※注意
ここの蜘蛛男は、ニコニコMADを基にしたスパイダーマです。本家東映版スパイダーマンとは似て異なる存在ですのでご注意ください。
───ビルの谷間の暗闇に、きらりと光る魔力の刃
───安らぎを捨て、全てを捨てて、母のために空を駆ける
───そんな少女と、一匹の使い魔。
───そしてその少女たちを救った一人の男
「あなたは……一体っ」
少女はそう言うと、黄色に光る刃を出す斧をその男に向ける。使い魔の狼も警戒をさらに強くするように姿勢を低くして今にも飛びかかんばかりだ。
「……ふっはっはっはっは、はっはっはっはっはっはっ!」
突如笑いだす男、暗いビルの谷間に居るおかげで姿かたちはよく見えないが、どうやら全身タイツのようなバリアジャケットを着ているようである。
「な、何がおかしいんですかっ!!」
「フェイト……こいつ変だよ、魔力が感じられない」
いや、そのきているものは魔力で作られた衣、バリアジャケットではなかった。
少しずつ少女たちの目が暗闇に慣れ、男が来ている服が赤と青、そして黒いクモの巣のようだということが分かる。
「で、でもさっきたしかにジュエルシードの憑依体を───」
───ツクテーンッ!
「えっ?」
「な、なんだいこの音は!?」
今ここはあの白い魔法使いのフェレットが作ったであろう結界内、もうすぐあの白い女の子もここにたどり着くであろうが、ここには今男と少女たちしかいない。
しかしなぜか聞こえた謎の音、少女たちは目の前の笑う男の仕業と判断し、さらに警戒を強める。
「ったく、あんた……何もんだいっ!!」
使い魔が苛立ちを含めた質問をかける。すると目の前の男はかがんだようなポーズから何通りかのポーズをとった後、こう、名乗った───
「地獄から来た男……スパイダーマッ!!」
───デッテテーン デデデンッ デデッテデッーーーーーデケデンッ!!
ついかっとなってやってしまいました、反省はしていません。
追記
>音楽
すっかり忘れていました、ちょっと蜘蛛男動画10ループくらいして頭冷やしてきます
>東映版じゃない
ごもっともです、事前に注意書きしておけばよかったですね……すみません。
題名の一部と、この本編の最初に注意書きを追加しておきました。