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No.25786の一覧
[0] 普通の先生が頑張ります (更新再開…かな?[ソーイ](2011/06/08 19:02)
[1] 普通の先生が頑張ります 0話[ソーイ](2011/04/10 19:06)
[2] 普通の先生が頑張ります 1話[ソーイ](2011/04/10 16:49)
[3] 普通の先生が頑張ります 2話[ソーイ](2011/04/08 22:17)
[4] 普通の先生が頑張ります 3話[ソーイ](2011/04/08 22:52)
[5] 普通の先生が頑張ります 4話[ソーイ](2011/04/08 23:22)
[6] 普通の先生が頑張ります 5話[ソーイ](2011/04/08 23:43)
[7] 普通の先生が頑張ります 6話[ソーイ](2011/04/09 10:03)
[8] 普通の先生が頑張ります 7話[ソーイ](2011/04/09 10:16)
[9] 普通の先生が頑張ります 8話[ソーイ](2011/04/09 10:36)
[10] 普通の先生が頑張ります 9話[ソーイ](2011/04/09 13:58)
[11] 普通の先生が頑張ります 10話[ソーイ](2011/04/09 14:38)
[12] 普通の先生が頑張ります 11話[ソーイ](2011/04/09 15:24)
[13] 普通の先生が頑張ります 12話[ソーイ](2011/04/09 18:20)
[14] 普通の先生が頑張ります 13話[ソーイ](2011/04/09 22:23)
[15] 普通の先生が頑張ります 14話[ソーイ](2011/04/09 23:12)
[16] 普通の先生が頑張ります 15話[ソーイ](2011/04/09 23:47)
[17] 普通の先生が頑張ります 16話[ソーイ](2011/04/10 16:45)
[18] 普通の先生が頑張ります 17話[ソーイ](2011/04/10 19:05)
[19] 普通の先生が頑張ります 18話[ソーイ](2011/04/11 21:15)
[20] 普通の先生が頑張ります 19話[ソーイ](2011/04/11 21:53)
[21] 普通の先生が頑張ります 20話[ソーイ](2011/02/27 23:23)
[22] 普通の先生が頑張ります 21話[ソーイ](2011/02/27 23:21)
[23] 普通の先生が頑張ります 22話[ソーイ](2011/02/27 23:19)
[24] 普通の先生が頑張ります 23話[ソーイ](2011/02/27 23:18)
[25] 普通の先生が頑張ります 24話[ソーイ](2011/02/26 22:34)
[26] 普通の先生が頑張ります 25話[ソーイ](2011/02/27 23:14)
[27] 普通の先生が頑張ります 26話[ソーイ](2011/02/28 23:34)
[28] 普通の先生が頑張ります 27話[ソーイ](2011/03/01 23:20)
[29] 普通の先生が頑張ります 28話[ソーイ](2011/03/02 22:39)
[30] 普通の先生が頑張ります 29話[ソーイ](2011/03/04 22:42)
[31] 普通の先生が頑張ります 30話[ソーイ](2011/03/08 00:19)
[32] 普通の先生が頑張ります 31話[ソーイ](2011/03/07 23:33)
[33] 普通の先生が頑張ります 32話[ソーイ](2011/03/10 00:37)
[34] 普通の先生が頑張ります 33話[ソーイ](2011/03/09 23:47)
[35] 普通の先生が頑張ります 34話[ソーイ](2011/03/10 23:15)
[36] 普通の先生が頑張ります 35話[ソーイ](2011/03/13 23:11)
[37] 普通の先生が頑張ります 36話[ソーイ](2011/03/14 22:47)
[38] 普通の先生が頑張ります 37話[ソーイ](2011/03/15 23:56)
[39] 普通の先生が頑張ります 38話[ソーイ](2011/03/16 23:15)
[40] 普通の先生が頑張ります 39話[ソーイ](2011/03/17 23:03)
[41] 普通の先生が頑張ります 40話[ソーイ](2011/03/18 22:46)
[42] 普通の先生が頑張ります 41話[ソーイ](2011/03/19 23:49)
[43] 普通の先生が頑張ります 42話[ソーイ](2011/03/20 23:12)
[44] 普通の先生が頑張ります 43話[ソーイ](2011/03/21 22:44)
[45] 普通の先生が頑張ります 間幕[ソーイ](2011/03/23 07:49)
[46] 普通の先生が頑張ります 44話[ソーイ](2011/03/23 23:24)
[47] 普通の先生が頑張ります 45話[ソーイ](2011/03/25 23:20)
[48] 普通の先生が頑張ります 46話[ソーイ](2011/03/26 23:23)
[49] 普通の先生が頑張ります 47話[ソーイ](2011/03/28 00:29)
[50] 普通の先生が頑張ります 48話[ソーイ](2011/03/28 23:24)
[51] 普通の先生が頑張ります 49話[ソーイ](2011/03/30 00:25)
[52] 普通の先生が頑張ります 50話[ソーイ](2011/03/31 00:03)
[53] 普通の先生が頑張ります 閑話[ソーイ](2011/04/01 00:36)
[54] 普通の先生が頑張ります 51話[ソーイ](2011/04/01 23:50)
[55] 普通の先生が頑張ります 52話[ソーイ](2011/04/03 00:22)
[56] 普通の先生が頑張ります 53話[ソーイ](2011/04/04 23:45)
[57] 普通の先生が頑張ります 54話[ソーイ](2011/04/05 23:24)
[58] 普通の先生が頑張ります 55話[ソーイ](2011/04/06 22:31)
[59] 普通の先生が頑張ります 56話(修正前[ソーイ](2011/04/27 22:46)
[60] 普通の先生が頑張ります 57話(修正前[ソーイ](2011/04/27 22:47)
[61] 普通の先生が頑張ります 58話(修正前[ソーイ](2011/04/27 22:47)
[62] 普通の先生が頑張ります 59話(修正前[ソーイ](2011/04/27 22:47)
[63] 普通の先生が頑張ります 60話(修正前[ソーイ](2011/04/27 22:47)
[64] 普通の先生が頑張ります 61話(修正前[ソーイ](2011/04/27 22:48)
[65] 普通の先生が頑張ります 62話(修正前[ソーイ](2011/04/27 22:48)
[70] 普通の先生が頑張ります 56話(修正版[ソーイ](2011/04/28 23:46)
[71] 普通の先生が頑張ります 57話(修正版[ソーイ](2011/04/28 23:27)
[72] 普通の先生が頑張ります 58話(修正版[ソーイ](2011/04/30 22:52)
[73] 普通の先生が頑張ります 59話(修正版[ソーイ](2011/05/18 23:24)
[74] 普通の先生が頑張ります 短編 【茶々丸】 [ソーイ](2011/05/23 23:47)
[75] 普通の先生が頑張ります 短編 【エヴァンジェリン】 [ソーイ](2011/05/23 23:42)
[76] 普通の先生が頑張ります 短編 【エヴァンジェリン】 2[ソーイ](2011/05/25 23:21)
[77] 普通の先生が頑張ります 短編 【月詠】 [ソーイ](2011/06/08 23:06)
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[25786] 普通の先生が頑張ります 21話
Name: ソーイ◆9368f55d ID:052e1609 前を表示する / 次を表示する
Date: 2011/02/27 23:21
「つかれたー……」

 それが今日一日を正確に表した一番の言葉。
 疲れた。本当に。
 旅館の入り口に備え付けてある椅子に深く腰掛け、大きく息を吐く。
 この大きな旅館を貸し切りでの4泊5日。
 こんな良い所に4泊とか……贅沢だなぁ、と思わなくも無い。
 流石麻帆良。
 晩飯も今まで食った事の無いくらい美味かったし。
 舌が肥えなければ良いなぁ、と。
 ちなみに、座ってる椅子も、時代劇の茶店とかで見かけるような作りのヤツである。
 紙で造られた傘まで立ててある。
 ……凝ってるなぁ。

「大丈夫ですか、先生?」

「おー、近衛と龍宮か」

 その周囲を見……桜咲はいないのか。
 まぁ、いくらなんでも四六時中一緒に居たら疲れるかぁ。
 姿勢を正し、少し伸びをして2人を見る。
 浴衣姿なのは、風呂上がりだからだろう。

「今日は楽しかったか?」

「はい、それはもうっ」

「良かったなぁ」

 その隣で苦笑する龍宮の気持ちが良く判る。
 それは少しは桜咲の事を知っているからか。
 本当に楽しそうに、嬉しそうに笑うその顔が、俺も嬉しい。

「まだ修学旅行は続くからなぁ、もっと楽しくなると良いな」

「はいっ」

「ま、確かにね」

 龍宮も楽しかったのだろう、今日は何時もより表情が緩んでる。
 あんまり、というより旅行なんて行かないけど、こういうのは楽しいな。

「あんまり湯冷めしないようにな?」

 風邪ひいたら勿体無いぞ、と。

「はは、そんなヘマはしないよ」

「そうですえ」

「そう甘く考えてると、危ないんだぞ?」

 笑ってそう言い、立ち上がる。

「部屋には戻らないのか?」

「先生、少し話しません?」

 ん?

「なんだ、誘われてたのか」

「そうですえ」

 また、笑われる。
 ちょっとした冗談なのは、旅先だからだろうなぁ。

「それじゃ、風呂上がりに冷たい飲み物でも飲むか?」

「いただこうかな?」

「ありがとーございます」

 自販機の前に立つと、結構見慣れないジュースがあった。
 御当地ジュースってやつか?
 ええっと……。
 近衛と龍宮にはお茶を、俺は妙なジュースを買って戻る。

「ほら、120円」

「お金をとるのかい、先生?」

「はは、冗談だ……近衛、冗談だから財布を探すな」

 というか、風呂に財布持っていってたのか?

「ふふ、冗談ですえ。ところで、先生、それ」

「ん? いや、珍しかったんで、つい」

 ぜんざいの缶ジュースです。
 これ自体は偶に見かけるんだが……餅入りである。
 ……飲めるんだろうか?

「先生、夕映みたいですえ」

「まったくだ」

 生徒からは苦笑されてしまったが、どうにも気になってしまったのだ。
 折角の京都だし。
 というか、

「綾瀬?」

「夕映も珍しい飲み物を良く飲んでます」

 ほー。

「麻帆良にそんな珍しい飲み物ってあったか?」

 三人で椅子に腰かけ、缶を開ける。
 ……ちなみに、俺のはホットである。
 餅入りぜんざいのコールドは買う気にはなれなかった。

「図書館島の下には売ってありますえ」

「……あのなか、自販機まであるのか」

 流石に地下には潜った事は無いなぁ、と。
 それに、そこまで珍しいジュース好きでもないしな。
 今度暇が出来て、覚えていたら……まぁ、行って良いかもなぁ。

「先生、図書館島ってあんまり行きません?」

「授業で使うようなのは1階とか2階だからな、下には行かないなぁ」

「そうなんですか……」

 あれ? 何でそこで落ち込む?

「龍宮は、地下に入った事はあるのか?」

「偶にね。でも、私もほとんど知らないかな?」

「ふぅん」

 もしかして流行ってるのかな、探検?
 ……ああ。

「そう言えば、近衛は探検部だったな」

 どうして部活……と言うよりクラブとして承認されたのかは判らないが、近衛はそこに入部してたはず。
 図書館探検部、だったか?

「あ、知って」

「そりゃ、先生だからなぁ」

 ちなみに、一人で複数掛け持ちの生徒も居たりするので、全員分は覚え切れて無い。
 確か、近衛も一人でいくつか掛け持ちしてたはず。
 龍宮はバイアスロン部だったな、と。

「はぁ、良く覚えてるもんだ」

「龍宮は覚えやすいしな、掛け持ちしてないから」

「はは、なるほど」

 そういって、勇気を出してぜんざいを一口……。

「うーん」

「ありゃ、残念でした?」

「あー……何と言うか、そう外れじゃないけど、うん」

「微妙、と」

 そう言う事、と。
 つか餅が無い。溶けたのか?
 やけにドロリとしてるし。

「次は変なのを買わない事をお勧めするよ」

「ああ、俺もそう思うよ」

 どうにもこの手の物は、運が無いしな。

「お嬢様」

 あ。

「桜咲も、今風呂上がりか?」

「はい。すみませんお嬢様、遅くなりました」

「ええよ、そんな待ってないし」

 先生とも話せましたし、と。
 なんだ、やっぱりこの二人は一緒だったのか。

「はぁ」

 そして、その後ろには溜息を吐くマクダウェル。

「折角の露天風呂なのに、何かあったのか?」

「あー、色々な」

 物凄く投げ遣りに答えられた。
 んー……。

「二人とも、何か飲むか?」

「いえ、いいです」

「ふん――いい。部屋に戻る」

 ありゃ、これは相当ご立腹だな。

「龍宮、何かあったのか?」

「うーん。まぁ、色々と。女の秘密ってヤツだよ」

 あー……。

「……見回りに行くかなぁ」

「はは、それじゃ先生、頑張って」

 変な事聞いたなぁ。
 失敗した……旅先で気が緩んでると言うか、何と言うか。
 いかんいかん。







 ぜんざいのジュースをちびちび飲みながら歩いていると、最近の問題児を見つけた。

「雪広、何やってるんだ?」

「あ、先生」

「こんばんはー」

「あら先生、こんばんは」

 朝倉と那波も一緒か……うん。

「雪広、部屋に戻るぞ」

 ついていくからな、と。

「酷いっ」

「しょうがないよねー」

 しょうがないよなぁ、と。

「それで、何しようとしてたんだ?」

「もう何かする前提ですかっ!?」

「…………違うのか?」

「そこで意外そうな顔をしないで下さいっ」

 その間も気になりますし、と。
 そりゃ悪い事をしたなぁ。

「で?」

「ネギ先生に会いに行こうとしておりました」

 ありがとう那波。

「よし、雪広は戻るぞ」

「私限定!?」

 ……面白いな。
 雪広ってこんなキャラだったか?

「いや、那波と朝倉なら……まぁ、消灯までの時間なら良いかな、と」

「いえ、私としては出来れば消灯後も」

「教師がそう言うのを見逃す訳にもいかんだろ……」

 あと何正直に喋ってるんだお前は……。
 軽い頭痛を抑える為に、目頭を押さえる。

「あやかちゃん、素直ねぇ」

「……欲望に忠実と言うか」

「よくもまぁ、教師の前で堂々と言えるなぁ」

 ある意味……尊敬は出来ないな、うん。
 とにかく、と。

「ネギ先生の所へは禁止だ。判ったか?」

「うー」

「あら、可愛い」

 はぁ。
 あの真面目なクラス委員は何処に行ったのか。
 これはこれで明るくて良いけど、なぁ。

「面白いネタになりそうだったのにぃ」

「そんな事したらネギ先生のクビが飛ぶぞ」

 本当に。
 まったく。

「明日は自由行動があるだろう? そこじゃ駄目なのか?」

「はっ!?」

 と言うか、まず明日の事を考えて無かったか。
 ……ある意味、これも前しか見てないと言えるのかな?

「なるほど――っ」

「先生、上手いねぇ」

 そうか?
 あまり褒められてる気がしないのは、何でだろうなぁ。

「それでは先生、お休みなさいませっ」

「って、今から寝るのか?」

 腕時計を見ると、まだ8時少し過ぎである。
 早くないか?
 ……行ったし。

「前向きねぇ、あやかちゃん」

「だねぇ」

「そうか?」

 アレは前向きと言うより、暴走と言えるかもなぁ。
 ――明日は、良く見とくか。

「那波、明日もよろしく頼むなぁ」

「判りました」

「……面白くないなぁ」

 面白くされたら困るんだよ、と苦笑い。
 ま、元気が無いよりはいい、かなぁ。







 相変わらず元気だなぁ、と。
 もうなんか、なぁ。

「もうすぐ消灯だから、部屋に戻れよー」

「はーい」

「わっかりましたー」

 ……そのテンションで寝れるのか?
 まぁ、俺なら無理だろうなぁ、と。
 今日は遅くまで起きてる事になりそうだなぁ。

「はは、先生。疲れてるようだね」

「あ、瀬流彦先生」

 ちょうど入り口から入ってきた瀬流彦先生と鉢合わせした。
 外? その考えが表情に出たのか、苦笑して

「まぁ、流石に外にまで出る子はいなかったけどね、念のため」

「お疲れ様です」

 そう言う事か。
 俺も苦笑してしまう。
 あのテンションなら、判らないのかもしれないし。

「それに、こんなに綺麗な景色の場所だけど、ゴミも多くてね」

 そう言って、手近なゴミ箱にくしゃくしゃに丸められたゴミを捨てる。

「それは嫌ですね」

 ウチの学校の子達……じゃないよな。
 流石に、そんな子達は居ないだろう。

「まったくだね」

 南無南無と何故か両手を合わせていた。

「どうしたんですか?」

「知らないのかい? こんな罰当たりな事をすると、手痛いしっぺ返しが来るんだよ」

「ああ、なるほど」

 と言うか、

「……来たんですか、しっぺ返し?」

「……あはは……」

 目を逸らされた。
 ……来たんだ。

「日頃の行いは大事だよ、先生」

「気を付けます」

 何があったんだろう?
 聞いちゃいけないんだろうけど、気になる。
 ま、その内酒の席ででも聞けたらいいなぁ。

「そろそろ消灯の時間だけど、先生は部屋には戻らないのかい?」

「そうなんですけど……どうにも、子供たちのテンションが」

「あー……修学旅行初日だからねぇ」

 流石に外には出ないだろうけど、部屋から出るかもしれませんから、と。
 ちなみに新田先生と葛葉先生などは見回り中、俺は一応外に出ないように入り口で監視である。

「今日はどうだった? 確か修学旅行は初めてだよね?」

「はは……疲れました」

 本当に、と。
 明日はもう少し、上手く出来ると良いんですけど、と。

「皆好き勝手動くからねぇ」

「目を離すのが不安で」

「判る判る」

 そう言って、自販機の前に。

「なに飲みます?」

「あ、いいですよっ」

 だしますから、と言おうとしたらもうお金を入れてしまった。
 あー……。

「コーヒーをお願いします。ブラックで」

「偶には奢るよ」

 はい、と。

「修学旅行初日の体験おめでとう」

「す、すいません」

「いいよいいよ。誰だって最初は初めてなんだから」

 その言い回しが可笑しくて、小さく苦笑してしまう。

「それに、先生には色々と……まぁ、助けられたからね」

 はい?

「自分がですか?」

「うん。助かってるんだよ、本当に」

 何かしたっけ?
 うーん。

「深く考えなくて良いよ。どうせ内緒にしとくから」

「教えてくれないんですか?」

 教えて下さいよ、と。
 そう言うと笑って拒否された。
 き、気になる。

「それより、最近はどうなの?」

「はい?」

「先生のクラス、色々と大変でしょ?」

「あー……はは」

 そうでもないですよ、と。
 大変、って聞かれたあらそうかな、っても思うけど。
 別にそう悪い子達じゃないですし。
 暴走はするけど、聞きわけは良いと言うか。

「今の時期が、一番楽しいだろうからね」

 もうすぐ受験の準備だし、と。

「ですねぇ」

 あとは、この後の麻帆良祭……夏休みが明けて少ししたら、もう進路相談の時期だ。
 本当に――あっという間の1年だ。
 コーヒーを口に含み、その言葉を飲み下す。

「いい思い出になれば良いんですが」

 思い浮かぶのは近衛に桜咲。
 仲直りしてくれると良いんだがなぁ。

「ま、明日も早いから少し早く寝た方が良いよ?」

「はい。ありがとうございます、コーヒー」

「良いよ、今度は僕が奢ってもらうから」

 それじゃ、と。
 うーん……心配、してもらったのかな?
 まだまだだなぁ。
 気がついたら、消灯の時間は過ぎていた。
 もう少ししたら、新田先生達も戻ってくるだろうから、それから寝るか。




――――――エヴァンジェリン

「チャチャゼロ、調子はどうだ?」

「オー、イイカンジ」

 はぁ。
 これでやっと、準備万端と言ったところか。
 一応、揃えれるだけの戦力は揃えたが……まぁ、どうなるかは今から次第か。

「茶々丸、お茶」

「はい、少々お待ち下さい」

 風呂にも何処にも湧きおって……ここまで来ると、嫌がらせと言うより、悪戯だな。
 しかも子供の。
 ……風呂のは、明確に近衛木乃香を狙ってたようだが。

「瀬流彦先生には結界を張ってきてもらいましたよ、エヴァンジェリン」

「ああ。それで?」

 今どうしてる、と。

「ホールの方で先生と話してたようですね」

「……まだ起きてるのか」

「ぼ、僕も見回りに行かないといけなかったのに……」

「そこは諦めて下さい、ネギ先生」

「ケケケ、大変ダネ、教師ト魔法使いノ両立ッテノモ」

「あう」

 大変だな、本当に。
 もう消灯の時間だというのに。
 今部屋に居るのは私に茶々丸、チャチャゼロ、葛葉刀子と桜咲刹那、ぼーやの6人。
 ――正直、暇だ。

「それで、来ると思いますか?」

「来るだろうよ」

 それだけは、断言できる。
 茶々丸の淹れた茶を飲み、間髪いれずそう言う。

「たった5日しかないんだ。こっちの戦力を図る為にも、私なら仕掛ける」

 それに、あの風呂のサル騒動の時。

「術者は、もう中に入り込んでるようだしな」

「そうですか」

 葛葉刀子も茶を飲み、一息つく。
 瀬流彦に旅館周辺に結界を張らせ、私達は寝ずの番。

「……どうしても私をお嬢様の守りから外すんだな?」

「あーまったく、また言わなきゃならんのか」

 面倒だなぁ、と。

「一般人を巻き込むような奴らだ、ならもう釣るしかないだろうが」

 それはもう何度も言っただろうが、と。
 あちらがそこまで形振り構わないのなら、もうこっちも手段は選ばない。
 餌で釣り上げる。
 今晩釣れるのは大物か、ただのゴミか。

「近衛木乃香には悪いが、結局無理なんだよ、力ある奴が力を隠して生きるのは」

 それはお前も判るだろうが、と。
 あとは、それとどうやって、折り合いを付けて生きていくかだ。
 隠して生きるのも良い。
 だが周囲を巻き込むのなら、それは許されない。
 ならもう、その力を自覚して生きていくしかない。周囲を巻き込まないように。
 それは力を持った者の義務であり、責任だ。

「釣る、ですか?」

「もうすぐ判る」

 そして、視線は葛葉刀子に。

「変な情に流されるなよ?」

「そこは抜かりなく。教師としては反対ですが、一般人を巻き込む訳にはいきませんので」

 私も仕事はする主義です、と。
 ならいいがな。
 龍宮にも周囲を見てもらってる、異変もあるようだ――すぐ来るだろう。
 と言うか、早く来てくれ……明日も早いんだから、寝たい。
 ……そう思うのは吸血鬼らしくないのかもなぁ。

「はぁ」

「大丈夫ですか、エヴァンジェリンさん?」

「今日は結局振り回されたからな」

 忌々しい。
 新幹線、清水寺、露天風呂。
 ――ああ、どうしてやろうか。

「苛々してますね」

「ソリャ、折角ノ旅行ヲツブサレチャアナァ」

 ふん。

「そう言うお前は、気にしてないようだな」

 いつも通りの葛葉刀子像を崩さず、茶を啜る姿を見る。
 しかし、

「まさか」

 そう言って、笑った。
 ……正直、少し背筋が冷えた。
 やはり神鳴流は――ちと苦手だな。

「オオ、怖ェ怖ェ」

「そう言えば、ネギ先生は実戦は初めてですか?」

 チャチャゼロの事は無視らしい。
 まぁ、確かに怖いからな、この女。

「は、はい。一応、エヴァンジェリンさんの別荘で訓練は」

「そうですか、なら今日は刹那と組んで下さい。良いですね、刹那?」

「は、はい。それはエヴァンジェリンから強く言われてますから……」

 空になった湯呑みを茶々丸に渡し、葛葉先生の講義に耳を傾ける。
 視線は外の空――やはり、景色が違うと、夜の在り方も違うものだ。
 良い眺めだ。自然が多い。
 それは、私の家の近くに似ているかな。

「刹那は西洋魔術師と組むのは初めてじゃありませんから、きっと良い経験になりますよ」

「は、はい」

 ふむ。

「なんだ、やる気十分のようだな」

「それは貴女もでしょう?」

 違いない。
 二人して、笑う。
 実物を見るまで分からないが、現在の関西にそれほどの術者は居ない。
 それなりの武と知を持った者は、もう居ないのだ。
 なら、今夜で終わらせよう。

「桜咲刹那、子守りは頼むぞ」

「こ、子守り」

「当たり前だろう? この中では、お前が一番弱くて脆い」

 さて、と。

「しかし、珍しいですね。貴方からこっちに声を掛けるなんて」

「ふん。外に居る間は、誰か教師と居ないと“力”を十全に使えないんだよ」

「なるほど――」

 ……その笑顔はムカツクな。
 まるでどこかの誰かを思い起こさせる……まったく。
 まぁいい。

「茶々丸、チャチャゼロ、お前らは残れ。何かあったら瀬流彦と一緒に行動しろ」

「かしこまりました、お気を付けて」

「オー、マ、程々ニナー」

 ふん。

「行くぞ、魚が釣れたようだ」

 そして、窓の桟に足を掛けた。







 ちっ。

「エヴァンジェリン、ネギ先生」

 アイツ――あのデカイ猿……何を考えて街中を走ってるんだ!?
 正気か、くそっ。
 人通りが無いのは何かの術かもしれないが、こんな街中じゃ魔法も使えん。

「人払いの術の一つです、この先は」

 葛葉刀子の手には、1枚の紙。
 ふん――良く見ると、その辺り手当たり次第に張ってあるな。
 どうやら、本当に、本気で手加減はしないで良いようだ。
 ああ、まったく――。

「あ、駅にっ」

 ――人避けが出来てるなら、もう付き合う必要も無いだろう。

「魔法の射手・氷の4矢」

 詠唱は無し。
 無詠唱からの氷の矢をその足元に打ち込む。

「また無茶を……」

 その隣で葛葉刀子が頭を抱えたが、無視。
 ふむ――結界の影響は、やはり無いな。
 一応事前に一度試してはいたが、実戦でも問題無いな。

「ふん。駅前に車を無断駐車するような奴は、警察に捕まれば良い」

「誰かが貴方の魔法でへこんだ所で怪我したらどうするんですか?」

「知るか」

「緊張感が無いですよ、刀子さん……」

「エヴァンジェリンさん……」

 後ろで桜坂刹那とぼーやが頭を抱えていた。
 ふん。

「追いつかれたか」

「おい、猿。その娘を置いて投降すれば、痛い目見ずに済むぞ?」

「ふん――このかお嬢様は返しませんえ」

 そうか。

「そう言ってくれると思っていたよ」

「ああ、教師としては、本当に残念ですが」

 葛葉刀子が刀を抜き、私は右手に魔力を溜める。
 交渉決裂と言う訳だ。
 ああ、本当に残念だ。

「エヴァンジェリン、刀子さん!? あっちにはお嬢様がっ」

「ちょちょっ!? こっちには人質が――」

「――ああ、そうだったな」

 魔力を、溜める。

「めちゃめちゃやる気やないかっ。まずその魔力を散らせっ!」

 ちっ。

「お前が近衛木乃香を離したら散らしてやるよ」

「そんなん出来るかっ」

 そして、その懐から3枚の紙。

「あれは?」

「……放出系の呪符かしら?」

 ふむ。

「来い、捻り潰してやる」

「吠えたな、小娘っ」

 ――ふん。
 私は溜めた魔力を握り、女は近衛木乃香を地面に放る。

「お札さんお札さん、ウチを逃がしておくれやす」

「リク・ラク・ラ・ラック・ライラック。来たれ氷精、闇の精。闇を従え吹雪け常夜の氷雪」

「遅いで、嬢ちゃんっ。三枚符術・京都大文字焼きっ!」

 瞬間、その名の通り大の字に業火が空中に現れるが、

「闇の吹雪っ!!」

 ソレを、猿には当たらないように放った私の魔法で撃ち貫く。
 ついで、その余波で猿の気ぐるみの左半分を消し飛ばす。

「はっ、その程度か“嬢ちゃん”」

 まだまだいけるな――教師同伴の呪いはあるが、確かにこれなら戦える。

「うそやろ……一瞬か!?」

 続いて、今度は巨大なヌイグルミ――。

「……可愛いな」

 むぅ。
 しかし、あの大きさはいただけんな。
 やはりヌイグルミはこう、抱ける大きさが良い。

「そんな問題じゃないでしょうが……」

 そう言う私の脇を駆け抜け、一閃。
 夜の私の目で追えるほどの速さのソレが、そのヌイグルミの片割れの首を薙ぐ。
 続いて返す刀でもう片割れの胴を薙ごうとし、それは爪で防がれた。

「ちっ」

「その太刀筋、神鳴流――っ」

「刹那、ネギ先生っ」

 その声と共に更に二人が近衛木乃香を再度抱えた女に飛びかかる。
 そして、剣戟。

「まだっ……居たのかっ」

 桜咲刹那の剣を防いだのは――また女。
 しかも、やたら幼い。
 アレも神鳴流か?

「どうもー、神鳴流ですー」

 ……気の抜けた声を出すやつだなぁ。
 さて、これで二人か。
 まぁこれだけじゃないだろうな。

「月詠いいます、先輩ー」

「お、お前も神鳴流剣士?」

「はいー。護衛に雇われましたんで、本気で行かせてもらいますわー」

 そう言って、構える。
 ほう、二刀か。
 しかも小回りのきく小太刀……あれは、勝てないかもなぁ。
 しょうがない。
 手を、葛葉刀子と競り合っているクマのヌイグルミに向ける。

「魔法の射手・氷の4矢」

 その呟きと共に、作りだされる4本の氷の矢。
 それを動き回るヌイグルミの四肢に打ち込む。

「さっさと手伝ってやれ」

「――はぁ」

 そんなに私に手をかされたのが嫌なのか、その溜息は無いだろう。
 まぁ、別に良いが。
 流石に、葛葉刀子以上の脅威には感じないし、大丈夫だろう。
 あとは

「これで詰みか?」

「ぐ――」

 ぼーやと対峙し、近衛木乃香を抱えたまま動けない女。
 こんな下っ端を捕まえてもなぁ。

「こ、こっちには人質が……」

 そうだったな。

「どうする? 盾にするのか?」

「ええ、そうして逃げさせてもらいますわ」

 気絶してるのか、それとも魔術的な力か、うめき声も上げない近衛木乃香。
 流石に逃がすのは勿体無いか。

「もう一度言うぞ? 近衛木乃香を置いて投降しろ。痛い目に合わなくて済むぞ?」

 右手を、上げる。

「断りますえ」

「そうか」

 近衛木乃香を盾にするように、その後ろに立つ。
 しかし、その身長差から全身は隠れていない――。
 上げていた右手を下ろす。
 瞬間、女が後ろに吹き飛んだ。

「へ?」

「え、あ―――ぃっ!?」

 ぼーやの驚いた声、一瞬間を置いての、声にならないような痛みの声。

「おいおい、もしかしてここに居るので全員だとでも思ってたのか、嬢ちゃん?」

「き、さ……まっ!」

 そのまま近づいて、地面に投げられた形の近衛木乃香を抱き上げる。
 ふむ。外傷は無しか。
 魔力も特に乱れて無い――気絶してるだけのようだ。
 女は、右肩から出血していた。それも相当な量を。
 まぁ当然か。銃で撃たれれば、普通の人間はこうだ。
 しかもアイツのは特別弾だ、この程度の術者の防御なら紙同然に貫く。

「こんな下っ端しか掛らんか」

 まぁ、親玉がそう簡単に顔を出す訳も無いか。
 これで警戒して、手を出さないようになってくれれば良いが……難しいだろうな。

「し、下っ端や、とっ!?」

「黙れ」

 はぁ――不完全燃焼だ。
 葛葉刀子の方も、特に問題無く片付いたし。
 帰るか、と思った矢先……魔力。
 それは、私の氷の矢が溶けた水から――。

「……ほぅ」

「……まさか、これほどの術者が来るとはね」

 現れたのは、白。
 まさにそう表現できる、魔法使い。

「どこからっ!?」

「私の水からだ、ぼーや」

 水を使った転移魔法。
 しかも、私の魔力の残る水から――相当使えるな。
 だが

「これはこれは、大物が釣れたな」

「……一番の大物は、もう傷だらけだけどね」

「なに?」

 そう言うと同時に、手の平をこちらに向ける。
 魔力――。
 地が盛り上がり、そこから現れた石の槍――ソレを拳で砕く。
 無詠唱でかっ。

「御挨拶だなっ」

「挨拶にもならない児戯だろう、君にとっては」

「――はっ。言うな、小僧っ」

 2本、3本――6本っ。
 遅延呪文か!
 私とぼーや、近衛木乃香を狙ったそれを、1本残らずへし折り、お返しに

「魔法の射手・氷の2矢っ」

「ちっ」

 ソレを難なく避け、間を開けて着地。
 ――強い。
 さっきの二人とは別格……しかも子供だとは。

「やはり、小手先じゃ無理か」

「そうみたいだな」

「新入りっ」

 そう叫び、立ち上がった女の左足から血飛沫。
 良くやった、龍宮真名。

「……まずいな」

 そう呟き、呪文の詠唱。
 いや――

「月詠さん、しばらく逃げて下さいね?」

「はいー」

 転移呪文っ。
 認識すると同時に近衛木乃香を投げ捨て駆けるっ。

「ぼーやっ、女を押さえろっ」

 魔力を拳に込める。
 詠唱の時間も勿体無いっ。

「この――」

「――また会おう、闇の福音」

 拳は、空振り。
 小僧は来た時と同じように水たまりから。
 女は……自分の血溜まりから、転移した。

「ちっ」

 転移魔法の使い手――しかも、詠唱はほぼ無いのと同じか。
 相当な使い手だな。

「あぅ」

「……何をやってるんだ?」

 そして、こっちの小僧は頭から血溜まりに突っ込んでいた。
 何をやってるんだか。
 しかし、

「私を知っていたのか」

 となると、その存在は限られるんだが……後でじじいに連絡を取るか。

「桜咲刹那、そっちのは?」

「今、刀子さんが追ってます」

 葛葉刀子なら大丈夫か。
 私が戦っていたのを見ていたはずだ、油断はしないだろう。

「ぅ」

「お、お嬢様っ」

 ――目を覚ますか?

「大丈夫か?」

「頭がクラクラするー」

 その程度か。
 まぁ、特に何もされてなかったようだしな。
 後で瀬流彦か葛葉刀子に見てもらうか。

「うひゃぁ!? ネギくんが血まみれっ!?」

「ご、ごめんなさいっ」

 ……はぁ。

「さっさと帰って、もう一度温泉にでも入るか」

「はぃ」

 この時間なら、貸切同然だろうしな。

「あ、混浴だったからぼーやは最後だな」

「そ、そんなぁ」

 冗談だ、と。
 特に私も桜咲刹那も近衛木乃香も怪我らしい怪我も汚れも無いしな。

「せっちゃん」

「……お嬢様」

 まだやってたのか、お前たちは。
 いい加減別の言葉を話せ、別の言葉を。

「お嬢様、お怪我――」

「良かったぁ、せっちゃん――ウチの事嫌いやと思ってたぁ」

 そう言って、笑う。
 現状が判って無いのだろうし、記憶も曖昧なのだろう。
 だが、近衛木乃香は桜咲刹那を見て心底安心したように笑った。

「―――――――」

「ほら、何か言え」

 ここで言う事があるだろうが。
 と言うか、何で私がイライラしないといけないんだ?

「わ、私かて、このちゃんの事――」

 そしてはっとなり、

「し、し失礼しましたっ」

 ……逃げた。

「逃げた」

「せ、せっちゃん!?」

「エヴァンジェリン、後を頼むっ!」

 ……はぁ?

「おい、桜咲刹那っ!!」

 あのバカ、全力で逃げた。
 ……はぁ。

「な、なんで?」

「あの臆病者がっ」

 私は子守りじゃないんだぞ?
 くそっ。
 どう説明しろと言うんだ……面倒臭い。
 ……全部話すか。
 その方が、あのバカも逃げ道無くなるだろうし。
 くそ。
 何で私が……。
 


――――――今日のオコジョ――――――

 ネギの兄貴が血まみれで帰って来た時はびっくりしたが、怪我が無くてよかったぜ。

「オコジョさん、ご機嫌いかがですか?」

「あー、良い感じ、そう、そこ」

 あ、あ、あ……

「もう少し右ー……」

「はい」

「ナニヤッテルンダ、妹ヨ」

「オコジョさんが、お腹が痒いそうなので」

「……ソウカ」

 はふぅ……き、気持ちいぃ……

「マ、妹ヲ守ルノハ先ニ造ラレタ者ノ役目カ」

 あ、あれ?
 悪寒が……。


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