はじめまして、金木犀(きんもくせい)と申します。
本文をお読み頂く前に、以下の点をご確認下さい。
・本作は、「とある魔術の禁書目録」及び、「とある科学の超電磁砲」の二次創作です。
・主人公は、佐天涙子です。
・佐天涙子と初春飾利の大冒険を描こうと思っております。
・(筆者の主観ですが、)原作の世界観を壊さない範囲で、オリジナル設定を追加しております。
・オリジナルキャラは出さないで頑張りたいです。
・筆者は、かなりの遅筆です。忘れたころに舞い戻ってきます。
・シスコン・ブラコン設定があります。キャラ崩壊と思う方もいらっしゃるので、ご注意ください。
・2011/02/06 改訂版順次投稿
・本作は、同時に『小説家になろう』様にて投稿しております。
なお、誤字脱字はもちろん、御指摘がありましたらどうぞ御遠慮なく教えて下さると幸いです。
以上、よろしければ時間つぶしにお楽しみください。
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更新履歴
2010/11/22 投稿(プロローグ&第一話&第二話)
2010/11/23 投稿(第三話、第四話)
2010/11/25 タイトル変更
2010/12/12 投稿(第二部プロローグ)
2010/12/14 投稿(第五話)
2010/12/18 投稿(第六話)
2011/02/06改訂版投稿(プロローグ&第一話)
2011/02/11改訂版投稿(第二話)
2011/03/02改訂版投稿(第三話)
2011/03/16改訂版投稿(第四話)
2011/03/21改訂版投稿(第五話)
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プロローグ
『――――園都市に見つかっ――――作戦―――敗し――予定を――――撤退する――』
近くで、争う音がした。
何かが爆発したり、誰かが叫んだり、怒声を浴びせたり。
でも、聞こえなかった。
何も、聞こえなかった。
だって。
だって、これは『幻想』だから。
大好きな香水とシャンプーの香りに、鉄の嫌な臭いが混じるなんてこと、ありえない。
でも、これは『幻想』だから。
『幻想』だから、目の前で、自分のよく知る女性が倒れていて。
おびただしいほどの、生温かい赤い液体を撒き散らしていて。
それなのに、『幻想』だから。
幸せそうな顔をして、このヒトは、眠っているんだ。
こんな街の往来で。
雨の中。
だから。
だからさ。
こんな世界、こんな『現実』―――――あたしは、認めない。
絶対に。
絶対に。