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No.25786の一覧
[0] 普通の先生が頑張ります (更新再開…かな?[ソーイ](2011/06/08 19:02)
[1] 普通の先生が頑張ります 0話[ソーイ](2011/04/10 19:06)
[2] 普通の先生が頑張ります 1話[ソーイ](2011/04/10 16:49)
[3] 普通の先生が頑張ります 2話[ソーイ](2011/04/08 22:17)
[4] 普通の先生が頑張ります 3話[ソーイ](2011/04/08 22:52)
[5] 普通の先生が頑張ります 4話[ソーイ](2011/04/08 23:22)
[6] 普通の先生が頑張ります 5話[ソーイ](2011/04/08 23:43)
[7] 普通の先生が頑張ります 6話[ソーイ](2011/04/09 10:03)
[8] 普通の先生が頑張ります 7話[ソーイ](2011/04/09 10:16)
[9] 普通の先生が頑張ります 8話[ソーイ](2011/04/09 10:36)
[10] 普通の先生が頑張ります 9話[ソーイ](2011/04/09 13:58)
[11] 普通の先生が頑張ります 10話[ソーイ](2011/04/09 14:38)
[12] 普通の先生が頑張ります 11話[ソーイ](2011/04/09 15:24)
[13] 普通の先生が頑張ります 12話[ソーイ](2011/04/09 18:20)
[14] 普通の先生が頑張ります 13話[ソーイ](2011/04/09 22:23)
[15] 普通の先生が頑張ります 14話[ソーイ](2011/04/09 23:12)
[16] 普通の先生が頑張ります 15話[ソーイ](2011/04/09 23:47)
[17] 普通の先生が頑張ります 16話[ソーイ](2011/04/10 16:45)
[18] 普通の先生が頑張ります 17話[ソーイ](2011/04/10 19:05)
[19] 普通の先生が頑張ります 18話[ソーイ](2011/04/11 21:15)
[20] 普通の先生が頑張ります 19話[ソーイ](2011/04/11 21:53)
[21] 普通の先生が頑張ります 20話[ソーイ](2011/02/27 23:23)
[22] 普通の先生が頑張ります 21話[ソーイ](2011/02/27 23:21)
[23] 普通の先生が頑張ります 22話[ソーイ](2011/02/27 23:19)
[24] 普通の先生が頑張ります 23話[ソーイ](2011/02/27 23:18)
[25] 普通の先生が頑張ります 24話[ソーイ](2011/02/26 22:34)
[26] 普通の先生が頑張ります 25話[ソーイ](2011/02/27 23:14)
[27] 普通の先生が頑張ります 26話[ソーイ](2011/02/28 23:34)
[28] 普通の先生が頑張ります 27話[ソーイ](2011/03/01 23:20)
[29] 普通の先生が頑張ります 28話[ソーイ](2011/03/02 22:39)
[30] 普通の先生が頑張ります 29話[ソーイ](2011/03/04 22:42)
[31] 普通の先生が頑張ります 30話[ソーイ](2011/03/08 00:19)
[32] 普通の先生が頑張ります 31話[ソーイ](2011/03/07 23:33)
[33] 普通の先生が頑張ります 32話[ソーイ](2011/03/10 00:37)
[34] 普通の先生が頑張ります 33話[ソーイ](2011/03/09 23:47)
[35] 普通の先生が頑張ります 34話[ソーイ](2011/03/10 23:15)
[36] 普通の先生が頑張ります 35話[ソーイ](2011/03/13 23:11)
[37] 普通の先生が頑張ります 36話[ソーイ](2011/03/14 22:47)
[38] 普通の先生が頑張ります 37話[ソーイ](2011/03/15 23:56)
[39] 普通の先生が頑張ります 38話[ソーイ](2011/03/16 23:15)
[40] 普通の先生が頑張ります 39話[ソーイ](2011/03/17 23:03)
[41] 普通の先生が頑張ります 40話[ソーイ](2011/03/18 22:46)
[42] 普通の先生が頑張ります 41話[ソーイ](2011/03/19 23:49)
[43] 普通の先生が頑張ります 42話[ソーイ](2011/03/20 23:12)
[44] 普通の先生が頑張ります 43話[ソーイ](2011/03/21 22:44)
[45] 普通の先生が頑張ります 間幕[ソーイ](2011/03/23 07:49)
[46] 普通の先生が頑張ります 44話[ソーイ](2011/03/23 23:24)
[47] 普通の先生が頑張ります 45話[ソーイ](2011/03/25 23:20)
[48] 普通の先生が頑張ります 46話[ソーイ](2011/03/26 23:23)
[49] 普通の先生が頑張ります 47話[ソーイ](2011/03/28 00:29)
[50] 普通の先生が頑張ります 48話[ソーイ](2011/03/28 23:24)
[51] 普通の先生が頑張ります 49話[ソーイ](2011/03/30 00:25)
[52] 普通の先生が頑張ります 50話[ソーイ](2011/03/31 00:03)
[53] 普通の先生が頑張ります 閑話[ソーイ](2011/04/01 00:36)
[54] 普通の先生が頑張ります 51話[ソーイ](2011/04/01 23:50)
[55] 普通の先生が頑張ります 52話[ソーイ](2011/04/03 00:22)
[56] 普通の先生が頑張ります 53話[ソーイ](2011/04/04 23:45)
[57] 普通の先生が頑張ります 54話[ソーイ](2011/04/05 23:24)
[58] 普通の先生が頑張ります 55話[ソーイ](2011/04/06 22:31)
[59] 普通の先生が頑張ります 56話(修正前[ソーイ](2011/04/27 22:46)
[60] 普通の先生が頑張ります 57話(修正前[ソーイ](2011/04/27 22:47)
[61] 普通の先生が頑張ります 58話(修正前[ソーイ](2011/04/27 22:47)
[62] 普通の先生が頑張ります 59話(修正前[ソーイ](2011/04/27 22:47)
[63] 普通の先生が頑張ります 60話(修正前[ソーイ](2011/04/27 22:47)
[64] 普通の先生が頑張ります 61話(修正前[ソーイ](2011/04/27 22:48)
[65] 普通の先生が頑張ります 62話(修正前[ソーイ](2011/04/27 22:48)
[70] 普通の先生が頑張ります 56話(修正版[ソーイ](2011/04/28 23:46)
[71] 普通の先生が頑張ります 57話(修正版[ソーイ](2011/04/28 23:27)
[72] 普通の先生が頑張ります 58話(修正版[ソーイ](2011/04/30 22:52)
[73] 普通の先生が頑張ります 59話(修正版[ソーイ](2011/05/18 23:24)
[74] 普通の先生が頑張ります 短編 【茶々丸】 [ソーイ](2011/05/23 23:47)
[75] 普通の先生が頑張ります 短編 【エヴァンジェリン】 [ソーイ](2011/05/23 23:42)
[76] 普通の先生が頑張ります 短編 【エヴァンジェリン】 2[ソーイ](2011/05/25 23:21)
[77] 普通の先生が頑張ります 短編 【月詠】 [ソーイ](2011/06/08 23:06)
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[25786] 普通の先生が頑張ります 16話
Name: ソーイ◆9368f55d ID:052e1609 前を表示する / 次を表示する
Date: 2011/04/10 16:45

――――――エヴァンジェリン

「調子はどうかの?」

「ふん。聞くまでも無いだろうが」

「なに、ちょっとした世間話じゃよ」

 ああそうかい。
 その言葉を聞き流しながらソファに腰を下ろし、用意してあった茶を一口啜る。

「結界が一時的に解けたおかげで、こっちはもう風邪は治ったよ」

「それは良かったのぅ」

 は。毎年の事だろうが、まったく。
 白々しい。
 年寄りはどうしてこうも関係無い話をしたがるのか。
 呼んでいるからと言うから放課後来てみれば……はぁ。

「言いたい事は、そんな事じゃないだろう?」

「ふぉふぉ、そう急くもんじゃなかろうて」

「……ふん」

 麻帆良の大停電から数日、いきなり呼びだしたと思ったら世間話か?

「忙しいんじゃないのか、学園長?」

 嫌味たっぷりに学園長と呼び、茶をもう一啜り。
 ――茶々丸が淹れた方が美味いな。
 そんな感想を抱きながら、溜息を一つ。

「そう言えば、タカミチはどうした?」

「今は別用で外に出ておるよ」

「ふぅん」

 外に、ねぇ。
 まぁアイツも大概忙しいらしいからな。

「それで、今日呼んだ事じゃが」

「ぼーやの事か?」

「惜しいのぅ」

 ふぉふぉ、とまた笑う。
 その笑い声は癪に障るな……。

「お主、修学旅行に行きたいんじゃないのか?」

「それはな。なんだ、行かせてくれるのか?」

 こっちから折を見て言おうと思ってたんだが、その事か?

「うむ。条件はあるがの」

 それはそうだろうな。
 別にその事に不満は無いので、そのまま黙っている。
 条件無しだったとしたら、逆におかしいと疑ってしまう所だ。

「ネギ君は血については何と?」

「ああ。一応くれるそうだ……まだ、私を信用はしていないみたいだがな」

「それは難しいじゃろうがのぅ。お主、昔は酷かったし」

 五月蠅い。
 そんなの私が一番良く判ってるよ。
 ……今みたいに、信用してもらえる方が珍しいんだ。

「ま、それはお主の問題じゃ……頑張れ」

「ふん」

 何が楽しいのか……笑うな、くそじじい。

「それで、条件は?」

「なに、簡単な事じゃ」

 そう言って、一枚の紙をこちらに渡してくる。
 契約書か。

「サインを」

「…………」

 ふん。

「血で良いか?」

「構わん」

 魔法使いの契約書。
 これが存在する限り、これに書かれた条件に従う事になる……一種の呪いと言えるモノ。
 指先を口で噛み切り、滲む血で私の名を契約書に記す。

「こんな事で良いのか?」

「そんなもんじゃろ……お主が人に牙を剥かぬならな」

「――それはどうなるかは判らんな」

 魔法の無許可使用の禁止。
 結界外での行動には教師の同伴。
 極力正体が知られない事。。
 生徒を魔法関係の事に巻き込まない事。
 ……そして、ぼーやの魔法技術の強化。

「ぼーやが私に師事すると思うのか?」

「さぁの。そこはワシから言っておく」

「……私は悪の魔法使いだがな」

「問題無かろう。技術はこの学園一じゃ」

 そうか。
 あのぼーやが、大人しく私の言う事を聞くかどうか……まぁ、それはまだ良いか。
 アレは光だ。
 しかも、極端な。
 そして私は、その対極。
 光を闇に堕とす事は出来ても、闇を光に成す事は出来ない。
 それをこのじじいはどう考えているのか。

「それでいいのか?」

「力に正義も悪もあるまいて」

 ……食えないじじいだ。
 与えるのは“力”だけ。
 それ以外はぼーや次第という訳か。

「あんな子供に何処まで期待しているんだか」

「ほほ――それに、今のお主なら面白い事になると思ってのぅ」

「はっ」

 どうにもなるものか……そう思い、鼻で笑ってやる。
 だがまぁ、ナギの息子を、と言うのは中々に魅力的だ。
 それに、あの歳であの魔力量。才は十分か。

「納得するのか?」

「誰がじゃ?」

 ……ちっ。
 言わなくても判るだろうに。

「頭の固い魔法使いの連中だよ」

 流石に、英雄の息子に私が近づくのは――良い顔はしないだろう。
 麻帆良から出る事にすら反対されるかもしれないだろうに。

「そこは何とでも……言い様はあるもんじゃ」

「そう言うもんんか?」

「歳をとると、このような事ばかりが上手くなってのぅ」

 知るか。
 まぁ、舌が回るうちは死にそうにないな、この爺は。

「まぁいい。そっちはじじいに任せる。ぼーやが乗るなら、伝えさせに来い」

「すまんの」

 ふん。何処までそう思っている事やら。
 ……はぁ。
 あまり、魔法使いの連中とは関わりたくないんだがなぁ。
 ま、それも修学旅行が終わるまでだ。
 そう納得しておく事にする。

「気にするな。修学旅行の為だ」

「なるほどの」

 しかし……こうも簡単に許可が下りるとはなぁ。

「おい、じじい」

「なんじゃ?」

「何か隠してないか?」

「何がじゃ?」

 ふむ――。

「良く考えたら、私が簡単に麻帆良から出られるなんて、おかしな話じゃないか」

「そうかのぅ?」

 これでも元賞金首だからな、と。
 一応それも去年かに撤回されているが。
 ……いくらナギが私を倒したからと言って、死体が無いのは疑われていたらしいからな。
 というか、この私を匿うと言う事自体が、どうにかしてると思う。
 そのおかげで、こうやってのんびりとした生活が送れてるんだが。

「私を匿っていた事が知れたら、面倒じゃないのか?」

「……ふむ」

 考えていなかった、とは言わせないからな?
 まったく――面倒事なんかは無しで、私は旅行に行きたいのだが。

「ま、そこまでは流石に気が回るか」

「当たり前だ」

 で? と。
 言葉の先を促す。

「今回は行き先が京都じゃからな」

「京都だと、何かあるのか?」

 ……何かあったかな?
 ああ。

「そう言えば、ナギの隠れ家があったな」

「残念」

 まぁ、そうだろうなぁ。
 あとは関西の方の陰陽師だったか――ふむ。

「なんだ? 向こう側から何か言われてるのか?」

「うむ。察しが良くて助かる」

 あのなぁ。

「面倒事なら……ぼーやにも頑張ってもらうぞ?」

「ネギ君にも同じ事をしてもらうつもりじゃよ」

 はぁ。
 つまり、私はぼーやの尻拭いという訳か。
 面倒だなぁ。

「近衛木乃香の護衛、じゃ」

「じじいの孫か?」

 思い出すのは、魔法のまの字も知らないような……先日看病に来た少女。
 だが、恐らく才能だけならネギ=スプリングフィールド以上の魔法使い。
 そう噂されている少女。
 そして――神楽坂明日菜の友達。
 私のクラスメートだ。
 そうやら、魔法とは無関係に生活しているらしいが……。

「なんだ。心配なのか?」

 ん? 近衛?

「……詠春か?」

「うむ。婿殿の方で、色々とキナ臭い事があってるらしい」

 キナ臭いって……詠春側で何かあったんだろうか?
 頼むから、面倒事は――もう難しいんだろうけど。

「――おい、一応は一般人の集団だぞ?」

「すまんの。最大限の手伝いはする」

 おい……。
 近衛木乃香を狙って、修学旅行中に狙われる、と言う事だろうか?
 どこの馬鹿な集団だ。
 一般人を巻き込むなんて――正気とは思えない。
 そうなったら、関西関東と言うよりも……魔法界を敵に回しかねないだろうに。

「魔法先生をどれだけ回せる?」

「2人」

 溜息しか出ない。

「魔法生徒は……私と茶々丸を入れて5人か」

 他のクラスに居るとは聞いてないからな。
 葉加瀬と超鈴音は事情は知っているが、戦力にはならないからな。

「向こうさんも直接手は出してこんとは思うが」

「楽観的だな。手を出されても文句は言えんだろうに」

 相手の狙いが近衛詠春で、その為に近衛木乃香を狙うと言うのなら……確実に手を出してくるぞ。
 それがどんな目的かは判らんが。
 ……そこまで常識の無い集団じゃない事を、私も願うがね。

「どうにもならんのか?」

「もう来週じゃ。どうしようもない」

 まったく。
 頭が痛くなり、目頭を指で押さえる。
 折角の京都。
 折角の旅行なのに……どれほどの問題だ。

「自分の孫娘を生贄に差し出すか」

「差し出しはせんが――しょうがなかろう」

 は。
 ……まぁ、その魔法使いとしての在り方には、頭が下がるがな。

「関西呪術協会は今、敵が多いんじゃ」

「大変だな、人の上に立つのも」

「まったくじゃ」

 はぁ、と。

「溜息なんか吐くなよ。巻き込むのなら、最後まで責任を持て」

「判っておるよ――が、それでものぅ」

「ふん」

「ワシらが動けるならワシや詠春が護るんじゃが」

 それじゃ敵が釣れんだろ、と。
 苦笑する――その通りだから、しょうがない。
 しかし、だからと言って闇の福音を使うか?
 ……死んだ事にはなっているが、バレたらじじいの首も危ないだろうに。
 近衛木乃香を守りたい、と言うのは本当なのかもしれないが……はぁ。

「どうにか守ってくれんか?」

「……しょうがない。修学旅行の為だ」

「あの子だけは、こっち側に巻き込みたくはなかったんじゃが」

 それは無理な事だろう。
 あれほどの才能だ――早いうちに知っていた方が安全だと思うがな。
 本人の為にも、周囲の為にも。
 今回の事は良い件だと思うがね。

「それだけは諦めろ。……ま、それなりに考えてはおく」

 そんな状態だと、旅行は純粋には楽しめそうにも無いがな。
 溜息を一つ吐く。
 まぁそれでも麻帆良の外、と言うのは魅力的な提案ではある。
 それに、じじいの言葉の下に動くという大義名分。
 それなら、うるさい魔法使い達も、少しは黙るだろう。

「明日の放課後、ぼーやを私の家に来させろ」

「うむ」

「それと、別荘を使うが問題は無いだろう?」

「判った。ネギ君の事については、こっちの方でちゃんとしておく」

 そうか、と

「それと、報酬を用意しておけ」

「報酬?」

「龍宮真名を雇う」

「判った」

 額は孫娘の命と同額にしておけ、と少しの嫌がらせ。
 まぁ、アイツがどれくらいの報酬で動いているのかは知らんが、それほど法外ではないらしい。
 ある程度、通常報酬以上を払っていれば、必要以上に働いてくれるだろう。

「他に、私に言っていない事は無いか?」

「うむ。何かあったら、また呼ぶ」

「判った」

 一気に忙しくなったなぁ。
 はぁ……帰ったら茶々丸に別荘を探させないと。
 さて、どこに仕舞ったか。
 壊したりはしてないと思うが……調整は必要だろうなぁ。
 長く使った覚えが無いしな。

「じゃあ、帰るからな」

「……すまんな」

 はぁ。

「謝るなよ――巻き込むのなら、最後まで責任を持って胸を張れ」

 そう、もう一度言う。
 それじゃ、巻き込まれるこっちが不安で仕方が無い、と。

「……お主に説教される日が来るとはのぅ」

「……ふん」

 学園長室から出ると、控えていた茶々丸を従えて廊下を歩く。

「御苦労さまでした」

「いや。それより茶々丸」

 先ほど話した内容を、茶々丸に伝える。
 そして、帰ったら別荘を探しておくように、と。

「かしこまりました」

「明日の放課後までに探しておけ」

「地下の物置にありますので、すぐにご用意できます」

 なら、帰ったらさっさと調整を済ませるか。

「忙しくなるな」

「はい」

 旅行の準備もまだだと言うのに……はぁ。







 魔法使いの戦いとは、突き詰めれば結局――どちらが早く、正確に大砲を撃ち込めるか。
 そこに行きつくと私は思っている。
 私のようにある程度以上になると接近戦と遠距離戦を両立させる事も出来るが。

「ぐぅっ!?」

「どうしたどうした!」

 ぼーやが先ほどから頼りにしている風の精霊召喚。
 その8体をほぼ無詠唱からの氷の矢で撃ち落とし、懐に入り込む。
 そのまま胸ぐらを掴み、地面に叩き付けその眼前に手のひらを向ける。

「……こんなものか」

「うぅ」

 3戦3勝。
 別荘内では魔力が戻るから、そうなるとやはり勝負にならないな。
 まぁ、たった一人の未熟な“魔法使い”程度では、私の相手は無理か。
 少し近づいたただけで、こうも戦い方が危うく崩れてしまうようじゃなぁ。
 地面に横になっているぼーやを放置し、茶々丸の元に戻る。

「魔力は一人前でも、戦い方は半人前以下か」

「あ、兄貴ぃ。大丈夫ですかい?」

 肩に乗った小動物が心配しているが、直撃は無いはずだから怪我もそう酷くないだろう。

「う、うん」

 ふむ。
 少し手を合わせて判ったが……。

「本当に実戦はまともに経験してないんだな」

「わ、判るんですか?」

 そりゃなぁ。
 アレだけ魔法使いの基本――後ろからの大威力の魔法を狙われたら、誰だってそう思う。
 そして、近づいただけで終わるし……。
 まぁ、最後のは接近戦にもいくらか対応はしていたが。

「従者の居ないお前が魔法使いとして戦っても、現状じゃ何もできないだろ」

「はい……」

 どうしたものか……。
 いくら別荘があるとはいえ、時間も無限じゃないからな。

「今の手持ちの魔法で一番攻撃力があるのはさっき撃ち合った『雷の暴風』か?」

「はい」

「その歳でたいしたものだな」

 魔力もある、知識もある――あとは経験と環境か。
 一番は従者を揃える事だが……さて。

「おい、小動物」

「お、オレっち?」

「お前、戦えるか?」

「無理に決まってるだろ!?」

 だよなぁ。
 茶々丸に用意させた椅子に座り、溜息を一つ。
 流石に、ほとんど面識の無い魔法生徒と仮契約も問題がある。
 一般人なら論外だ。

「とりあえず、ぼーや」

「は、はい」

「走れ」

 はは、面白い顔だな。
 さっきの戦いの疲れが抜けていないのだろう、肩で息をするぼーやにそう告げる。

「体力不足だ。たったあれだけで息を乱してどうする」

「アレだけって……エヴァの姐さん」

「阿呆。疲れた所を敵に狙われて卑怯とでも言うのか?」

 それじゃ、殺されてあんまりだ、と言うようなものだ。

「今はとにかく、少しでも体力をつけろ」

 幸い、この別荘の中は一つの世界と言って良い。
 スペースは十分にある。

「茶々丸、付き添ってちゃんと走っているか監視していろ」

「かしこまりました」

 走り去っていく背を目で追い、溜息を一つ。続いて苦笑。
 流石はナギの息子と言うか……火力だけなら、一人前だな。

「はぁ」

 しかし、人を鍛えるのは苦手だ……。
 タカミチとは真逆ではあるが、鍛え方も真逆と来たもんだ。
 あいつは力が無かったから、力の使い方を教えたんだが。
 こっちは力がある分、ソレを安定して使える土台が無い。
 従者……か。

「適当な奴が居ないものか」

 それか、修学旅行までにぼーやを一人で戦えるほどに鍛え上げるか。
 相手がどれほどのものか判らない以上、出来れば従者が欲しい。
 それも複数。

「……はぁ」

 いくら修学旅行と報酬の血の為とはいえ……難しい問題をくれたものだな、じじい。




――――――近衛木乃香

「木乃香ー、一緒の班になろうよー」

 ええよー、と。
 クラスの中は今、その事で持ちきりだった。
 今日最後の授業は、今度の修学旅行の班決めとちょっとした注意のお話らしい。
 それと三日目に何処に行くかって話らし―けど、多分そこまでは決まらへんやろなぁ、と。
 だって、ウチのクラスやし。
 そう苦笑しながら、誘ってくれた明日菜のとこに行く。

「うんー、よろしゅうなぁ、明日菜」

「うん。こっちこそ色々教えてねっ」

 ええよー。
 京都はウチの庭みたいなもん……とまでは言えへんけど、結構知ってるし。
 そうやって頼られるのは、本当に嬉しいし。
 明日菜の席に2人で集まり、後は誰を誘おうか、と。

「あ、明日菜、木乃香ー。私達も一緒に良いかな?」

「へ? パル、あんた達……は、いつもの三人だけなんだ」

「そうなん?」

「いやー、いいんちょに誘われたんだけどさー」

 あんまり楽をできなさそうじゃない? って……酷いなぁ。
 まぁ、その気持ちは判らんでもないかなぁ?
 やっぱし、修学旅行って自分らしく楽しみたいもんやと思うし。

「私は良いわよ?」

「ウチもええよー」

「おー、持つべきものは友達だねぇ」

「……ありがとうです、アスナさん、木乃香さん」

「ありがとうございます、木乃香さん、明日菜さん」

 いやー、そんなお礼言われるような事でもないんやけどなぁ。
 明日菜も照れてるし。
 ウチも、少しだけ照れてしまう。

「でも明日菜、あと誰誘うん?」

「あ、そうそう」

 でも、後誘うのは決まってるんやもんね。
 最近仲良いし。

「エヴァー」

「へ?」

 その声は、のどかから。
 まぁ、のどかは少し苦手かもなぁ。
 エヴァちゃん、ちょっと口悪いし。
 のどかは少し気が弱いし。
 ウチも最初はちょっとだけ怖かったけど、明日菜は相変わらずやったから。
 ……話してみたら、ええ人なんやけどなぁ。
 話すのに勇気がいると言うか……エヴァちゃん、悪い人やないんやけど。
 そんな事を考えているうちに、明日菜はエヴァちゃんを誘いにその机に向かっていく。

「エヴァンジェリンさんを誘うのですか?」

「うん。明日菜、最近エヴァちゃんと仲ええし」

「みたいだねぇ。エヴァって、少し取っつき難い所があるけど、明日菜とは良く喋ってるしね」

 やねぇ。
 話してみたら、結構面白いんよ、と。

「そうなの?」

「うん。茶々丸さんも、何と言うか……天然?」

「木乃香にだけは言われたくないはずだと思うよ?」

「ひどいわー」

 ウチ天然とちゃうけどなぁ、と。
 そう言うと、ハルナと夕映に笑われてしまった。
 うー。

「のどか?」

「ぁ、……うん」

 あー。

「のどかは、エヴァみたいな女王様は苦手だもんねぇ」

 そやね。
 のどか、押しが弱いと言うか、なぁ。

「誰が女王様だって?」

 うは!?

「え、エヴァちゃん……」

「誰がエヴァちゃんだ? そう呼ぶなと言っただろうが?」

 うー。可愛いのに。
 そう言うと、また怒った顔でそっぽを向くし。
 その後ろの明日菜はちょっと苦笑して、茶々丸さんはいつも通り。

「可愛くなくて良い」

「えー、勿体無いえ、エヴァちゃん」

「そうよそうよ。もっと言ってやって、木乃香」

「うるさいぞ、バカ」

「馬鹿って言うなーっ」

 相変わらず、仲良いなぁ。
 ウチにもバカって言ってくれへんかなぁ?
 なんか、仲良くなれそうな気がするんやけどなぁ。

「仲良いわねー、あんた達」

「仲良くなんかないっ」

「そんな全力で否定しなくてもっ!?」

 仲良いなぁ。
 なんか、ホンモノの友達みたいで――ちょっとだけ、羨ましい。
 ウチにも……。
 そう思い、視線を向ける。

「――――――っ」

 こっち、見てたのかな?
 慌てて逸らされたように感じたけど、どうかは判らない。

「どうしたの、このか?」

「へ? あ、ううん。何でもあらへんよ」

 そうのどかに答えるけど、やっぱりちょっと悲しい。
 どないしたんやろな?
 何かあったんかな?
 それとも、ウチが何かしたんかな?
 ……何も言ってくれへんから、なにも判らへん。
 だから、何も聞けへん。

「皆さーん、ちゃんと班は決まりましたかー?」

 と、ネギ君が言う。
 その声で我に帰り、一つ深呼吸。
 ずっとこのままなんかなぁ?
 班ごとに集まって座りながら、小さく……誰にも聞かれないように、溜息。

「それでは、修学旅行の注意事項を話しますから、皆さん良く聞いてて下さーい」

 ……でも。
 チラリ、と視線をそっちに向ける。
 今度は逸らされる事は無い……こっちを見てないんやし。
 その横顔を見ながら、毎日思うのだ。
 せっちゃん。
 どうしたら、また遊んでくれる?



――――――

「すまないなぁ、近衛」

「いえいえ、これくらいお安いご用ですえ」

 うーむ。

「折角だ、ジュースでも飲むか?」

「ええんですか?」

「おー。手伝ってもらったからな」

 それに、放課後の貴重な時間を使わせてしまったしなぁ、と。
 一人でいた所を手伝ってもらったんだが、やっぱり学生は放課後は遊ぶもんだろうしな。
 やはり、修学旅行のしおりくらいは一人で運んだ方が良かったなぁ。
 俺もプリントやらミニガイドブックやらあったんだが……3往復するべきだったか?

「気にせんでええですのに」

「それに、もうそろそろ修学旅行の準備もしてしまうんじゃないのか?」

 来週だし、と。

「ええ。それは今度の休みに明日菜達と」

「そうかー……なに飲む?」

 自販機の前に立ち、財布を出す。
 あ、小銭があるな。

「お茶でお願いします」

「判った」

 俺は……コーヒーで良いか。
 買ったジュースを近衛に渡し、自分のソレも開ける。

「どうだ、修学旅行は楽しみか?」

 たしか、実家が京都だったろ。

「おじーちゃんが実家に帰ったらよろしく言うてました」

「はは。まぁ、自由時間は好きにすると良いさ」

 しかし、実家に帰るって……その発想はなかったなぁ。
 やっぱり、結構良い所の家なんだろうか? そうなんだろうなぁ。

「先生は京都は詳しいですか?」

「いや。高校の時の修学旅行先だったくらいだな」

「あ、高校が京都だったんですか」

 ちなみに、中学の時もである。
 ……どうして学校って、京都を旅行先に選ぶんだろうか?
 今回もハワイだったらどれだけ嬉しかったか……いや、言うまい。

「それなら、ウチが案内してあげますえ」

「おー……流石に、それは悪いからなぁ」

 友達と遊びなさい、と。
 しかし、嬉しそうだなぁ。

「京都は詳しいのか?」

「そうですえ、地元ですもん」

 そうなのかー、と。
 正直、清水寺とか金閣寺とかしか覚えてないから、俺はガイドブックが必須だと思う。
 まぁそれもあまりに格好悪いからある程度は覚えようと思うけど。

「そう言えば、桜咲も京都だったな」

 葛葉先生の話だと、先生と同じ剣術を学んでいたとか。
 あの子も家柄のある子なのかもなぁ、っと。

「どうした?」

 何か変な事言ったか?
 目に見えて落ち込まれたんだが……。

「なぁ、先生?」

「ん?」

 ……拙い事言ったかな?

「せっちゃん。桜咲さんの事なんやけど」

「ああ」

 せっちゃん?
 桜咲刹那だからせっちゃんか?

「何だ、仲良いのか?」

 そんな呼び方するくらいだし。

「その、ちょっと相談があるんですけど」

「ん、なんだ?」

 相談、か。
 ええっと。

「どっか座るか」

「あ、はい」

 そう言って近くのベンチに座り、気付かれないように息を一つ吐く。
 桜咲、か。
 うーん……まぁ、クラスにあまり馴染んでいる感じじゃないな。
 それに、知り合いと言うには近衛と喋ってる所は見た事無いし。
 ぱっと思い付くのはこれくらいだけど。

「それで、桜咲がどうしたんだ?」

「うちですね、昔はせっちゃんと仲良かったんです」

「そうなのか?」

 昔は――?
 子供の頃、って事かな? 呼び方的に。

「はい。せっちゃんはウチの最初のお友達ですえ」

「それは大切な友達だな」

 はい、と。
 さて――それだとすると、だ。

「仲違でもしたのか?」

「え? 何で?」

「相談って言われたからなぁ」

 それに、教室であまり喋ってる所見た事無いし、と。
 そんな驚いた顔で見られると、間違ってたら死にたくなりそうだな……と苦笑。

「……ええっと、外れた?」

「いえ……当たりですえ」

 ほ、良かった。
 気付かれないように、内心で胸を撫で下ろす。

「良く見てくれてはるんですね」

「そりゃ先生だからなぁ」

 生徒の事は見てるもんだ、と。
 そう言うと笑われた……やっと、笑ってくれた。

「仲直りしたいのか?」

「はい――うち何したか判らないんですけど、せっちゃんと仲直りしたいんです」

「そうかぁ」

「折角京都行くんですから、一緒に楽しく回りたいですし。同じ班ですし」

 気合入ってるなぁ。
 しかし、生徒の仲直りって言われてもな。
 原因も判らないし。

「どうしたらええでしょ?」

「そうだなぁ」

 ………………。

「まぁ、先生の場合ではあるんだが」

「はい」

「やっぱり、原因を判ってから謝るなりしないと、余計にこじれるぞ、うん」

 実体験的に。
 具体的に言うなら、葛葉先生関係で。
 以前、手作り弁当からコンビニ弁当になった時は怖かった……と言うか、恐ろしかった。
 もう二度とあんな失敗だけはしたくない。絶対に。
 ――――まぁ、そんな事は置いといて。

「原因が判らないで謝っても、やっぱり意味が無いからな」

「げんいん……」

「桜咲から聞くのが一番なんだけど」

「そうですよね」

 しかし、原因を聞くのも難しいからなぁ。
 当事者じゃない俺じゃ、聞いても意味無いし。余計にこじれる可能性もある。

「やっぱり、待ってるだけじゃあかんのですね」

「それくらいしか言えなくて、すまないな」

「いえいえ、謝らないでくださいっ」

 ありがとうございました、そう言って去っていく近衛。
 はぁ。
 教師と言うのは、本当に、肝心な時には役に立てないものだ。







 そして次の日から

「桜咲さん、ちょっとええですか?」

「すいません、用がありますので」

 ………………

「桜咲さん」

「あ、龍宮」

 …………

「なぁ、せっちゃん」

「先生、先ほどの授業で判らない所が」

 ……午後になる頃には桜咲の逃げる手段に、ついに俺まで含まれてしまった。
 うーん。
 そんな放課後

「せっちゃん、一緒に帰らへん?」

「おーい、近衛ー」

 流石に見かねたので、桜咲を誘おうとしていた近衛を呼ぶ事にする。

「桜咲、ちょっと近衛を借りて良いか?」

「せ、先生っ」

 はいはい、そう怒るなって。

「はい。では――」

 しかし、クールだ。
 アレだけの近衛の猛攻を受けて、まったく動じていない。
 強敵だなぁ。

「なんですのッ、先生っ」

「そー怒るなよ」

 笑って答え、まずは落ちつけ、と。

「あんないきなり態度変えたら、誰だって怪しむぞ」

「えー」

 えー言うな。

「もう少し、こうだな……何か共通の話題とかないのか?」

「話題ですか? でも、話す前に逃げられますえ」

「だから――修学旅行の準備は終わったのか?」

 うん。

「だから、それは昨日……おおっ」

「今度の休日だったな? 神楽坂にでも誘ってもらえ」

「明日菜に?」

 おう、と。

「近衛が誘ったら逃げられるだろう?」

「おぉ」

「買い物にはちゃっかりついていけば良い」

「な、なるほど……」

 ちゃんと神楽坂にもそう言って手伝ってもらえよ、と。
 しかし、

「なんか、嘘吐いてるみたいですえ」

 そう言って苦笑。

「はは」

 俺もそれに笑ってしまう。

「なら、仲良くなった後で嘘吐いた事を謝らないとな」

「先生……それなら嘘吐く事を止めるもんですえ」

 そう言って笑う。
 うん、仲良くなれると良いんだが。

「先生、ありがとなー」

「ま、上手くいくように……祈っとくか?」

「よろしくー」

 そう言って元気に駆けていく。
 うん。上手くいくと良いんだが。

「なんだ、今度は近衛木乃香と桜咲刹那か」

「ん?」

 って。

「おー、どうしたマクダウェル?」

 最近は何時も放課後になったらすぐ帰ってたのに、今日は残ってたんだな。
 絡繰は……居ないのか。
 バイトかな?

「いや、またか――と思ってな」

「ん?」

 何かしたかな?
 とっさに思い浮かばず、首を傾げてしまう。

「何でも無い。それより、あの二人の関係はどうだ?」

「関係? ……なんとも言えないなぁ」

 それは本人達に聞いてくれ、と。
 いや、俺もそう詳しく知らないし。
 2人の問題を、口にするのもアレだし。

「ふむ――そうするか」

「お」

 おー……。

「……だから、何だその顔はっ」

「いやいや」

 お前が他の人の関係に興味を持つとはねぇ。
 これも神楽坂のおかげか、と機嫌が悪くなると判っていても笑ってしまう。

「ふん――それじゃあなっ」

「気を付けてなー」

「子供じゃないんだ、大丈夫だっ」

 やっぱり怒らせてしまったか。
 龍宮じゃないけど、もう少し丸くなってくれたら友達が増えると思うんだがなぁ。






――――――今日のオコジョ――――――

 は、はぁ……なんでオレっちまで兄貴と一緒に走らされたんだ?
 つ……疲れたぁ。

「あれ、元気……無い?」

「うーん、とりあえず一枚撮っとくか」

 ん?
 また誰か……。

「朝倉、弱ってる時に写真は……ストレスになる」

「あ、そっか。しっかし、こんなんじゃ記事の一面は飾れそうにないわねぇ」

 んな!?
 このアルベール様が、一面も飾れないスター性の欠片も無い漢だと!?
 な、舐めんじゃねぇぞ娘っこぉ!!

「……元気になった?」

「おお、急に動き出した」

 どうだ!? どうだこの動き!!
 これほど動ける猛者が居るか! いや居まいっ!!
 しゃーおら、しゃーおらっ

「だ、ダンス……?」

「私は写真撮るから、アキラは携帯で動画に保存しといてっ」

「あ、うん」

 ふは、ふはははは――――


――30分後

「これは中々……動画はネットにでも上げるかぁ。アキラ、後で携帯貸して」

「うん、判った」

 コヒュー……コヒュー………コヒュー…………




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