キャノンボール・ファスト会場であるアリーナは、一般用の客席だけでも軽く2万人以上を収める事が出来るほどの面積を誇る。
早朝から既に客席の大部分が埋め尽くされ、その熱気は湯気となって可視化出来そうな程のテンションにまで膨れ上がっていた。そんな一般の観客とは対照的に、遅れて係員直々の案内を受けながら悠々とVIP用のボックス席に着くは各国から集められたIS関連機関または企業からの招待客。
見渡す限り人、人、人。そんな中、先日ミシェル・シャルロット・箒と偶然遭遇して行動を共にした結果、今大会の特別指定席をミシェルから譲ってもらった五反田蘭は自分の席を探して右往左往していた。
「ううう、人多過ぎだよう……」
愚痴を漏らしながら案内マップに視線を落とす。だがこのような人が密集している場で―それもレース開始間近という事で席を離れ、観戦用のグッズや軽食を求めたりトイレを済ませようと何人も通路を行きかっている―人の流れに気を配らないのはまさに悪手だ。
案の定、気が付いた時には座席間の通路に入ろうとしていた人物との衝突が回避しきれない距離まで接近していた。
「きゃっ!?」
弾き返され尻餅を突く蘭。相手は自分と同じ女性で背丈もやや高いぐらいだったが、まるで電柱にでもぶつかったかと思う勢いで跳ね返されてしまった。見た目からは信じられないぐらいしっかりとした重心と肉体の持ち主だ。目元はサングラスで完全に覆われていて表情は窺い知れないが多分蘭より少し年上程度だろう、濃紺のスーツに包まれた全身からは『寄らば斬るぞ、もしくはKillぞ』的な剣呑な気配がプンプンと漂っていた。
ぶっちゃけ怖い。
「ご、ごめんなさい!」
「……ふんっ」
踵を返して蘭の前から女性は立ち去る。代わりに一緒に居た女性が苦笑を浮かべながらへたり込んだままの蘭に手を差し伸べる。
「同僚がごめんなさいね、せっかく可愛らしい女の子なのに怖がらせちゃって」
「いえいえ、私の責任ですから!」
それにしても今目の前に居る女性は、同性の蘭も思わず見惚れてしまいそうになるほどの絶世の美女であった。金髪に赤いスーツ姿が壮絶なぐらい似合っている。
これまた彼女の目元にもシャープなデザインのサングラス。耳にはゴールドのイヤリング・
「それじゃあ気を付けてね」
どんな絵画に描かれた女性も敵わないだろう可憐な微笑と共に、金髪の美女も少女の後に続く。
背中を他の観客の間に消えるまで見送ってから、蘭はふと気づいた。
「(そういえばあの女の子、誰かに似てたような……?)」
「ごめんなさいね、ちょっとそこを通っても構わないかしら」
「ああすいません、すぐどきますから!」
背後からかけられた声に蘭は飛び上がる。慌てて場所を開けながら声のした方を振り向くと、これまた見知らぬ少女が立っていた。
手には扇子、恰好は見覚えのあるIS学園の制服。珍しい水色の髪をショートカットで揃えていた。どこか悪戯猫を連想させる顔立ちだが美少女であるのは間違いない。
この短時間で2人もタイプの違う絶世の美女美少女と遭遇した蘭のテンションは更に低下中。恋に破れるのも仕方ないかなぁ、と思わず自虐。
「あらあら、せっかくの綺麗な顔なのにそんな暗い顔しちゃもったいないぞ?」
「は、はぁ……」
「もうすぐレースが始まるけど、ぜひ楽しんでいって頂戴ね。実はおねーさんの大事な妹も今回の大会に参加してるの。すぐ分かると思うからぜひ応援してあげてね?」
蘭の内心を見透かしたかのような余裕に満ち溢れた笑みを浮かべつつ、制服の少女が口元を隠す為に広げた扇子には『必勝祈願』の文字。
やがてIS学園の制服を纏った少女もまた、先程の2人組を追うようにして客席へと消えていった。
「あっという間に当日になっちまったなー」
「……同感だ」
会場中を埋め尽くす観客達の歓声が唸りとなって一夏とミシェルを、そして建物全体をビリビリと震わせている。
現在2年生達がレースを行っており、一夏達1年生の専用機持ち組の出番はこの後。既にISも展開済みだ。ミシェルだけは腕部と脚部パーツのみの部分展開だったが。
「ミシェルもこの時の為に専用パッケージ送ってもらってるんだよな。まだ展開しないのか?」
「……パッケージそのものは既にインストール済みだし、微調整も昨日の時点で終えている……出番が回ってきた時にちゃんと装備するさ」
「ふーん。何か楽しみだな、ミシェルのパッケージ」
「後は見てのお楽しみだ……その時になったら、きっと驚くだろう……」
今回ミシェルにしては珍しくパッケージについてこれ以上は秘密主義を貫いてきたので、ミシェルのパッケージについては一夏も詳細を知らない。
シャルロットによると、どうやら彼女にも秘密にしていたようだ。なので分かっているのは<レクイエム>の弱点である機動力の穴を埋めて尚且つ火力も維持できる仕様だという事ぐらいか。
どっちにしたっていざレースが始まればかなりの難敵として立ちはだかるのは想像に難くない事だ。特にミシェルは実弾派だから<白式・雪羅>とも相性は悪い。
冷静に戦力分析をしつつ、同じく出番を待っている仲間達へも視線を向ける。
この中で最も目を引くのはやはりキャノンボール・ファスト用の専用パッケージ<風(ファン)>を装備した鈴だ。4基の増設スラスターに、新たに追加された胸部装甲は生身の鈴とは対照的な大きさで――――
「今なんか余計な事考えなかった!?」
「ギクッ!」
一夏が只今詰め寄られて激しく揺さぶられております。少々お待ちください……
「視界が、世界が回るぅ~……」
「余計な事考えるからよ!一応これでも編入した時と比べると大きくなってるんだからね!」
「あ~、そういえばそうだよな。最初はちょっとしか摘まめない位の大きさだったけど最近摘まめる量が増えてきたっていうか」
「お、大きな事でそんな事言わないでよ!?」
「……鈴も似たようなものだと思うのだが」
ミシェルの突っ込みは放置し、三半規管のダメージから回復した一夏の注目は<甲龍>のアンロックユニット部分、衝撃砲へと移る。
「何だか衝撃砲も真横向いてる感じだよな。やっぱそれもレース対策なんだろうけど」
「その通り、主に妨害用よ。でも射角がほぼ無制限な分本体自体の向きもあんま意味は無いんだけどね。これ以上は企業秘密だから教えてやんないわよ」
「ふん、だが戦いは武器で決まるものではないと教えてやろう」
そこへ箒も加わってきた。一夏同様箒の<紅椿>もレース用にスラスター出力を調整した仕様だが、エネルギーを馬鹿食いする展開装甲の一部を封印して燃費の向上が図られている。
本来<紅椿>には<絢爛舞踏>と呼ばれる単一仕様能力――――エネルギー増幅機能が実装されているのだが、未だ安定して箒は<絢爛舞踏>を発動できていない。それ故の処置。
「分かってるって。でも絶対負けないからな?」
「上等!」
「もちろんだ!」
恋人同士で奮闘を誓い合っていると2人の背後、皆から微妙に離れた辺りでポツンと佇んでいるセシリアの姿が目に入った。
その表情は暗く、日頃の華やかなオーラも薄れ代わりに物憂げな雰囲気を振りまいている。透き通るような色合いの美しい金髪までも幾分くすんで色艶を失っているかのように思えた。
「大丈夫かよセシリア。どこか具合でも悪いんだったら無理しないで棄権した方が良くないか?」
「お構いなく、大丈夫ですから心配は無用ですわ。ただ少し悩み事で困っているだけですので……」
「悩み事って――――やっぱり前のアレか?」
「いえ、もっとごく個人的な事ですので安心してくださいませ」
口ではそう言われても、陰りと憂いしか浮かんでいない顔をされては額面通りに受け取れる訳が無い。
一夏は腰を落とし、俯き気味のセシリアの肩に両手を置きながら視線を合わせて真正面から彼女と見つめ合う体勢を取る。唐突に一夏の凛々しい表情が目前に在る事を理解したセシリアの顔色が、ぼひゅんと音を立てて真っ赤に染まった。
「セシリア、自分だけで抱え込むような事はしないで、出来る事なら俺達にも相談してくれよ。頼りないかもしれないけど、俺達は友達なんだからさ」
「――――――ぁっ………」
セシリアの碧眼が大きく見開かれ、1回だけ大きく身体を震わせてから強く身体を強張らせた。
その反応に彼女に両手を乗せたまま、一夏も内心たじろぐ。もしかして俺失敗したんじゃないだろうか。もしかして藪蛇だったか――――
「……そう、ですわね。私達は、『友人』ですものね」
声がほんの微かに震えているような気がした。それともセシリア自身が必死に声が震えそうになるのを堪えているのかもしれない。
溜息を吐いてから、セシリアはまた笑みを浮かべる。重荷を全て捨て去ったような清々しい笑顔のようでもあり、大事な物を諦めてしまった哀しい笑顔のようでもあり。
ただ一夏に分かった事は、自分が大きな失敗を仕出かしてしまったという事のみ。己を鍛える最中手にした分析眼からではなく、相手の気配の揺らぎを感じ取る本能によってそれが理解できてしまった。
「ありがとうございます。お陰で私の中である事について区切りをつける事が出来ましたわ」
感謝の言葉を口にされても、一夏に喜ぶ事は到底出来ない。
一方ミシェルは一夏から離れ簪の方へ近付いていた。
今回、とうとう完成した<打鉄弐式>の初お披露目となるので緊張しているのか、今も空中にディスプレイを投影しギリギリまで微調整や確認を行っている簪の頬は引き攣り気味だ。
ミシェルも簪が専用機を完成させる為に、どれだけの時間と努力を費やしてきたのか身をもって理解しているのでそれなりに感慨深いものがある。だから直前になってもこうして画面と睨めっこしている気持ちも良く分かる。
……が、流石に少し心配になってきた。表情といい額に浮かべた汗といい、過剰な緊張や焦りが微妙に滲み出ていた。
「……大丈夫か」
「……流石に、ちょっと緊張気味。それに慣らし運転を重ねて潰せる問題点は全部潰したけど、やっぱり本番になるとまた不安になって来て……」
「……気持ちは分かるが、ここまで来たからには覚悟を決めるべきだ。分かる限りの問題点は、簪が自分の手で改善したんだろう?」
「うん……」
「……だったら簪は、そこまで<打鉄弐式>に思いを込めた自分を、そして自分が信じる<打鉄弐型を信じるんだ……そうすればきっと、最高の能力を発揮できる。簪も、<打鉄弐式>も」
ずっと画面に集中していた簪が顔を上げ、僅かに口元だけで笑みを浮かべた。
まだ若干強張りは抜けていないけれど、少しは落ち着いてくれたようだ。
「……ありがとう。少し、落ち着いたかも」
「それは良かった……」
簪の<打鉄弐式>は<打鉄>の後継機なだけあって<打鉄>用の追加パーツも装備可能となっているので、今回簪も<打鉄>用の増設スラスターを装備しての参戦である。
<打鉄>と比較すると背部に2門の荷電粒子砲<春雷>、アンロックユニットに独立稼動型誘導ミサイルポッド<山嵐>といった固定武装が追加されているせいで<打鉄>よりも大型に思える。
しかし機動力工場を求めスラスターも追加されている分機体そのものの装甲は薄くなっており、出力系統もスラスターや武装に割かれているので、防御力については余計な固定武装が存在せず装甲に容量を取っている<打鉄>の方が上だ。
そこへ簪と同じく増設スラスターを追加した<リヴァイヴ・カスタムⅡ>を展開したシャルロットが寄って来た。
「もうミシェルってば、お嫁さんをほっといて他の女の子に構うのは酷いと思うなー」
「むう、すまん……」
「あの、ミシェルは私を落ち着かせるために声をかけてくれただけだから、怒らないであげて……」
「ふふっ、冗談だから安心して。でもいざレースが始まったらお互い手加減は抜きで全力で戦おうね」
「う、うん、そのつもり……」
一際大きな歓声が地鳴りのように施設全体を震わせた。2年生のレースが終了し、今度は専用機持ちの出番。
「……そろそろ出番だな」
呟きと共にミシェルも残りのパーツと新たにインストールしていた専用パッケージを展開。
―――第1印象は赤。正確には赤と白のツートンだ。まるで双発のジェットエンジンを搭載した戦闘機の機首部分をぶった切って背負ったような外観だ。特に目立つのはエンジン部分の両横から突き出す前進翼で、何と前進翼の中心部分にもエンジンポッドが搭載されていた。計4発のエンジンを備えているのである。
皆が注目している前で具合を確かめるかのように可動式の前進翼とスラスターの推力偏向ノズルが前後に振れる。翼端部には従来の戦闘機同様兵装架が備えられ、六角形の円柱状の物体がぶら下げられていた。
両肩上からは可動式のビーム砲。よくよく見てみれば脚部パーツもいつもと微妙に形状が違い色も背部の大型ブースター同様紅白の機体色に統一されていて、腰部も両横に装備されていた折り畳み式の<アグニ>ビーム砲が長方形型のスラスターに交換されていた。こちらにも推力偏向ノズルが備えられている上腰部の接続部から180度以上前後に可動可能な仕組みだ。100-0への急減速で特に効果を発揮するに違いない。そしてトレードマークの大型盾型ビット。
頭部も、何本もスリットの入った西洋の兜風のバイザーからサングラス型の半透明な高速機動用補助バイザーへ変貌している。左右のこめかみからは斜めに突き出た2本のアンテナ。唯一変わりないのは腕部回りのみで例の如く右手にはフルオートショットガン<ドラゴンブレス>、左腕にはシールドガトリング<グリムリーパー>。
外見のインパクトでいえばその色調も相まって、増設ブースターを背負ったりビットを機体本体に固定した程度の変化などよりもよっぽど目立つ姿であった。
「……これが今回初お披露目の新型パッケージ。シリアルナンバーYF-29、開発コード名<デュランダル>だ」
「デュランダルといいますと、『ローランの歌』に出てくる英雄が持つ聖剣の名ですわね。フランスらしい名前だと思いますわ」
「小さい時に母さんに呼んで貰ったなぁ。敵に渡されないように岩に叩き付けようとしても逆に岩を切っちゃうぐらい頑丈な剣なんだよね確か」
「……むしろ愛の告白を言い切る前に遥か彼方に旅立っちゃうフラグな気がするんだけど」
セシリアはともかく不吉な突っ込みを入れないで下さい簪さん。
「山田教諭が合図しているぞ。さっさと所定の位置に整列せねばなるまい」
「ラウラの言う通りだな。それじゃあ行こうぜ皆」
ラウラの言葉を受け一同スタート位置へ。この日の為に増設スラスターや新型パッケージを装備して日頃とは違う陣容の専用機乗り達が一斉に衆目へと晒されていく。
一際増す観客達の興奮。特に世界で2人しか存在しない男性IS操縦者が並び立つという光景に、レース開始前からもはや客席のテンションは最高潮だ。観客席を見回してみれば一夏やミシェルの応援旗すら持ち込まれているといった具合である。
学園でのクラス対抗戦や学年別トーナメントのそれとは桁違いの熱気が会場中を埋め尽くし、その中心に立つ一夏達へと集中していく。2万人分の熱気に当てられた一夏達もこれには興奮の疼きを抑えきれず、自然と口元に笑みが浮かぶ。獲物を見つけた肉食獣の群れのような笑み。
――――千冬姉もモンド・グロッソに出場していた時、同じような気分を味わっていたのかな?
内心そんな疑問を呈しながら一夏は仲間達と共にスタートライン前で一直線に並んだ――――スラスター点火。急加速の瞬間襲い掛かるGに備え全身に力が篭ると、自然に陸上選手のクラウチングスタートに似た姿勢を取ってしまう。それは他の仲間達も同様だ。
「ステンバーイ……ステンバーイ……」
すぐ隣からミシェルの呟き。だが誰も彼には全く注意を払おうとせず、それどころか歓声も熱気も選手達の世界から完全に切り離されスタートラインに並ぶ一同の全神経をシグナルランプへ注ぎ込まれていた。
3、2、1――――そして灯るレッドランプ。
レース開始。
スタートダッシュはほぼ同時。背中を思い切り蹴飛ばされたような衝撃、直後に相撲取りにのしかかられたような重圧感と共に前方へと飛び出していく。
コースはストックカーレースのサーキットとよく似たオーバル状をしている。至ってシンプルなコースだが武器を使った妨害の存在がレースを否応無しに盛り上げてくれる事請け合いだ。シールドエネルギーが尽きれば失格となるので完走前にリタイアしてしまう事も珍しくは無い。
ISの一団は早くも大きくUの字を描くコーナーへ。先頭はセシリア、次いで鈴・ラウラ・シャル・一夏・簪・箒の順で突入し、最後尾にミシェルが続く。それぞれの差は僅かだ。順位は変わらぬままコーナーを抜け直線地帯へ飛び出す。すると他の面々よりも一足早く加速をかけた鈴が急速にセシリアとの距離を詰めていく。
「(いきなりセシリアに仕掛ける気なのか―――――)」
唐突に。
一夏の背筋を冷たい電流が流れた。
ハイパーセンサーの恩恵で視線を正面に据えたまま背後の様子も把握出来る事も忘れ、衝動のままに顔を後方へと向ける。注目したのは一夏のすぐ後続に付いている簪と箒ではない、更にその後方……最後にコーナーを抜けてきたばかりのミシェルだ。
一夏の勘は正しかった。
高速機動用にセッティングされてより鮮明に風景を映し出してくれるハイパーセンサーが、一夏の意を汲んでミシェルの姿を拡大し――――4基のエンジンポッド前面と脚部外装が展開される様子を映し出す。そこから覗かせたのは大量のミサイルだ。
最後尾のミシェルからだと、高熱を放つ誘導対象(ターゲット)……各機のスラスターの噴出口をしっかりと捕捉する事が出来た。マルチロックオンシステムが全機捕捉を終えてから一拍遅れて全機にロックオン警報。
「マジか!」
「何っ!?」
「そんな気はしてたよ……!」
「だよねー!」
「ちぃっ!」
「嘘でしょ!」
「何ですって!?」
「……最悪の強襲『殲滅』用兵装<デュランダル>のお披露目だ。諸君、派手にいかせてもらおう……!!!」
マイクロミサイル、全弾発射。
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どうにもヤマもオチも無い自分的にはつまらない文章しか書けませぬ…
自分を鍛え直す為にもそろそろオリジナルの方を再開する予定です。
それにしてもアニメでキャノンボール・ファスト仕様の各機を見てみたかったなぁ。特に増設ブースター背負ったシャルとラウラ機。
個人的にはAC用の追加ブースターをイメージしてます。