正義の味方の弟子
第38話
MAGI
「大丈夫か」
部屋に入って来た兄さんはまず僕をいたわった。口から流している血は姉さんがやった、と言うと苦笑した。
椅子に座ったまま、身体も満足に動かせない自分の目線、そこに合わせるように兄さんは屈んだ。
「どうしてこんなことをしたんだ」
隠し事をしないで、あっさり核心を尋ねた。僕も思考をやめて、本心を晒す。
――僕の理想のため。正義の味方として最善の方法を選択し、実行しようとした。
「そのための聖杯を作ろうとしたのか。そんなぼろぼろになってでも」
――傷の程度の問題じゃない。それによって得られる成果の問題。兄さんだって誰かを救うためなら、自分が傷つくのを恐れないじゃないか。
その姿に憧れたのだから、僕はそれに倣っただけのこと。
「そっか。シンジは好きなものがあるか」
話題を変えてきた。意味はないと思ったけど、それでも返事を返す。
――この世にある全て。
「なら、嫌いなものは」
――それを救えない自分。
「なぜ救えないと思う」
――力がないから。だから、第6魔法に届かない。僕の望む第6魔法なら全てを救うことが出来る。
「シンジの言う、第6魔法って何なんだ」
――個人の感情の内的表現、本人にとっての客観的な夢を見せること。
「それがどういう風に全ての人を救うことに繋がるんだ」
――本人の気づいていない感情、思い、願いと向き合う。それは本人以外にとっては何の価値もない白昼夢だが、本人にとっては忘れていた、亡くしてしまった、そして見えなかった夢や希望を見ることになる。肉体面は全く変わらないが、精神面を救うことができる精神の救済だ。僕はこれを便宜的に『補完』と呼んでいる。全ての人間は今まで見ようとしなかった自己と向き合うことで補完されることになる。兄さんが未来の自分と対面して、そこに理想を見たように。
「そうか、それが本当なら人は救われることになるだろうな」
――だから僕は完成させなければならない。手の届くところまで引き寄せなければいけない。
「でも、それは絶対に失敗するって決まっているじゃないか」
――どうして。
「シンジは大事なことを忘れている。さっきシンジは口にしたじゃないか」
――何を。
「この世にある全てが好きだ。つまり、シンジは世界を見ることで希望を、そして愛しさを感じる。だったら、シンジは自分自身を見つめたとしても何も変わらないじゃないか。そしたら、『全て』が救われないじゃないか」
――それは違う。全てが幸せになったのなら、救われたのなら、僕はそれに幸せを感じる。救いを見出す。
「だから、その感じた幸せは魔法によるものじゃないだろ。やっぱりその魔法に全てを救うことは無理だ」
それがエラーの正体だったのか、自分を計算に入れてなかったこと。でも、そしたらどうなる。僕は今まで自分を数に数えようとしなかった。最初から僕は救いの対象になっていなかった。つまり、最初の一歩を間違えていたということか。
――最初から、最初から僕には不可能だったということか。前提そのものが間違っている僕には、どれだけやってもそこには決して届かないのか。ならば、別の方法を持ってすればいい。
「でも、今言ったことはシンジが考えた中での最善なんだろ」
――確かに。これ以外の方法となると、悪の一掃、価値観及び倫理観の変更、もしくは感情の固定化ぐらいしか考えつかなかった。しかし、到底魔法とは言いがたく、問題が多いため破棄している。
「シンジは俺なんかよりはるかに頭がいいんだな。俺はそんなこと思いつきもしなかった。でもさ、そんなことなんか思いつかなかった俺だけど、それでも救えたものもあったんだ」
確かにそうだ。この僕がそうやって救われ、希望を見出した人間なんだから。
――いくら方法を考えついても、実行できなければ意味がない。その意味では僕は誰も救えない妄想家にすぎない。
「そうだな。だったら、外に出てみればいい」
――どういう意味?
「頭の中だけで考えていないで、外に出てみよう。そうすれば分かるさ」
兄さんは立ち上がって、自分では動かせない僕の右腕を引いた。布越しに感じる兄さんの体温、それは何年も前に感じたことがあるもの。
抱き上げられて、用意されていた車椅子に乗せられる。兄さんは車椅子を押して廊下を進む。
「目の前にいる人しか救えない俺だけど、それでも目の前にいる人だけは救えてきた俺だ。俺が救えたものなんて、全体から見ればちっぽけな数かもしれないけど、でも確かに生きている命なんだ。シンジはそれをちっぽけだと笑って否定するか」
――するわけない。
「だったら、シンジも外に出ればいい」
太陽の眩しさに目を焼かれる。思えばしばらく太陽なんて見ていなかった。眩しかったが、手が動かなかったので目を細めて我慢した。すると次第に慣れてくる。
目に入る世界に目新しさはない。なのに、この眼球は見たものを、感情とともに伝えてくる。
世界は美しい。
「こんにちわ、アサシンの『元』マスター」
冷たい殺気を放ちながら、マリアはアサシンのマスターであった男、露浬 貴泉(つゆり きせん)と対峙する。マリアの背後にはスラータラーが立っている。
貴泉の風貌は30代近い痩せた男。よれて清潔感のないスーツ、その上に着る血で汚れた白衣。スーツ袖から見える腕は血管が浮き出ており、左の眼球は白濁している。
「上手いところに隠れていたものね。この地の管理者は不在だと聞いていたからここは見逃してしまっていたわ」
「そうだろうねぇ。私はそんなこと知らずにこの管理者を殺すつもりだったのだけど、いないから代わりに拠点にしたのさ」
初めて聞いた貴泉の声にマリアは美しくない、と顔をしかめる。
二人が対峙しているのはこの地の正当な管理者(セカンドオーナー)の館である。最も、この男はそこの主ではなく、空き巣を利用しているだけなのだが。
ここは小山の山頂にある洋館、山全体がここの管理者の持ち物で、ここに家があることを知っていなければ近づくことも出来ない屋敷である。
露浬という家が元々持つ魔術特性は『水』。だが、今代の当主であるこの男は人形作りの才能を持っていた。ゼロから作り出すことよりも、あるものをつなぎ合わせることでさらに改善、改良することに長けた人形師だった。
「……あなたも知らないということね。用が済んだわ、殺しなさいスラータラー」
唸り声を上げたスラータラーが大剣を振り下ろす。斬るための刃物ではなく潰すための鈍器のような武器が天井に傷をつけながら襲い掛かる。
遠慮容赦ない一撃、サーヴァントの膂力を持ってしなければ防げない攻撃に対して貴泉はにやけて立っていたままだった。
衝撃による轟音と風が巻き起こる。それにより、机の上においてあった試験管が倒れ、ガラスの割れる音がした。
「人の思考を勝手に読み漁るなんてなんてマナーのわかってないガキだ」
貴泉は全く動いていない。しかし、その貴泉を庇うように獣がいた。狼のようだが、首が長い。大剣を止めたのはその長い首から伸びた獣の頭部だ。
「余裕があると思ったら、ずいぶんな獣がいたわね」
「アサシンのおかげで私の研究がさらに進んだ。これが私の傑作だ」
さびた鉄の色をした体毛、尾は三本あり、よだれを垂らす口には剣歯とでも称すべき牙がついている。
「殺せ」
「がああああああああああああっ!!!!」
貴泉の右手にある令呪が輝いた。スラータラーの大剣を頭で押し返そうとし、スラータラーもこのまま頭を押しつぶそうと力を込めていく。
力の押し合いは獣が頭を横にずらしたことで終わる。抵抗が消えたことで互いに弾かれ、そして獣は壁を伝いながら無防備のマリアへと襲い掛かる。しかし、スラータラーに尾を捕まれ、力任せに投げられる。
「……令呪で強化した。それはアサシンの肉も取り込んでいるのね。だから令呪が有効」
「アサシンだけじゃない。使徒というあの幻想種を3体も取り込み、さらにスラータラーさえも組み込んだ。これこそが傑作だ。スラータラーが気づけなかったようにアサシンの特性である気配遮断を引き継がせることにも成功した」
傑作だ、ともう一度口にする。
だが、それをマリアは聞いていなかった。服を見ると、獣の唾液がついている。
「この失態の罰は重いわよ、スラータラー」
「なら命令を出せ」
「告げる、『皆殺しにしなさい』」
マリアの令呪が輝く。三つ残っていた令呪はこれで二つになる。
「うおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!!!!」
スラータラーは吼える。風の鎧を纏い、獣と、否アサシンの残骸と相対する
『MAGIシステム。3基とも自己診断モードに入りました』
発令所ではオペレーターたちによって、MAGIの検診が行われていた。定期的なチェックで作業はスムーズに行われる。
指揮しているリツコの隣に立つミサトがコーヒーを飲みながら、その様子を傍観している。
『第127次定期検診、異常なし』
『了解、お疲れさま。みんな、テスト開始まで休んで頂戴』
検診結果に満足し、リツコは全員に指示を下す。
「やっぱMAGIってすごいわよねー」
「その分壊したら高いわよ」
MAGIの巨大なボックスをぺちぺち叩くミサトにリツコが冗談交じりに忠告する。この程度で壊れるような代物ではない。
「へー、MAGIって幾らぐらいするの?」
「320兆円よ」
あまりの金額にミサトがむせた。コーヒーが気道に入ったらしく、長く苦しんでいる。
「コーヒーを零さないで。高いって言ったでしょう」
「ごほごほっ! さ、320兆!?」
「MAGIの建設には6年の歳月とのべ8000人の人員、そしてそれだけのお金がかかっているのよ。ここがネルフ本部である所以もそのMAGIオリジナルがあるからよ」
休憩を取るために発令所を抜けるリツコ。廊下を歩き続けて、お手洗いに行く。
蛇口を捻り、冷たい水で顔を洗う。
「異常なしか。母さんは今日も元気なのに。私はただ歳をとるだけなのかしらね」
シャワー、それは気持ちのいいもの。
シャワー、それは女の子の嗜み。
シャワー、……それは汚れを洗い流す作業。
拷問ともいえるシャワールーム。その中から出てきたアスカとレイ。アスカはかなり不機嫌そうである。
「お望みどおり、17回も垢を落とされてもう十分綺麗になったわよ」
「清潔感あふれているわ」
裸の二人はこの光景を見ているであろう、リツコたちに文句を言う。
気が滅入るほどシャワーを浴び、二人ともそれだけで疲労困憊である。
「大体なんでオートパイロットの実験でこんなに洗われなけりゃいけないのよ」
『エヴァのテクノロジーも進化している。新しい結果は常に必要なの。二人とも、そのまま進んで頂戴』
「このままーー!? そんなのできるわけないじゃん!!」
「アスカはともかく私は出来ません」
「私だって出来ないわよ!! だいたいなんでシンジだけは免除なのよ?」
本来なら一緒にするはずだったシンジ、だがここにはおらず、観測室にいるシンジに文句を言う。
『ならば、僕と一緒に実験をやるかい? アスカとレイのその美しい姿を拝ませてくれる(バキッ!!)ぐぅ!!』
『くたばれ変質者!!』
『ま、待ってユイ、まだ言い終わって!! (バキッ!)そして、僕はそんなことを(べキッ!)しないように実験から、はずれ、(ゴキッ!)ジョーク、ジョークだから(パンパンパン)し、死ぬ……』
「うん、やんなくてよかったわ」
スピーカーから聞こえてくるシンジのあまり愉快ではない声を聞きながら、アスカは脱力する。
『シンジ君がどうしても右腕の布を外せないというから実験には参加させられないのよ』
完全に無菌状態でやらないといけないので、衣類を持ち込ませるわけにいかず、結局シンジは免除と成ったのだ。だが、あっさり免除となったわけでなく、3時間以上も話し合い、その内の2時間以上はシンジの意味不明の論理であり、いい加減辟易したリツコがやむなく許可を出したのだ。
「赤木博士、今回の実験の意味は何なのでしょうか?」
『プラグスーツの補助なしでのシンクロについてデータが欲しいのよ。カメラは切ってあるから、早く準備して頂戴』
「はいはい。あと、そっちの音声も切っといてね。さっきからユイの打撃音とシンジの悲鳴が絶えないから。レイ、さっさと行くわよ、……ってどうしたのよ」
「……カメラがほしい」
「なくていい」
手をカメラのフレームのようにしてアスカを見ているレイに、アスカはさらなる疲れを覚えるのだった。
馬鹿なことを言って、士気を低下させるということでシンジは観測室の外に放り出された。
「シンジの馬鹿!! どうしてそんな阿呆なことしか言えないの!!」
シンジを監視するために一緒に外に出たユイはシンジを非難する。ただ、シンジはかなりぼろぼろになっており、ユイの説教が聞こえているかは不明である。
「使徒が来るかも知れないんだよ」
「そうだね」
ユイの歴史の中では第87タンパク壁にいた、第11使徒イロウル。だが、そこを捜索した際、見つけられなかった。マイクロサイズなので見落としているだけと思ったのだが、霊体化して捜索したギルが見つけられず、そしてランサーも捜しているはずなのだが、全く見つからなかった。
見つかりはしなかったのだが、使いをさせられたことでシンジはギルにご褒美を与えないといけなくなり、大変だったのだ。サーヴァントが3人もいながら、霊体化できるのが1人しかいないのも問題である。
「だとすると問題が多いな」
「問題?」
「場所が特定できないってことはそれだけ相手に時間を与えてしまう。しかも相手は短時間でも急速に進化できる相手。どう転ぶことになるかわからない」
「そしたら、勝てるの?」
「相手がどういう進化を取っているかで戦法が大きく変わってくる。力技だったならいいのだけど、そうはならないだろうな」
「各パイロットエントリー準備完了しました」
「テストスタート」
『テストスタートします。オートパイロット記録開始』
『シミュレーションプラグを挿入』
『システムを模擬体と接続します』
「シミュレーションプラグ、MAGIの制御下に入りました」
「おお、速い、速い!! MAGI様々だわ。初実験の時、1週間もかかったのが嘘みたいね」
高速でスクロールされているデータを見て、ミサトが歓声を上げる。
「テストは約3時間で終わる予定です」
「そう」
裸のまま搭乗したエントリープラグが妙に落ち着かず、アスカはムズかゆさを覚えていた。エヴァではなく模擬体であり、装甲もつけられていない。
(使徒が来るかもしれないのに)
捜索した結果、いないということが分かったらしいが、どこにいるか分からない分、違う怖さを感じる。
『どんな感じかしら?』
『右腕だけ鮮明な気がします』
リツコの質問にレイが答える。普段なら音声と同時に相手の顔も見えるのだが、今はプライバシーを考慮して音声だけである。
「私も。なんかそれ以外はぼやけている感じ」
『ぼやけているね。レイ、右手を動かして』
リツコの指示にレイは意識を集中させて模擬体の右腕を動かす。緩慢な動きで、物を掴むような動きをした。
「データ収集順調です」
マヤの報告と同時にディスプレイにその分のデータが高速で映し出されていく。
それと同時に、MAGIが審議を行う。メルキオール、バルタザール、カスパーの3つのMAGIがそれぞれに意見を言い合って、議論しているのだ。
「ジレンマか。造った人間の性格が伺えるわね」
リツコはMAGIの対立を見ながら、ぼんやりと呟いた。
「なにいってんの? 造ったのはあんたでしょうが」
「あなた、何も知らないのね」
ミサトに振り返り、リツコはとがめた。
「リツコが私みたくベラベラと自分の事、話さないからでしょ」
「そうね、私はシステムアップしただけ。基礎理論と本体を造ったのは母さんよ」
MAGIの審議は続いていく。
ジレンマ、人であれば絶対に持つものを持っている最高のスーパーコンピュータ。それはもはや人の代わりというより、人そのものである。
「さて、決着はついたようね」
スラータラーと獣の戦いで、ぼろぼろに壊れた屋敷。屋根や壁には大穴が開き、まともな家具はもうない。そして、ところどころに鮮血と体液がこびりついている。
汚れや傷がないのはマリアの周囲の僅かな空間だけである。
「……ば、馬鹿な」
「とってもいい策だったわよ。気配遮断が使える獣、それが1匹ではなく本当は5匹もいただなんて」
散らかった獣の死骸。最初に出てきた狼のようなもの以外に、猫、鷲、猩猩、ムカデの4体が転がっている。それぞれ、手足を引き千切られたり、胴を真ん中から断たれていたりする。
「まあ、あなたの失策があるとしたら、他のサーヴァントたちが強すぎるということかしら。悪いけど、あなたのアサシンは今回の最弱よ」
マリアの前にそびえるスラータラーこそが一番汚れている。血と毒液を浴び、また脳漿を撒き散らし、主を一切の攻撃から守りぬいた鋼の巨人。身体から蒸気を上げているため、血は固まっている。
「じゃあ、今度こそ。スラータラー」
スラータラーはその巌のような拳を叩きつける。ひっ、という声が聞こえて、声帯ごと潰れた。
拳をどけるとそこには人だったものがある。
「これで終わったわね、スラータラー。もうここに用は無いわ、撤収しましょ」
血で汚れた絨毯を歩く。服が唾液で汚れているため、衣裳部屋で手ごろな服を探す。ここまで家を破壊したのだから、これ以上何かしようが問題ないと判断したのだ。
服と、サイズの合う靴を見つけ、着替える。ゴスロリのドレスとハイヒールという普段は絶対に着ないような服だが、仮の衣装としては及第点らしい。そして、汚さないようようにしながら出て行ったのだ。
霊体化したスラータラーを伴って外へ出る。外から眺めた屋敷は大きく外観が変わっているのだが、魔術を学んでいない人間なら異常と気づけないようになっている。
学校をサボったことを少々悔やみながら、彼女は山を降りていった。
マリアは自分に必要な分の思考しか読み取らなかったので気づいていなかったが、貴泉は使徒を「3体」取り込んだといった。
かつて倒された使徒シャムシェル、ラミエル、そしてもう1体。
第87タンパク壁に付着するはずだった使徒はそこにいた。
マイクロサイズの使徒は死骸を糧に繁殖しながら、いつしか知能回路を形成するようになった。
その頭で考える。どうすれば自分の目的を達成できるか。そして、結論を得た。電話回線を伝って外に出ようとした。最初は上手くいかず、そして成功する1体が現れ、それが数を増やした。
それからは同じのことの繰り返しだった。違う環境に出るたびに淘汰され、そして適応する1体が現れる。
恐怖の使徒イロウル、それは世界に適応しながら、着実に数を増やしていったのだ。
ミニ劇場
シンジ「2スレ目とつにゅ~!! というわけで、ユイがセーラー服を着てます。あまり描写できないのが実に悔しい。でも、とんでもなくかわいい」
ユイ(セーラー服を着ている)「な、なに言ってるんだよ。シンジがどうしても着ろって言うから、仕方なく着たのに」
レイ「シンジ君。これからの展開は? ユイさんとの関係はどうなるの?」
シンジ「愚問だな。戦いは佳境に入り、僕とユイの仲はさらに進展。そして、ユイとの甘美的な、ああっ、ああっ!!! 口になんて出来るはずもない(バキッ!)グフッ!」
ユイ「シンジのばかーーー!!! 母さん、パレットライフル乱射!!」(撒き散らされる劣化ウラン弾)
シンジ「ぎゃあああああ!! セーラー服ときかんじゅうーーーー!!!」
アスカ「いや、パレットライフルだから。というか、ユイの初号機って武装ついてたんだ」
レイ「威力が弱いからATフィールド攻撃のほうが強いって言ってたわ」
アスカ「なんだ、一応は手加減しているってことね」
シンジ「それでも死ぬから!! ぎゃあああ!!」
あとがき
2スレ目ーーー!! すっげえ嬉しい!! 読んでくださる皆々様、感謝の意を表せさせていただきます。
ジレンマってFateにもありますよね。桜ルートの士郎、桜か世界かで悩みまくってたよね。
MAGIの値段はエヴァンゲリオン・クロニクルを参照しました。MAGIの建造費は高すぎるだろ。ゼーレの凄さを伺わせますな。
イロウル、なに登場する前から利用されているんだ。イロウルはワムナビの遣いを思い出させる。可愛かったな、ワムナビ。
感想、誤字脱字の指摘等、何かありましたらどうぞ。
前のスレッドの最後の感想に対する返事ですが、この板の感想のところに載せておきます。