蹴りつける鈴。吹っ飛んだ弾は、掃除用具入れに一直線に向かってホールイン。

ツカツカと歩み寄った鈴は掃除用具入れのドアを乱暴に閉め、ガムテープを入念に張り付け弾を封印した。
パンパンと手を払い『フンっ!』と鼻息を吐く鈴。

一部始終を見ていた。一組の全員の顔が驚愕に染まった!!


「馬鹿な!? な、なんという見事な手際の良さだ!? あの弾を封じた!?」
「い、一体誰ですの!? 何者なんですのあの方は!?」
「さ、さすがだ鈴! やっぱ凄いなお前!?」
「は? な、何!? なんでみんなしてあたしを凝視してんの!? 怖いんだけど!?」


そりゃそうだ! 弾を手際よく葬る奴なんて、千冬姉を除いたら片手で数える程度しか存在しないんだぞ!?

ああ、鈴! 帰って来てくれて嬉しいぜ!!


「――鈴……お帰り。」
「ちょちょちょ!? な、なんでそんな優しい顔で…あ、あう。(真っ赤)」
「い、一夏!? 誰なんだその凄乃皇の化身は!?」
「誰ですの!? 誰なんですのこのアルティメットウェポンは!?」
「ちょっと!? アンタらあたしを何だと思ってんのよ!?」
「こいつは俺や弾と一緒に良くつるんでいた奴で。俺の幼馴染の鈴だ。弾を止められる数少ないストッパーの一人なんだぜ?」
「「「「「IS学園に!! 待望の人材キタアアアアアアアッ!!!!」」」」」
「怖いってば!? なんで会う度、皆同じ反応なのよおおおおお!?」
「それは――」
「あ、ちょっと待って一夏。」
「は?」


言葉を紡ごうとした時。
鈴が俺の言葉を遮って、近くの机に置いてあった教科書の一冊を手に取った。

教科書? 一体何に――?

そう思った瞬間。教室の天井が、カパッと開き――。


「それは俺が説明し――!! 【バァン!】ぶべらばっ!?」


そこから何故か現れた弾が顔を出した瞬間。
鈴の手から放たれた教科書が、弾の顔面にクリーンヒット!!

そのままドべシャッ! と地面に落ちる馬鹿。

全員が静まる中、鈴がまた一つ鼻を鳴らし――


「アンタは寝てなさい。この馬鹿弾。」


弾を見下ろし、そう静かに告げた――


――わああああああああああああああああああああああああっ!!


瞬間クラス中が歓声に包まれた。


「ひいいいいいいい!? 何!? 何事よっ!?」
「……鈴! 本当に……! お帰り……っ!!」
「い、一夏!? な、なによ!? そ、そんなに泣く程喜ばなくたって!?(真っ赤)」
「だ、駄目だ。勝てる気がせんっ!?」
「な、なんて方ですの!? 本当に人間ですの!?」
「そしてアンタらはあたしを何だと思ってんのよ!?」
「いででで。酷いじゃねぇか鈴? 一年ぶりだってのに手荒すぎね?」
「そして、あんたはあんたで、相変わらずの不死身ぶりね。」


起き上がった弾が、顔をさすりながらやって来た。
流石に、鈴でもこいつを地獄の底まで落す事は無理なようだが、あの突っ込みの手際の良さは驚嘆の一言しか出ない。

本当に、良く帰って来てくれた! 歓迎するぜ鈴!


「なんだよー。夢と希望を壊さないようにした俺の配慮の言葉じゃん?」
「あたしの胸成長は、そんなに脆い夢だとそう言いたい訳ねあんたはぁ!?」
「じゃあチッパイ! 相変わらずぼおあッ!?」
「ぶっ殺す!!」


マウントポジションで、弾を血祭りに上げる鈴を横目に。俺は窓のから青い空を見上げた。

ああ、これで少しは千冬姉の胃も――って、ん?

ここで気付いたが、そう言えば千冬姉は一体どうしたんだろう?
もうとっくにSHRは始まっている時間だというのに、一向に姿が見えない。

変に思って、教室の扉に眼を向けると――

そこには無表情で立っている愛する姉の姿が――ってうおおおおおいっ!!?


「ぜ、全員! 席に着けえええええ!? ち…じゃない! 織斑先生がもう来てるぞおおおおお!?」
「「「「「え? ええええええええええええええええええっ!?」」」」」


驚いたクラス全員が、扉に目を向け硬直。
そして、大慌てで自分の席に戻る。

そんな、クラスを尻目に。コツコツと千冬姉が、弾を血祭りに上げている鈴へ近づいていった。


「ま、まずい!? 鈴! 後ろ! 後ろ見ろ!?」
「はぁ!? 何よ! いまこの馬鹿を血祭りに上げるのに忙し――っひいいいいいいいいいいいいいっ!?」
「……」


振り向いた瞬間。
自分を無表情に見下ろす千冬姉の顔を見た鈴が、真っ青になって飛び起きた。

ちなみに弾は、血を流しながらピクピクと痙攣している。

おお!? まさか弾の奴リカバーが追いついてないのか!? す、凄すぎるぞ鈴!?

そんな弾を一瞥した千冬姉は、次に真っ青になってブルブル震える鈴に視線を移した。
相変わらずの無表情で超怖いぞ!? 千冬姉!?


「ち、千冬さんっ!? お、おひ、お久しぶりですっ!?」
「……」
「あ、あわ、あわわわわ…!(ガクガクブルブル)」


そんな鈴を見下ろしていた千冬姉は――





「――よく帰って来たな。凰鈴音」





ポン。っと鈴の肩を優しく掴み、今まで見せた事もないよな、優しい笑顔を鈴に向けてそう言った――って、えええええええええええええ!?

全員が驚愕に顔を歪め、千冬姉を凝視した。
というか鈴本人も、とんでもない物みたように驚愕している!!


「もうSHRは始まっているぞ。早く自分の教室に戻れ。ああ、そうだ。なんならここで受けて行くといい。二組には私が話しを付けておいてやろう。」
「へ!? いい、いえ結構です!? 戻ります!! 戻りますから今すぐに!?」


そう言って、脱兎のごとく走り去る鈴。
うん気持ちは分る。今の千冬姉は別の意味で怖い。

そのまま、ドアまで走り、くるっと振り向く鈴。


「また後で来るからね! 逃げないでよ、一夏! ついでに弾も!」
「おうまたな~。」
「「「「復活早っ!?」」」」」
「いや、いつもより少し遅いな。流石鈴だな。三途の河のほとりまで俺を導くとはねぇ~」
「いいからお前も席につけよ弾。」
「あいよー」
「ならばなおの事このクラスで受けていけ。凰鈴音。」
「い、いいいいいいえ! けけけけっこうですううううう!!」


二組へ向かって猛ダッシュする鈴を、名残惜しそうな眼で見送る千冬姉。

ヤバい、あんな千冬姉見たことねぇ!?

そのまま、教卓の前にやって来た千冬姉は教卓から窓の外を見やり――




「――ああ……今日は良い天気だな」



……そう呟いたのだった。

穏やかな顔でそう口にした千冬姉を見て。クラスの何人かが『先生…!!』と、呟き。ぶわっと涙を流し口元を押さえていた。

ふ、不憫すぎる。

……うん。良かった。本当に良かったなぁ千冬姉……。俺も思わず目頭を押さえて天井を見上げてしまった。


「ふむ? 千冬さん。どうかしたのかね?」
「「「「「こいつ……!?」」」」」
「……ところで五反田。貴様また朝から問題を起こしたようだな?」
「へ? ああ、IS使った事ですかね? いやーすんません。緊急事態だったんで。」


そしてさっきとは打って変わって、不機嫌そうに弾を睨む千冬姉。
うわぁ……さっきよりもこっちの方が千冬姉らしいと思ってしまうのは俺だけか?

そんな俺の思考をよそに、会話は続いていく。


「学内でのISの無断使用は規約により禁止されている。もう一度頭に叩き込んでおけ馬鹿者が。」
「だから緊急事態だったんですって、のほほんちゃんと一緒に生徒会室の窓から飛び降りちゃったんですよ。」
「おい待て!? 落ちたんじゃないのかよ!? 飛び降りたのか弾!?」
「俺ならともかく、のほほんちゃんがいた事すっかり忘れててなぁ? てへっ♪」
「まぁ、お前はともかく。他の者では多々じゃすむまい。」
「これは人命救助なのでしょうか? いえ、でもご自分から飛び降りている事ですし。相変わらず面倒を起こす方ですわね。」
「すまんなー。のほほんちゃん。」
「んーんー。気にしてないよ~♪役得もあったし~。えへ~♪」
「すでに弾の不死身さに慣れたなみんな?」


そんな風に思っていた時。


――カラーン……


と、何かが落ちる音が響いた。……ん? なんだ? 

音の発生源を辿ると、そこには出席簿を取り落し信じられない物を見るような眼で弾を凝視している千冬姉の姿があった。

な、なんだ? どうしたんだ千冬姉?


「……生徒……会室……だと……?」
「へい。生徒会室です。」
「……何の用事……でだ?」
「ああ、特に大した理由じゃないですけど。ここのIS学園の生徒会長さんに招待されたんす。」
「「「「「え?」」」」」
「お前それで朝食の時いなかったのか。」
「おう。」
「……」


しばらく、呆然としていた千冬姉だったが――


ダッ!! と、いきなり教室を飛び出し弾丸の如きスピードで俺達の視界から消えさり――



『――今すぐ凰鈴音を一組に寄こせえええええええええええええええっ!!』



学園中を揺るがす怒声を響き渡らせたのだった。


「ち、千冬姉?」
「おおう? 千冬さん。久しぶりの暴走モードか。」
「な、なんだ? なにがどうなって織斑先生は、あの状態に?」
「まぁ、おそらく。五反田さんのせいでしょうけど。」
「え? 今の会話で怒らせるようなことあった? ISの無断使用は注意されたけど、他に理由なんてもんなくね?」
「ん~? 私はなんとなーく分るよ~?」
「「「「「え?」」」」」


のほほんさんは、理由が分るようだけど一体何が原因だ?

とりあえず、この場はどうしたもんか。担任である千冬姉がいないんじゃどうしようもない。

副担任の山田先生も姿が見えないしなぁ。


『織斑先生!? 一体何事ですか!? 今はSHR中ですよ!?』
『今すぐ凰鈴音を一組に引き渡してもらう。何、私は顔見知りだ。故郷を離れ心細い思いをしているだろうし、一組には彼女の友人がいる。鈴にとってもその方がいいだろう。さぁ渡せ!』
『何を言ってるんですか!? くじ引きの時恨みっこなしって、教員全員で誓い合ったじゃないですか!? そんなの認められませんよ!?』
『喧しい!! 大体、生徒をくじ引きで振り分けるなど失礼な事だと思わんのか!?』
『だってそうしなきゃ実力勝負で織斑先生の一人勝ちになっちゃうじゃないですか!?』
『せせせせせ先輩ぃぃ!? なななな何事ですかあああ!?』
『山田君か。緊急事態だ! 山田君も凰鈴音を一組に再編入させるよう説得してくれ!!』
『えええ~!? でもくじ引きの時恨みっこなしって―――。』
『山田君。落ち着いて聞くんだ。五反田が、更識と接触した。』
『え……あ、あはは……そんな嘘ですよね? ……は、はは……もぉやだぁ……!』
『もはや四の五の言ってられん状況だ!! だいたい一組はとんでもない爆弾を抱えてるんだぞ!? 戦力はこっちに全部回すのが筋というものだろう!?』
『何を言っているんですかあああああああああああ!!? こっちにだって余波が来てるんですよ余波がぁ!? わ、私が! 私がどんな目にあったのか知りもしないで好き勝手言うなあああああああああああああ!!?』



何故だろう。目頭が熱くなってきた。


「おい。お前他のクラスにまで迷惑かけてんのか?」
「ん? そんなことした覚えないが?」
「無自覚、か。性質が悪いのも程があるな。」
「…大変なのは、どのクラスも共通ということですわね。」
「だんだんはハリケーンだからねぇ~」




とりあえず。本日のSHRは潰れる事になったことを明記しておく。

しかし鈴。大人気だなお前。







後書き


遅くなりました。誰か休日をプレゼントしてくださいぃぃ。まぁ愚痴は置いときまして、今回も長いです。やっぱり生徒会メンバーが絡むと書きたい事ありすぎて収拾がつきません。まだ朝の一幕ですよ? さて次回。鈴を交えた日常編? です。会長も動き出したようでどうなることやら。あ、ちなみに番外編はちゃんと書いてあります。載せるのはもう少し先かと。他にも色々ありますが、まぁそれもいずれということで。







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