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No.27095の一覧
[0] DARKER THAN BLACK-冥府の反逆者- 【DTB黒の契約者+オリ主】[ナカムラ](2011/04/10 08:12)
[1] DARKER THAN BLACK-冥府の反逆者- 冥星は月見草へ落ちた……前編 <第1話>[ナカムラ](2011/04/10 08:14)
[2] DARKER THAN BLACK-冥府の反逆者- 冥星は月見草へ落ちた……後編 <第2話>[ナカムラ](2011/04/18 18:15)
[3] DARKER THAN BLACK-冥府の反逆者- 狙撃手の軌跡は死神を誘う……前編<第3話>[ナカムラ](2011/04/23 22:33)
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[27095] DARKER THAN BLACK-冥府の反逆者- 冥星は月見草へ落ちた……前編 <第1話>
Name: ナカムラ◆e005cf39 ID:a3b9ba7a 前を表示する / 次を表示する
Date: 2011/04/10 08:14
そこは闇と雪に包まれた港。
新潟のどこかにある。知る人ぞ知る小さな港。
そんな寂れた港に、場違いな大きさの貨物船が身を寄せ、陸には大量のコンテナがちょっとした迷路にも似た構造物を作っていた。
風によって荒れ気味な天候の中。その貨物船上では照明に照らされながら、数人の男達がせわしなく動き回っている。せっせと船にコンテナを揚げる男達の口から時折出る言葉は、この国のものではなかった。


そんな光景を後部ブリッジから眼下に見る男が一人。窓に背を預ける形で立っている男は、冬季迷彩仕様のヘルメットとボディーアーマーに身を包み、肘や膝をプロテクターで固めた奇妙な人物だった。無骨な服装に反して顔立ちは幼かったが、エッジの効いた黒い瞳は不気味なほどに冷え切っている。
その傍らには青い人民服を着た褐色の少年と大陸風の大男が張り付くように控えていた。10代にも満たないように見える、その少年の眼はただ真っ直ぐ男の方を向けられている。しかし、まるで生気を感じないその瞳では、少年が意識的に男を見ているのかどうかは怪しいところである。その少年は、ブリッジのすぐ傍にある窓に手を貼り付けていた。窓は氷のように冷たいはずだが、少年にそれらしいそぶりは無い。
一方の大男は腕と眼を固く結んで仁王立ちしていた。肩に突撃銃を提げ、腰には手榴弾を引っ掛け、四つある胴のポケットのいくつかには予備弾倉が納まっている。
ブリッジには彼らを含めて8人前後の男がいたが、誰一人として三人の方に目を向けようとはしなかった。何人かは時折盗み見るように眼を滑らしていたが、それは好奇心や気配りから来るものではなく、傍らに不発弾を抱えたような恐怖によるものだった。


積もった雪が何かの拍子でブリッジの屋根から滑り落ちたその時、少年が僅かに首を上に動かした。


「……サトー。来たよ」


サトーと呼ばれたボディーアーマー男は、それを聞いた途端目が覚めたように背中を窓から剥がした。
ブリッジにいる全員の動きが止まり、何事かと視線で三人に訴えた。
微動だにしていないのは大男一人だけである。

「座標と人数は?」

「……10の6、四人」


「四人? 武装は?」


「……全員していない」


それを聞いて相手が契約者である事を確信したサトーはつかつかとブリッジ中央に歩み寄った。そしてその場にいた船員をどかせると、アナウンス用のボタンを押す。


「総員作業中止。各自武装して迎撃ポイントにつけ」


放送が入った途端、全ての作業が中断された。男達がわらわらと船内に駆け込むと、手に手に武器を携えて船と岸をつなぐ橋を渡っていった。


「スズキ。お前は俺について来い」


スズキ、と呼ばれた男はかっと眼を見開くと、肩の突撃銃を手に回した。そして各部を軽く触って問題が無いことを確認し、横に付いたレバーを引く。これでこの銃は安全装置を解除するだけで撃てるようになった。サトーもブリッジ後方にあるロッカーからいくつかの武器を取り出し、似たような作業をこなした。


そして首筋に這わせた無線機のスイッチを入れる。


「タカハシはここで観測を続けろ。無線は大丈夫か?」


「……大丈夫」


サトーはタカハシの無機質な声がイヤホンからも聞き取れたのを確認すると、スズキを引き連れて水密扉に手を掛けた。


「ちょ、ちょっと待て! 相手は契約者なんだろ? だったらさっさと出航しよう!」


声の主は白髪さえ薄くなった船員、この貨物船の船長だった。
彼の目からは老人には似合わない、明らかな動揺がうかがえた。


「……仮に間に合ったとしても、積荷の一部はまだ陸地にある。あれを持ち帰られなければ収容所送りだぞ?」


「……!」


収容所、という単語に船長は口をつぐみ、恨めしそうに中央甲板の真上で宙吊りになっているコンテナを見た。あの国の人間にとって何よりも怖いものを持ち出されては何も言えなかった。


サトーとスズキは水密扉を開けると、斜め上から吹き付けてくる雪を潜りながら中央部の間の甲板へと降りた。


二人は船のふちに身を隠すと、サトーが少しだけ顔を出して岸を覗いた。照明の先に見えるのは無造作に置かれたコンテナ達と紙ふぶきのように降り注ぐ雪だけ。顔をふちに戻すと、首筋に手を添えて無線を入れる。


「タカハシ。敵の変化は?」


「……人数は変化なし。座標は7の5」


「敵の陣形は?」


「……一人を中心にして三角形を作ってる」


「こちら側の配置は?」


「……完了してる」


「では敵が最寄ポイントの攻撃可能範囲に入ったら、その座標を連絡しろ」


「了解」


サトーは首筋に手を添えたまま、通信先を船長に変えた。


「船長。各ポイントの船員と俺の無線を仲介しろ。全員が俺の指示を聞けるように、かつ全員の通信が同時に俺に入るようにするんだ」


「わ、わかった。……なあ、大丈夫なんだろうな?」


「問題ない。切るぞ」


サトーは無線から手を離すと、手元にある突撃銃を握った。
実のところ、能力がわからない以上、契約者相手に万全の対策などとれない。
にもかかわらず船長に安全を保障したのは、彼らが怖気づかない為の方便である。
必要ならばたとえ味方でも迷いなく騙す。しごく合理的な思考だった。


「……敵が範囲内に入った。最寄ポイントはγ。座標は6の4」


サトーは頭の中に一帯の最新の状況を作り出した。彼はここ一帯の地図と座標を完全に記憶しているのだ。
サトーは首筋に手を添えて無線を入れる。


「ポイントγ。敵が見えるか?」


「見えます。男が一人。女が一人。子供が二人。子供一人を中心にして三角形を作っています。まだ気づかれてはいません」


「一番近い奴を撃て」


迷いの無い声音だった。唐突な指令にも関わらず、すぐに港に銃撃音が響いた。
乾いた銃撃音が数秒に渡って吹き荒れる雪を切り裂いたが、すぐにそれは建造物が破壊されるような、不規則で鈍い音に変わった。


「タカハシ。敵はどう対応した? こちらの損害は?」


「敵は不可視シールドのようなものを張っていた。中心の子供がその発生元。こちらの攻撃を防いだ後、前の男が衝撃波のような攻撃を撃った。γポイントは死亡」


自分の出した指令によって味方が死んだ。しかしサトーは眉一つ動かさなかったし、むしろ彼の中では狙い通りに事が進んでいた。元より、敵の能力を知る為の特攻に過ぎなかったのだ。
今のでわかったのは、敵はシールド能力と遠距離攻撃能力の契約者だということだ。
残る能力不明な契約者は最大でも二人。
サトーはひたすら冷静な物言いと、何も考えていないようにさえ見える無機質な眼で先ほどと同じ指示を出した。


「タカハシ。敵が最寄ポイントの攻撃可能範囲に入ったら、その座標を連絡しろ」


「了解」


そして再び、銃撃→反撃→全滅が繰り返された。




サイド転換。




「雨霧さん。妙です。敵の攻撃がどこか計画的に見えます」


長い黒髪をポニーテールで纏めた女性が隊列の先頭を行く赤髪の男、雨霧を呼び止めた。天音、という名の女性は厚着の上からでもわかるほどふくよかな胸の持ち主だったが、契約者特有の刺すような眼光が、それが本来持つ母性的な柔らかさを塗りつぶしていた。その能力は輪ゴムを貫通爆弾化して射出する事。その威力は装甲車をも射抜き、爆破する。
雨霧が足を止めると三角の隊列もコンテナの陰に隠れる形で止まった。それはこの隊の長が誰であるかを示していた。彼の逆立つ赤い髪と閉じられた片目を備えた彫りの深い顔は、リーダーらしい厳格な雰囲気を漂わせている。だらしない腹のたるみを除いては。
彼の応力は衝撃波弾を放つ事。輪ゴムの貫通爆弾程では無いが、車程度なら十分破壊出来る。


「……そうだな。どうやらこちらの能力を探っているようだ。分散してるせいで一気に殲滅できん」


三角陣の右角に当たる子供が静かに口を開いた。


「そっか。それならこっちの能力は全て知られちゃっただろうね。どうするの雨霧さん?」


アインという名の彼は見た目こそ小学生だが、眼光は雨霧や天音と何ら変わりない。それはもう一人の子供の契約者も同じだった。彼の能力は目視できる範囲内に巨大な穴を穿つ事。落とし穴と言えば間抜けな響きだが、結構な深さである為有用性は高い。もう一人の子供はドライという名の契約者だ。リュックを背負い、赤いバンダナを額に結わえた彼の能力はシールドを発生させる事。それはあらゆる打撃を防ぐ、堅固な不可視の壁だった。ドライは子供にしては老け顔なので、単に小柄なだけかもしれない。


「敵は対契約者戦を心得ているようだが、我々の目的達成のためにはまとまった数のドールが絶対に必要だ。だからこの港での、北朝鮮によるドール密輸を逃すわけにはいかない。アルマが必要な数を揃えられるとは限らんからな」


雨霧はコンテナから僅かに顔を出して安全を確認すると、腕を立ててゴーサインを出した。それと同時に四人全員が三角の形を保ちつつコンテナの間を走り抜ける。


彼らを挟むコンテナにはターゲットの貨物船が行きに持ってきた密輸品が入っている。武器や麻薬とろくでもない物ばかりだ。
だが今彼等が狙うは船が持ち出そうとしているドールのみ。
ドールの数は一体や二体ではないので、運ぶにはコンテナごとだ。その為に港の外にはコンテナを牽引できるだけのトラックが待機している。
つまりドール奪回の為には貨物船を警備する、決して少ないとはいえない数の敵を排除しなければならない。本来は輸送中の所を速攻できめるはずだったが、ルートの情報が間違っており、みっともなく待ちぼうけを食らうはめになってしまった。人数が四人しかいないのはその為である。
公安やMI6、『組織』のような巨大な力のある所なら、こんな面倒な戦いはしなくてすんだのだろうが、雨霧達の組織にそんな余裕は無かった。


雨霧達はコンテナの影から影へと乗り移るように移動し、徐々に貨物船との距離を詰めていく。今まであちこちにあった待ち伏せが無いことに疑念を感じつつ、雨霧達は目で貨物船を捉えられる距離にまで近づいた。


二つの照明で照らされているものの、貨物船の周りに人は無く。宙吊りになったままのコンテナが雪風に晒されているだけだった。貨物船上にはすでにいくつかのコンテナがあり、空中を漂うコンテナと船上のそれらのどれかにドールが入っていると見て間違いない。ターゲットは眼前だ
……しかし……。


「罠だな」


雨霧は静かに、だがはっきりと言い切った。
先ほどの統率の取れた攻撃を鑑みれば、敵が逃げ出したとは考えづらい。おそらくのこのこと出てきたところを一斉攻撃する気だろう。それだけならシールドで苦も無く防げるが、向こうがコンテナを背にしている以上は下手に攻撃出来ない。それにシールドといってもずっと発動し続けられるものではないから、策も無く出れば蜂の巣にされてしまう。


「こちらの能力を踏まえたうえでの布陣。厄介だな。……さて、どう攻めたものか」



サイド転換



「……さて、どうくるか」


サトーは先ほどと変わらない場所で突撃銃を懐に抱え、時を待っていた。スズキを始めとする武装した船員達は船上の各ポイントに分散させてある。こうしておけば一度にやられる事は無い。そしてスズキ達には照明から眼を伏せて置くようにも命じていた。


その時、二つの照明が同時に砕け散った。


「来たか」


暗闇に乗じるつもりだろうが、事前に目を馴らさせておいたサトー達に効果は薄いはずだ。
サトーが船のふち越しに突撃銃を構えた。周囲からもがちゃがちゃと銃を構える音が聞こえた。


船自体の明かりによって、薄暗い中でも近くのコンテナが見える程度の視界はあった。
……がしかし、そこには誰もいない。


「……?」


サトーが銃口を反らした直後、船の真横の岸に半円が穿たれた。


その凹みに流れ込む形で船が斜めに叩きつけられた。投げ出されたサトーはとっさに構えて衝撃を緩和しつつ、岸に転がる。しかしサトーのように上手く動けた船員は少なかった。ある者は凍てついた海に沈み、ある者は岸に身体を砕かれた。ヘルメットやボディーアーマーが無ければ、サトーとて同じ末路を辿っていたかもしれない。


船は穴の中で横倒しになった。船上にあったコンテナは積み木のように折り重なり、陸地にあったおかげでぎりぎり難を逃れたクレーンとその先のコンテナだけが変わらずそこにいた。


サトーはすぐ目の前に転がった突撃銃を掴もうと、軋む体に鞭打って這って行く。
しかし目前で雨霧が突撃銃を蹴り飛ばして海へと葬った。
サトーが雨霧をまともに認識したかしないかの狭間に、彼はサトーを押さえつけた。サトーの顔が凍った地面に擦り付けられて歪んだが、雨霧を見上げるその眼光は鋭利なままだった。


「我々の勝ちだ。ドールが入ったコンテナを教えてもらおうか?」


「……それを知ったら、お前たちは俺をどうする?」


その質問のせいか、サトーを押さえつける力が若干緩んだ。


「……。お前は契約者か?」


「そうだ」


「なら、……っ!」


雨霧は船側からのわずかな物音に反応して、とっさに身を翻した。すると先ほどまで彼が占めていた空間に青い閃光が二、三条走る。目標を失した閃光は陸のコンテナに命中すると、その細さからは想像も出来ないほどの大穴を空けた。射線上を辿ると、そこにはスズキが穴から身を乗り出す形で突撃銃を構えていた。


陸に上がりきったスズキは、その身を青く輝かせ、瞳に赤い光点を浮かべて、雨霧に狙いを定め、薙ぐように発砲した。間一髪でそれを回避した雨霧は振り向きざまに衝撃波弾を放つ。スズキはローリングでそれを避けきると、再び銃口を雨霧に修正した。
その時、無理に回避して体勢を崩した雨霧に大きな隙が出来る。スズキはそれを逃がすまいと、引き金に力を込めた。
その刹那、スズキの大きな胸板を小さな光が貫き、彼の手から突撃銃が滑り落ちた。反射的に胸を押さえて手の平を見返すと、その手は赤黒く染まっている。スズキの前には手をピストルの形にした天音が立っていた。致命傷にもかかわらず、スズキは腰に引っ掛けた手榴弾に手を伸ばす。しかしスズキが手榴弾を投げるよりも早く、天音の輪ゴムが彼の腹に吸い込まれた。


その輪ゴムは貫通せず、スズキの体表で起爆した。血が雪を染め上げ、肉片が船やコンテナに塗りつけられた。勝負は決したのだ。


サトーは雨霧達四人に取り囲まれると、おとなしくドールの入ったコンテナを答えた。


「あれだよ。今宙吊りになってる、あのコンテナの中にドールが入ってる」


天音がクレーンを操作して下ろすと、コンテナの中に8体のドールが収められているのが確認できた。


ドールの無事を確認すると、雨霧は縛り上げられたサトーと向かい合った。


「さて。質問を変えるぞ。お前は我々のところに来る気は無いか?合理的に考えればどうすべきかは自明の理だろう」


「我々とはどこの組織だ?MI6?CIA?モサド?」


「我らはイブニングプリムローズ。契約者の契約者による契約者の為の組織だ」


「契約者が作る組織?そんなものがあるのか。その組織に入るとどんな利益がある?」


「……未来だ」


契約者らしからぬ、抽象的な話だった。人間で未来といえば希望の象徴のようなもの。しかしそこは契約者だ。入らなければ殺すという意味だろう。サトーはそう合理的に解釈した。


「……条件がある」


サトーの発言を、雨霧は沈黙で促した。


「船のブリッジにドールがいる。それと戦闘に参加していた船員で生き残っている者がいたら連れて行きたい」


「しかし彼等は我々に協力するのか?北朝鮮の人間だろう」


「ブリッジの船員以外は俺の部下だ。彼等は俺の命令に従って動く」


雨霧は一瞬思案すると、他の三人に指示を出した。


「では生き残っている船員とドールを回収する。詳しい話はそれからだ」



およそ一時間後



大型のコンテナ内にはタカハシと奪取したドール、それと生き残っていた船員達数人に彼らの監視役として天音を乗せた。
そして雨霧が運転するトラックは港を後にした。
残されたのはブリッジの船員達と傾いた貨物船、そして一段と荒れ狂う雪風だけだった。


移動中の車内で、サトーは雨霧のほうをちらりと見た。


「ところで雨霧。どうしてあんな風に船を攻撃した?コンテナを盾にしたのだから、派手に攻めてくる事は無いと思っていたが」


雨霧はハンドルを雪道に馴染ませながらそれに答えた。


「確かにあの攻撃は見込みが違えばドールを台無しにする可能性はあった。だがお前の思惑通りに動けばこちらがやられる公算が高すぎたからな。やられる位ならドールを失する方がマシだと考えて、やむなく強行手段に出た」


「なるほど。それにしてもそんなにドールが欲しかったのか?」


「ああ。ドールは我らの計画にどうしても必要だからな」


「その計画ってやつはいつ教えてくれる?」


「本拠地で我らの長が待ってる。彼女から直接聞くのが一番だろう」


「その彼女の名前は?」


「コードネームは色々あるが、我々はアンバーと呼んでいる」


アンバー。
サトーの頭にそれに関連する情報は無かった。
もっとも、名前など彼ら契約者にとってはどうでも良いものだ。サトーもタカハシもスズキも、上から与えられたコードネームに過ぎない。
誰かの都合で幾らでも変わるものに、特別な価値など無いだろう。


彼らを乗せてトラックは走る。目指すは東京。ヘルズゲートとそれに惹かれた魑魅魍魎達の都だ。






ここで今回は終わらせて頂きます。
次回はこの話の後編です。数日以内に投稿しますので、お気が向きましたら又いらしてください。


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