一斉に放たれた火を噴く矢――――その数は100を超える。
それらが1人につき10発以上の割合で次々と一夏達に喰らいつくべく煙の尾を引きながら襲い掛かっていく。高速機動用のハイパーセンサーがミサイルの形状や噴射煙の細かい特徴をクッキリハッキリと教えてくれる事が余計に恐怖心を煽る。
まず真っ先にマイクロミサイルの餌食になりかけたのはミシェルに最も近い位置、最後尾から2番手に付いていた箒だった。
「くぅっ、こんな所であっさりと墜ちてたまるかぁ!」
高速飛行を維持したまま前後反転し、身体を回転させた際の遠心力を乗せて<紅椿>が備える2刀流の刀剣型兵装の内、エネルギー刃を放出できる<空裂(からわれ)>を振るった。『飛ぶ』斬撃がミサイルに触れ途端に爆発、更に周囲のミサイルを巻き込んで誘爆を引き起こす。直撃は喰らわなかったが距離の問題上衝撃波からは逃れられず、シールドエネルギーを削られた上減速も避けられない。
続いて箒の先を行っていた一夏と簪は荷電粒子砲で迎撃。ロックオン警報より早くミシェルの行動に反応していた一夏は即座に対応に移れたが簪は出遅れてしまった。大半は迎撃できたが1発だけ命中してしまう。衝撃波に叩かれコースラインから大きく弾き飛ばされる簪。
シャルロット・ラウラ・鈴は突然ミサイルをぶっ放された事に対し若干焦りはしたものの、後続の一夏達と比べれば僅かながら余裕があったので素早く迎撃に移る事が出来た。2丁持ちのショットガン、近接信管内蔵型榴弾装填済みのレールカノン、範囲重視の拡散型衝撃砲が火を噴き、大量の点(マイクロミサイル)を弾雨の面で迎撃してみせる。若干速度を落とす程度で難を逃れてみせる。
尤も対処に窮したのは先頭を進んでいたセシリアの方だった。ビットを固定スラスターとして用いている為彼女が持つ飛び道具は長大な<ブルー・ピアス>レーザーライフルのみ。キャノンボール・ファスト向けに連射能力を重視したモデルだが、大量のミサイルを全弾迎撃できるほどの弾幕を張るには不十分だ。それでも大部分を正確に射抜いてみせたが、残りがセシリアの間近で次々と炸裂した。
「くぅぅぅぅ~っ……!」
簪同様爆風に弄ばれたセシリアの身体がコース外壁近くまで外れてしまう。しかも丁度第2コーナーの入り口での出来事だったのでまともに曲がる事も出来ず、一団から脱落してしまった。彼女が見ている前で難を逃れた者達が次々通り過ぎていく。
開始早々見事にレースを引っ掻き回してみせたミシェルがここで動く。背部のブースターが4基、雄叫びの合唱を上げた。全身装甲の機体が信じられない位の猛加速であっという間に箒を、そして一夏と簪もぶっちぎってカーブに突入した先頭集団との距離を見る見るうちに詰めていく。余りの突っ込み具合に一夏が驚きの声をあげたほどだ。
「何だよあの加速!けどあのまま曲がり切れるのか!?」
「多分可能なんだと思う……私の予想が正しければ、きっと……!」
先頭集団に続きミシェルも第2コーナーに突入。すると背部の主翼部分本体が可動して急旋回に最適な角度をとり、更に各スラスターに備えられた推力偏向ノズルが噴流の向きを斜め方向へと転じ、それらの効果によってミシェルが描くカーブの軌道はまるでコース内側に張り付くようなベタインのラインを見事に作り上げてみせた。気が付けばコーナーの出口で遠心力によりやや膨らんでしまった3人よりも更に内側でミシェルが並走していたので彼女達は驚く。
ミシェルを除けば1番内側のラインに位置していたのは鈴だった。ミサイルのお返しとばかりに衝撃砲を側面へ向ける。
「そう簡単に行かせますか!」
「……そう簡単にやられるとでも?」
鈴が発射、よりも早くミシェルが斜め上方向へロールを打つ。次の瞬間には鈴の頭上でミシェルは背面飛行を行っていた。肩部から突き出た可動式連装ビーム砲が90度立ち上がり、砲口がまっすぐ真下の鈴を睨みつけた。
「やばっ!?」
咄嗟に鈴は急減速をかけた。目前を2本のビームが通り過ぎていき、直撃を回避した代償に鈴は一気に先頭集団から後退してしまった。鈴が今まで居たポジションに入れ替わりでミシェルが収まる。
すると今度はラウラが幅寄せしてきてプラズマ手刀を展開、格闘戦を仕掛けてきた。ミシェルは距離を取って回避しようとスピードを上げる。ラウラはレールカノンに切り替えミシェルの無防備な背中を照準。
「甘い」
「それはこっちの台詞!僕の事を忘れたの?」
「――――ちぃ!」
ラウラがミシェルに気を取られた隙にもっとも外側に居たシャルロットが両手のショットガンをラウラに向けていた。そのままシャルロットが発砲。舌打ち1つを漏らしながらラウラは回避行動を取り、片方のショットガンでラウラに対し牽制射撃を行いがらシャルロットは高速切替を行う。もう1つのショットガンをサブマシンガンに切り替え。
先程までのラウラ同様ミシェルの背中に狙いを合わせた。
「悪いけど僕だって勝ちたいからね」
確かな振動と共に空薬莢が、そして銃弾がサブマシンガンから大量に吐き出された。
「――――……俺もだ」
「えっ」
ミシェルの身体が急に持ち上がり、空中で一瞬直立するような態勢を取ると同時に腰部スラスターが反転。噴出口が前方へ向いた状態のまま逆噴射。
シャルロットが放った弾丸が空を切った。身体を逸らした姿勢のまま急減速したミシェルがすぐ傍らを通り過ぎていく。正しく言えばシャルロットがミシェルを追い抜いてしまったのだ。ラウラにも抜かれた段階ですぐさまミシェルは飛行体勢に戻る。
その機動はISの登場によって旧兵器の座に追いやられたかつての空の覇者――――戦闘機の空戦機動の1つ、ブガチョフ・コブラそのものだった。
歓声が爆発した。一般客の中に混じった航空ファンや特別招待された関係者の内で元戦闘機パイロットの経歴を持つ軍関係者に至っては、トップクラスの機体と技量が両立されなければ成功しないと言われた大技をISに乗った男が目前で再現してくれた事への感涙の涙を流す者さえ居た程だ。
「くっ、パトルイユ・ド・フランス(フランス空軍のアクロバット・チーム)でも気取ったつもりか!」
「ケツを取ったぞ……!」
後ろを取られたラウラが呻く。ミシェルが左手を突き出し、装着された<グリムリーパー>が火を噴いた。12.7mmという大口径弾が秒間20発以上で放たれる際の発砲炎(マズルフラッシュ)はまさに魔獣が放つ火炎を連想させる。直線区域上で巧みに上下左右に機体を動かして回避行動を取るラウラだが、何発かがシールドとぶつかり大きな火花を散らした。着弾の衝撃で機動が不自然に揺らぐ。差が縮まり、彼女の表情が苦いもので歪む。
レースは2週目へ突入。
「うおおおおおおおっ!!」
「まだ勝負はこれからよ!!」
今度は一夏と鈴が猛然と追い上げを開始した。彼に続くのはほぼ一固まりになって飛び続ける箒・簪・セシリアの下位集団。
ミシェルに追いついた一夏と鈴が左右から挟み込む。
「一夏!」
「おう!」
2人が同時にミシェルへと襲い掛かった。開始早々のミサイル一斉射撃とブガチョフ・コブラからこのままミシェルを参加させておくのはマズイと判断した2人は、言葉も交わさず即興で手を組んだのだ。
鈴が拡散衝撃砲を連射し、ミシェルは高度を上げてそれを回避。すると鈴が攻撃した時点でミシェルの上を取っていた一夏が左腕の<雪羅>から荷電粒子砲を発射。<イージスの鏡>を発動させて受け止める――――ここまでは一夏の読み通り。
「うぉおおおおりゃぁぁぁぁ!」
「っ!」
<雪片弐型>とビームクローの2刀流を掲げた一夏がまるで獲物に襲い掛かる鷹のようにミシェルめがけ急降下した。吸収した荷電粒子砲のエネルギーを赤色の衝撃波に変えて迎撃を試みるミシェル。それを一夏は横方向へロールして回避。<イージスの鏡>からAICに切り替えて発動させるまでにはタイムラグがある、そこが勝負だ。
結局AICの発動は間に合わず、ミシェルは<グリムリーパー>のシールド部分で一夏の斬撃を受け止めた。防御されるやすぐさま刃を引いて一夏は連続攻撃を仕掛ける。長丁場に備え<零落白夜>は発動させない。高速機動中にここまで密着すればAICも使えまい。
ミシェルの気が取られた所でまたも鈴が攻撃を仕掛けた。バトルロイヤル形式のレースとはいえ一時的に手を組んでいる一夏を巻き込まないよう、<双天牙月>を展開して斬りかかる。
――――またもロックオン警報に襲われたのはその瞬間だった。続けざまにミサイル接近の警告表示が一夏、鈴、そしてミシェルの視界内に映し出される。
ミサイルを搭載した専用機勢の内、セシリアは<ストライク・ガンナー>装備の為ミサイルビットは封印している。ならば残るはあと1人――――
「簪か!」
「まとめて墜とさせてもらう……!」
<山嵐>、全弾発射。
数自体はミシェルのマイクロミサイルの半数以下、計48発。しかし標的にされたのは3人だけなので1人当たり飛んでくるミサイルの数はミシェルの時と大差なかった。
予想外な攻撃に一夏も鈴もたじろぐ。ミシェルを挟んでアイコンタクトを交わした2人が取った対応は、
「すまんミシェル!」
「これはさっきのお返し!後はまかせたわ!」
飛んでくるミサイルに向けてミシェルを蹴り飛ばす事であった。
とどのつまりミシェルを囮(デコイ)にしてミサイルの相手を彼1人に押し付けたのである。
「何・・…だと……!」
これには流石のミシェルもバイザーの下で某死神漫画っぽく愕然とせざるを得ない。
折りしも第1コーナーに差し掛かったタイミングでの出来事だ。2人してミシェルを足蹴にした一夏と鈴はそのまま急角度でコーナーに突入、ミサイルの探知範囲から一旦外れてしまい、2人に対して放たれていたミサイルが手近な目標……ミシェルを新たに捉え直し、結果簪が放ったミサイルは全弾ミシェルに襲い掛かる事態と相成った。
あるいはしょっぱなから板○サーカスばりのマイクロミサイル一斉発射をやらかした事への意趣返し、とも言える。妙に入り乱れるような軌道で飛んできてるしあれか、妙にミサイルの弾道プログラム熱心に改良してたのは簪も納豆ミサイル再現してみたかったのかやっぱり。
元より音速レベルの高速機動中に蹴り飛ばされた状態だ。腰部スラスターの根元部分に内蔵した対ミサイル用フレアをばら撒きつつも錐もみ状態からできる限り素早く復帰したものの、とっくにコーナーから外れてアリーナの内壁にまっしぐらなコースを取ってしまっている。
コースと観客席を隔てるシールドバリアーはコースと同じオーバル状に広がっており、透明なバリアーが絶壁のようにそそり立っている構造だ。ミサイルの3分の1はフレアに誤魔化されててんでバラバラの方向へ外れていったが、残りはしっかりミシェル目がけまっしぐらに追いかけてきた。
このまま突っ込んでしまえばかなりの大ダメージは避けられず、下手すれば絶対防御まで発動しかねない。かといってブレーキをかければミサイルの餌食。全弾撃墜する余裕も無い。
思考を巡らせている間にも壁との距離はみるみる縮まり、観客の中には突っ込んでくるミシェルの姿にバリアーの存在も忘れて早くも席から逃げ出そうとしている者がちらほらと。
不意に、何故か勝手に視線が盾形のアンロックユニットを捉えた。遠目から見れば1枚の鋼鉄の板に見えるだろうそれ。思い浮かぶとんでもないアイデア。
――――ええい、ままよ。誰にも見えない笑みを浮かべて策を実行する。
元よりこんな使い方なんて全く想定していないだろうし、そもそもぶっつけ本番でするような事でもないが……分の悪い賭けは嫌いじゃない。
片方のアンロックユニットを自動操作からマニュアル操作に切り替え。拡張領域に収めるのもじれったい、右手の<ドラゴンブレス>を手放すと盾形ビットを引っ掴む。曲線を描く壁面まではもう目前。
ミシェルが、<ラファール・レクイエム>がシールドバリアーの壁面と接触する。
まず足先から、それから膝・越・背骨の順に一直線にミシェルの身体を衝撃が貫いた。骨が軋み関節が悲鳴を上げ、下半身の筋肉が細かく千切れていくような錯覚が痛みと共に生じる。喉の奥から漏れそうになった手負いの獣にも似た呻き声を、ぐっと飲み込んで耐えた。
推力偏向ノズルをマニュアルで操作。スラスターが爆発的に吐き出す噴流の向きを微妙に斜め上に向ける事でバリアーに対し自身を押し付けるような力を加え、そそり立つ壁に張り付きながら膨大な推力がそのまま彼の巨体を前方へと急速に押し出す。
驚きの声が客席中から上がる。撃った簪も、ミシェルの末路をそれぞれ別の位置から見送っていた箒やセシリア、一夏や鈴達も今度ばかりは一様にミシェルが突っ込んだ先へと視線を向け、それから呆気に取られてしまった。それほどの光景だった。
ミシェルはシールドバリアーの壁面を滑っていた。背中のスラスターはどれも全開、盾形ビットをサーフボードかスノーボードに見立てて壁面に接している部分から火花を散らしながら、開いた口がふさがらない観客達の目の前を滑り抜けていく。ハイパーセンサーが観客1人1人が浮かべている驚きの顔を鮮明に映し出してくれる。
そこへ飛来するミサイル。不安定で且つ壁面上と垂直の角度で滑っている真っ最中とはいえ、足場を手に入れたミシェルは『ボード』を重心移動とスラスターの吹かし具合で操りながら<グリムリーパー>で迎撃した。壁面上を雷のイメージ宜しくジグザグに動く事で回避機動も行い、ミサイルの半数は命中前に撃ち落され残りのミサイルも悉くミシェルの動きについていけずにバリアーに当たって炎の花を咲かせた。シールド越しでの目前の爆発に思わず仰け反る観客達。
ギャリギャリギャリと火花の尾を散らしながらUの字型のカーブを突破。一夏達よりも遥かに大外のコースを取ってしまったせいでまたも最後尾に逆戻りしてしまったが、差はそれほどでもない。
ミサイルを振り切ってからもそのままミシェルは壁面を滑り続ける。体重移動とスラスターの推力制御のみを使ってボード代わりの盾形ビットの矛先を更に上へ向け、一夏達が位置する高度よりも更に高みへと駆け上る。今や観客の大部分がそんじょそこいらのプロスケーターなんて目じゃないミシェルのパフォーマンスに釘付けだ。
シールドバリアーの天井ギリギリまで上り詰めた所でミシェルは<イージスの鏡>を作動させる。すると完全に放出されなかった荷電粒子砲を吸収した分のエネルギーが衝撃波に転換されて吐き出される。その反動と衝撃波によって遂にミシェルと盾形ビットは壁面から離れ、赤色の粒子を振り撒きながら自由落下しつつボードごと空中で一回転。
「カットバックドロップターン……」
簪の恍惚とした呟きは歓声の大爆発に呑まれて掻き消された。
レース中の仲間達の頭上目がけ急転直下の軌道を取った。盾形ビットを自動制御に戻してから背中に加え腰部両横、計6基のスラスターにケリを入れる。甲高い咆哮をあげる鋼鉄の野獣。急激な加速にブラックアウトすら起こしかねないGがのしかかるが、決してスラスターの出力は緩めない。
仲間内では当に分かり切った事なのだが、こう見えてミシェルはかなりの負けず嫌いなのである。
それどころか全身を押し潰す苦しさを楽しむかのように獰猛な笑みを浮かべる余裕すらあった――――まだまだこの程度で死にはしない、と分かっていたから。
猛追撃してくる自分に焦った様子で振り向いてくる簪や箒にセシリアの顔がクッキリと目に焼き付いた。悪いがもっと遠慮なくやらせてもらおう。
「――――倍返しだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
どこぞのMS小隊長みたいな雄叫びを上げつつ急降下しながら全兵装一斉射撃。<グリムリーパー>に可動式連装ビーム砲、両翼端兵装架にぶら下げた六角注型のミサイルランチャーから大型ミサイルが切り離されロケットモーターに点火、3人の頭上から襲い掛かった。
鼻先を通り過ぎるコースで12.7mm爆裂弾が降り注ぎ、それに動きを鈍らせた所で2本の拳大はありそうな直径の光条が3人をまるで分断するかのような軌道で貫いて彼女達の体勢が崩れる。そこへ本命のミサイルが。
「その程度!」
「たかが2発程度、今度こそ撃ち落してみせますわ!」
だが帰ってきた答えは無常なものだった。
「……誰が『2発』だけだと言った?」
セシリアがライフルを向けた途端、円柱形をした2発の大型ミサイルの外装が勝手に分解してしまった。不良品で空中分解でも起こしたのかと発射を躊躇ってしまうセシリア、彼女が見ている前で外装の内側が衆目に晒される。
ミサイルは不良品ではなかった。
大型ミサイルの正式名称は<061ANRM>、新開発の対IS用分裂型高速ミサイルだ。1発の弾頭に付き6発の小型ミサイルに分裂する。
「そんなの聞いてませんわー!」
ミサイルが急に分裂して数を増やすという光景に動揺したセシリアと箒が晒した隙は致命的だった。元より高速で飛翔していた分に小型ミサイルのロケットモーターによる2段加速。瞬く間に距離はゼロへ近づく。
直撃。計12回分の爆発が箒とセシリアを呑み込んだ。2人の姿が爆炎に消える中やや2人より先んじていた簪だけはまともに巻き込まれずに済んだものの、爆風に振り回されて機動が不安定に。
それを逃さぬミシェルではない。頭上から彼女を追い抜く。またも先頭集団へ喰らいつく。
シャルロット、ラウラ、一夏、鈴の背中がグングンと大きくなる。ミシェルの接近に気付いた鈴がゲェッと美少女が浮かべちゃいけなさそうな感じに顔を歪めた。
鈴の変顔なぞお構いなしに先頭集団に対し<グリムリーパー>を撃ち込む。四散して回避する一夏達、4人の間を曳光弾の描く線が貫く。
「ああもう!ちょっとミシェル、幾らなんでもバカスカ撃ち過ぎ!もっとまっとうにレースしなさいよ!」
「……生憎だが、元よりまっとうな『レース』をやろうとは考えちゃいない……!こんな乱戦は滅多に楽しめないのだからな……!」
ミサイルランチャー、次弾装填。ターゲットロックオン。
「格闘戦(ドッグファイト)だ、刺激的にやろう……!」
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気が付けばオリジナルじゃなくてこっちの続きを書いていた件。
私のゴーストがミサイルカーニバルを書けと囁いたんですハイ。
偶然通り掛かった本屋のポスターに『IS打ち切りでレア度急上昇中!?』って書いてあってワロタwwwワロタ……