〔敵影補足、敵影補足。第一戦闘配備。軍籍にあるものは、直ちに全員持ち場に就け!
繰り返す、軍籍にあるものは直ちに――〕
警報と共に響き渡るロメロ・パル伍長の声。
艦内に緊張が走る。ベッドに入ったばかりなのに、と喚く下士官も居た。
「ボクもそうなんだけどな…!」
リナは呻きながら個室のライトを点けた。ノーマルスーツはベッドの中では当然脱いでいて、裸で寝ていた。
シーツの下から、薄桃色の肌の幼い肢体を跳ねるように起こして、ノーマルスーツを着込んでいく。
ノーマルスーツを着込む時に前を閉じていると、ふと胸が見えた。
すんなりとした身体の上に盛られた、成長してきた膨らみかけの小さな双丘。
再び意味もなく恥ずかしくなってきて、顔が赤くなる。
(こ、これって、ブラ着けないとまずいんじゃないかな…?)
確か、ジュニア・ハイスクールの友人はこれくらいの時には既に着けていた。
母さんの話では、ブラを着けないと敏感になってきた乳首が服に擦れて痛くなるのだと。
それで戦闘に支障が出たらどうしよう…。
(え、えぇい! 今はそんなの気にしていられるか!)
しょうもないことで出撃に遅れてはたまらない。その悩みを振り切って、ノーマルスーツの襟首を閉じ、個室を飛び出す。
自分の部署に真っ直ぐ迷い無く駆けていくクルー達。本格的な戦闘に戸惑い、怯える避難民達。
食堂の前を通り過ぎたが、アカデミー生達の姿が見えなかった。別の場所に避難しているのだろうか。
リナは大して興味を持たないまま、ブリーフィングルームに向かった。
- - - - - - -
「申し訳ありません、遅くなりました!」
「遅いぜシエル少尉…じゃなかった中尉!」
上官であるムウよりも遅くブリーフィングルームに到着し、謝辞を述べながら入室したリナ。
並んで立っているのは、ムウとキラだった。
キラはテストパイロット用の青いノーマルスーツを着て、ムウと共にリナを見ていた。
「リナさん」
「キラ君……気持ちは固まったのかい?」
「……正直、まだ怖いです。だけど、戦わないと何も守れないから…」
「へえ?」
リナは表面上平静を保っていたが、内心はたいそう驚いていた。
あのときのキラは、思いつきとその場のテンションでガンダムに乗ると宣言していたように感じたからだ。
だから、次は乗らないかもしれない…そう思っていた。思っていたけれど、リナは自分の思い違いだったな、と胸中で反省した。
キラのあの決意は本物だったのだ。
訓練もしていない民間人が戦場に出られない理由は、銃器の取り扱いや戦闘技術の問題よりも、戦うことへの恐怖心が大きい。
たとえキラが優れた兵士であったとしても、戦いへの恐怖を克服していなければ使い物にならない。
逆のパターンでいえば、どこぞのテロリストだが…とにかく、それを短期間で克服したキラのことを、リナは見直した。
…少しだけリナは勘違いしているが、ここでは些細な問題だろう。
(やっぱりキラ君、君は凄いよ)
「おねーさん、感激したよ! とっととザフトを追っ払って、家でぐうたらしようっ」
「は、はいっ」
ぱしん、とキラの背中を叩く。頭を撫でたかったが、出来ないことはしないのだ。
ムウはその二人の様子を見て、微笑ましげに表情を緩めた。
(案外この二人は、良いコンビなのかもしれねーな)
だが、戦闘は雑談の時間を許してはくれない。いつまでも見ていたい気はするが、両手を叩いて切り上げさせる。
「さて、話は終わったかい? 作戦を説明するから、二人ともよく聞けよ」
「あの……」
「なんだ? シエル中尉。まだ話し足りないか?」
ムウが作戦を説明しようとして、リナが口を挟む。が、ムウは特に気分を害する様子も無く、リナに先を促した。
「ボクが乗ってるMAなんですけど、実は特殊な機能がついてるんです。作戦に組み込められたら、と思いまして」
「へぇ? 言ってみな」
- - - - - - -
「――そりゃ、すごい機能持ってやがるな」
「MAにそんな機能が!?」
キラとムウは、コアファイターの隠された機能に驚かされていた。
確かに、ありそうでなかなか無い。というかMAに付与される意味は大して無い機能だ。だが、その機能は今回は大いに役立ちそうだ。
「はい。これを上手く使えば、たとえ相手がラウ・ル・クルーゼでも不意を突かれるはずですっ」
「だけど、そんなことをしたら中尉の生命の保証はできないぜ? 特攻みたいなもんだ。いいのか?」
改めてそれを言われて躊躇う。
そうだ、この戦術を使えば確かに大きな戦果を挙げられるかもしれないが、撃墜される可能性はかなり高い。
だけど、このままだとコアファイターと自分は間違いなく役立たずになり、お役御免になる。そっちのほうが、怖い。
「……役立たずのまま艦内でくすぶってるよりはマシです。私はあくまでMA乗りですから…!」
必死な表情で訴えるリナ。それを聞いてムウは表情を明るくして、リナの肩をたたいた。
びくん、と肩を震わせるリナ。だけどムウはそれに気づかなかった。
「良く言った! それでこそだぜ! それも含めた作戦を説明するぜ!」
「はい、それと……」
「な、なんだ? まだ何かあるのか?」
ムウは戸惑った。早いトコ作戦を説明したいのだが。クルーゼ隊も迫ってきているし、短めに済ませて欲しい。
そう思ってリナを見ていると、リナが冷たい視線をよこしてきて、思わず後ずさり。
「…………セクハラです」
- - - - - - -
「と、とにかく、坊主は艦と自分を守ることだけを考えるんだぞ。
シエル中尉。自分が役に立たないなんて考えて、焦るなよ!」
ブリーフィングが終わり、格納庫のメビウス・ゼロの上でムウが二人に注意を促す。
二人とも優れたパイロットだと思ってはいるが…キラは精神面でまだ心配が残るし、
リナは、活躍の場が無いことに対してどうも負い目を感じすぎている部分がある。
「はい、大尉もお気をつけて」
「大丈夫です、ボクは正規のパイロットです。焦りなんてしませんよ!」
(そういう発言が一番心配なんだよ…)
リナの返答にムウは心の中でぼやきながら、メビウス・ゼロのコクピットに潜り込んだ。
「じゃあキラ君、また後で。
いいかい、ストライクの装甲だって無敵じゃないんだ。動き回っていくんだよ!」
「わかってます!」
リナはリナで、ついキラに何か一言言ってしまう。
それをキラはうるさげに返答するだけだった。それを聞いてリナは、またやっちゃった、と後悔した。
自分も、なんでキラに対して何か言ってしまうのかわからない。直さないとなぁ、と思いながら、自分もコアファイターに流れていく。
搭乗するコアファイターは、ボロボロに見えるように様々な傷や弾痕が描かれていた。事前にマードックに頼んでいたのだ。
この塗装が、今回の作戦に必要なのだ。それにしてもその塗装は真に迫っていて、まるで本当に被弾した残骸みたいだ。
(マードック軍曹、絵上手いな…趣味でやってるのかな)
あの頑固でむさくるしい男の意外な一面を見た思いだった。それが微笑ましくて、くす、とリナは笑みを零す。
「中尉! それで出るんですか!?」
そこへ悲鳴のような声を挙げて流れてくるのは、さっき格納庫でコアファイターについて話していた若い整備員。
確か、ロイという名前だ。素朴な顔立ちで、垢抜けない雰囲気の新米整備員。21歳と言っていたか。ボクより年下だ。
またうるさいのが来たな…と思いながらヘルメットのバイザーを上げて、そちらに向き直る。目にクマを浮かべて、夜更かしでもしたのだろうか。
「そりゃあ出るよ。これはボクのMAだからね」
「無茶ですって! フレームが歪んでいて、装甲だってもつかどうかわからないんです! 死にますよ!?」
その言葉に、引っ掛かるものを感じた。リナは不機嫌そうに眉根を寄せて、若い整備員を睨む。
「……死ぬ覚悟もなしに出撃する馬鹿はいないよ。ボクがそういうパイロットだと思った?」
「そ、そんなことはありません! 俺は、シエル中尉のことが心配で…」
「それこそ余計なお世話だよ。…出撃に遅れるといけない。下がってて」
つっけんどんに言って、まだ何か言おうとするロイ兵長を押しのけ、小さな身体をコアファイターのコクピットに納める。
(やっぱりこの見た目だとなめられるのかな……くそーっ。早く成長してくれよこの身体っ)
自分よりも年下で階級も下の整備員にまで保護者面されて、リナは憤慨しながら起動手順を行う。
エンジンをスタンバイモードで点火。各部センサーチェック。ジェネレーター出力…オールグリーン。
思ったよりいい調子だ。整備班も大した腕だな、と感心しながら操縦桿を握った。
〔こちらCIC。シエル機、発艦シークェンスを開始せよ〕
「了解。発艦シークェンス、フェイズワ……ん!?」
カタパルトデッキに繋がるハッチが開けられ、ゆっくりスロットルを開ける。スロットル微小。タキシングでカタパルトに車輪を乗せる。
そういった作業を機械的に行いながらも、戦闘管制の通信に違和感。ナタルにしては随分若いような…。いつものハスキーボイスはどうした?
サブモニターを見ると、映ってるのはアカデミー生の一人、ミリアリア・ハウではないか。
リナはいつものように発艦シークェンスを順調に行いながらも、呆然とサブモニターに映るミリアリアを見ていた。
ミリアリアは真剣な表情でサブモニターからこっちを見ている。遊びのつもりではないのだろう。が、ますますもってどういうことなのか。
「き、君は…学生の?」
〔はい、ミリアリア・ハウです。…私がMSとMAの戦闘管制をすることになりました。よろしくお願いします!〕
「よろしくって…ら、ラミアス艦長!?」
〔この子達は自分から志願して、艦の手伝いをしたいって言ってきたの。ちょうどブリッジに人手が足りなかったので、私が任命しました〕
ミリアリアに代わってマリューがサブモニターに映り、事情を簡単に説明してくれた。
いくら上官の命令や行動に対して私心を挟まないのが軍人の鉄則だとしても…これはあんまりすぎて、リナは開いた口が塞がらなかった。
自分のような正規の軍人ですら、ブリッジクルーでない者はブリッジに上がるのは制限されているというのに。そんなので任命しちゃっていいのだろうか。
〔シエル中尉。発艦シークェンスは?〕
「はっ!? あ、カタパルト装着よし、ジェネレーター出力上昇…発艦シークェンス、ラストフェイズ」
ミリアリアに言われて、反射的に発艦シークェンスの報告を行った。嗚呼、軍人の性。
〔了解。シエル機、発艦を許可します。気をつけて行ってらっしゃい!〕
「ちょっと近所で買い物気分か!? ……リナ・シエル、行きます!」
ミリアリアの言い草に突っ込みを入れながらも、コアファイターのスロットルを全開にして漆黒の虚空に飛び出していった。
- - - - - - -
(だ、だめだ。この5年間、折角厳格な軍人のスタイルを貫いてきたのに、学生達がブリッジに入ったせいで調子が狂わされそうだ…)
泣きそうになりながらも、針路をヴェサリウスに向ける。リナは緩みかけていた気分と表情を引き締め、軍人に戻る。
これから自分は死地に向かうのだ。集中力を高めていかないといけない。操縦桿を握る手に力を込め、一度大きく深呼吸。
(……よし)
一度大きくスロットルを最大まで開けて、初期加速をかける。速度がマッハ4に達したところでスロットルを引いて主機停止。
最低限のアポジモーターだけを使って、小惑星を避けながらヴェサリウスに近づいていく。
ごく僅かな電子音だけが響く真っ暗なコクピットの中、ムウが提案した作戦を思い返していた。
(ボクが隠密機動でヴェサリウスに接近して奇襲。フラガ大尉とキラ君は艦の護衛…か。
こりゃ、途中で気づかれたら死ぬな。……でも、確実にダメージを与えるにはこれが一番なんだ)
ムウと協議した結果、艦艇に効果的にダメージを与えられるのは、メビウス・ゼロよりもコアファイターだという
ことになった。
メビウスのリニアガンよりも、コアファイターのミサイルのほうが粘り気のある爆発を起こせるから、大型の標的には有効だ。
4発全てを撃ち込めば、ヴェサリウスに致命的なダメージを与えることはできなくとも、航行に障害を与えることはできるはず。
そうなれば、アークエンジェルがヴェサリウスを振り切るのは時間の問題だ。アークエンジェルは無事にアルテミスに入港できるだろう。
(そろそろかな)
予定の半分を通過した。そろそろ「あれ」をするタイミングだ。
コアファイターの右側にある「G」の刻印がなされたレバーを引く。
すると、コアファイターの翼が折りたたまれ、コクピットがぐるんと回って…胴体の腹に収まっていく。
コアファイターのパーツ合体機能だ。
この機体は、かつて宇宙世紀で運用されたガンダムの脱出カプセル兼戦闘機の役割を担っていた。
しかし、小型とはいえ戦闘機がMSの腹に収まるには、やはりサイズが大きすぎる。その問題を解決するのが、この変形機能だ。
全ての突起物は装甲板の下に収められ、キャノピーも装甲に隠れる。サイズもまた一回り小さくなる。MSの腹に収まる大きさになるというわけだ。
こうすると、もうコアファイターは戦闘機に見えることはない。ただの金属の箱だ。
しかもマードック軍曹の施したペイントで、ただの戦闘跡の残骸にしか見えなくなる。
ただこの形態に変形すると、小さなサブモニターでしか外の様子が窺えなくなるのが欠点だが…。
(予定では、ヴェサリウスがミサイルの射程に入るまで600秒! うぅ、緊張で胃が痛くなる…)
襲い来る胃の痛みに、リナはお腹を押さえて脂汗をにじませた。
リナは実戦の回数が極端に少ない。
本格的な戦闘をこなしたのは、ヘリオポリス宙域とヘリオポリスコロニー内だけ。
そう、キラと同じ回数しか実戦を経験していないのだ。
だから、リナもいくら職業軍人とはいえ、慣れない実戦にストレスがたまるのはしょうがないことなのだ。
あと、アガリ症も手伝って、コクピットの中で胃が痛くなるほど緊張していた。
(早く到着しろー!)
リナはサブモニターを、白百合のように可憐な顔立ちを歪めながら、じっと睨んで念じるのだった。
- - - - - - -
その頃アークエンジェルは、ヴェサリウスに向かって特装砲、ローエングリンを発射。同時に主機起動。アルテミスに向かう軌道をとる。
ヴェサリウスのブリッジでは、超長距離からの砲撃のために泡を食って回避行動をとっていた。
「前方より熱源接近! その後方より大型の熱量感知! 戦艦です!」
オペレーターが悲鳴のような報告をする。アデスは「回避行動!」と命令を下し、ローエングリンをやり過ごした。
クルーゼもこの行動自体が囮だとは気づかずに、アークエンジェルの早まった砲撃に嘲笑を浮かべていた。
ガモフもヴェサリウスと共に回避行動。己の位置を晒したアークエンジェルに対して仕掛けるために、4機のガンダムが続いて飛翔する。
これで、クルーゼ隊の出動可能な艦載機は全て吐き出された。クルーゼも、道楽でアークエンジェルとの戦いを長引かせているわけではない。
一気に畳み掛けるための全力出動だ。そういう呼吸はクルーゼにとって熟知していた。
(アスランが、キラという少年との友情を優先して、足を引っ張らねば良いがな)
不安材料はあるが、それを差し引いても充分にあの「足つき」を沈められる戦力だ。
あのムウがいたとしても、G兵器の特殊な装甲と火力をもってすれば仕留められるだろう。
(あとはあの四人の戦果を待つだけ、か)
「……ん?」
クルーゼが、ふとブリッジのガラスから宇宙を眺めると、残骸らしきものが漂流していた。
真四角の箱の…痛ましい弾痕や、小惑星と衝突したとおぼしき傷が刻まれている。
クルーゼは最初にそれを見ても、ただの戦闘の残骸程度にしか考えなかった。
ブリッジのクルー達も、それに対して何ら反応を示したりはしない。あれもレーダーに映っているのだろうが、
こんなに小惑星や戦闘の残骸が浮かぶ宙域で、いちいち残骸一つを見つけたからとて報告などしないのだ。
だが、妙な違和感を覚える。
(何故『綺麗な四角』なのだ?)
あれだけの弾痕や傷が刻まれているのならば、どこかが凹んでいたり欠けていたりするはずだ。
なのにシルエットは綺麗な形を保っている。まるで「人の手で修理されたもの」のように。
あまり時間を置かず、違和感が、クルーゼの中で疑惑という形に変わる。
「アデス」
「? 隊長、何か」
「10時方向に浮遊している、あの残骸を調査しろ」
「あの残骸でありますか…?」
アデスが指示された残骸を認めるも、何の変哲もない残骸にしか見えない。
クルーゼは彼の鈍感ぶりに内心舌打ちし、僅かに語気を強める。
「石橋を叩いて渡る、というではないか。…用心に越したことはない。
マシューのジンが動けるはずだ。調査に向かわせろ」
「……ハッ!」
- - - - - - -
リナが睨むサブモニターに、ヴェサリウスがはっきり大きく映るまでに接近した。
真空中だから、ヴェサリウスの外装がはっきりと見えすぎて距離感が保ちにくいが…この距離なら間違いなくミサイルが届く。
だけど、もう少し。もう少し近づけば、ミサイルは確実にブリッジに撃ち込めるのではないか。
リナは、確実に戦果を挙げるために、欲を張っていた。
自分の実力を認めさせて、英雄になりたかった。はっきり言うと「主人公」になりたかった。
だから、欲張ってどんどん近づいていく。拡大すればブリッジのフロントからヴェサリウスのクルーの顔も見えるくらいだ。
もうそろそろではないか。そう思って、「G」のレバーを押そうとした時、
ごんっ!
「!?」
機体に重たい衝撃。リナはびっくりして、サブモニターを後方の画面に切り替える。
画面いっぱいに映るモノアイ。こちらに伸ばされている巨大な手。――ジンだ!
「………!!」
リナは咄嗟に「G」のレバーを押すが、ギシ、と機体が軋むだけで反応しなかった。
「な、なんで!?」
こんなときに、と悲鳴を挙げる。サブモニターを切り替えていくと、ジンに頭を押さえられているのがわかった。
抱きつくようにしてこの機体に腕を回していたのだ。
本来なら、ジン一機に押さえ込まれている程度では変形を抑え込まれるほどヤワな構造をしていない。
しかし、機首のフレームが致命的に歪んでいるところを、格納庫で調子に乗って何度も変形させていたせいで、
整備員も気づかないところで、変形機構に致命的な障害を生んでしまったのだ。
リナが焦っている間にも、サブモニターでジンのモノアイが妖しく輝いていた……
※
以上でPHASE 11をお送りしました。ここまで読んでいただきありがとうございます!
リナ、またしてもピンチ。なんて迂闊なリナ。大丈夫かこの主人公。
日常パートで退屈させてしまって、申し訳ありません。皆さんは、きっと本格的な戦闘を楽しみにしてるのに!
でもF91の小説は、もっと戦闘がありません。びっくりですね!
まあ冨野先生だから許されるのでしょうけど。私なんぞが真似していいものでもなく…っ
メイソンのクルーがなんでAAのクルーにならなかったのかとか、なんでユーラシア連邦のアルテミスに行ったのかとか、
ここらへん確かに疑問浮かびまくりますよね。ご指摘ありがとうございます。
私なりにその理由を考えてます。その理由に関しては、アルテミスに着いたくらいに説明しようかなぁ考えてます。
これからも皆さんに愉しんでいただけるよう、皆さんの意見や感想を参考に書いていきたいと思います。本当にありがとうございます!
次回! 知らない人についていっちゃいけないって学校で言われてたでしょ!(長
それでは次の投稿もよろしくお願いします(礼