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No.25741の一覧
[0] 人妖都市・海鳴 (リリなの×あやかしびと×東出祐一郎) 弾丸執事編、開始[散々雨](2012/08/03 18:44)
[1] 序章『人妖都市・海鳴』[散々雨](2011/02/16 23:29)
[2] 【人妖編・第一話】『人妖先生と月村という少女(前編)』[散々雨](2011/02/08 11:53)
[3] 【人妖編・第二話】『人妖先生と月村という少女(後編)』[散々雨](2011/02/08 01:21)
[4] 【人妖編・第三話】『月村すずかと高町なのは』[散々雨](2011/02/16 23:22)
[5] 【閑話休題】『名も無き従者‐ネームレス‐』[散々雨](2011/02/20 19:45)
[6] 【人妖編・第四話】『人妖先生と狼な少女(前篇)』[散々雨](2011/02/16 23:27)
[7] 【人妖編・第五話】『人妖先生と狼な少女(中編)』[散々雨](2011/02/20 19:38)
[8] 【人妖編・第六話】『人妖先生と狼な少女(後編)』[散々雨](2011/02/24 00:24)
[9] 【閑話休題】『朽ち果てし神の戦器‐エメス・トラブラム‐』[散々雨](2012/07/03 15:08)
[10] 【人妖編・第七話】『人妖都市・海鳴の休日』[散々雨](2011/03/29 22:08)
[11] 【人妖編・第八話】『少女‐高町なのは‐』[散々雨](2011/03/27 15:23)
[12] 【人妖編・第九話】『人妖‐友達‐』[散々雨](2011/03/29 22:06)
[13] 【人妖編・第十話】『人間‐魔女‐』[散々雨](2011/04/06 00:13)
[14] 【人妖編・第十一話】『人間‐教師‐』[散々雨](2011/04/08 00:12)
[15] 【人妖編・第十二話】『海鳴‐みんな‐』[散々雨](2011/04/14 20:50)
[16] 【人妖編・最終話】『虚空のシズク』[散々雨](2012/07/03 00:16)
[17] 【人妖編・後日談】[散々雨](2011/04/14 21:19)
[18] 【閑話休題】『人狼少女と必殺技』[散々雨](2011/04/29 00:29)
[19] 【人造編・第一話】『川赤子な教師』[散々雨](2011/05/27 17:16)
[20] 【人造編・第二話】『負け犬な魔女』[散々雨](2011/05/27 17:17)
[21] 【人造編・第三話】『複雑な彼女達』[散々雨](2011/05/27 17:17)
[22] 【人造編・第四話】『金色な屍』[散々雨](2011/05/27 17:17)
[23] 【人造編・第五話】『弾無な銃撃手』[散々雨](2012/03/14 03:54)
[24] 【人造編・第六話】『Snow of Summer』[散々雨](2011/06/08 15:56)
[25] 【閑話休題】『マジカルステッキは男性用~第一次魔法中年事件~』[散々雨](2012/03/14 21:29)
[26] 【人造編・第七話】『無意味な不安』[散々雨](2012/03/14 21:33)
[27] 【人造編・第八話】『偽りな歯車』[散々雨](2012/04/05 05:19)
[28] 【人造編・第九話】『当たり前な決意』[散々雨](2012/06/21 20:08)
[29] 【人造編・第十話】『決戦な血戦』[散々雨](2012/07/02 23:55)
[30] 【人造編・最終話】『幸福な怪物』[散々雨](2012/07/02 23:56)
[31] 【人造編・後日談】[散々雨](2012/07/03 00:16)
[32] 【弾丸執事編・序章】『Beginning』[散々雨](2012/08/03 18:43)
[33] 人物設定 [散々雨](2013/06/07 07:38)
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[25741] 【閑話休題】『朽ち果てし神の戦器‐エメス・トラブラム‐』
Name: 散々雨◆ba287995 ID:862230c3 前を表示する / 次を表示する
Date: 2012/07/03 15:08
――――退屈なとき、もしくは一つの区切りがついた時は、異なる世界の話をしよう。

我々とは森羅万象の法則が異なる世界、違う者達が生きる世界の話を。

しかし、どこかで繋がっている遠くもあり、近くもある世界の話を。

そして、以前の物語が竜人の世界の物語というのならば、今回は別の世界の物語を語るべきだろう。

遠くもあり、近くもある世界。

その世界では以前の世界と何処までも似ているのだが、少しだけ違う事もある。死ぬはずの者が死なず、生きるはずの者が死に、幸せに不幸に普通に生きている世界の物語。

これはそんな――――あるエルフの世界の物語だ。






【閑話休題】『朽ち果てし神の戦器‐エメス・トラブラム‐』







三百年が経った、今日。
魔銃にとってそれはなんとも言い難い、別れの日になった。
以前の持ち主が死んで三百年、新しい持ち主になって三百年。そして、三百年という長い月日を生き、逝くべく者となったエルフが魔銃の主。
このエルフの事は知っている。
彼女の名をヴァレリア・フォースターという。
魔銃は彼女が幼い頃から知っている。
以前の主、その主は執事であり、執事が仕えて主がおり、その主の友人が彼女、ヴァレリアというエルフだった。幼い頃から老人になるまで三百年を見てきた魔銃は何とも言えない干渉に浸っていた。
二度と目が覚めない主。
人間の数倍は長く生きるというのに、死は必ずやってくる。有機物も無機物も関係なく、終わりという死は必ず訪れるのだ。
恐らくは自分にもそういう日が訪れるのかもしれない。だとすれば、その時の自分はどんな顔―――いや、顔などない。どんな姿になっているのだろうと考える。
壊されるのか、それとも錆びて朽ちるのか、予想はつかないがきっとロクでもない様な死に様、壊れ様を晒して消えるのだろう。それが怖いとは思わない、嫌だとも思わない。ならばその最後の瞬間が訪れる時まで自分は自分の思う様に動き、銃弾を吐き出し、命を奪い、冒涜するだけだ。
なら、このかつては少女だったヴァレリアはどうなのだろうか。
死ぬ事が怖くないのだろうか。
終わる事が怖くないのだろうか。
少なくとも、怯えるような仕草はしていない。
この終わりを受け入れて、そして――――その先にある何かを楽しみにしている様だった。
死を、終わりを楽しみにしている。
そんな風に見えたから、昨日に聞いてみた。
『―――――やっぱりあれか?長い生きすると死にたくなるのかよ、嬢ちゃん』
魔銃は尋ねると、ヴァレリアは小さく首を横に振る。
「いいえ、そんな事はないわ……」
『なら、なんでそんな顔をしてるんだよ』
「そんな風に見えるかしら?」
『あぁ、見えるぜ』
黒き魔銃に顔があったのなら、きっと嗤っているのだろう。死を運び、死を与え、生を奪い、生を冒涜する魔銃にとってそういう顔が一番似合っている。だが、彼女はそんな魔銃の事などお見通しなのだろう。紅茶を啜りながら、顔に出来たシワにそっと手を当てる。
「楽しくなんてないわ。でも、特別に苦しいわけでもない。自分の終わりがこんな近くに迫っているのに、どうしてか怖いとは思えないの……どうしてだと思う?」
ヴァレリアの問いに魔銃は少しだけ考え、意地悪な声を作って言葉にする。
『それこそ、生に飽きたんだろうよ。なにせ、【アイツ等】が死んでもうかなりの年月が経ってるんだ。それこそ、生きている事が辛いだろうよ』
「外れね」
あっさりと言われ、魔銃は言葉を詰まらせる―――演技をした。
ヴァレリアもそれがわかっているのだろう。
それでも言葉にしたのはきっと、自分の今を、今までを確かめる様な事をしたかったのだろう。
「――――生きる、最後まで生きる……それが私があの人達に託された事。自分達の死を嘆いてはならない。自分達の後を追ってはいけない―――微笑んで、幸せになって欲しい」
『随分と自分勝手な連中だな』
無論、魔銃とて知っている。
あの連中がそんな事を言ったのも、死ぬ時になってそう言うだろうという事も、全てを知っている。
まったく、なんてお人好しな連中だ―――魔銃は小さく溜息を吐いた。
「でもね、正直に言えば……苦しかったわ」
『………』
「生きる事が苦しい、生き続ける事が苦しい、周りが死んでいって残される事が何よりも苦しい……胸に穴が開いているのに生きているのは、辛い事だったわ」
『だが、生きてる』
「生き汚いとアナタなら嗤うかしら?」
嗤ってやるだろう。主が嗤えというのなら、最低なジョークを交えて嗤い飛ばし、貶して陥れ―――
『嗤わねぇよ』
思うだけで、口にはこう出す事にする。
やれやれ、自分も随分と奇妙な事を思う様になったと魔銃は顔の無い顔で苦笑する。
以前の主が死んでから三百年。その間、彼女が一度だって、一発だって自分を使う事はなかった。それは以前の主からの願いを聞き届けたのもそうだろうし、彼女自身の意思でもあったのだろう。
魔銃は武器であり兇器だ。撃たない銃は銃ではない。斬らない剣も剣ではない。
だというのに、以前の主はこんな戯言を吐いたのだ。

魔銃に安息を―――

最低な言葉だと思った。
命を奪わせろと思った事もあったし、契約を破棄して別の、もっと血の気の多い奴と契約するのも悪くないと想っていた―――だが、案外こういう生活も悪くないものだと思ってしまったのだ。自分と対になって生み出されたもう一つの魔銃も同じ感想だったらしい。
『嗤わねぇよ、嬢ちゃん。第一、銃には笑うなんて機能は搭載されてねぇんだからな。俺に出来るのは敵に唾を吐き出し、唾で身体を貫いて殺す事だけだ』
「そうかしら?アナタには私とお話できるという素晴らしい機能――いいえ、素晴らしい力があるじゃない」
『こんなモンはただのオマケだろうが』
ヴァレリアはそっと魔銃を持ちあげ、優しく撫でる。
「アナタの言うオマケは、私達にとっては何よりも代えがたい力だったわ。アナタがただの無機物であったのなら、もしかしたら何かが変わっていたのかもしれない」
それは思いすごしだろう。
この身は銃という兇器。
兇器で人は変わらない。兇器を持つ者は皆が狂気を持っている。
銃は人を殺さない、殺すのは人―――そんな戯言と同じ様に、だ。
だが、きっとヴァレリアは優しく否定するのだろう。
そうしてくれるからこそ、魔銃としては珍しく、その言葉を受け取っておく事にした。
『まったく、なんて主を引いちまったのか……リックといい嬢ちゃんといい、最近はロクな主に恵まれねぇな、俺もよ』
「なら、次の主に期待するべきではなくて」
『どうだかな』
これは言葉にはしない。
これは心の中だけに、絶対に撃たない弾丸として残しておこう。
恐らく、これから先にどんな契約者がいたとしても、自分はヴァレリアと、彼女を残して死んだリック・アロースミスよりも色々と楽しめそうな契約者には出会えないだろう。
だから期待はしない。
期待はせずに、黙っている事にしよう。
口笛すら吹かず、唾すら吐き捨てず、黙ってタダの銃としている事にしよう。無論、契約者が現れれば即座に契約し、新しい殺伐とした毎日に戻るだけだ。
三百年間、長い休暇だったが、その休暇ももうすぐ終わる。
『なぁ、嬢ちゃん。一つだけ聞いて良いか?』
「なにかしら?」
もしかしたら、これが最後の会話になるかもしれない。だから今の内に聞いておく事にしよう。
こんな呪われた魔銃と、
こんな最悪な性格の魔銃と、
こんなクソッタレな事しか出来ない魔銃と、
「俺達とした三百年は、楽しかったか?」
ヴァレリアは小さく微笑む。
それだけで十分な回答だった。
それだけ聞ければ、もういい。
これが最後の会話にはならなかったが、恐らくは最後の思い出の一つにはなったのだろう。
翌日、静かな夜の中でヴァレリアは自分の家族に向けた手紙を書き、魔銃と数言だけ言葉を交わし、

眠る様に――――旅立っていった。





それから時間は経った。
三百年の休暇が終われば、すぐに何かが変わると思っていたがそうでもなかった。ヴァレリアの家族達はヴァレリアと同じ様に魔銃を使う事なく生き、そして死んでいった。三百年の休暇の後には更に百年の休暇が待っていた。そしてそこからさらに時間が経つと自分の様な銃と呼ばれる存在は、兵器では骨董品という扱いに変わる事を知った。
フォースター家から別の家へ。その家から博物館へ。博物館からとある資産家へ。とある資産家から泥棒へ。泥棒から商人へ。商人から骨董品集めが趣味な老人へ。老人から強盗へ。強盗から警察へ。警察から物置きへ。物置きからゴミ捨て場へ。ゴミ捨て場から野等猫へ。野等猫から鴉へ。鴉から森へ。森から原住民へ。原住民から祭壇へ。
そうして時間が経ち、気づけば一千年にも及ぶ休暇だった事に気づいた。最後に言葉を発したのは何時だったかは覚えていない。少なくとも、契約は愚か、使われる事すらなくなったのは確かだろう。
もう一つの魔銃は何時の間にか消えた。それに気づくのは早かったが、特に問題にあげる事はしなかった。
あっちはあっちでのんびりしているのだろう、そう決めつけた。
魔銃という存在は伊達ではなかったらしく、一千年経っても錆びる事すらしていない。もっとも、見た目はそうであっても中身は相当のガタがきているのは確かだろう。
銃としても、魔銃としても、どうかしている。
そんな事を考えていると、気づけば更に数百年の月日が流れていた。
恐らく、世界は姿を変えているのだろうが、今の魔銃の居る場所からはそれは見えない。魔銃が今居る場所は暗い闇の中。
何かの建物の中だったのだろうが、その建物は時間という寿命によって削られた命を全うし、倒壊していた。つまり、自分はその倒壊した何かの建物の中にうもっている状態なのうだ。
笑えてくる。
一千年と数百年前、魔銃はヴァレリアにこう言葉にした。
長く生きすると死にたくなる―――こんな事を言っていたのだ。
今はわかる。
あれは決して間違いではないのだろう。
『―――――壊れもしない、死にもしない』
なんて最悪な状況だ。
眠る事すら出来ず、無駄に時間をかけるだけの毎日と生涯に意味なんてない。終わらせる事が出来るのならばさっさと終わって欲しい。こんな自分でも時に弱気になるのだと気づき、苦笑する。
『なげぇなーおい』
独り言だ。
『おわらねぇなーおい』
誰も言葉を返さない。
『――――クソッタレだ』
悪態を吐くのも飽きた。

そして、更に百年が経った。
世界かは変わった。
お伽噺の世界はSFに変わる。そこから時間が経って新しい生命が生まれ、滅んだ。それでも生き残った何かは新しい種を作り、新しい種同士で争い、絶滅した。
そして、また新しい世界が生まれた。
その頃の魔銃は何処にいるかというと―――まだ、闇の中にいた。ただし、今度は建物ではない。あの建物はいつの間にか消えていたし、建物があった地形―――下手をすれば大陸ごと姿を消していた。
ならば、此処は何処なのだろうか。
魔銃は久しぶりに考えた。
自分は何処に行くのかと考え、何処に行けるのかと考え、何処にも行けない、逝ける事すら出来ないと考えつき、
『――――――――』
生れて初めて、絶望というモノに出会った――――その瞬間だった。



世界が滅びた。



世界という星が滅びた。



全てが滅びた。


滅びて、消えた。



こうして魔銃は消滅した―――――――――――――――――否、するはずだった。




魔銃には普通ではない力が宿っていた。
数千年前、不死の魔王と呼ばれた存在がいた。その存在は七人の英雄によって倒された。だが、魔王は完全に死んだわけではなく、その身体をバラバラにされながらも【力だけ】は生き延びていた。
その内の一つが魔銃に宿っていた。
魔王の力一つで世界は変わり、魔銃の力一つで命が終わる。
それほどの力を秘めた魔銃が消滅する瞬間、銃という形によって封じられた魔王の力が一瞬だが膨れ上がり―――――門を開いた。
どんな門かは知らないが、少なくとも門は門。外と内を繋げるゲートである事には変わりは無い。その門が開かれ、魔銃は放りこまれた。
門の中は嵐だった。
火の嵐。
雪の嵐。
雷の嵐。
魔の嵐
光の嵐。
闇の嵐。
不死の魔王の力すら及ばない嵐の渦に放り込まれた魔銃はあっさりと破壊された。だが、破壊されただけで消滅はしていない。幾つ物のパーツによってバラバラに分解されながらも、パーツは常に周囲にとどまりながら嵐に蹂躙された。
嵐の先も嵐、決して終わりの無い嵐。
しかし、嵐は不意に終わる。
終わった瞬間、世界が開く。
門の先ある門が開き、そこから星の輝きが写る。
魔銃だったパーツは落下する。
重力に引かれて落下し、見た事もない形の島国に落下していた。
そこで魔銃のパーツの一部が自我を持つ。魔銃だった頃の力は失っていたが、記憶だけを持ったパーツが口を開く。
『堕ちてるぅぅぅううううううううううううううううううううううう!!』
大絶叫だった。
『何か知らんが堕ちてるよ俺ぇぇぇえええええええええええええええええええ!?』
パーツは初めて高度数千メートルという高さからの落下にビビっていた。
ビビりながら――――始まりを予感していた。


魔銃だったパーツは地上に落下する。
堕ちた場所は日本という国に、何かに図られた様に全てが同じ【海鳴】という街に落下する。
撃鉄、被筒、銃把、引き金、銃剣が散らばって海鳴の街に落下する。
その光景を見ていた魔銃の記憶を持った回転式弾倉。
海鳴の街に堕ちた魔銃のパーツは全部で六つ。
その全てに異能が宿り、一つだけでも人外の力を持っている。
そして、その全てを合わせ、完成させた魔銃を、畏怖を込めて【朽ち果てし神の戦器‐エメス・トラブラム‐】と呼ぶ。
だが、それはあくまで名前ではない。
魔銃の本当の名前は一つ。
ヴァレリア・フォースターやリック・アロースミス、魔銃を知る者達は魔銃の事を、彼の事を、



【黒禍の口笛‐ベイル・ハウター‐】と呼んでいた。



こうしてベイル・ハウターは壊れ、人妖隔離都市へと落下する事になり、それが原因で巻き起こるトンデモない馬鹿騒ぎが待っているのだが―――それは別の話となる。
しかし、それがベイル・ハウターの新しい世界、そして戦いの始まりとなる。
魔銃に宿りし異能を受け入れ、魔銃に刻まれた呪いを跳ねのけ、魔銃を持ちながらも己が信念を貫き、魔銃を家族として接する事の出来る者と出会う。
この時、ベイル・ハウターはまったく想像していない。

契約する新しい主というのが、十にも満たない心優しい少女だったとは―――夢にも思わないだろう。







あとがき
というわけで、ベイルです。
このベイルさんはヴァレリアルートのベイルという事なんですが、とりあえず、いきなりぶっ壊れてもらいました。現在は弾倉だけという状態です。
ここまで書いておきながら、ベイルの契約者に色々と迷っているのですよ。
一番は主人公なんですが、それ以外にも二人ほどいます。まぁ、とりあえずは主人公です。

というわけで、レイハさんはクビ

とりあえず、現状では単なる喋る弾倉でしかないですね~
さて、弾丸執事で残るは雪ルートなんですが……ぶっちゃけ、このルートについては書く必要がないのが問題なのです。だって、役名すら無いモノですからね。
そんな感じで、弾丸執事介入編はこれで終わりです。
次回は本編、なのはさん編の開始です。
予定では三話、最悪は五話くらいで終わるかもです。
そういえば、ベイルって契約者以外でも普通の銃としては使えるんですかね?

PS(というより質問)
薫さんの持ってた銃って刀子さんルートでどうなってましたっけ?あやかしびとが手元にないので確認できないので困ってます。
壊れてたのか、壊れてないのか、というのが問題なのです。

PS2(という名の質問2)
ネットで色々と調べても妖怪、怪物に関するデータが集まらないので困ってます。
なんか、良いサイトとかあったら教えてくれませんか?
あと、『身体の中に色々と物を収納できる妖怪or怪物』っていますかね?もしくは、『物を視覚的に隠せる妖怪or怪物』でもいいのですが……

PS3
主要キャラ以外で人妖大募集!!


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