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No.2440の一覧
[0] ああっ女神さんっ その1[かいず](2007/12/24 16:51)
[1] ああっ女神さんっ その2[かいず](2007/12/24 16:54)
[2] ああっ女神さんっ その3[かいず](2007/12/24 16:55)
[3] ああっ女神さんっ その4[かいず](2007/12/24 16:57)
[4] ああっ女神さんっ 「女神のブートキャンプ」その1[かいず](2007/12/26 01:58)
[5] ああっ女神さんっ 「女神のブートキャンプ」その2[かいず](2007/12/26 02:00)
[6] ああっ女神さんっ 「女神のブートキャンプ」その3[かいず](2007/12/29 10:32)
[7] ああっ女神さんっ その8[かいず](2008/01/12 02:54)
[8] ああっ女神さんっ その9[かいず](2008/01/24 02:12)
[9] ああっ女神さんっ その10[かいず](2008/02/05 02:02)
[10] ああっ女神さんっ その11[かいず](2008/01/24 02:24)
[11] ああっ女神さんっ その12[かいず](2008/02/05 02:21)
[12] ああっ女神さんっ その13[かいず](2008/02/15 01:15)
[13] ああっ女神さんっ その13 修正・追加版[かいず](2008/03/17 02:37)
[14] ああっ女神さんっ その14[かいず](2008/03/25 02:00)
[15] ああっ女神さんっ その15[かいず](2008/03/27 01:52)
[16] ああっ女神さんっ その16[かいず](2008/03/31 02:49)
[17] ああっ女神さんっ その17[かいず](2008/04/06 02:58)
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[2440] ああっ女神さんっ その1
Name: かいず◆19b471f3 ID:79663dda 次を表示する
Date: 2007/12/24 16:51
本作の時間は、アシュタロス戦のすぐ後ぐらいで考えております。
主人公は、我らが横島忠夫です。
俺は、彼のこと好きだなぁ。
(ホモい意味ではないっす、注意してくださいっす。ああっ信じてっす!)




ここは、東京都練馬にある俺のアパートの一室。
六畳一間で風呂なしの部屋である。
しかしながら、狭いながらも大切な俺の城なのだ。

今はまだ、外は薄暗い。
ふと目を覚ました俺は、布団にもぐりこんでまどろんでいた。
昨日の夜も寒くてたまらんかったが、
今朝もさみーなぁ。

うう、ここんところ美神さんが「仕事よ、仕事ーっ。金儲けよー!」
と張り切りまくっとるから、
こちとら身体のアチコチがボロボロやしなぁ。
アシュタロス戦の時は、ほんと仕事どころやなかったもんなぁ。
仕事の方はまた軌道にのってきたけれど、アルバイトの俺はしんどいわ。
あの人、俺をとことんコキつかうしな。
うう、眠い、だるい、しんどい。
まだ暗いし、もう少しは寝ていられるな。
うう、さむさむ。
俺が、ペラペラの掛け布団と毛布を自分に丸め込んで、
もう一眠りしようとした時、いきなり敷布団が引っこ抜かれた!

「起床ーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!」

俺が寝ている敷布団が、光速で引っこ抜かれた反動で、ギュイーンと空中で4回転した後、
畳に落下。ドスッと後頭部を強打した。この後頭部着地は、かなりの高得点が予想される。予想されるんか!
今の俺は、新春かくし芸大会のマチャ○キのテーブルクロス引きの技のあと、倒れないワイングラスみたいにな感じになっているのか。
失敗したワイングラスのように割れなくて良かったよな、俺の頭。
俺の布団を引っこ抜いた相手は、まだ薄暗い部屋の蛍光灯を点け、畳の上でゴロゴロと悶絶する俺を下ろしながら言い放った。

「横島っ!貴様たるんどるぞ!戦士たるもの、いかなる場合でも、緊張感を持ってなければ
ならんのだ、肝に命じておけっ!」

俺が見上げると、そこには上下に黒のジャージを着たワルキューレがいた。
あいかわらず厳しい顔してんなー。
う、金色の瞳が俺をニラみ倒してるっ。
でも、めっちゃ美人さんなんだよなー、この人。
この切れ長の目に長いまつげ、小さめの唇もぞくぞくするっす。
しかもスタイルも抜群で、モデルとかやったら誰もかなわないんじゃないやろか。
美人のおねーさまは、大好きやわぁ。
ああ、俺はっ、俺はっ~。

俺の思考がハフンハフンしてふと我に返ると、そのワルキューレは、すぐさま俺が丸まっている毛布を引っ剥がそうとする。

「あ、こ、こらー!あんたなぁ、いきなり心臓に悪い起こし方すなーっ。まだ外は暗いし、寒いやろがっ!
あんたらは平気かもしれんが、俺は疲れとんのじゃー!寒いんじゃー!眠いんじゃー!」

必死に抵抗する俺だが、ワルキューレは平然としている。

「何をいう、これは貴様のためを思ってのことだ。規則正しい生活こそが、戦士たる勤めだぞ。
貴様も早く軍のやり方に慣れた方が良いぞ、分かったか?」

そういって、グーンと強引に俺の最後の砦、毛布をひっぱがす。
うぐぅぅわ、寒っ、寒いぞおいーっ。


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