11月14日 (水) 夜 ◇香月夕呼執務室◇ 《Side of 夕呼》バカンス――鑑の保険で南の島から戻ってきた私は、白銀から先日の報告を受けた。彼らに命じたBETA捕獲任務の結果は上々。小型種や要塞級、それに光線級は捕獲リストには載っていないが、他の種類はほぼ指示した通りに捕獲できたようだ。小型種は白銀の強い希望により、捕獲対象から外していたのだが。 「――これで、この基地が変わることを祈りましょう」 「………はい」私の言葉に白銀は神妙に頷いた。捕獲リストを脇に追いやり、続いて戦闘記録に目をやった私は、その内容にほんの少しだけ驚いた。白銀に一任していたとはいえ、ここまで暴れてくるとは。 「……随分と派手にやったみたいね」 「A-01に――特に涼宮や柏木たちには、BETA相手に戦闘経験を積んで欲しかったんで、少し長めに留まったんです。本当はXM3の性能を曝したくなかったんですが――」 「そうね。――ま、それはこっちでなんとかしとくわ」 「お願いします。じゃ、戻りますね」えぇ――と、返事をしたけれど何か忘れているような……ふと考えを巡らせると、すぐに思い出した。白銀も無関係では無いし、伝えておいた方が良いだろう。 「あ、そうそう――鑑の身体のことなんだけどね」 「――はい?」退出しかけていた白銀を呼びとめて、用件を話す。量子電導脳が持つ問題点―― 「………それじゃあ、今の純夏に浄化措置は必要ないってことですか?」 「そうみたいね。バカンスから帰ってきて、鑑に浄化を勧めたら必要ないって言われたわ。自分で浄化できるからってね。――で、気になったから身体を調べさせてもらったのよ。 そしたら、自浄装置らしきものが組み込まれてるみたいでさ~~~。鑑も詳しく分かってないみたいだったけど。 私が判断するより、鑑自身に判断させた方が正確だからと思って放置してたんだけど、別に問題は無かったみたいね」 「確かに気にはなってたんですよ。前の世界じゃ頻繁に浄化してたんで……てっきり、こっちでも浄化してるんだと思ってました」 「一度もしてないわよ?アンタたちが来た頃、鑑に出してもらった因果律量子論を見ていて、その点は気付いていたから準備はしてたんだけどね~~~~」今までは基地での訓練で、かつ過酷な状況でも無かったから負荷はかかっていないのだろうと思っていた。だけど総戦技演習では、あのジャングルに数日間も放り込まれる。そのため、かなりの負荷がかかるだろうと予測して、何かあってもすぐに対処できるように、私も現地に行ったのだけれど無駄骨に終わってしまった。ささやかなバカンスを楽しめたから、別に構わないけども。 「そうだったんですか……」 「でもね、ML機関の制御とかをやってもらうことになると、どれほどの負荷がかかるかは分からないわ。その辺りは十分に注意しないといけないわね」 「はい――」 「それだけよ。さ、行きなさい――」 「はは…了解」追い払うような私の口調に苦笑した白銀は、わざとらしく敬礼してから出て行った。11月15日 (木) 午前 ◇教室◇ 《Side of 武》今日は俺が講義をしているのではない。いつも通りにまりもちゃんが講義している。でもって俺がここに居る理由とは、207BのみんなにXM3の説明をしたからだ。やっと、だな……ここからが本番だ。彼女たちには、強くなってもらわなければならない。俺も責任重大だ。 「――という訳で、俺が戦術機の訓練を担当することになったんだ。改めてよろしくな」 「「よろしくお願いします!!」」 「それじゃ午前の講義は終わりだ。午後は衛士適正を調べるからな~~」他の連絡事項をまりもちゃんに任せ、俺は教室の隅で待機し解散するのを待っていた。 「――では各自、昼食は1時間前までに済ませ、ドレッシングルームに集合。以上だ。解散――」 「あ、そうそう――」 「「…………?」」講義が終わり、まりもちゃんに続き退室しようとしたとき、俺は (もちろん演技だが) 何かを思い出したようにみんなの方に振り返って―― 「そういえば、今日は純夏が飯をいっぱい食いたいらしい――榊、たくさん食わしてやってくれな?」 「………タケルちゃん?」 「――え?は、はぁ…」 「なんたって純夏は始めての適正検査だからな。昼飯をしっかり食べて、頑張ってもらおうじゃないか!!」俺は両手を広げ少し大げさに話したあと、サムズアップ。これで俺の意図は純夏を除く全員に伝わったはずだ。もし、純夏がリーディングで自分の置かれている状況を知ったとしても、もう遅い。 「「………………(ニヤリ)」」よし!みんなの表情が変わった。くくく…演習のことを散々自慢してくれた礼だ。しっかり受け取ってくれよ、純夏。――ガシッ!! 「榊さん!?―――――え?………ウソっ!?」 「さ、彩峰。鑑をPXまで連れて行くわよ」 「…了解」良い連携だ。さすがだな、委員長と彩峰。あっという間に純夏を捕まえた。これで完全に逃げられなくなっただろう。 「鎧衣と珠瀬も一緒に鑑を連れて行きましょう。御剣は京塚さんに頼んで、ご飯をたくさん貰ってきて!」 「「――了解!!」」 「鑑…ゆるせ………」お~お~、素晴らしい的確な指揮だ。それに即座に対応する隊員も見事と言う他ない。前よりチームワークが良くなってる気がする……それはそれで寂しい。――ちょっとだけのヤキモチと祝福を籠めて、冥夜に言う。 「――冥夜、大盛りの最低2倍だぞ?」 「………許すが良い…」 「小隊、進軍開始!!!」 「うわ~~~ん!!タケルちゃんのバカ~~~~~~~~~~~」頑張れ、純夏。――俺は応援しているぞ…連行されていく純夏を仏顔で見送りながら、俺は心の中で敬礼した。まりもちゃんには総戦技演習の合格祝いですよ、と言っておいた。午後 ◇シミュレータールーム◇ 《Side of 冥夜》強化装備を実装した207B訓練小隊が全員集合した。鑑は、その――申し訳なく思うが……私は帝都で何度か訓練したことがあるのだが、強化装備にはまだ慣れない。それに今回からはタケルにも見られるのだ。慣れなければならぬとは思っても、恥ずかしいものは恥ずかしい。タケルと神宮司教官が行った適正検査は、前回のものとは全くの別物で、正直酷い目にあったと思わなくも無い。教官2人が邪悪な笑みを浮かべていたような気がするが、気のせいであってほしい………検査では、情けないことに気分を悪くしてしまった。というか、以前行ったときよりも格段に激しい動きだったので予想外だったというか……私だけでなく榊や彩峰たちまでもが、顔色を悪くしてシミュレーターから降りてくる中、鑑だけが何事も無かったかのように降りてきたのを見たときは、我が目を疑った。これが鑑が特別だという所以なのか――?検査後に時間が余ったということで、神宮司軍曹がタケルに、自身の機動を見せてはどうかと進言した。彼がそれを了承したので、初めて彼の実力を目の当たりにしたのだが、とても同じ人とは思えぬ動きであった。神宮司教官も、あれほどの機動を行える衛士は稀だと仰っていた。だとすれば――タケルはこの3年間、どのような経験をしてきたというのか。3年という期間は人を変えるには十分すぎるだろうが…一流の衛士に成長したタケルを頼もしく思う反面、一抹の寂しさも感じる。 「あんな機動が出来るなんて……」 「…とてもすごくすごい」 「凄すぎですよ~~」 「どうやったら、あんな機動できるの!?」皆一様に驚き呆然とモニターに見入っている。かく言う私も同じようにしているのだが。シミュレーターから降りてきたタケルは、私たちが尊敬の念を籠めて見つめていたため、多少照れたように笑っていた。この後、神宮司教官から伝達事項を聞き一時解散となったのだが、私はタケルの機動のことで頭がいっぱいになり、周りが見えていなかったのだろう。だから、シミュレーターの脇で何か考え込むようにしていたタケルと、それを心配そうに見つめていた鑑に、私は気付かなかった――11月17日 (土) 夕方 ◇ブリーフィングルーム◇ 《Side of 武》さきほど行ったA-01の連携訓練の反省会をしている。最近ではXM3に――というか俺の機動に慣れたのか、ほぼ問題なく連携をこなしている。それに伴って、各々の実力も上がってきている。……さすがに全員が相手の模擬戦はやらない。もう勝てません。 「――なんか、やっと認めてもらえたって実感が湧いてきたよ」 「私も~。長かったよね~~」 「きつかった…」涼宮や柏木など新任たちが何やら話していた。どういうことだ?と口には出さなかったものの、俺の表情から考えていることを読み取ったらしい伊隅大尉が俺に教えてくれた。 「やっと連携訓練で、白銀に及第点を貰ったからだろう。今まで容赦なかったからな」 「……そんなに厳しかったですか?」 「――厳しすぎよ!!アンタの機動について行くの、どれだけ大変か分かってんの!?」 「自覚が無いとは。私たちを苛めて楽しんでいたのか………」 「いっ!?ち、違いますって!」ここぞとばかりに文句を言う速瀬中尉と、サラっと酷いことを言う宗像中尉。そんなに厳しかったか?これからの戦いで、絶対に誰も失いたくないって思いから、無意識に厳しくしていたのかな。――ま、訓練なら死にはしないし、みんなが強くなってくれたなら怨まれても良い。 「――って速瀬中尉が言ってました~」 「言ってないわよ!」 「では――もっと苛めて欲しい!!でしたっけ?」 「もっと言ってないわよ!!宗像~~~!」なんていつも通り。また追いかけっこが始まってしまった。うわ……宗像中尉ひでぇ。築地と麻倉を盾にして逃げたぞ………あ~あ~~巻き添え。可哀相――と思っても助けには行かない。巻き込まれたくはないから。――ほら、柏木たちも非難した。 「はぁ~~~涼宮、風間。任せる…」 「あははは…了解です」 「ふふ――了解ですわ」さすがの伊隅大尉も面倒くさくなったのか、暴れている2人の手綱を握れる人物に託したようだ。ちなみに俺もムリ。返り討ちにあって、お仕舞いです。 「ほら、水月~~。あんまり暴れないの」 「美冴さんも。あまり速瀬中尉をからかってはいけませんわ」 「ぶぅ………」 「ふふ、祷子の頼みじゃ仕方ないな――」さすがだ。1発で収まった。 「それじゃ、この辺で終わりにしますか?」 「そうだな。――では解散だ」伊隅大尉の号令で、それぞれ談笑を始めたり退出したりするのだが、俺は椅子に座ったまままだ動かない。今日の訓練でも、あの違和感は無くならなかったから、データを見直しておこうと思ったのだ。 「――どうした?」 「いえ、少し気になることがあったんで、調べて行こうかと思いまして」 「何かあったのか?」伊隅大尉が声をかけてくれた。ちょうど良い。少し聞いてみるか――自分では分からないかもしれない。 「俺の操縦とか機動に変なところがなかったかな~と思いまして。なんか違和感があるんですよ、最近」 「変なところ………?」俺は伊隅大尉の言葉に頷きかえす。すると、大尉は顎に手を当てて沈黙してしまった。どうやら、真剣に考えてくれているようだ。伊隅大尉が考えてくれている間に、俺も過去のデータを見直そうとプリントアウトしておいてもらった書類に視線を落とした。 「――な~~~~に今更そんなこと言ってんのよ!?アンタの機動が変なのは、最初からでしょ~~が!!!!」 「あ、あが~~~~!?」集中してデータを見直していたら、急に頭をグリグリされた。俺の背後に居るので、その犯人の顔は見えないが、見なくても誰かは分かる。いつの間に後ろに回りこんだのか……速瀬中尉だ。 「――今まで自覚していなかったのでは?自分が変人だと」 「ぬぁっ!?」今度は宗像中尉。いきなり現れて酷いこと言わないでください……つーか、さっき出て行かなかったっけ?風間少尉と。 「宗像中尉、さっき出て行きませんでした?」 「あぁ、何やら面白そ――深刻そうな雰囲気だったから残った方が良いかと思ってね」 「からかい足りなかっただけですね?」 「――ふふふ。キミが何を言っているのか、私には分からないな」誤魔化そうにも、誤魔化しきれない本音がポロリと出ている。完全にロックオンされたようだ……獲物を見つけた獣の目だよ、これは―― 「――で、何してたの?」 「白銀大尉の女性関係について、だったな」 「「――!?」」宗像中尉の冗談に大げさに反応したのは、麻倉と高原だ。ついでに築地も?まさか本気にしたりしてないよな……柏木と涼宮は苦笑しているから大丈夫か? 「――おっと。おやおや、どうしたのかな?お嬢さん方」 「「…い、いえ、別に………」」 「ふふふ――――ん、祷子どうした?」 「――え?何かおっしゃいました?」 「………………いや、何でもない――」なんだか雲行きが怪しい。これ以上話が可笑しくなる前に、撤退しようかと思ったが無理なようだ。なんせ速瀬中尉が俺の頭に腕を置いているから動けない。というか中尉。俺って一応、貴女の上官なんですけど…… 「――コホン。話を戻そう。白銀の機動が変なのは、今に始まったことでは無いが…違和感があるんだったな?」 「うそ~~~ん!?」伊隅大尉、あなたもか。他のみんなも頷いてる………泣きたい。 「違和感?」 「シクシク……」 「――ほ~ら、泣き真似なんかしてんじゃないわよ!」 「ふふ――お姉さんが相談に乗ってあげるから話してごらん?」話さないとイジられて終わりそうだ。さっさと話すのは、俺の心が耐えられなくなったからじゃない。断じて違う。そこだけは勘違いしないで欲しい。 「不知火――に限らず、戦術機を操縦していると、違和感――って言うのか分からないんですけど、何か変なんですよ」どう変なんだ?という問いに、思い通りに動かせてないというか、ズレみたいなものを感じていて、操縦していると気持ち悪くなるときがある……――など感覚的なものを説明するが、自分自身ピッタリ当てはまる言葉が見つからないので、みんなもどう答えていいのか悩んでいるようだ。 「ふ~ん――そういう風には見えなかったけど。アンタの気のせいじゃないの?」 「俺も初めはそう思ってたんですけどね………その違和感、ずっと感じてるんですよ」 「いつ頃からなのよ?」 「……より顕著になったのは、8日に出撃してからですね」俺は速瀬中尉の質問に、少し考えてから答えなければならなかった。ずっと違和感を感じていたので、いつから異変が起きたのか分からなくなってしまったからだ。 「1週間前くらいか。――ん?よりって事は、それよりも前から感じていたと?」俺は宗像中尉の推測に頷き返した。そう――8日に出撃するまでは、大して酷くは無かった。しかし、あの一件以来とにかく酷くなる一方で、いい加減困っているのだ。 「それで、データを見てみようと思ったんですよ」 「なるほどな。しかし、さきほど速瀬も言っていたが、外から見ている分にはいつもと変わりなく変だったと思うぞ?」 「んがっ!?」 「ですよね~~~」 「ふふふ――」真面目に相談してたのに、結局遊ばれんのかよ。俺ってこういう役回りなのかな… 「シクシクシク…」 「まぁ冗談はさて置き、本当に変わりなかったと思うぞ?」伊隅大尉の言葉に、速瀬&宗像両中尉が頷いた。むぅ…じゃあ一体なんなんだ?あの気持ち悪い感覚は――その後、みんなにも協力してもらってデータを過去の分と比較したのだが、許容範囲の誤差があるのみでデータ上に目立った変化はなかった。結局、心因的のものではないか?ということで落ち着いたので、みんなに礼を言いブリーフィングルームを出た。《Side of 水月》 「――随分と悩んでいたようだったな」白銀を見送った後も、ブリーフィングルームを出て行かずに何かを考えていたようだった伊隅大尉が重々しく口を開いた。大尉の言葉に、まだ残っていた面々も同意するように頷いている。もちろん私も。普段、私たち全員を相手に模擬戦をしてもケロッとしていた男が、あんな風に悩んでいるところを見せられては、相談に乗る側としても深刻になるだろう。私も概その通りだけど、少しだけ違った。 「ムカツクわね――」おそらく、私と同じ心境の人はこの場に何人か居るはずだ。その証拠に、私の言葉でニヤリとした者が居た。隣に居た遙は「何言ってるのよ~~水月~~~」と非難がましい視線を向けてくれている。私が何に対して腹を立てているのか分かっていないようね。 「白銀は思い通りの機動が出来ていないって言ってたのよ?それって本気を出せてないってことよね?……私たちと戦って勝っておきながら」 「あ――」そこまで言って、ようやく遙は納得したような声を出した。私は途中までしか言っていないけど、付き合いの長い遙は察してくれたようだ。 「白銀大尉が本気を出せていないことにも怒っているけど、それ以上に、そんな大尉に勝てない自分に腹を立ててるんだね、水月は」 「………はっきり言わなくてもいいじゃない」あはは~~と笑って誤魔化す遙に、今度は私が非難がましい視線を向けた。実際、遙の言うとおりだけど、そうはっきり言われると恥ずかしい。ほ~ら、また宗像がニヤニヤしてるじゃないの。宗像に何か言ってやろうかと口を開こうとしたが、他の人の言葉に遮られて言わずに終わってしまった。 「速瀬の負けず嫌いは相変わらずだが、今回は私も同感だな――」 「「――え?」」そう言ったのは、最初に重々しく口を開いた伊隅大尉だった。また宗像が何か言うと思い、迎撃体制をとっていた私は想定外の方向からの言葉に虚を衝かれた。それは私だけじゃないみたいで、伊隅大尉に視線が集中した。 「何だ、意外そうな顔をして。涼宮の言っていた通りだろう?実際に、私たちが把になって掛かってもヤツ1人になかなか勝てないのだからな――悔しいじゃない?」大尉は戯けたように肩を竦めて言う。その様子は先程、重々しく白銀の様子を気遣っていたときのものとはまるで違うので、誰も反応出来ずに固まってしまっている。あの宗像ですらも――そして、伊隅大尉はそんな私たちの様子を知ってか知らずか (おそらく知って)、構わずに続ける。 「――そこで、だ………少し考えていたのだが、私たちも特訓しようじゃないか。あのバケモノに勝つために」 「「特訓?」」あのバケモノとは言わずもがな、アイツのことだ。それより大尉は何をするつもりなのか… 「通常の訓練が終わった夜間、と言ってもあまり遅くならない程度にだが、シミュレーターによる各種訓練を実施する――無論、全員強制参加だ。反論は許さん」 「「――!!」」白銀には絶対に教えるな、と付け加えた大尉は副司令に許可を貰いに行くと残し、ブリーフィングルームを出て行ってしまった。強引に話を進めた感じだったから、伊隅大尉も相当悔しかったのかもしれない。それにしても、特訓か――見てなさいよ~~~白銀。必ずギャフンと言わしてやるわ!そして、この日から本当にA-01夜間特訓が開始されたのだった………